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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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  強烈な酸味が口いっぱいに広がるのと同時に、軽い眩暈を覚えた。
  電灯さえ点けられていない真っ黒な企画室の中で…眩い雷光が走り抜けていく。

「っ!!」

 雷鳴が鳴り響いた瞬間に、闇の中に鮮やかに浮かび上がる長身の男のシルエット。
 何者かがいつの間にか…扉を開けて、入り口の方に佇んでいた。

(…あれは、やっぱり…もう一人の、俺か…? それとも本多が少し早く起きて俺を探しに
来てくれたのか…?)

 コツ…コツ…コツ…コツ…。

 固い床の上に、革靴の音が反響している。
 一歩一歩、近づいて来る度に心臓がバクバクと荒い脈動を刻んでいた。

(…誰、なんだ…)

 振り返る事も出来ずに、克哉はその場に硬直していた。
 そうして…ふいに背中に暖かい温もりを感じた。

「…久しぶりだな。もう一人の…『俺』…」

「…やっぱり…お前、か…」

 脇の下から腕を通されて、しっかりと背後から抱きすくめられていく。
 その声を聞いて、確信する。
 今…自分を腕の中に閉じ込めているのは…眼鏡を掛けて、人格が変わっている
もう一人の自分自身だという事を。
 周りの視界が利かないからだろうか…相手の息遣いや、気配が前回よりも
はっきりと感じ取れて…それが余計に、克哉の緊張を作り出していた。

「…つれないな。俺以外に…誰が来ると考えていたんだ…?」

「………っ!」

 ふいに背後の男に、耳の奥に舌を差し込まれて…悪寒にも似た感覚が強烈に
駆け抜けていく。
 背後から前面に回された腕はいつしか…克哉の胸板周辺を辿り、こちらの
胸の尖りを探り始めている。
 明らかに性的な色合いを帯びた手つきに…克哉はぎゅっと目を閉じるしかなかった。

「…はぁ…や、め…」
 
 と、言いかけて…抵抗しようとしたが、とっさに頭を振る。
 前回…同じように会社内で襲われた時は、突然の事態に頭がついていかなかった。
 しかし…今回は違う。承知の上で…彼を呼んだ筈だ。
 身体を差し出して、彼の望む『対価』を払えば…この傲慢な男に手伝って貰えると。
 そうする事で…一緒に泊り込みをやっている本多や片桐部長の負担が減るのならば
構わないと…そう覚悟したのではなかったのか。
 …そう逡巡して、抵抗の手を止めると…眼鏡の方は不思議そうな顔になった。

「…ほう? 今夜は抵抗、しないのか…? やっと自分の欲望に忠実になる気に
なったのか…?」

「…抵抗は、しないよ。その代わり…俺の身体を自由にする代わりに、今夜も
俺の今やっている仕事を…手伝って欲しい。その為の対価なら…支払うよ…」

 その物言いに…眼鏡は一瞬瞠目し…すぐに面白そうに不敵に笑う。

「…ほう。イイ根性をしているな…俺を、お前ごときが利用しようとしているのか…?」

「利用、じゃない…協力を…求めて、いるだけだ…。悔しいけど、お前の能力は
確かに高いし…正直、今回はお前の手を借りないと期日までに間に合いそうにない。
…それに少しでも手を貸してもらえれば…本多や片桐部長の負担だって少しは減るし…」

「…ほう。それで己の身を差し出して…仲間とやらを助けようというのか。
…大した自己犠牲精神だな。…ヘドが出るくらいに…」

 ふいに眼鏡が克哉の臀部の谷間に、スーツズボン越しに硬くなったモノを擦り付けていく。
 その感覚にゾクン、と震えながら…男の手は克哉の首筋や胸元を執拗に撫ぜ上げ…
やや乱暴にこちらのシャツのボタンを外しに掛かっていた。

「ん、んんっ…ひゃ!」

 露になった胸肌の突起にふいに爪を立てられて…鋭い声を克哉が漏らしていく。
 その後に両手で押しつぶすように刺激されては堪らない。
 あっという間に胸の粒は育ちきって…硬い弾力を伴いながら男の指を弾き返していった。

「…お願い、だ…お前の、協力が…欲しい、んだ…」

「…そこまで望まれれば…まあ、相手がお前だろうと…悪い気がしないがな。
しかし…それじゃあ…ただお前を犯すだけでは…対価が足りないな…」

「なっ…! そんな…じゃあ、何をすれば…良い、んだよ!」

 克哉が慌てふためいて問いかければ、眼鏡の方はその様子を愉しそうに眺めていた。
 …二人の間に、沈黙が落ちていく。
 眼鏡の方に痛いぐらい…胸の突起を摘まれて、こねくり回されて…臀部に欲望を
擦りつけられた状態で…やや生殺しになりながら、克哉は相手の言葉を待っていった。

「…そうだな。俺に…たっぷりと奉仕をして貰おう。まずは…衣類は全て脱げ…
話は、それからだ…」

「…奉仕って、何を…すれば、イイんだ…?」

 見当がつかない、そんな様子で克哉が問いかければ…傲慢な男は、悠然と
微笑みながら…耳元で囁きかけた。

「俺の性器を…お前の口で…存分に、愛せ。それが奉仕だ…それも今回の対価に
入れさせてもらおう…」

「なっ…!」

 反論の声を漏らした瞬間、今度は…服の中に手を忍び入れられて問答無用で
硬く張り詰めた状態のペニスを握り込まれていく。
 先端を軽く爪先で抉られて…その強烈な感覚に、克哉は抗う事が出来ずに
身を大きく震わせて堪えるしかなかった―。

 
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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