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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ※この話は本編のED№3「嗜虐の果て」にを迎えた後、どうにか立ち直った
御堂と眼鏡が結ばれた後、という設定の上に執筆した眼鏡誕生日ものです。
ミドたんが佐伯の嫁状態になっています。(当サイトの作品『白銀の輪舞』の後です)
それを了承の上でお読みくださいv

 二人分の体重が、ソファ全体に掛かって身体が揺れる度にギシギシと音が鳴っていた。
 それでも構わずに身体と唇を重ねあい、お互いを求めていく。

「ん…あっ…」

 今夜、積極的なのは御堂の方だった。
 熱い吐息を零していきながら、克哉のスーツとYシャツを脱がしに掛かる。
 それに対して、克哉の方も負けていない。
 相手の身体を全身くまなく弄りながら…ゆっくりと御堂のYシャツを
たくし上げに掛かっていた。

「…あんたの身体、もう…こんなに熱くなってる…」

 お互いに相手の首筋に顔を埋めると…所有の証を刻み込んでいく。
 熱く火照り始めている相手の肌を、唇と舌で丹念に味わっていくと…眼鏡は
相手の胸の突起を弄り始めていく。
 御堂の一喝と、自らの想いを体当たりでぶつけたおかげか…先程までの怯えは
払拭されていた。
 ただ、今は…こうして触れ合っているだけで昂ぶって来るし…もっと御堂の
感じる顔が見たい。
 苛めて、感じさせて…悶えさせて。ともかく、愛しい相手のそういう姿が
見たくて仕方がなかった。

「…ここもこんなに、堅く尖って…もう、期待しているみたいだな。俺の指をこんなに
弾き返して来ているぞ…?」

「…っ! あまり、そういう事は…口に出して、言うな…っ!」

「嫌だね。あんたの恥ずかしがる顔は…本当に可愛い、からな。もっと…俺は
見たくて…堪らないんだ…」

 クスクス笑いながら、熱っぽくそう囁くとキュっと胸の突起を両方同時に摘み上げる。
…たったそれだけの刺激で御堂の身体はビクン、と大きく弓並みに反りあがっていった。

「…くくっ! 口では生意気な事を言っていても…身体は本当にあんたは正直だな…」

「…っ! 君は、本当に…意地が、悪すぎるぞ…!」

 抗議するように真っ直ぐに相手を見据えていくと…両手で克哉の頬を包み込んで
思いっきり歯を立てるようにして口付けていく。
 流石にこれは痛かったのか…克哉の方も少し眉を顰めた。

(…ったく、これなら…さっきの罪悪感を感じている時の方が可愛げがあったな…)

 心の中でひっそりとそう思ったが、口に出さないでおいた。
 それに自分は…この男が本当は物凄く意地が悪い事を承知の上で惚れて
しまったのだ。…優しい彼も嫌いじゃないが、そればかりだと気持ち悪いのも
事実だった。
 
「…随分とじゃじゃ馬じゃないか…」

 ふいに腰を引き寄せられると、下肢に…克哉の昂ぶりが押し付けられた。
 臀部の狭間にソレが来るように身体の位置をズラされたのだから…こちらは
溜まったものではない。
 そのあからさまな欲望に、ビクっと震えながらも…期待で息を呑んでしまっていた。

「…あんまり、おいたが過ぎると…それなりのお仕置きをさせて貰うぞ…?」

  こちらが積極的に求めれば求めるだけ、強気で応対すればするだけ…先程の
罪悪感に囚われた彼の顔ではなく…自分が良く知っている傲慢で、強気で…
意地悪な佐伯克哉の顔が覗き始めていく。
 
「…お仕置きじゃなくて、今夜は君の好きにすれば良いって…さっき言っただろう…?
もう私は…君のもののつもり、何だがな…?」

 そのまま克哉のシャツのボタンを全て取り外していくと…肩からシャツを抜かせて
スルリと滑らせて脱がしていく。
 克哉もまた、御堂の着衣を脱がすように手伝っていけば…すぐにお互い、上半身の
裸体を相手に晒していった。
 自分の臀部付近にある克哉の昂ぶりを…腰を何度も揺らして、挑発していく。
 こちらの尻肉と布地越しに触れ合う度にその欲望は育ち、痛いぐらいに御堂の下で
張り詰めていくのが判った。

「くっ…あんた、それ…本当に、クる…っ!」

 御堂の腰使いに、克哉の方が抑えが効かなくなる。
 そのまま乱暴な手つきで相手のスーツズボンを下着と一緒に剥ぎ取っていくと…
自分のスーツのポケットから携帯用のローションを取り出していって…それをたっぷりと
掌の上に取っていく。
 それを性急に…相手の臀部に塗りつけていけば、蕾の周辺は…大量のローションで
ビチョビチョになっていく。
 克哉の指が蕾の中に沈められて…敏感な箇所を的確に探り当てれば…今度は
御堂の方が翻弄される結果となった。

「くっ…! 君の…方、こそ…! いきなり、性急…過ぎる、ぞ! んぅ!!」

 克哉の指が正確に前立腺の位置を擦り上げれば…背筋に走り抜けていく
強烈な快楽が襲い掛かってくる。
 その度に呼吸を荒げて、身体を小刻みに痙攣させ続けると…克哉の方は
早くも相手を快楽で支配し始めている事に満足そうだった。

「…あんたが煽るから、悪いんだろ…? あんな風にあんたに身体の上で
腰を揺らされて…俺が冷静でいられるとでも、思っていたのか…?」

「思っている、訳ないだろ…。むしろ、冷静で何かいたら…君を、思いっきり
恨むだろうな…」

 ククッ、といたずらっ子のような笑みを浮かべながら…克哉の身体をぎゅっと
強く抱きしめていく。
 もう触れ合う場所のどこもかしこも、熱くなっているのが伝わってくる。
 どこか冷たさを感じる外気の中、お互いの汗が気化して…自分達の周り
だけが濃密な空気で包まれているように感じる。

「…早く、私だって…君を、感じたいんだ…佐伯…」

 耳元で、耳朶を唇でくすぐられながらそんな殺し文句を言われれば…限界
寸前だった克哉の欲望は更にはち切れそうになっていく。

「…くっ! バカ…が。もう加減…してやれない。抱くぞ…っ!」

 今夜の御堂は魅力的過ぎて、挑発的過ぎて…克哉の方もすっかりと
主導権を握られっぱなしだった。
 相手の中から指を引き抜けば…両腰に手を添えて、御堂の奥まった箇所に
熱い猛りを押し当てていく。
 接合部の付近が…お互い、燃えるように熱を帯びているのを感じ取りながら
息をゴクン、と呑みあっていた。

「み、どう…っ!」

「ふあっ!」

 そのまま、一気に深い場所まで刺し貫かれていけば…耐え切れずに
御堂は克哉の身体に縋り付いていく。
 十日ぶりに感じる、相手のペニスは…受け入れた場所から、御堂を
そのまま蕩けさせていくようだった。
 御堂の方も負けてはいない。
 狭い隘路を強引に押し開いていく相手の情熱の塊を…必死になって
受け入れて…貪るように収縮を繰り返していく。
 まだ挿れたばかりだというのに…早くも貪婪に克哉を求めていくのを
自覚して、それだけで羞恥で死にそうになる。

「んっ…あっ…はっ…! 凄く…君の、熱い…っ!」

「あんたの、だって…燃えている…みたいだ…。凄くキツくて…
良い締め付け…加減、だな…」

「…っ! だから、言うなってば…バカっ…! ひっ!!」

 いきなりペニスを掌で握りこまれながら、容赦なく内部を掻き回されたもの
だから溜まったものじゃない。
 受け入れているだけで痺れそうになるくらいにイイのだ。
 それで…ギンギンに張り詰めているペニスまで弄られたら、こちらとて
正気でいられる訳がないのだ。
 克哉の手が蠢く度に、御堂の性器はまるで駄々っ子のように暴れて大量の
蜜を零し始めていく。
 グチャグチャグチュ…と部屋中に、接合音と相俟って淫らな水音が
響き渡るのがどうしようもなく恥ずかしい。
 全力で頭を振って、逃れようと試みていくが…克哉もすでに容赦がなかった。

「だ、ダメッだ…! 其処まで、弄られたら…おかしく、なるからっ…!」

 必死に克哉の手を引き剥がそうと抵抗していくが、あまりに強烈な快感の
せいかその力はどこか弱々しかった。
 逆に今度は、克哉が主導権を握る番だ。
 先程のどこか迷っているような影は払拭され、いつもの…御堂が良く
知っている強気で傲慢な笑みを浮かべている克哉の顔がそこにはあった。
 
「おかしく、なれよ…あんたが乱れる姿を、俺はもっと見たい…」

 熱っぽい眼差しを向けながら、克哉が囁いて…深く唇を重ねて、吸い上げていく。
 その舌のねっとりした熱さと甘さに…御堂の鼓動と吐息は更に忙しなく
乱れたものになっていく。

「…っ! 君のその眼差しの、方が…反則だっ! あまり…見ない、で…くれ!
恥ずかしい、から…っ!」

 部屋中に自分達の厭らしい水音が響き渡っているだけで憤死ものなのに、
こちらの顔を真っ直ぐ見つめてくる克哉の顔が真摯過ぎて…真っ赤になって
快楽に染まっている今の顔を見られるのが恥ずかしくて仕方なかった。
 克哉の腰使いが一層早いものへと変わり…あまりに的確に御堂の
弱いポイントを突き上げていけば…その度に内部はキツく収縮し
彼のペニスを搾ろうと締め付けを強めていく。
 
「断る。あんたの…そんな色っぽい顔なんて、こんな時ぐらいしか
たっぷりと拝め…ないんだ。堪能させて…もらうぞ…」

「んっ! あっ! 本当に…君は、意地、悪な…男っ、だっ! あぁ!!」

 精一杯抗議の言葉を吐いていくが、すでにまともな言葉になって
なかった。何度も途切れ途切れになりながら訴えていくが…男が
与える熱い楔の感覚にすでに意識が翻弄されていく。
 御堂のペニスもまた熱く張り詰めて、はしたなく蜜を溢れさせている。
 足を大きく開きながら克哉の上に乗り上げて…必死になって克哉の
身体に縋り付いてくる様は…いつもの冷然とした御堂の態度からは
想像出来ない程の乱れっぷりだった。

「そんな事は、承知の上だろ…あんた、は…! イク、ぞ…!」

 克哉もまた、そんな御堂の狂態を見て…限界近くまで欲望を
高めていた。
 相手の中でドクドクドクと荒く脈打ち…最大にまで膨張して
頂点が近い事を訴えていく。
 相手のペニスをギュっと掌で握りながら、最後の渾身の一突きを
最奥目掛けて、突き上げていく。

「やっ…ぁ!! さ、えきっ…! ああっ―!」

 その瞬間、御堂も大きく啼いて…克哉の背中に縋りつきながら
達していく。
 あまりの強烈過ぎる感覚に意識が一瞬、浚われていく。

(あ、熱い…っ!)

 ドクンドクン、という乱れた鼓動に合わせて…内部の相手のモノが
震えて…熱い欲望が注ぎ込まれていくのを感じた。
 頭が真っ白になるほどの強い快感が走りぬけ、その余韻にお互い
浸っていく。

  ふと、自分の指先に視線を向けた。
 …白銀の指輪が、キラリと輝いているのが視界に飛び込んでくる。
 いつもと同じ情交なのに、ただ…自分が贈った指輪と同じものが
相手の指にも嵌められている。
 その違いだけで…十日前に抱かれた時よりも、ずっとずっと深く
相手と繋がれたような…そんな錯覚に陥った。

 克哉もまた同じ事を考えたのだろうか…?
 ふと視線が合うと…彼もまた、自分の指輪の方を暫く見つめて
それからこちらに小さくキスを落としてくる。
 唇に重なる、柔らかい感触だけで…幸福感が込み上げてくる。
 呼吸が整って、吐息が重なると同時に…ふっと意識もまた、緩やかに落ちていく。
 相手の鼓動と息遣いを感じながら…一時、御堂の意識は…心地よい
まどろみの中へと落ちていった―
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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