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汚れた全ての衣類を脱ぎ捨て、代わりに…先に相手に脱がせて、被害を免れていた
服一式を眼鏡は身に纏っていった。
自分達の服のサイズは何もかもが一致している。
汚れた衣類をそこら辺にあった大きめのビニール袋の中に押し込んでいくと
部屋の隅にいるMr.Rに向かって声を掛けていく。
「…朝までにこいつの分のこれと同じスーツを…用意しておけ。俺はとりあえず
約束した対価の分働いてくる。出来るな…?」
『えぇ…貴方の為ならば、それくらいお安い御用です。貴方の作業が終わる頃
までには必ずご用意してご覧に入れましょう…』
「…後、こいつの後始末も一応しておけ。このまま暫く目を覚まさなかったら
必要以上に痕跡が残る恐れがあるからな…」
『おやおや…随分とお優しい事を。何度か抱いて…佐伯様に情でも
移られたんですか? 貴方ほどのお方が…?』
Mr.Rの物言いに、明らかに眼鏡は不愉快そうな表情を浮かべる。
しかし金色の髪の男は動じる様子もない。
いつもの余裕そうな笑顔を浮かべるのみだ。
「…それが、お前たちの世界のルールではなかったのか? 必要以上に
関係ない人間たちに痕跡を晒すことがなく…闇にひっそりと紛れて存在する。
…お前はそういう人種であったと記憶していたが…違ったのか?」
『いいえ、貴方の仰る通りですよ。私たちは…私たちを愉しませて下さる
素質のある人間以外の前に現れる事も、必要以上に関わることは望ましい
事ではありませんから。貴方の望む通り、佐伯様の介抱は私めがやって
おきます―。貴方はどうぞ、ご自分の事に専念なさって下さい―』
闇の中、男が歌うようによどみなく言葉を紡いでいく。
それはまるで…完成されたシナリオの台詞を一言一句違わずに
朗読するかのように滑らかな口調だ。
「任せたぞ…」
傲慢な笑みを刻みながら、閉ざされていた扉を開いて眼鏡は資料室から
そっと退散していく。
あぁ言っておけば…胡散臭い男ではあるが、やるべき事はやっておいて
くれるだろう。
一応そう信じる事にして…眼鏡は第八課のオフィスの方へと足を向けていく。
「克哉! お前今まで一体何をしていたんだ…! ずっと探していたんだぜ!」
室内に入った瞬間、本多に声を掛けられていく。
その異常な状態につい眼鏡は冷静に突っ込みを入れていった。
「…お前は一体、何をしているんだ。ふざけているのなら…それは笑えんぞ」
「ふざけてなんかない! 俺はどうにか…課の備品を守ろうと必死だったんだぞ!」
そう、本多はMr.Rが先程起こした策略の為に一時間以上、ずっと…身を挺して
パソコンを守り続けていた。
片桐の机の上に5台以上のパソコンが不安定な状態で重ねられていて…すでに
足元には二台が無残にも散らばって…モニターにヒビが入った状態で打ち捨てられている。
タワー状態になったパソコンは微妙なバランスで成り立っていて…本多が支えていなければ
残り何台かも落下や転倒を免れなかっただろう。
…結果的に邪魔者を足止めするには最適な状況を作り出した訳なのだが…この分では
自分達が愉しんでいた間、本多はまったく作業を進める事など出来なかっただろう。
(まったく…こちらの仕事を増やしてくれるとは…イイ根性だな、あいつは…)
「克哉! お前が来てくれたならこの状況を打破出来る! 頼むから手伝ってくれ!」
「…不本意だが仕方がないな。…今、俺が代わりに支えているから…代わりにお前が
一番上のから順にパソコンをどけていけ」
「あぁ…頼んだぞ!」
そういって、眼鏡が支えている間に…彼が指示した通りに本多はパソコンをどけて
タワーを解除していった。
それでどうにか危機を乗り越えていくと、克哉は空かさずに…一台、一台のパソコンの
配線や電源コードの類を元通りに繋げて、復旧を始めていく。
モニターが壊れてしまった二台は仕方ないが…それ以外の無事な機体はどうにか
元通りに稼動できる環境へと戻っていった。
その動作はあまりにスムーズかつ優雅で、本多はただ口も挟めずに見守る事しか
出来ずに立ち尽くしていた。
「…出来たぞ。後は打ち込み作業を続ける。ロスタイムが多いが…これから俺が全力で
やればどうにかなる範囲だ。お前にも手伝ってもらうぞ…」
「あぁ…任せておけ! 俺たちのチームワークで絶対に打ち込みを間に合わせような!」
眼鏡を押し上げる仕草をしながら、言い放てば…本多はまた耳にタコが出来ている
発言をのたまっていく。
それで明らかに不愉快になって不遜な表情を浮かべていた。
(また…この男はこれか…。少し身体で判らせて、黙らせておくか…?)
そんな苛立ちが胸の奥に湧き上がったが…今は残念ながら時間がない。
ついでに言えば…すでにもう一人の自分から対価は貰い受けている。
…眼鏡のプライドに掛けて、間に合わせなければならないのだ。
だから、そんな真似をする時間すら今は惜しいのだ。
(ま…約束は果たそう。俺の全力を持って…仕事は片付けておいてやるさ。
…なあ、<オレ>)
今は意識を失っている相手に向かって、不敵に笑みながら…心の中でそっと
語りかけていくと、眼鏡は…全力を持って仕事に当たり始めた。
対価―報酬をすでに貰い受けた以上は全力でやるのは自分の義務だ。
そうして、驚異的なスピードで完璧な資料の数々を打ち込んで作成し続けていく。
間に合わないと思った仕事はこうして、彼の協力によって…完成へと
導かれていったのだった―。
知り合いにここのブログの事を教えたら、言われた一言。
「ねえねえ~絵とかはないの~?」
「はい、基本的にはウチは小説メインです。絵には自信ないんで当分載せない方針です」
「え~つまんない。私、文章読むの苦手なのに~」
はい、判りました。こんなので良ければ一枚上げておきます。
という訳で一枚、お絵かき掲示板絵ですが唐突に載せてみました。
…顔はなんぼかマシだと思うけど、身体描くの苦手なんですよ。
その弱点自覚して、一応…最近裸のデッサン集に掲載されているページとかを
トレースシートでなぞってデッサンの基礎からやり直しているんやけど…ね(汗)
そこら辺克服して、スキャナーのインストールディスクとかの発掘出来たら
イラストもたま~に(小説は毎日更新苦じゃないが絵は無理だ…)上げるかも
知れません。
…まあ、絵は本当に期待しない方向で宜しく。ではん。
歌うように、金色の髪をした男が告げる。
その声を聞いて、克哉に辛うじて理性が戻っていく。
「じょ、冗談じゃ…んんっ!」
今夜、何度目かの抵抗を試みたが…眼鏡に強引に唇を塞がれて、何かを
嚥下させられる。
甘い蜜のような芳香の、ドロリとした液体だった。
それが喉を通った瞬間…強くて甘い酒を飲んだ時のように…喉と腹が
焼けるように熱くなった。
「な、んだ…これ…身体が、熱い…くなって…」
「…あいつ特製の、口径用の媚薬だそうだ。…あいつが育てている植物の粘液から
採取したらしいがな…」
「…っ!」
一瞬、この資料室で…謎の植物に犯された時の事が頭を過ぎる。
初めて、あのざくろの実を拾って口にした時―謎の蔓植物に襲われて
問答無用で犯された事があった。
悪寒と同時に…あの時の強烈な快感を思い出し…怯んでいる間に
甘い毒は克哉の意識と身体を蝕み始めていった。
「あぁ…ぁ…はぁ…」
淫靡な記憶が蘇り、克哉は男のモノを最奥に収めたままで身悶える。
首筋を幾度も舐め上げられ、吸い上げられていく度に鋭い痛みと同時に
甘い快感が走っていく。
「け、けど…み、す…た…あ…る…が…そ、こに…」
「…あれは単なる傍観者であり、外野だ。それにお前だって…見られていた方が
燃える筈じゃないのか…?」
「そ、んな…事、ないっ! や、やめ…」
「…今は俺だけを感じていろ…自分の欲望に、忠実になれ…」
命じるように、眼鏡が告げると同時に…深く突き上げられ、克哉がもっとも
感じるポイントを容赦なく責められていく。
相手の刻むリズムに合わせて、受け入れる場所がキツく眼鏡自身を
受け入れ始めていく。
強烈に最奥が、収縮し続けているのが自分でも良く判る。
己の芯に湧き上がっていく情欲はとっくに制御を失っていた。
「うあぁ…! く、うはぁぁぁ!!」
的確に、自分が感じる場所を攻め上げてくるような男の動きに…克哉は
ただ必死に抱きついて堪えていくしかない。
相手がスーツを着たままの状態でなければ、無数の爪痕がその背に刻まれて
いた事だろう。
それくらいの強さで相手の背中にしがみ付き、強烈過ぎる愉悦に耐えていく。
グチャ…グプ…ネチャ…グチュ…
互いの粘液が接合部で混ざり合い、淫らな水音が静寂の中―響き渡る。
「はっ…ぁ…ぁ…やっ…あぁ…!」
克哉はまるで何かの楽器のように、あえぎ声という音楽を漏らし続ける。
奏者は眼鏡。的確に紡がれる手管で…今まで自分すら知らなかったような
甘い声を奏で続けていた。
(あぁ…本当に、素晴らしい舞台です…我が、主…っ!)
Mr.Rが心からの感嘆を込めてその光景を眺め続ける。
夜の闇の中で輪郭しか見えないのが残念だが、稲光が走った時だけ―
網膜を焼くかのように鮮烈にその場面が飛び込んでくる。
デスクは今は舞台へと変わり―
雷は彼ら二人を浮かび上がられる強烈なスポットライトに―
強烈な雨音と雷鳴は場面を盛り上がらせるBGMとなり―
克哉の喘ぎ声は、甘い色を帯びた歌声のようであった―
「も、ダメ…っ! この、まま…俺、おかしくっ…なるぅ…!」
透明な涙を浮かべて、艶やかな表情を浮かべながら克哉が必死に
限界を訴えていく。
体内の眼鏡の性器もまた、その興奮に連動するように大きく膨れ上がり
熱い先走りを滲ませていく。
相手の脈動を感じ取って、自らも昂ぶっていく。
熱い熱を求めて…自らの内部も貪婪に蠢いて応えていた。
「あぁ…今夜は、俺も…イイ…ぜ…このまま…蕩けようぜ…<オレ>」
「ひやぁぁぁ!!」
断末魔のような声を挙げて、克哉が登り詰めて―先端から大量の白濁を
迸らせていく。
ほぼ同時に眼鏡も達して―相手の最奥に熱い樹液を送り込んでいく。
「はぁ…あ、んう…」
男の腕の中でガクリと脱力した克哉は…忙しなくなった呼吸を必死に
整えていく。
眼鏡は、心から愉しそうに笑い―そして静かに唇にキスを落としていく。
「お前の中は…なかなかイイ味で、愉しめたぞ…なあ、<オレ>…」
からかうような声の響きを、呆然と聞きながら口付けを受けていく。
思ったよりも相手の身体が温かくて心地よくて、それだけで気持ちよくて
陶然となっていく。
(キス…凄く、気持ち良い…かも…)
深い快楽の余韻に浸りきりながら―相手の腕の中にしっかりと納まったまま
克哉は、深い闇の中へと意識を落としていった―。
…今週、何か生活リズムがか~な~り乱れ気味です。
ま、元々夜行性だし…睡眠時間3時間から4時間半でどうにかなる人間なので
ブログに一話アップしていく程度ならどうにか…って処ですかね(汗)
夜の訪問者…何かだんだん黒い話になってきました。
どうせなら他の人が書きそうにない話を突っ走ってしまえ~という感じで
書くの踏み切ってみたんですが…こんな話思いつく自分の頭の中が、相当に
危ない気がします。にゃ~にゃ~。
けどN克哉って虐めるの本当に楽しいですね。トコトンまで啼かせたいと
妙に眼鏡にシンクロしてしまっている自分自身がヤバイ気します…(ガタガタ)
後、2~3話で完結予定です。良かったら付き合ってやって下さいv
いつもながら、拍手ありがとうございます。
それとカウンター数が今の処、毎日更新していこうと頑張れる
原動力になっています。感謝ですv
拍手レスです。(反転で宜しくお願いします)
071107 1:58-2:00の方
再びのメッセージ投下、どうもありがとうございますv
眼鏡、ノーマルをイジメまくりですねぇ。確かに見ようによっては凄い愛情溢れ捲くりと
言えるかも知れません(笑)
俺のを愛せ、という言い回しは自分的にもお気に入りです。
自分も眼鏡×ノーマルは好きなので…その内、どっかで凄いアホかつ、ラブラブなこの
二人の話を書くかも知れません…お楽しみに(覚悟しておいて下さい)
071109 1:18-19の方
本日の更新で、第三者処か、もう一人出没しましたよ…。
トコトンこの話、ノーマルが不憫です。えぇ…愛ゆえに虐めて追い詰めたいと
でも解釈してやって下さい。こんな話ですが、感想どうもありがとうございます。
それを励みに最後まで頑張りますのでどうか…最後までお付き合い下さいませv
という訳で今宵はこの辺で失礼します。
この話の終了目標は今週中です。ラストスパート掛けさせてもらいますね。では…。
もう一人の自分が本当に訪れただけでも驚いたというのに、こんな時間帯に
深く貫かれている状態の時に…新たな来訪者が来るなんて―。
「や、やめっ…こんな処、誰かに見られたら…」
眼鏡の腰の上で激しく身を捩って逃れようとするが…そんな事を許すほど
この男は寛容でも、慈悲深くもない。
案の定…克哉が逃れられないように己の腕の中にしっかり閉じ込めて…
甘く拘束していく。
「…雷でも光らん限りは、この部屋は真っ暗だからな。息を潜めていれば…
やり過ごせるかも、知れないぞ…?」
「…そ、んな…やっ!!…!」
ふいに胸の突起を爪先で引っかかれて、肩を揺らしていく。
そうしている内に…ドアをノックしていた主はドアノブを回して…室内に入ってくる。
扉の向こうから差し込む明かりが、長時間…闇の中にいたせいで、網膜を
軽く焼くようであった。
「克哉~! いるのか~!」
(ほ、本多…っ?)
自分の同僚が名を呼びながら入室してきて、克哉はぎょっとなった。
…そういえば、自分の次に起きて入力作業をするのは本多だった筈で。
資料を取りに行くと言ってそのまま…このような事態に気づけばなっていて。
すぐに戻るつもりだったからパソコンの原電や、オフィスの電気の明かりとかも
点けっぱなしの状態で…自分の姿がなければ、本多が探しに来たって少しも
おかしくない。
むしろ、自分がその立場だったなら確実に相手を探すだろう。
「…真っ暗だな。という事はここでもないって事か…仮眠室にも戻った形跡は
ないし…どっかで倒れてなければ良いんだがな…」
…心底、今…もう一人の自分が明かりを点けないでいてくれた事を感謝していた。
もし電灯がついていれば、確実にこの光景を本多に目撃されていただろう。
しかも相手はよりにもよって…自分自身だ。
同じ顔形をした人間が二人いて、しかもそいつに犯されているっていう異常な
シチュエーションをもし同僚に見られる羽目になっていたら…それだけで克哉は
死にたくなっていただろう…。
コツコツコツ…。
本多の足音が、こちらにゆっくりと近づいてくる。
「…電灯のスイッチって、どこにあったっけか…?」
どうやら本多は、電灯のスイッチを探しているらしい。
この資料室は…確か明かりは自分達が座っているデスクの辺りと、入り口から
少し奥に入った処の二箇所にあった筈だ。
資料探しの類は、普段は片桐部長や自分が担当している事が多いので…営業
メインの本多が疎いのは仕方ない。…が、そのおかげで助かったようなものだ。
(どうしよう…もし、明かりを点けられたら…こんな、姿を…本多、に…)
そんな想像をするだけで、身の奥が羞恥で焼き切れてしまいそうだ。
息を必死に潜めていると…ふいに眼鏡の指が突起に伸びてきて、尖りきった
其処を片手で捏ねくり回され…唇をやんわりと舐め上げられる。
「…っ、な、何を…」
「…声を出さないように、俺が塞いでいてやろう…」
お互いに、ごく小さい声で囁きあいながら…ふいに熱い舌先が克哉の口腔に
忍び込んでくる。
クチュリ、という淫靡な音が…脳裏に響き、それだけでおかしくなりそうだった。
眼鏡の手が執拗に、克哉の胸の突起と…硬く張り詰めた性器を弄り上げていく。
奥深い処まで相手のペニスを受け入れさせられたまま…第三者がいる状況で
こんな悪戯を施されている。
そんな異常な状態が、皮肉にも克哉の身体を今までよりも深い羞恥が苛み
深い快楽を呼び起こしていく。
「ふっ…んんっ…」
溢れそうになる甘い声は、眼鏡の唇によって吸い取られていく。
上も下も、この男に犯しつくされて…快楽によって支配されていた。
相手の手をしとどに蜜で濡らし…自分の意思に反して、男の手の中で自分の
性器が暴れまわっていた。
消えてはいけない理性が、粉々に砕かれそうだった。
(止めないと、いけない…のに…こんな、状況を…本多に見られたら…どう、
弁明すれば、良いんだ…?)
しかし、その瞬間…眼鏡に突起に爪を鋭く立てられて、ついに堪えきれずに
高い声で啼いていく。
「あぁっ!!」
ガッシャァァァァン!!!!!
克哉が声を漏らすと同時に、オフィスの方から盛大な破壊音が聞こえた。
それが彼の声を打ち消し、本多の耳に届かなくしていた。
「何だ何だっ!!」
本多は踵を返して、慌ててオフィスの方に消えていく。
それから暫くして…バタン、と大きな音を立てて扉が閉まる音が聞こえた。
(…助かった、のか…?)
安堵感が訪れて、一気に脱力しそうになる。
しかし…そんな安息は、克哉にはほんの一時しか訪れなかった。
『…余計な邪魔者は注意を反らして、排除しましたよ…我が主…』
「…そうか」
(えっ…?)
ふいに聞こえた歌うような話し方に聞き覚えがあった。
「それなら…そこで黙って見ていろ。…少しはお前の退屈しのぎになるだろう…」
『寛大な処置、感謝致します…では、ゆるりと…』
(ちょっ、と…待ってくれよ…何で、この人が…部屋の中に…? それに
見ていろって、何だよ…!)
「な、何で…こんなの、嫌だ! もう止めてくれ!!」
もう、相手の協力なんてどうでも良くなっていた。
ただ…この異常な状況から逃れたい一心で相手の身体の上でもがいて
身を捩っていく。
しかし眼鏡はそんな克哉の腰をしっかりと押さえ…強引なまでに熱い性器を
捻じ込み、激しい抽送を開始していく。
「もう嫌だって…? 本当にお前は嘘つきだな…こんなに俺のをきつく締め付けて
離そうともしない癖に…?」
「やっ…やだぁ! もう…ほ、ん、とうに…止めて、くれよぉ…! あぁ!!」
散々焦らされて追い上げられた身体は、ほんの僅かな時間…揺すり上げられた
だけでも深い快楽を覚えて、囚われていく。
今の克哉に出来る事など―せいぜい、相手の身体に必死に縋り付いてその感覚に
耐えていくしかない。
そんな彼の乱れた姿を…闇の中に浮かぶ、黒衣の人物が恍惚の表情を浮かべながら
じっと熱く見つめていたのだった―。
どっちの日時も21~22時頃には力尽きて、朝に更新していますのでちと時間ないです。
拍手にメッセージ残して下さった方、拍手して下さった方…どちらもありがとう
ございます。正式なレスは帰ってからしますので少々お待ち下さい~。
ではでは(ペコリ)
歌うように話すあの怪しい男は、そう言って自分にこの薬を渡した。
目の前のもう一人の自分の反応を見れば、その言葉があながち間違いでなかった事を
実感する。
克哉は瞳に怪しい色合いを宿し、荒く呼吸を乱している。
肩や腰が小刻みに震え、何かを必死になって堪えているようなその表情は…ひどく
扇情的だ。
「…なかなか艶っぽいじゃないか。そろそろ…ここに欲しくて堪らなくなっているんじゃないか?」
「あ…ぁ…っ!!」
少し乱暴に相手の中を指先で掻き回してやると…それだけで克哉が甘く啼く。
キュッと自分の指先をきつく締め付けてくる様子から見て…かなり目の前の相手は
欲情し、追い詰められている。
しかしそれでも、眼鏡は許すつもりはない。更に自分のモノを相手の顔に押し付けて
奉仕の続きを要求していく。
「ほら…口元が疎かになっているぞ。俺を悦くするんじゃなかったのか…」
「な、ら…その指を、止めろよ…! そんな処を弄られていたんじゃ…続き、なんて…
出来る訳が…ない、じゃない…か…」
泣きそうな声で訴えると、嗜虐心が満たされたのか…愉しそうな声で眼鏡は答える。
「…そんなのは俺の勝手…だろう…? それともお前の下手くそな口での愛撫の最中…
俺に手持ち無沙汰でいろ、というのか…?」
「下手、で悪かったな…。経験、ないんだから…仕方ない、だろ…!」
憮然としながら言うと、オズオズと眼鏡の性器に再び口に咥えていく。
熱いモノを根元まで飲み込んで…ぎこちないながらも舌先で先端を擦り上げて、チュウと
吸い上げながら…幹を上下に扱いていく。
すると元々熱く猛っていた性器は小刻みに痙攣を繰り返し、手の中で暴れていく。
まるで未知の生き物をあやしているみたいだった。
そのグロテスクさに顔を背けたくなったが…そんな事を許してくれる程、目の前の男は
甘い性分ではないだろう。
どうにか喉奥まで相手を飲み込んで、苦しそうに愛撫を続けていく。
「ひっ…!」
しかしその最中、ふいに眼鏡は克哉の性器をもう一方の手で握り込んでいく。
その刺激で、思いっきり腰が揺れて…また、口元を満足に動かせなくなる。
「んん、んっ…っ…」
薄っすらと涙を浮かべながら、それでも目の前の男を満足させようと…モゴモゴと
口を動かして、奉仕を続けていく。
その様はある意味、哀れで…同時に、眼鏡の…もっともう一人の自分を虐めて
啼かせたい、という欲求を強く刺激していく。
口腔の中に収めたモノが、ピクンと揺れて先走りが滲んでいく。
「飲めよ…」
頭を押さえつけながら、眼鏡が命じると…その苦味の混じった液体をどうにか
克哉は飲み込んでいく。
技巧ではなく、相手の顔に欲情してイキそうになっている。
苦しげで、嫌そうにしている癖に…内壁はこちらを求めてヒクつき…その顔はいやらしく
上気してまるでこちらを誘っているかのようだ。
眼鏡は…そのまま、泣きそうになっている相手の顔を見ながら…達していく。
「くっ…!」
「っ……!」
声にならない叫びを上げて、克哉はその熱を口内で受け止めていく。
熱い液体がマグマのように喉奥で飛沫いて、思わず口を離しそうになったが
眼鏡がそれを許さず…注ぎ終わるまでその頭を押さえ続けていた。
「…まあまあ、だったな。じゃあ…今度は、こちらで…俺を満たして貰うぞ…?」
「…! 待て、よ…まだ、苦しくて…」
指が怪しく蠢いて、克哉の前立腺を容赦なく刺激していく。
それだけで腰が高く上がり、男の与える感覚に抗えなくなっていた。
今、達したばかりの筈のモノが…克哉が啼き声を漏らす度に硬度を取り戻し
5分もすれば…元通りに硬く張り詰めていた。
その様子を見て…克哉は恐怖心と…未知なる疼きを覚える。
「何で…こんなに早く、復活…出来るんだよっ!」
「くくっ…お前の泣き顔が、イイからじゃないか…? ほら…俺の上に…乗れ。
ここでたっぷりと…搾ってもらうぞ…」
「…はっ…ぁ…判った…」
どの道、今の克哉に拒否権はない。
ようやく…相手から指を引き抜かれて、アヌスが自由になった。
資料室のデスクの上に腰を掛けている相手の首元に腕を回して、どうにか
その上に乗り上げていく。
自分の唾液でヌラヌラと照り光っている眼鏡のペニスを…己の蕾に宛がい
腰を沈めていこうとする。
「…俺を焦らす、な…。早く落としたらどうだ…? こんな風に…な…」
「ひっ! ひゃあっ…!」
いきなり腰を掴まれて、深々と根元まで貫かれて…克哉は大きな嬌声を
迸らせた。
克哉の首筋に強く吸い付いて色濃く痕を刻み込み…眼鏡は円を描くように
緩やかに腰を使い始める。
「だ、だめ…だっ! おかしく、なる…」
先程塗られたジェルの効能と、散々前立腺を刺激されたおかげで克哉の
肉体は熱を孕んで…すでに制御が効かなくなっている。
甘い声を何度も漏らし、悲鳴に近い高い声を何度も必死に抑えながら
眼鏡が与える感覚に耐えていく。
もう、抗う気力など微塵もなくなり掛けていたその時。
トントントン…。
窓の外で未だ嵐が吹き荒ぶ中。
資料室の扉をノックする音が幾度か、規則正しく…克哉の耳に届いたのだった―。
『脱げよ…』
ひどく甘ったるい声で、目の前の傲慢な男が命じていく。
その物言いに…強い羞恥を覚えながら、克哉は一枚…一枚、何かに操られるように
自分の衣類を脱ぎ始めた。
言われた通り…靴下まで脱ぎ去って全裸になると…リノリウムの床の冷たさが
ひどく堪える。
その癖…顔は燃えそうに熱くて、その激しい温度差にどうにかなりそうだった。
「こ、れで…良い、のか…?」
「くくっ…! 今夜は随分と従順だな。普段もこれくらい…素直に俺の言う事を聞いていれば
可愛げがあったんだがな…来い」
ふいに腕を引かれて、資料室の奥にあるデスクの方に連れて行かれる。
そこに眼鏡は腰を掛けて…スーツズボンのフロント部分を一気に引き下げていく。
「ひっ…!」
其処から、自分を何度も深々と貫いた凶器が現れて…克哉の顔は強張っていた。
「…そんなに恐がるな。お前は…何度も、これでイイ思いをしてきたんじゃないのか…?」
「そ、んな…事…」
顔を真っ赤にして、目を背けるが…この男は決してそんな振る舞いを長時間許すほど
優しい性質ではないだろう。
予想通り、強引に引き寄せられ…頭を掴まれて、強引に股間に顔を押し付けられる。
強烈な雄の匂いに…強い嫌悪と戸惑いを覚える。
同性の、しかも自分自身の性器を口で愛する羽目になるなんて…何の冗談かと
思いたくなる。
「…俺の協力とやらを仰ぎたいなら、お前に…選択権は、ないぞ…。いつまで俺を
焦らせるつもりだ…?」
「焦らしたり、何か…判った。これをすれば…本当に、協力してくれるんだな…?」
「…その後の対価も払えば、な。それなら…俺は約束を違えるような真似はしないさ…」
「…判った。その言葉…信じるよ…」
そうして意を決して、克哉は眼鏡のペニスを口に含み始めていく。
先端を口腔に収めただけで、その苦いようなしょっぱいような独特の味と匂いに…
大きく眉を顰めたくなった。
良く女性はこんなモノを口に含めるものだ、と心底思ったぐらいだ。
「んんっ…はっ…」
予想以上に質感があって、こうして口に収めているだけで苦しくなっていく。
それでも懸命に奉仕しようと…ぎこちなくだが、舌を使っていった。
自分なら…こうして先端の割れ目や、裏筋の部分を弄るのが好きな筈だった。
自慰をする時…自分が辿る手順や好みを思い出して、ためらいながらも…その通りに
していくと、相手の口からも荒い吐息が零れ始めていった。
「…ほう。今まで男のモノなど上では口にした事がない割には…案外、上手いじゃないか。
それとも…自分がやっている手順でも思い出しながら…やっているのか…?」
図星を突かれて、克哉の顔が耳まで真っ赤になっていく。
「そ、んなの…どうだって、良いだろ。お前が…やれって命じたんじゃない、か…」
先程、深く相手のモノを含んだ時、苦しかったせいで…生理的な涙を滲ませていきながら
克哉が文句を言えば…不敵に眼鏡は言い放った。
「あぁ…そうだ。もっと深く…俺を咥えろ。イカせて…くれるんだろ…?」
(イカせる…って事は、こいつのが口の中で…って事、だよな…)
その辺を考えた時、ふいに…今までの性交の記憶が脳裏に蘇ってきた。
自分の内部に熱い精液を注ぎ込まれる感覚が過ぎり、ふいに…自分の蕾が緩く収縮を
始めていた。
(なっ…!)
唐突な自分の身体の変化に、克哉は戸惑いを隠せない。
しかし眼鏡はそんな彼の変調を見逃さなかった。
スーツの胸ポケットから何やら怪しそうなラベルを貼られたジェルの小容器を取り出すと
それをたっぷりと手に取って…克哉の臀部に塗りつけ始めた。
「やっ…! 何だよ、これ…凄い、冷たっ…!」
「あぁ…あの俺の怪しい崇拝者から貰ってな。これを貴方の夜のお相手にでも使えば
それなりに楽しめるでしょう…とか言っていたからな。試させてもらおうか…」
「怪しい、男? …はぅ!!」
ジェルが伝い落ちて、蕾の部分に辿り着くと同時に…鉤状に曲げられた眼鏡の
人差し指が容赦なく入り込んでアヌスの縁の部分を容赦なく擦り上げていく。
「…お前に、俺を解放する眼鏡を渡した、胡散臭い男だ…」
(…Mr.R…しか、いないよな…そんなの…)
「…という訳で、どんな風に変化するのか…楽しみに見させてもらうか…」
「人で…人体、実験する、なっ…やぁ!!!」
敏感な部分を探り当てられると、すでに口で愛撫する事などする余裕がない。
ただこうして…男が与えてくる感覚に身をよじって、耐える以外になかった。
しかし容赦なく快楽を引きずり出されて克哉の身体は力を失い…そのまま、その場で
倒れてしまいそうになる。
「ほら…口が、疎かになっているぞ…俺を悦くしてくれるんじゃなかったのか…」
「判っている、って……っ!!」
そういって、口淫を再会しようとした矢先に…肉体に急激な変化が訪れていく。
それは例えているならば…身体の奥に火が強引に灯って、勢い良く燃え上がっていくかの
ような感じだった。
「やっ…な、何…これ…凄く、熱い…」
先程のジェルを塗られた部分が、まるで火を点けられたかのように…熱くなり、
燃えるように赤く染まっていった。
「…ほう、なかなかの効果があるみたいだな…アルコールと…少々の催淫効果があると
あの男が言っていたが…」
唐突に宿った情欲の火に、克哉が翻弄されていると…眼鏡は、心底愉しそうに
悠然と言ってのけ…更に奥深くへと指を克哉の中に押し入れたのだった―。
とりあえず…はじめに、のページに日曜日にやっとこさ…連載完了作品の二点を
収めた作品倉庫のリンクを繋ぎました。
ここをちょい、とクリックすれば…正式にアップされた眼鏡×御堂と御堂×克哉の
話を順番通りに読む事が出来ます。
今後も、連載が終了した作品は…暇を見て、こちらに再アップするという形を
取っていくと思います。(現在は週末しか時間は取れませんが…)
暇を見て、今は何もない拍手ページのお礼もこっそり作っていきたいと思います。
後…他のサイトさんもゆっくりと回っていきたい~。
好き好きサイト様はいくつかあるけど、足跡残したりとかも殆ど出来ないっす。
まあ、今ちょいと家の方バタバタしているので。
一日に夜二時間程度しかネットに向かえない状況な為に一本話をブログに書き記したら
あんまり他の事をやる時間ありません。
まあ…優先は一本ずつそれでも何かしらアップしていくですが。
(それ暫く守っていかないといつまでも作品増えていかないし…)
拍手の返信等もやや遅めになりますが…メッセージ下さった方どうもありがと~です。
返信で~す(反転で宜しくお願いします)
071104 03:54様
貴方様が初めてのメッセージ主様です! 本当に感謝です。眼鏡×克哉小説を
楽しみにして下さってありがとうございました。それでゲームを買われるぐらいに萌えましたか…。
私も実は果実で見た時に一番萌えたのそのCPだったりします…(告白)
071106 1:26様
はい、昨日から眼鏡×克哉小説を始めましたよ~。私自身も一番好きなCPの奴なので
書くの緊張していますが、同時に楽しみにしています。
頭の中ではすでにヤバイ妄想が幾つかのパターンで存在しています。
限りなくヤバイです。とりあえず…後、何本か連載用のストックはありますので
地道に頑張っていきます。これからも応援して下さると嬉しいです。ではんv
…と、まあ…やっと返信出来てすっきりです。
メッセージを残していない方もパチパチしてくれてありがとうございます。
見てくれる人がいる内はやれる限り頑張らせてもらいますね。
それでは今宵はこの辺で…(スッタカタ~)
電灯さえ点けられていない真っ黒な企画室の中で…眩い雷光が走り抜けていく。
「っ!!」
雷鳴が鳴り響いた瞬間に、闇の中に鮮やかに浮かび上がる長身の男のシルエット。
何者かがいつの間にか…扉を開けて、入り口の方に佇んでいた。
(…あれは、やっぱり…もう一人の、俺か…? それとも本多が少し早く起きて俺を探しに
来てくれたのか…?)
コツ…コツ…コツ…コツ…。
固い床の上に、革靴の音が反響している。
一歩一歩、近づいて来る度に心臓がバクバクと荒い脈動を刻んでいた。
(…誰、なんだ…)
振り返る事も出来ずに、克哉はその場に硬直していた。
そうして…ふいに背中に暖かい温もりを感じた。
「…久しぶりだな。もう一人の…『俺』…」
「…やっぱり…お前、か…」
脇の下から腕を通されて、しっかりと背後から抱きすくめられていく。
その声を聞いて、確信する。
今…自分を腕の中に閉じ込めているのは…眼鏡を掛けて、人格が変わっている
もう一人の自分自身だという事を。
周りの視界が利かないからだろうか…相手の息遣いや、気配が前回よりも
はっきりと感じ取れて…それが余計に、克哉の緊張を作り出していた。
「…つれないな。俺以外に…誰が来ると考えていたんだ…?」
「………っ!」
ふいに背後の男に、耳の奥に舌を差し込まれて…悪寒にも似た感覚が強烈に
駆け抜けていく。
背後から前面に回された腕はいつしか…克哉の胸板周辺を辿り、こちらの
胸の尖りを探り始めている。
明らかに性的な色合いを帯びた手つきに…克哉はぎゅっと目を閉じるしかなかった。
「…はぁ…や、め…」
と、言いかけて…抵抗しようとしたが、とっさに頭を振る。
前回…同じように会社内で襲われた時は、突然の事態に頭がついていかなかった。
しかし…今回は違う。承知の上で…彼を呼んだ筈だ。
身体を差し出して、彼の望む『対価』を払えば…この傲慢な男に手伝って貰えると。
そうする事で…一緒に泊り込みをやっている本多や片桐部長の負担が減るのならば
構わないと…そう覚悟したのではなかったのか。
…そう逡巡して、抵抗の手を止めると…眼鏡の方は不思議そうな顔になった。
「…ほう? 今夜は抵抗、しないのか…? やっと自分の欲望に忠実になる気に
なったのか…?」
「…抵抗は、しないよ。その代わり…俺の身体を自由にする代わりに、今夜も
俺の今やっている仕事を…手伝って欲しい。その為の対価なら…支払うよ…」
その物言いに…眼鏡は一瞬瞠目し…すぐに面白そうに不敵に笑う。
「…ほう。イイ根性をしているな…俺を、お前ごときが利用しようとしているのか…?」
「利用、じゃない…協力を…求めて、いるだけだ…。悔しいけど、お前の能力は
確かに高いし…正直、今回はお前の手を借りないと期日までに間に合いそうにない。
…それに少しでも手を貸してもらえれば…本多や片桐部長の負担だって少しは減るし…」
「…ほう。それで己の身を差し出して…仲間とやらを助けようというのか。
…大した自己犠牲精神だな。…ヘドが出るくらいに…」
ふいに眼鏡が克哉の臀部の谷間に、スーツズボン越しに硬くなったモノを擦り付けていく。
その感覚にゾクン、と震えながら…男の手は克哉の首筋や胸元を執拗に撫ぜ上げ…
やや乱暴にこちらのシャツのボタンを外しに掛かっていた。
「ん、んんっ…ひゃ!」
露になった胸肌の突起にふいに爪を立てられて…鋭い声を克哉が漏らしていく。
その後に両手で押しつぶすように刺激されては堪らない。
あっという間に胸の粒は育ちきって…硬い弾力を伴いながら男の指を弾き返していった。
「…お願い、だ…お前の、協力が…欲しい、んだ…」
「…そこまで望まれれば…まあ、相手がお前だろうと…悪い気がしないがな。
しかし…それじゃあ…ただお前を犯すだけでは…対価が足りないな…」
「なっ…! そんな…じゃあ、何をすれば…良い、んだよ!」
克哉が慌てふためいて問いかければ、眼鏡の方はその様子を愉しそうに眺めていた。
…二人の間に、沈黙が落ちていく。
眼鏡の方に痛いぐらい…胸の突起を摘まれて、こねくり回されて…臀部に欲望を
擦りつけられた状態で…やや生殺しになりながら、克哉は相手の言葉を待っていった。
「…そうだな。俺に…たっぷりと奉仕をして貰おう。まずは…衣類は全て脱げ…
話は、それからだ…」
「…奉仕って、何を…すれば、イイんだ…?」
見当がつかない、そんな様子で克哉が問いかければ…傲慢な男は、悠然と
微笑みながら…耳元で囁きかけた。
「俺の性器を…お前の口で…存分に、愛せ。それが奉仕だ…それも今回の対価に
入れさせてもらおう…」
「なっ…!」
反論の声を漏らした瞬間、今度は…服の中に手を忍び入れられて問答無用で
硬く張り詰めた状態のペニスを握り込まれていく。
先端を軽く爪先で抉られて…その強烈な感覚に、克哉は抗う事が出来ずに
身を大きく震わせて堪えるしかなかった―。
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当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)
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…一言報告して貰えると凄く嬉しいです。