エストポリス ＤＳ感想

　この記事は２０１０年２月２５日に発売した「エストポリス　ＤＳ」を
遊んだ感想みたいなものをツラツラと語っております。
　目を通しても良い方だけ「つづきはこちら」をクリックして
やって下さいませ。
　特に興味ない方はスルーでよろしくお願いします。

　今年の２月始め、以前から好きなゲームだったエストポリス伝記の
リメイクが発売したので兄貴は購入しました。
　ですがＲＰＧだったものがアクションＲＰＧに生まれ変わってしまったので
私にパスされましたので…手渡されました。
　合間にチョコチョコとプレイして、現在は二週目の途中。
　今はちょっとエンジン切れていますが、それなりに楽しみながら
プレイしました。
　ですが、これに関してはちょっと言わせて貰いたい。

　色んな物を端折りすぎだろ！！

　いや、ストーリー上の名シーンとか…キャラクター達のやりとりや
一言一言も面白いし、原作のそういったテイストは色濃く残っているのは
判るんだけど…ちょっと説明が足らない部分が多すぎるだろ、というのが
正直な感想。
　基本的に面白いゲームだったからこそ、ちょっとその点が残念すぎると
いうか何と言うか。
　後、最初の中ボスが一回目のプレイの時にアクション苦手な人間には
ちょっと厳しすぎた。
　レベルブレイクがあるって言ってももうちょいどうにかして欲しかったです。
　経験値を稼ぐ為の場所が少なすぎるっていう欠点はちょっとＲＰＧには
厳しい気がしますしね…。

　ただ文句も言っているけれど、エストポリスシリーズ自体は販売していた
「タイトー」が倒産してしまったので本来なら出ない筈、其処で終わっている
筈のシリーズでした。
　そういうゲームがこうやって消えないでどんな形でも復活してくれた
事は大いに嬉しいんですよ。
　メタルマックルシリーズや神宮寺三郎シリーズを発売していたデーターイーストと
いう会社も潰れてしまったけれど…それぞれ、別の会社に拾われてシリーズ
そのものは続いてくれている訳ですし。
　好きだったキャラやシリーズが消えてしまうよりも、多少劣化しても続いて
くれた方が良いです。続いてさえくれれば改良して名作が生まれる可能性も
ある訳ですから。

　今回のエストポリスも、ちょっと物足りない部分があったけれど…
本来なら死んでしまう運命の二人が助かるエンディングが追加されていることと、
物語のキーを握っている存在が掘り下げられて、以前よりも重要な立場として
扱われている事は高ポイントでした。
　繰り返し潜って遊べる「いにしえのダンジョン」もキチンと用意されていた事は
嬉しかったですしね。
　それに１０年ぶりぐらいに懐かしいキャラに会えた事が楽しかった。
　会話のやりとりも彼ららしさがキチンと残されていたし…そういう処は
やっぱりエストポリスだなって実感出来て嬉しかったですから。

　だから次回作、エストポリス　ＤＳ２が出る場合は…もうちょっと物語の
導入部分をしっかりして欲しい。
　アクション苦手な人に対しての配慮をキチンとして欲しい。
　つか、正直に言うとＲＰＧに戻してくれ！　
　アクションのままなら経験値を稼げるスポットをキチンとしてくれ！
　という要望をここに書いておきます。

　個人的評価を言うなら…２～３千円程度の値段になっているのなら
購入しても良いんじゃないかという感じです。
　アクションや、ゼルダみたいに謎やパズルを解いていくスタイルの
ゲームを好きな方にはオススメという感じですね。
　まあ荒削りな処があるゲームですが、キャラクターは魅力的です。
　それは確かなので興味ある方はどうぞ～！