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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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  本日はリセット22の予定でしたが…どうも最初に書いたのが
しっくりとこなかったので一日時間貰います。
 代わりに即興で書いた克克新婚ネタを掲載しておきます。 
 ご了承下さいませ(ペコリ)

 興味がある、読みたいという方だけ「つづきを読む」をクリックして
お読み下さいませ~。

もう一人の自分と強引に挙式されて、同居生活をするように
なってから数ヶ月が経過していた。
 シャワーを浴び終えて、ワイシャツ一枚の格好でリビングへと
行くと…眼鏡の方は、真剣に映画のDVDを眺めていた。
 このマンションの広さは結構広く、リビングスペースだけで
八畳程度は取られている。
 其処にワイド形の大きいTVとHD内臓のDVDプレーヤー。
 そして立派な茶色の革張りのソファセットと、大理石が使われている
そこそこの大きさの机が設置されていた。
 克哉はタオルで髪を拭っていきながら、ソファに腰掛けている相手の
隣に…そっと腰掛けていく。
 
(何か真剣に見ているよな…)

 部屋の中には、静かなBGMが流れている。
 少し古めかしい雰囲気の音楽は、逆に昔のサスペンス映画の個性が
色濃く出ていて…少し懐かしい気持ちを感じていく。
 しみじみとそんな事を考えながら、ちょっとだけ相手の方へと
にじり寄っていく。
 だが…それでも、相手がこちらを向いてくれる気配を感じられない。
 ちょっとだけ…克哉はムっとしていった。
 
(何だよ…せっかく、風呂に入って準備は整えたのに…今日は映画の
方が良いっていうのかよ…?)

 眼鏡が今、見ているのは古いサスペンスものだ。
 彼はアクションものよりも、レベルの高い頭脳戦や戦略が垣間見える
戦争ものとかを好む傾向にあった。
 単純なアクションものよりも、彼らしい嗜好なのでその点に文句を言う
つもりはない。
 そういう類のものは、台詞の一言一句を集中して聞いていなければ…
肝心の場面で驚けない、というのも理解している。
 けれど…こんな挑発的な格好を自分がしているというのに、チラリ…とも
相手に見てもらえないのはちょっとだけ癪な部分があった。

(けれど…こんなに真剣に見ているのに、あからさまに邪魔をするのも
悪いよな…)

 相手が、自分に構ってくれないと寂しい…などと感じつつも、真剣に
見ているのに…と葛藤する部分がある。
 結局考え抜いた末に、克哉はチョコン…と眼鏡の肩に自分の頭を
擦り付けていった。
 少し甘えるような仕草を、自分から仕掛けたので…恥ずかしくてつい
カァーと頬が赤くなっていく。

(…少し恥ずかしい、けど…これで気づいてくれるよな…?)

 そう思いながら、何度かグリグリと自分の額を相手の肩口に押し付けて
いくと…スルリ、と相手の腕がこちらの肩に回されていった。
 そのまま強引に引き寄せられ、相手の胸元に凭れるような格好に
なっていく。

「うわっ…」

「今は映画に集中している。だから…大人しく、な…? 『オレ』…?」

「はっ…う、ん…」

 ふいに、耳朶に優しく口付けられながら…ハスキーな声でそう囁かれて、
ゾクン、と克哉の背中は粟立っていく。
 こんなの反則だ…と思いながらも、克哉は大人しく頷いていく。
 そのまま…相手の腕の中にしっかりと収められていきながら二人でDVDの
鑑賞をする事になってしまった。

 映画の方は中盤に差し掛かっているようだ。
 登場人物の顔は徐々に険しく、口調も荒いものへと変わっている。
 それを眺めていきながらも、時折這わされていく掌の感触に…どうしても
克哉の意識は集中してしまっていた。

「はっ…ん…」

 DVDを観ている癖に、眼鏡の手はゆっくりと克哉の背中から腰に
掛けてを静かに撫ぜ擦っていく。
 男の手が動く度に…背骨から腰に掛けての自分の性感帯を、探られて
刺激されていくかのようだった。
 わき腹、背骨の近くの部分…そして、腰と臀部の境目の部分を整った
指先で辿られる度に、克哉の身体は小さく跳ねて…じれったいような弱い
快感が電流のように走り抜けていく。

「やっ…あっ…」

「あんまり、イイ声で啼くな…『オレ』。せっかく映画が良い所なのに…
途中で止めて、お前に触れたくなる…」

「そ、それなら…こんな、煽るような手つきで触れるのは…止めろよ!」

「…それなら、そんな挑発的な格好で風呂上りに…オレの前に出るな…。
誘っているのか…?」

「うっ…それ、は…」

 図星を突かれて、克哉は顔を真っ赤に染めていく。
 
(お前が原因な癖に…)

 今朝の「いってらっしゃいのキス」だって…あんなに執拗に尻肉を揉みしだいて
こちらを煽るような真似をした挙句に、性器まで弄り上げて…イク寸前で愛撫を
止めて出勤するような、極悪非道な振る舞いをして出て行った。
 そんな状態で…途中で放り出されたものだから、今日は一日中疼いて
仕方なかったのだ。
 それなのに…DVD鑑賞して、帰ってからまったく触れてくれないから…
だから業を煮やして克哉はこんな格好をして出て来たというのに…気づかない
振りをずっとしているんだから、本当に意地悪だと思う。

(本当は認めるのは…心底悔しいけれど…)

 ほんの少し、眼鏡が触れるだけで…身体はびくびく、と震えていく。
 もう何ヶ月もこの男に抱かれて、快楽を覚えこまされた。

「…お前が、今朝も…こちらを煽るようなキスを残していくから…
悪いんだろ…」

 焦らされるような触れられ方に、つい拗ねたような表情を浮かべながら…
克哉は本音を呟いてしまった。

「ほう? …そうか、そんなに…今朝のキスは刺激的だったか…?」

 克哉の呟きを聞いた瞬間、眼鏡は愉快そうに笑いながら…太ももを
撫ぜていた手を、ふいに下肢の中心へと滑らせていく。
 白いシャツを捲り上げられながら…直接、性器を握りこまれてビクリ…と
身体を跳ねさせていった。

「…本当だ、もう…お前の此処は…こんなに熱くなっているな…」

「…イチイチ、そんな恥ずかしい事を確認するように…口に、するなよ…あんっ…!」
 
 フイに指の腹で、先端の敏感な部分を擦られて大きく肩を揺らしていく。
 ジリ、ジリ…と焦らすような、ゆっくりした動作に…気が狂いそうになっていく。

「…どうした? 自分から強請るように腰を動かしているみたいだがな…?」

「イジ、ワル…過ぎ、だよ…お前…!」

 そんな風に触れられているだけで克哉の性器ははち切れんばかりに
相手の手の中で脈動を繰り返していた。
 こんな中途半端じゃなく…もっと、深く自分に触れて欲しいとその気持ちが
どうしても…傍にいるだけで溢れて止まらなくなる。
 すると…相手の掌がふいに性器から徐々に離れていって大腿部を静かに撫ぜさする
動きに戻っていき、今度は間接的に敏感な場所に触れていく。

―そんなんじゃ、足りない…!

 一旦、性器を直接握りこまれた事で、完全に身体に火は点されて
しまっていた。
 もっと、しっかりと触れて欲しい。
 グチャグチャになるぐらいに、こちらを乱して犯して欲しい。
 そんな想いが溢れて、その欲求を抑えきれず…ついに、克哉は
降参するしかなくなった。

「…お前に、そんな風に触れられたら…耐えられる、訳ないだろ…!
それぐらい、判れよ…! 意地悪…」

 そう呟いた克哉の表情は実に艶があった。
 一瞬にして眼鏡の興味を惹きつけるぐらいに色っぽくて扇情的な顔を
浮かべている。

「…お前こそ、そんなに俺を煽るな…。また、後で見直しになるな…」

「えっ…」

 そのまま、静かに唇を深く塞がれていく。
 熱い舌先が口腔を弄る感覚に、ゾクンとした感覚が走っていった。
 グチュグチャ…とお互いの舌が絡み合う水音が響き渡っていく。
 相手の腕の中に…気づけば、しっかりと抱きしめられて、ソファの上に
組み敷かれていった。

「…俺のDVD鑑賞を邪魔した責任は取って貰うぞ…?」

 甘い声音で、そう囁かれて…クスっと笑いながら克哉はその首元に
腕を回していった。
 相手の鼓動と体温をしっかりと感じ取って、幸せそうに微笑んでいく。

「うん…いっぱい、可愛がって…『俺』…」

 そうして、花が綻ぶように克哉が笑っていく。
 それを愛しげに見つめながら…眼鏡はゆっくりと愛撫を開始していった。
 
―幸せな夜が、今夜も彼らに訪れていく
 
 その甘さに眩暈すら感じていきながら…熱く静かに、二人の夜は
更けていったのだった―
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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