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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ※これは御堂と克哉のカップルがふとしたキッカケで
男性用の下着を扱っているサイトを見て…という感じの
お話です。
 妙にエロい感じの会話と雰囲気の話なので了承の上で
お読みください。


―近い内、一緒に私が良く利用しているジムのプールに出掛けよう

 御堂と正式に恋人関係になってから数カ月。
 克哉はその言葉を受けて…新しく水着を買う事に決めた。
 まだちゃんと付き合い始めてからそんなに時間が経っていないし…
御堂の言動や行動に、一喜一憂している部分もある。
 お互いに働いている職場も違うし、終業時間も異なる。
 本日は自分の方が早く上がり、御堂はかなり遅くまで残業するとメールで
連絡が来たので…合鍵を使用して部屋にお邪魔させて貰い、二人分の
夕食を準備していった。
 けれど食事が出来あがっても、まだまだ御堂が帰宅する予定時間までは
結構あった。
 週末は御堂のマンションで一緒に過ごす、というのがパターンになっていた。
 部屋の中にある品も、自由に使って構わないと言われている。

(…御堂さんが戻って来るまで、後…30~40分ぐらいあるよな…)

 克哉は携帯で時間を確認して、自分がその時間をもてあましている事に
気づいていった。
 御堂にMGNに移籍するように声を掛けられて…今はその準備を進めているが、
一通りそれらの件が片付くまではもう少し時間が掛かるだろう。
 交際するようになっても、共に過ごせるのは主に週末ぐらいしかなく。
 早く会いたいと待ち望む心と…その時まで、もう少し待たないといけないという
気持ちがせめぎ合っているのが判った。

(何にもしないでいると…必要以上に不安になってしまうな…。あ、そうだ…
この間、御堂さんにプールに一緒に行かないかと誘われた訳だし…
新しい水着でも見てみようかな…)

 御堂の使用しているディスクトップパソコンは、克哉用のユーザーアカウントを
作成して貰っているので事実上、自由に使える。
 けれど御堂が傍にいるとイチャついたり…抱きあう方が優先になってしまうので
殆ど使った事はなかった。
 水着を新調したい、と望んでもなかなか仕事返りに水着売り場に立ち寄れる
ものでもない。
 けれどせっかく大好きな人と出掛けるのだから…その辺は気合いを入れたいと
考えて、克哉はパソコンが置いてある部屋へと向かっていった。
 定期的にハウスキーパーを入れていると言っている御堂の部屋は、どの部屋も
キチンと整理整頓されて…機能的になっている。
 パソコンは御堂が書斎として使っている部屋に置かれていて…克哉は電源を
入れていくと…たどたどしい動きで、パスワードを入力していった。
 ログインする為の手順を完了させ、暫くディスプレイをにらめっこしていくと…
トップ画面が表示されていった。
 インターネットを繋ぐ為のアイコンをクリックしていくと…検索エンジンを選択して
キーワードを打ち込んでいった。

「えっと…男性用水着、通販…と。これで良いサイトが見つかるかな…」

 そう選択した時は、まだ平静でいられた。
 そして表示された検索結果のトップの方に表示されていた男性用下着を
中心に扱っている店を何気なく選んでいくと…次の瞬間、絶句した。

「うわ…」

 そのサイトにはトップ画面にすでに何点も、男性モデルが下着や水着を
つけている写真がアップされていた。
 筋骨隆々とした逞しい身体をした男性の腹部から太股に掛けての部分が
クローズアップされていく。
 途端に生々しいものを感じて、息を飲んでいった。

(み、水着を早く見よう…その為にこのサイトに来たんだし…!)

 そうして慌ててマウスを操作して、水着という単語をクリックしようとしたら…
その上にあった「エレガンス」という単語を間違えて押してしまった。

「わぁ!」

 そしてその画面いっぱいに並ぶ、男性下着とは思えないデザインの
数々を見て…思わずパソコンの前で硬直してしまった。

「な、何だこれ…男が、こんなデザインの下着を本当に見に着けるなんて…
とても信じられないんだけど…」

 画面には紐パンツやレースを使用して華やかなデザインのものや、シースルー…
それに殆ど危険な部位だけをギリギリ隠しているに過ぎないものなど…克哉から
したら際どすぎる代物ばかりが並んでいた。
 妙に性器が浮かび上がって強調されている感じのものまであるし…透けている
ものに至っては、これは人に見せたら確実に犯罪レベルだろう…というものまであった。

「………凄いな、これ…」

 一瞬、御堂がこんな際どい水着を着たら…というあらぬ妄想が脳裏をよぎって、
迂闊にも下半身が反応しかけた。
 
(な、何を考えているんだよオレってば…! 御堂さんがこんなデザインの物を
身につける訳がないじゃないか…!)

 そうして、慌てて男性用水着 ビキニ…という項目をクリックすると…
其処でも男性モデル達の逞しい下半身が幾つも一斉に表示されていった。
 以前だったらこういう物を見ても、同性のもので反応をする事などなかったのに…
御堂と付き合うようになってから、セクシャルな視線で見るようになってしまった
自分の変化に嫌でも気づかされていく。

(…どれも凄い角度だな…。もしこんなのをあの人が着たら…)

 自分が着る用のものを選んでいる筈なのに、脳裏をよぎるのは恋人が
着用したら…という妄想ばかりだった。
 ゴクリ、と息を飲んで暫く夢中でその画面を凝視していく。
 妙にドキドキして、腰が疼いていくのを感じる。

(何か…身体が凄く熱くなっている…ヤバイ、かも…)

 動機は、新しい水着を買う為だった筈なのに…妄想が広がる度に身体の奥が
妙に熱くなっていくのを感じていく。

(他に…どんなのがあるんだろう…)

 その好奇心がわき上がった時、御堂がそろそろ帰宅する時間だと言う事が
すっぽりと抜け落ちてしまい…克哉はもう少し、そのサイトをめぐり始めて
しまったのだった―
 

 
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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