鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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眼鏡を掛けた自分にベッドの上に組み敷かれている間、克哉は必死になって
熱でぼけそうになっている頭を働かせていた。
(…毎度、毎度…こいつの好き放題にされてて…良いのか? オレは…?)
もう一人の自分の事は嫌いじゃない。
むしろ、さっき…少し優しくしてもらって嬉しいと思う程度の好意は
あると思う。
しかし毎回、こちらばかり…相手に振り回されている状況をどうにか
一度くらいはひっくり返してみたかった。
しかしそんな事を考えている間に、眼鏡は楽しそうに笑いながら…
自分の上着のポケットに忍ばせていた青い容器を手にとっていく。
…そのラベルには見覚えがあった。
「そ、れ…」
「さっき…救急箱を覗いてみたら、入っていた…せっかくだから、これを
使ってやろう…」
以前、コマーシャルで頻繁にやっていた…塗る風邪薬という奴だ。
興味持って買ったは良いが…何となく馴染めずに、1~2回使って
長い間放置されていたソレを眼鏡はいつの間にか見つけていたらしい。
相手がそれをたっぷりと掌に載せる様子を見て、ぎょっとしていく。
メンソレータム系の、独特の香りが鼻腔を突いて…それで何となく
克哉は酔いそうになりながら、抗議していった。
「ま、待てって! オレ…それ、スースーするし…匂いも何か嫌だから
苦手、なんだって!」
「…お前は風邪引いているんだ。薬は必要だろう…?」
「だから! 自分で飲むからそれは塗るなって! オレ…本当に
その匂い駄目なんだから!」
必死に身を捩って、魔手から逃れようとしている間に…シーツの上で
相手に背後から抱きすくめられる格好になっていた。
背面からしっかりと押さえつけられた状態では、振り解かない事には
逃げようがない。
「ひっ…やぁ…冷たっ…」
白く半透明なジェル状の液体を胸元にたっぷりと塗りつけられて
その冷たさに克哉は思わず身を竦めていく。
しかしそんな彼の反応も…眼鏡にとっては愉しくて仕方がないらしい。
いつもの余裕ありげな表情を浮かべながら…相手の耳朶を甘く噛んで
囁いていく。
「我慢しろ…俺は親切に、お前に治療を施してやっているんだぞ…?
お前は、俺の好意を無下にするつもりなのか…?」
「っ…! こんな、真似…して…どこが、親切…なんだよ…!」
克哉のパジャマは、眼鏡の手によってかなり派手に肌蹴られていて…
鎖骨から臍の周辺まで外気に晒されていた。
細長い指が、胸元全体をやんわりと撫ぜて…胸の突起を弄り始めれば
あっという間に其処は硬く張り詰めて弾力を伴っていく。
「や、やめ…ろってば…! 其処ばっかり…ど、うして…」
「…お前が、ここを弄って欲しがっているんじゃないのか…? 少し俺が
触れただけで…もうこんなに硬くなっているぞ…?」
クチュリ、と音を立てながら…相手の舌先が侵入して、淫靡な水音を
立てていく。
耳の穴を舌先で犯されて…それだけで、すでに身体に火が点きそうに
なって…そんな自分に羞恥を覚えていく。
(どうし、よう…! このままじゃ…また…コイツに、俺は…!)
相手から、すでに何度も深い快感を与えられて…翻弄させられた身体は
克哉の意思と反して、すでに熱を帯び始めている。
風邪の発熱以外に、相手の愛撫によって呼び起こされる…熱によって
頭の中が蕩けそうになって…それに従いたい衝動に駆られていた。
「相変わらず…淫らな身体をしているな…。嫌だ、と言っている割には
俺の手が滑る度に…ビクビクと身体を揺らして悦んでいるじゃないか…?」
相手の手がゆっくりと下降し…臍の周辺を辿った後に…やんわりと
克哉の下肢をパジャマの上から握り込んでいく。
それだけで甘い痺れが強烈に走って…腰が蠢きそうになる。
「あ…んんっ…!」
甘い声を出して…身体全体を揺らしていくと…更に眼鏡の手の動きは
大胆になって…パジャマの隙間から手を差し入れて…こちらの性器を
直接握り始めていった。
熱を帯びた己の幹が…先走りを滲ませていることを、手が動く度にネチャネチャ
といやらしく音が立つ度に自覚させられていく。
「…ほう。ここも随分と熱を持って…熱くなっているじゃないか…? それなら
ここも冷やしてやった方が良いんじゃないか…? なあ、<オレ>…?」
「ひぃっ!!!」
いきなり、ペニスを外気に晒させたかと思えば…先端の敏感な部分に
冷えピタを貼られて…その冷たさに克哉は鋭い悲鳴を上げるしか出来なかった。
狂いそうなくらいに熱くなった芯に、そんな冷たいものをいきなり押し当てられたら
その刺激だけで、つい放ってしまいそうになって…身体を激しく竦ませていった。
「へえ…随分と…甘い声で啼くじゃないか…。お前はやっぱり…こんな真似されても
感じまくる…変態だと、そういう訳なんだな…?」
「ち、違う…って、ば…」
愉しそうに眼鏡が笑う様子を…悔しそうに必死に目を瞑って…微かに反論していく。
しかし後は快感に耐える以外に、今の克哉には術がない。
それが無性に悔しくて仕方なかった。
(…何でこいつは、こっちが風邪で参っているっていうのにいつもと変わらずに
こんな真似をしでかすんだよ! 少しはこっちの身体の事を労わって…)
と、考えている最中…一つ引っかかった事があった。
そう…今、自分は風邪を引いているのだ。
だからこの男が現れたのだし、こんな状況になった。
たった一つの…この状況をひっくり返せるカードをようやく見つけ出し…
急に克哉は…相手の方に腕を伸ばすと…唇を強引に塞いでいった。
「っ!?」
今度は…眼鏡の方が驚きで目を見開いていた。
何度も克哉を抱いてきたが…ただの一度も、この相手は…この段階で
自分から積極的になるような事はなかった。
欲望を煽り続けて…深い快楽に落として、ギリギリまで追い詰めなければ
決してこちらを求めて来ない筈の相手から…ふいにキスされて、眼鏡はすぐに
反応出来ずに…手を止めるしかなかった。
「いきなり…どうしたんだ…? お前は…?」
眼鏡は、驚きを隠せない顔でこちらを見つめていた。
その顔を見て…克哉は初めて、この相手に対して先制攻撃が成功したのだと
いう満足感に浸っていく。
「…気づいたんだ。今日だけは…俺が切り札を持っているっていう事に…」
「…何だと?」
「…ねえ、知ってる…? 風邪って…こうやって深いキスとかしたら、相手に
移るんだよ…?」
悠然と、艶やかな表情を浮かべながらゆっくりと克哉は…唇を寄せて
自分の方から、相手の口腔に舌を差し入れていく。
この時―初めて、克哉は…眼鏡を相手に…自分が優位に立つ事に
成功したのだった―。
熱でぼけそうになっている頭を働かせていた。
(…毎度、毎度…こいつの好き放題にされてて…良いのか? オレは…?)
もう一人の自分の事は嫌いじゃない。
むしろ、さっき…少し優しくしてもらって嬉しいと思う程度の好意は
あると思う。
しかし毎回、こちらばかり…相手に振り回されている状況をどうにか
一度くらいはひっくり返してみたかった。
しかしそんな事を考えている間に、眼鏡は楽しそうに笑いながら…
自分の上着のポケットに忍ばせていた青い容器を手にとっていく。
…そのラベルには見覚えがあった。
「そ、れ…」
「さっき…救急箱を覗いてみたら、入っていた…せっかくだから、これを
使ってやろう…」
以前、コマーシャルで頻繁にやっていた…塗る風邪薬という奴だ。
興味持って買ったは良いが…何となく馴染めずに、1~2回使って
長い間放置されていたソレを眼鏡はいつの間にか見つけていたらしい。
相手がそれをたっぷりと掌に載せる様子を見て、ぎょっとしていく。
メンソレータム系の、独特の香りが鼻腔を突いて…それで何となく
克哉は酔いそうになりながら、抗議していった。
「ま、待てって! オレ…それ、スースーするし…匂いも何か嫌だから
苦手、なんだって!」
「…お前は風邪引いているんだ。薬は必要だろう…?」
「だから! 自分で飲むからそれは塗るなって! オレ…本当に
その匂い駄目なんだから!」
必死に身を捩って、魔手から逃れようとしている間に…シーツの上で
相手に背後から抱きすくめられる格好になっていた。
背面からしっかりと押さえつけられた状態では、振り解かない事には
逃げようがない。
「ひっ…やぁ…冷たっ…」
白く半透明なジェル状の液体を胸元にたっぷりと塗りつけられて
その冷たさに克哉は思わず身を竦めていく。
しかしそんな彼の反応も…眼鏡にとっては愉しくて仕方がないらしい。
いつもの余裕ありげな表情を浮かべながら…相手の耳朶を甘く噛んで
囁いていく。
「我慢しろ…俺は親切に、お前に治療を施してやっているんだぞ…?
お前は、俺の好意を無下にするつもりなのか…?」
「っ…! こんな、真似…して…どこが、親切…なんだよ…!」
克哉のパジャマは、眼鏡の手によってかなり派手に肌蹴られていて…
鎖骨から臍の周辺まで外気に晒されていた。
細長い指が、胸元全体をやんわりと撫ぜて…胸の突起を弄り始めれば
あっという間に其処は硬く張り詰めて弾力を伴っていく。
「や、やめ…ろってば…! 其処ばっかり…ど、うして…」
「…お前が、ここを弄って欲しがっているんじゃないのか…? 少し俺が
触れただけで…もうこんなに硬くなっているぞ…?」
クチュリ、と音を立てながら…相手の舌先が侵入して、淫靡な水音を
立てていく。
耳の穴を舌先で犯されて…それだけで、すでに身体に火が点きそうに
なって…そんな自分に羞恥を覚えていく。
(どうし、よう…! このままじゃ…また…コイツに、俺は…!)
相手から、すでに何度も深い快感を与えられて…翻弄させられた身体は
克哉の意思と反して、すでに熱を帯び始めている。
風邪の発熱以外に、相手の愛撫によって呼び起こされる…熱によって
頭の中が蕩けそうになって…それに従いたい衝動に駆られていた。
「相変わらず…淫らな身体をしているな…。嫌だ、と言っている割には
俺の手が滑る度に…ビクビクと身体を揺らして悦んでいるじゃないか…?」
相手の手がゆっくりと下降し…臍の周辺を辿った後に…やんわりと
克哉の下肢をパジャマの上から握り込んでいく。
それだけで甘い痺れが強烈に走って…腰が蠢きそうになる。
「あ…んんっ…!」
甘い声を出して…身体全体を揺らしていくと…更に眼鏡の手の動きは
大胆になって…パジャマの隙間から手を差し入れて…こちらの性器を
直接握り始めていった。
熱を帯びた己の幹が…先走りを滲ませていることを、手が動く度にネチャネチャ
といやらしく音が立つ度に自覚させられていく。
「…ほう。ここも随分と熱を持って…熱くなっているじゃないか…? それなら
ここも冷やしてやった方が良いんじゃないか…? なあ、<オレ>…?」
「ひぃっ!!!」
いきなり、ペニスを外気に晒させたかと思えば…先端の敏感な部分に
冷えピタを貼られて…その冷たさに克哉は鋭い悲鳴を上げるしか出来なかった。
狂いそうなくらいに熱くなった芯に、そんな冷たいものをいきなり押し当てられたら
その刺激だけで、つい放ってしまいそうになって…身体を激しく竦ませていった。
「へえ…随分と…甘い声で啼くじゃないか…。お前はやっぱり…こんな真似されても
感じまくる…変態だと、そういう訳なんだな…?」
「ち、違う…って、ば…」
愉しそうに眼鏡が笑う様子を…悔しそうに必死に目を瞑って…微かに反論していく。
しかし後は快感に耐える以外に、今の克哉には術がない。
それが無性に悔しくて仕方なかった。
(…何でこいつは、こっちが風邪で参っているっていうのにいつもと変わらずに
こんな真似をしでかすんだよ! 少しはこっちの身体の事を労わって…)
と、考えている最中…一つ引っかかった事があった。
そう…今、自分は風邪を引いているのだ。
だからこの男が現れたのだし、こんな状況になった。
たった一つの…この状況をひっくり返せるカードをようやく見つけ出し…
急に克哉は…相手の方に腕を伸ばすと…唇を強引に塞いでいった。
「っ!?」
今度は…眼鏡の方が驚きで目を見開いていた。
何度も克哉を抱いてきたが…ただの一度も、この相手は…この段階で
自分から積極的になるような事はなかった。
欲望を煽り続けて…深い快楽に落として、ギリギリまで追い詰めなければ
決してこちらを求めて来ない筈の相手から…ふいにキスされて、眼鏡はすぐに
反応出来ずに…手を止めるしかなかった。
「いきなり…どうしたんだ…? お前は…?」
眼鏡は、驚きを隠せない顔でこちらを見つめていた。
その顔を見て…克哉は初めて、この相手に対して先制攻撃が成功したのだと
いう満足感に浸っていく。
「…気づいたんだ。今日だけは…俺が切り札を持っているっていう事に…」
「…何だと?」
「…ねえ、知ってる…? 風邪って…こうやって深いキスとかしたら、相手に
移るんだよ…?」
悠然と、艶やかな表情を浮かべながらゆっくりと克哉は…唇を寄せて
自分の方から、相手の口腔に舌を差し入れていく。
この時―初めて、克哉は…眼鏡を相手に…自分が優位に立つ事に
成功したのだった―。
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HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
鬼畜眼鏡にハマり込みました。
当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)
当ブログサイトへのリンク方法
URL=http://yukio0201.blog.shinobi.jp/
リンクは同ジャンルの方はフリーです。気軽に切り貼りどうぞ。
…一言報告して貰えると凄く嬉しいです。
当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)
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