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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ※これは御堂と克哉のカップルがふとしたキッカケで
男性用の下着を扱っているサイトを見て…という感じの
お話です。
 妙にエロい感じの会話と雰囲気の話なので了承の上で
お読みください。

 『装飾 』  



―その男性用下着を取り扱っているサイトにはともかく過激な
デザインの一品ばかりが掲載されていた

 以前の克哉だったら、そんな物に興味をそそられる事はなかった
ままだったかも知れない。
 しかし御堂という恋人を得て、いつの間にかその辺の意識は
変化してしまっていたようだ。

(うわ…これなんて、紫のシースルーでうっすらと透けて見える…。
こんなのを俺や御堂さんがつけたら…)

 無意識の内にゴクリ、と息を飲んでいってしまう。
 以前なら同性の性器を見たって何の感情も湧かなかったのに、
今の克哉はその事を想像しただけで興奮して堪らなくなっていく。
 そして次々に、色んなデザインのものをマウスをクリックして眺めて
いってしまう。

(うわ…これなんて、発禁寸前じゃないのか…? 殆どメッシュ生地の下から
見えてしまっているし…わわっ、こっちなんて、随分と強調されている。
どれも凄い…)


「…凄い、こっちのは殆ど露出してしまっている…。ブーメランみたいな
角度で、凄くいやらしい…」

 本当ならそろそろ御堂がいつ帰って来てもおかしくない時間帯だ。
 其れに備えて、さっき作った夕食を温めたり色々と準備をしなくては
いけない頃なのに…すっかり妄想に思考が支配され、意識は
パソコンのディスプレイに釘付けになってしまう。

「…オレ、何を考えているんだろう…。まるで、変態だ…」

 このサイトに置いてあるようないやらしくセクシーな下着を
身につけて、御堂に責められたら…と思うと、身体が熱くなって
おかしくなりそうだ。
 ドクンドクン、と胸の鼓動が高鳴っていくのを感じていく。
 御堂と散々身体を重ねて、言葉で攻めたれたり恥ずかしい事を
いっぱいさせられたおかげで、克哉は言葉で責められたり辱め
られる事で快感や興奮を覚えるように変わってしまっていた。
 
(例えばこの黒いビキニや、スタイリッシュなサテンっぽい生地の
奴を御堂さんがつけたら…それだけで、おかしくなりそう…)

 下着から浮き出るもっこりした部分に、意識が釘付けになる。
 そろそろパソコンを閉じて離れなきゃいけない、と頭の隅で警報が鳴って
いくも…どうしても視線はそちらに寄ってしまう。
 そのサイトは、男性モデルがちゃんと参考画像で着用したものを
掲載してあるからよりリアルに想像が出来てしまう。
 特に御堂は定期的にスポーツジムに通って、見事に腹筋が割れた
良い身体をしているから…余計に妄想が膨らんでいってしまう。

(こんないやらしい下着を着せられて、御堂さんに足を大きく開けと
命じられてしまったら…きっと、ゾクゾクしておかしくなるんだろうな…)

 そして、いやらしくなった自分を御堂に言葉で責められている場面を
想像して、それだけで下半身が反応しそうになっていった。
 ズクン、と下肢に熱と血流が集まっていくのが判る。

(どうしよう…イキ、たい…鎮めないと、頭がおかしくなりそう…)

 荒い息を、唇から零しながら今すぐにでも自慰をしたい衝動に
駆られていく。
 そろそろ御堂が帰ってくるから、という理性と。
 サイトを見ている内にこもってしまった熱を一刻も早く吐き出して
楽になりたいという思いが克哉の中でぶつかりあっていく。

(御堂さん、そろそろ帰ってくるよな…けど、もう…オレ…)

 散々苛められて辱められて、我慢が足りなくなった身体はすぐにでも
解放される事を望んでしまっている。

「御堂さんが、帰って来ませんように…」

 そうして溢れてくる唾を何度も飲み込んでいきながら、己の股間に
ゆっくりと手を伸ばしていくと同時に…玄関の方から物音が微かに
聞こえていった。
 其れを聴いた途端、即座に現実に意識が引き戻らされていった。

「っ…! もう、帰って来た…?」

 途端に、少し緩め掛けていたフロント部分を整えて…パソコンを
慌てて電源を切っていく。
 こんなサイトを見てしまっていた事を、恥ずかしくて御堂に知られたくなくて
とっさに行動してしまっていた。

「ど、どうしよ…早く行かないと…」

 一刻も早く玄関に駆け出したかったが、見ていたサイトがサイトだけに
キチンと終了されているのを見届けなければ気が済まなかった。
 PCがログオフするまでの、本来なら短い筈の時間が妙に
長く感じられた。
 そして焦れていきつつも…パソコンが終了していくと同時に
背後で部屋の扉が開いていった。

「克哉…其処にいたのか。随分と遅くなってすまない…」

「あ、御堂さん…すみません、貴方が帰って来たのにすぐに
玄関まで出迎えに行かなくて…」

「そんなにこの家では気を遣わなくて良いと以前から言っているだろう?
さあ…早く夕食を食べよう。それからじゃないと君というメインディッシュを
味わう体力が出ないだろうからな…」

「っ…! そ、そんな恥ずかしい事をサラリと言わないで
下さい…全く、もう…」

 御堂の言葉から、この後に控える甘い時間を想像してしまって
それでまた身体が熱くなりかけた。
 けれどどうにか、今は夕食が優先と自分に言い聞かせて下半身の
欲求をコントロールしていく。

(今は夕食を食べる方を優先しよう…)

 そして自分の背後で、パソコンが終了をする音を聞いていきながら
今は克哉は一緒に食べる夕食の方に意識を優先していき。
 この時に見ていたサイトがこの後、どんな展開を巻き起こすのか
全く考えもしないまま…机の前から離れていったのだった―
 
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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