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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 御堂と結ばれて、半年程度が経過した、ある春の日。
 週末にいつものように…恋人である御堂の部屋に訪れて、克哉は
熱い時間を共に過ごしていた。
 時計の針はすでに日付変更間際に達している時間帯。
 仕事から上がって、真っ直ぐ部屋に戻った途端にベッドに連れ込まれ…
克哉はシャツ一枚の格好で…後ろで両手を拘束されて…アイマスクをされた
状態で…ベッドの上で大きく足をM字開脚させられていた。

「良い眺めだ…克哉。君のモノが厭らしく蜜を垂らして…欲しい、欲しいって
私に強請っているかのようだな…?」

「そ、そんな…事、は…んぁ!」

 ペニスの先端を握りこまれて、カリの部分を執拗に擦り上げられると
克哉の身体は大きく悶え始めていく。
 快楽の度合いが強まる度に扇情的に赤く染まっていく肉体に…
御堂は魅了されていた。

 グッチャ…ネチャ…ヌチャ…グチュ…

「孝典、さん…ヤダ、音…」

 イヤイヤするように克哉が頭を振るが…御堂はそんな仕草をしても
逆に強請られているようにしか感じられなかった。

「…今、ここで止めたら…君のコレは…もっと嫌だと思うんだがな…?
私の手の中ではもっと…と強請り捲くっているぞ…?」

 言葉での責めに、更に克哉の顔が耳まで赤くなっていった。
 それ以上、快楽で頭がぼうっとなって…反論の言葉が思いつかずに
荒い呼吸だけを繰り返して、喘いでいく。

 はあ…はあ…はあ…はあ…。

 完全に視界が閉ざされた状態で、自分の荒い吐息だけが…
部屋中に木霊していた。
 今の克哉は、アイマスクを施されて…自分の身体がどんな事になっているのか
何も見る事が敵わない。
 見えないせいか、感覚が鋭敏になっている気がする。
 まるで全身が性感帯に変わってしまったかのようだ。

「克哉…物凄く震えているな…。そんなに感じているのか…?」

「はっ…ぁ…」

 自分の股間に熱い吐息と、声が掛かっていく。
 そのまま太股の内側に吸い付かれて…そのまま足の付け根から
鼠経部にかけてをやんわりと撫ぜ擦られて…自分の大きく膨張した
ペニスの先端を含まれて、軽く吸い上げられていく。

「ひゃう!」

 たったそれだけの刺激に克哉の身体は大きく跳ねていく。

「…相変わらず、感度が良いな…君は。それに目隠しをしてて…
いつもよりも敏感になっているんじゃないのか…?」

「……ん、はっ…そんな、事は…」

「嘘つきだな…ここはこんなに、ビショビショにしている癖に…」

「―っ!」

 自分の足の間にそそり立っているモノを、唇を窄められて…もっとも
感じる部位を強く刺激されればそれだけでどっと先走りが溢れていく。
 御堂の唾液と…自分の蜜が交じり合う音が酷く淫靡だ。

「…んんっ! やっ…気持ち、良い…!」

「…やっと嫌、ではなくて…素直になってきたな…。そうだ…そうやって…
君は私の与える快楽を享受して…よがっていれば良い…」

「…あっ!」

 足を大きく開かれると、そのまま強引に身体が割り込んでくる感覚がする。
 自分の上に覆い被さってきている御堂の吐息もまた、酷く熱く荒く感じられて…。
 今は顔を見る事が敵わなくても、その気配と呼吸音だけで…自分の痴態を
見て…この人が欲情してくれている事が伝わってくる。

「…触れてもいないのに、君のここは…淫らに収縮を繰り返しているな…。
これなら、すぐにでも挿れて大丈夫そうだ…」

「そ、んな事は…ひゃあっ!」

 入り込んできた御堂のペニスはたっぷりとローションで潤っていたせいか…
すんなりと克哉の中に入り込んでくる。
 今ではすっかり受け入れ慣れた相手のペニスを…克哉の内部はあっさりと
ズブズブと飲み込み…早くもキツく締め付けていった。

「…もう私をこんなに深く飲み込んで…。本当に…君のココは…貪欲で
いやらしいな…」

「そ、んな…事…はっ…! 孝典、さんの…だから、です…っ! オレが…
貴方を、欲しいと…思ってる、から…っ!」

 御堂の下で悶えながら、必死の様子で…そんな殺し文句を訴えていく姿は
本当に愛らしくて仕方なくて。
 こうやって抱いている最中…このまま抱き殺してやりたくなるくらいに…
こちらの心を煽っていく。

「…本当に君は、可愛いことを言うな…。そんな事を言われると、もっと…追い詰めて
啼かせてやりたくなる事くらい…判らないか…?」

「えっ…あはっ!! や…其処…擦りながら、弄らないで…っ!」

 御堂が、前立腺の部位を探り当てて其処を念入りに擦り上げるのと同時に…
ギチギチに張り詰めた性器を弄り始めたものだから…克哉にとっては堪った
ものではなかった。

「違うな…君はもっと、ここを…と身体では訴えている癖に…嘘つきな唇だな…」

 相手が追い詰められて、自分の腕の中でよがればよがるだけ…御堂の中の
欲望や嗜虐心の類は満たされていく。
 さっきから、否定的な言葉ばかり言う唇を強引に塞ぎ…口腔も同時に
熱い舌先で犯していく。

「んっ…んはっ…ぅ…ううっ!」

 深い愉悦が繋がっている場所から瞬く間に広がって…苦しそうにしながら、必死に
その強烈な感覚に耐えていく。
 快楽を与えれば与えるだけ…克哉の中は淫らに、激しく…体内にある御堂のモノを
締め付けてくる。
 甘美な感覚が、脊髄を走り抜けて…相手がもっと欲しくなっていく。
 乱暴に掻き抱いていくと…その度に、ビクビクビクと…克哉の全身が震え上がっていった。

「…やっ…! 孝典、さん…も、腕…解いて…っ!」

 御堂の体重が掛かる度に、後ろで一つに纏められた両腕の…縛られた箇所が
食い込んで痛みを訴えていく。
 それにこんな風にされていたら…愛しいこの人にしがみつけない。
 そう思って…懸命に頼み込んでいくが…今は克哉を貪るのに夢中になっている御堂が
そんな申し出を聞いてやれる訳がない。

「駄目だ…今は、君のココを…たっぷりと味わいたい、からな…っ! 止めてなど、
やれる訳が…ないっ!」

「そ、んなっ…やっ! ダメ…ですっ! 其処ばかりだと、オレ…もう…おかしく…っ!」

 御堂の手の中にある克哉の性器が限界を訴えて、激しく震えていく。
 それと同時に…締め付けも厳しくなって、内部に納まっている御堂の性器も…大きく
膨張して、大量の先走りを内部に溢れさせていた。
 腰を動かす度に…接合音が激しく室内中に響き渡り…お互い、全身は汗でびっしょりに
なっていた。
 それでも…お互い衝動のままに腰を使い、快楽を追い続けていく。

「おかしく…なれば、良い…! 君が乱れる様を…私は、見たいのだからなっ…!」

「んはっ!!」

 一層奥深くを抉られるように突き上げられれば、克哉は耐え切れずに一足先に
達していく。
 その瞬間…ペニスの先からドバっと大量の白濁を放出して…御堂の腹部を
汚していった。
 同時に凶悪なくらいにこちらを締め付けて…脊髄が蕩けるのではないかと思うくらいに
御堂にも強烈な射精感が襲い掛かってきた。

「克哉っ…もう、イクぞ…っ!」

 そう宣言して、眉を歪めて…彼もまた、熱い精を克哉の中に解放していく。

「ふっ…はぁぁぁっ!」
 
 達して間もない内に、自分の最奥に御堂の精を注ぎ込まれて…克哉の身体が
歓喜に震え続けていた。

「あっ…ぁ…」

 あまりに強烈な感覚に…克哉は、頭が真っ白になっていくのを感じた。

(ダメだ…意識が、少し…朦朧、とする…)

 今夜の彼はいつもよりも少しだけ意地悪で…その分だけ深い快楽を
感じてしまっていた。
 縛られた腕は酷く痛むし、ミシミシと訴えているけれど…アイマスクを
しているせいで、目を凝らしても黒い闇だけしか広がっていない。

(今、孝典さん…どんな、顔を…しているの、かな…?)

 自分をこんなに酷く抱いた男が、イった直後にどんな顔をしているのかが
少しだけ気になったが…外したくても、両手の自由が利かない状態では
それも敵わない。

(良いや…少し、だけ…)

 もがいて、腕に巻かれたタオルを取るように少し足掻いてみたが…外れる
気配を見せなかったので…結局克哉は…快楽の余韻に浸りながら…一時、
静かに意識を手放していった―

 
 

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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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