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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ※2012年9月6日より開始した眼鏡×御堂に克哉が絡んでくる
形式の話になります。
  三角関係や恋愛主体ではなく、眼鏡や克哉の心理や葛藤に
焦点を当てた話になりますので了承した方のみ目を通して
下さいませ。


 御堂の快感を引きずり出すように、硬く閉ざされている中をじっくりと
指先で解していく。
 指の腹で前立腺の部位を探り当てて、こすりあげていく度に顕著にその
身体が跳ねていった。
 
「んんっ…うっ…はぁ…」
 
 何かを必死に堪えるような表情を浮かべる御堂が、酷く艶めいて見えた。
 その度に、克哉の背筋も痺れに似た感覚が走り抜けていった。
 愛しい相手を、自らの手で乱して感じさせている事実に興奮していた。
 特に御堂のような力強くて、人一倍プライドが高い人間がこちらに身を委ねて
くれている事実に、強い満足感が広がっていった。
 解す行為を続けている内に、最初は硬かった内部が緩やかに柔らかくなって
いくのを指先から感じていく。
 それに伴い、相手の顔も熱っぽいものへ変わっていった。
 
「克哉、もう…焦らすな…」
 
「…これだけ丁寧にやっているのは、お前を傷つけない為だぞ…孝典?」
 
「そ、んなの…分かって、いる…。けど、もういいから…早く、してくれ…君が、欲しい…」
 
「…俺もだ。孝典が欲しくて…堪らない…」
 
「えっ…?」
 
 相手を焦らして、徐々に追いつめていくのも楽しかったがこんな風にストレートに
求められてしまったら、克哉の理性のタガも外れていった。
 二週間、抱き合えなくて…欲求不満を募らせていたのはこちらだって同じだった。
 
「…俺も、この二週間…あんたを抱きたくて、たまらないのを我慢していたんだ
…同じ、だろ…?」
 
「ああ、そうだ…」
 
 克哉が余裕ない表情で本音を漏らしていけば、綻ぶように御堂が微笑んでいく。
 日頃、険しい顔か難しい顔か、凛とした表情ばかり浮かべている彼が
微笑すると、こんなにも柔らかい顔になるという事を周りにいる殆どの人間は
知らないだろう。
 滅多に見れないのは恋人である自分でも同じだった。
 こうして抱き合う合間に、時々見れる程度で…だから見る度に胸が熱くなって、
どうしようもなくなっていく。
 
「お前が欲しい…」
 
「あっ…」
 
 両足を大きく開かせて強引に割り開かせていくと同時に、勃起した性器を
あてがって腰を深く沈めていく。
 相手の熱い内壁に奥まで挿入していくと…たったそれだけでも達して
しまいそうになる。
 
「相変わらず…お前の中は熱くて、気持ちいいぜ…本当に最高だ…孝典…」
 
「…君だって、凄く熱いじゃないか…火傷、しそうになる…」
 
「そりゃ、あんたを求めてこうなっているんだ…散々、俺に抱かれている
んだから…分かるだろう…?」
 
「ふっ…ううっ…あっ…」
 
 正面から抱き合う格好になりながら抽送を繰り返していく。この瞬間だけは、
御堂を貪るように激しく抱いている時だけは余計なものがよぎることはなかった。
 こちらが動く度に、御堂の表情が快感によって歪み…必死にしがみついてくる。
 その度に、こちらも満たされていくのを感じる。
 さっき一度放った筈なのに、いつの間にか硬度を取り戻した相手のペニスを、
こっちの腹部でこすりあげていくように意識していくと…更に御堂の身体が、
痙攣するように小刻みに震えていった。
 
「うっ…はっ…あ、ああっ…!」
 
「…イイぜ、感じている…あんたの顔、凄く…そそる…」
 
「バ、カ…言う、なぁ…あっ…くぅ…!」
 
 御堂は、抱いて乱れている時ですら…時折抵抗するような言葉を
喘ぎの合間に紡いでいく。
 完全に屈服したり、従順したりしない。
 …そういう男だからこそ、克哉にとってはは…抱く度に何とも言えない
支配欲を覚えて、たまらなくなるのだ。
 パンパンという、肉同士がぶつかりあう音が部屋中に響いていった。
 少しでも長く相手と繋がっていたい気持ちと、早く頂点に達して御堂の中に
情熱を注ぎ込みたい矛盾した欲求を同時に抱いていく。
 相手の口腔を犯すように、再び深く口づけて舌を絡ませあっていく。
 息苦しくなるぐらいに濃厚なキスを交わしていくと、背筋がゾクゾクする程、
気持ちが良くて蕩けてしまいそうだった。
 
「孝典…も、う…イク、ぞ…」
 
「ああ、私、も…うあっ…!」
 
 お互いに余裕のない顔を浮かべていきながら、夢中で腰を振りあって
快感を追い求めていく。
 息が乱れて、徐々に頭が真っ白になるのを感じていく。
 相手の身体にしっかりとしがみつくように抱き合っていく。
 少しでも相手に近づきたくて、感じたくて…腕に力を込めていきながら腰を
揺らし続けて…ついに頂点に達していった。
 
「ふっ…ああっ…!」
 
「くっ…!」
 
 お互いに息を詰めていきながら、控えめに声を漏らしていった。
 ほぼ同じタイミングで達していくと、克哉の腹部には白濁が飛び散り…
御堂の中には相手の精が勢い良く注ぎ込まれていく。
 心が、満ちて…幸福感が広がっていく。
 
(お前が、愛しい…孝典…)
 
 言葉には出さなかった。
 けれどその気持ちを噛みしめて、呼吸を整えていきながら相手の身体を
しっかりと抱きしめていく。
 
―何故、俺は以前にあんな馬鹿な真似をしたのだろうか…
 
 欲望を吐き出して、冷静さを取り戻すと同時に…胸の中に黒いインクの
染みのように、そんな後悔の念が浮かび上がっていく。
 
(また、だ…)
 
 ふとした瞬間に、暗い思念が最近良く浮かび上がっていた。
 その苦い顔を見られたくなくて…克哉は相手の肩に顔を埋めて、己の顔を隠していったのだった―
 
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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