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当たるお話です。
どんな内容になるのか参考までにお読みになって
判断して下さいませ(ペコリ)
―この奇妙な新婚生活は大晦日に『俺』に拉致され、
強引に挙式を挙げた日から始まっていた。
始まった新婚生活。
克哉は夜半に目覚めて…ふと瞼を開いていった。
最初は見知らぬ天井だった。
だがこの三ヶ月の間にもっとも『俺』と一緒の時間を過ごしたこの
寝室を軽く見回していくと、もう一人の自分の整った顔が存在していた。
それでも窓から差し込む淡く儚い月光に照らされたもう一人の自分は綺麗だった。
なんて、なかったな…)
どうか、漠然とした不安を抱えていた。
運命の日に『俺』に伝えた。
渡すのを保留にされていた指輪は…今、克哉の薬指に戻って来ていた。
安堵の表情を浮かべた。
なった男を見つめていく。
自分が脳裏をよぎっていく。
してくれるまで…今思い返すと、ずっとオレ…不安だったよな…)
見えないままだった。
克哉はずっと怖かった。
憂いの表情を浮かべていく。
克哉は苦笑していく。
してたか滑稽さが良く判った。
あの頃のオレって馬鹿みたいだよな、と思うけど…。お前も言葉が
足りなさすぎたんだよな…あの頃は」
安らかな顔を浮かべていた。
端正な顔立ちを凝視してしまった。
自分と同じ顔の造作をしている筈なのについ見とれてしまう。
克哉は相手から反射的に顔を背けていった。
衝動が湧き上がってきて、克哉は無意識の内に口元を覆っていった。
顔を見ているだけで気持ちが落ち着かなくなって…さっきあれだけ
抱かれたのに、もっと相手が欲しくなってしまっていた。
睡眠時間は大きく削れてしまうだろう。
『俺』は仕事中に寝る訳にいかないからな…ちゃんと少しは寝ておかないと…)
乱れがちになってしまっていた。
いたら…きっとまた、求めてしまいそうだから…)
恋人とイチャつくのも良いかも知れない。
する訳には行かなかった。
身体を起こしていった。
朝日が地平線からゆっくりと昇ろうとしている頃だった。
同居している幻想的な光景。
美しいグラデーションだった。
どれくらいぶりだろう…」
もたれ掛かながらその光景を眺めていく。
見る限りはシャツ一枚の格好でも問題はないだろう。
散らされていたが…まだ辺りは薄暗いし、遠目で見る限りは全然大丈夫だ。
いるのを自覚していった。
自分の姿が鮮明に頭の中に再生されていく。
口にしてくれなかったから…見えなかっただけだ…」
泣き止む様子はなかった。
色んな出来事が脳裏に蘇っていった。
悲痛な叫びだった。
本気になってしまっている事実に絶望して悲観に暮れてしまっていた。
それは奇跡が起こってくれたからこそ辿りつけた結末。
夢物語以外の何物でもなかった。
式を挙げる一ヶ月前…去年の暮れぐらいが一番、煮詰まってしょうがなかったな…」
覚えていった。
資格などないような気がしてきた。
くれていた御堂、本多、太一…彼等の気持ちを察していた癖に自分は
思わせ振りな態度を取り続けて、結果的に彼等の気持ちを持て遊んでしまった。
なっていたのは…あの方が望んだ事ですから…
場所から離れた所から語りかけていますから…
宜しいじゃないですか…。
それで声を掛けさせて頂きました…
恋敵となる方達とどのようにケリをつけていったかです。あの方は
無器用ですし…余計な事は言わないですからね。
だからこうでもしない限り…貴方がその事実を知る事がないと
判断しました…。興味はありますか…?
本来ならするべきではないとは理解している。
感じて想ってくれていたのか…知れるものなら克哉は本当に知りたかった。
だから男の言葉に素直に頷いていた。
月と太陽が同時に存在し、現実と幻想が混じりあう事が出来るこの時に…。
あの方の記憶に貴方が触れられるように致しましょう…。
これから貴方が垣間見るのは…あの方にとって忘れがたい思い出の欠片と、
貴方に伝える事はなかった想いと真実です…。覚悟はありますか…?
そのまま意識も…肉体の感覚も全てが遠くなっていく。
暖かいぬるま湯に浸って浮かんでいるような…相反する感覚を
同時に覚えていった。
急速に走り抜ける強烈な衝動を堪えていくように我が身を強く抱きしめていく。
半身の想いの欠片…。それを知ることで貴方は苦しみ、引き裂かれるような
痛みも感じるでしょう…? 本当に後悔しませんか…?
そんなビジョンが鮮明に脳裏に描かれていく。
一時の幻想へと堕ちていく。
そうして…始まりを告げていったのだった―
専念しておりました。
2時間近く集中して書いたので…本日は日付変更までにもう一本は
出来そうにないので、今日書いた分の冒頭部分掲載で失礼します。
イメージは…御克ルート前提で、澤村が若干絡んでくるみたいな造りです。
現在雑誌に掲載されている情報を元に、原作に忠実をモットーに…
ノマと澤村と夢の中で絡ませる…という感じのお話になります。
新キャラの澤村さんは眼鏡と深く絡んでもノマとはあんまりな感じなので
個人的な萌え要素を詰め込んだものになると思います。
一言でいうなら、「俺の事を忘れて他の奴と一緒になって幸せになって
いるなんて許せない」みたいな雰囲気の話になります。
それで踏まえた上で興味ある方のみ、「つづきはこちら」をクリックして
お読みください。
まだ正式なタイトルはないので「澤村本 冒頭」としておきます。
では…。
とりあえず、昨日の晩からせっせとメガミド本の製本作業を
頑張って…どうにか本日中に宅配業者の方に荷物発送しました!
…一応荷物、30日必着だったのでこちらの作業の方を優先して
やっておりました。
どうにか1月に発行した克克、太克本も合わせて…三種類は当日
机の上に並んでいると思います。
お願いだから、無事に荷物届いていて下さい(ガタブルガタブル)
それと…今晩から明日に掛けて、ちょっともう一冊の原稿を
頑張ってやってみたい気分になったので…本日はそのオフ本の
冒頭部分掲載という形にさせて貰います。
…ちょっとイメージが鮮明な内に形にしておきたいんで。
現在連載中の御堂×克哉の掲載の続きは明日にさせて貰います。
ご了承頂けると幸いです。
…話のベクトルが真逆の話同士なので、混ぜると今…頭が混乱しそう
なんで…(汗)
んじゃ原稿頑張ってきます。ではでは…(ペコリ)
『月と銀剣』 冒頭部分①
―さあ、解放を望まれるのでしたら…是非それを手に取りなさい。それは今、閉ざされた
関係に悩む貴方を…その袋小路から解き放つ救いそのもの。
今、胸を焼き焦がすその強い想いに苦しんでいらっしゃるのでしょう?
それなら…受け取って下さい。
ソレは貴方たちにとってもある種の救いを齎す代物ですから…
男は長い金髪を闇の中で揺らめかせながら、謡うように告げていく。
静まり返った深夜の歩道橋の上。
月がとても綺麗で、怖いくらいだった夜に…彼は渡された一本の銀剣を呆然と
握り締めていく。
それは金属とは思えないほど、しっとりした手触りで…自分の肌に吸い付いて、
早くも馴染み始めている。
はあ、はあ、はあ、はあ…。
次第に、凶器を持っているせいか…胸に抱えている大きな葛藤のせいか、
彼の呼吸が乱れててきた。
―本当にこれで、オレは解放されますか…?
―えぇ、あの人の心が見えなくて悲しいのでしょう? その御心が日々遠く…
ご自分の中から消えていってしまうのが辛いのでしょう?
それは…貴方達を一つの存在に戻す為の鍵。
同一になる為の儀式に欠かせない神具のようなものですよ。
それであの方を刺しても…殺す訳ではありません。一つに還るだけ…ですよ。
そう言われて彼は恐怖を抱きつつも…ぎゅっと銀剣を握り締めていく。
―えぇ…オレはもう、嫌…なんです。日々、あいつの気配がオレの中から感じられなく
なるのも…何を思っていのか判らないのも…!
この一年、突然現れるもう一人の自分にどれだけ翻弄され、犯され続けたのだろう。
強引に快楽を引きずり出されて乱れさせられただろう。
その癖、いつも意地悪で傲慢で…こちらを嬲るような発言しかしない、
身勝手で冷酷な男だった。
―だが彼の胸を満たすのは燃え上がるような強い恋情。
いつから惹かれていたのか、想うようになっていたのか…最早、自分でも
判らなくなっていた。
それでも、そんな己の狂暴な感情が恐ろしいのか、小刻に肩と指先が
震え続けている。
そんな彼をあやすように黒衣な男は艶やかに笑い、優しく言葉を紡いでいく。
―愛する人間を独占したい。近付きたい…一つになりたいと望む事は、恋をしたなら
誰の心にも生じるごく自然な感情です。
それを実際に使われるか、ただ持っているだけに留めておくかは…貴方の判断に任せます。
…ではご機嫌よう、佐伯克哉さん…
そう告げて男が音もなく踵を返すと同時に…瞬く間にその姿が闇に
溶け込んでいく。
掌の中に在る物の質感と重みが怖かった。
だが克哉は何かに操られているかのように、十四夜…後、一日で完全に満ちようと
している月に向かって翳していく。
月はルナティックという言葉の語源にもなっている通り、人の心を時に狂わせる魔力が
あるという。
こんな風に空気が冴え渡って、一際月が美しく見える夜は…余計に惑う者の心をも
乱していくのかも知れない。
魂を魅了するぐらいに美しい刀身が淡い光に照らされていく。
―其れは晧々とした眩い月光を受けて、銀色に美しく輝いていた―
多分、二回に掛けて執筆しないと終わらないと思いますので。
ご了承下さいませ。
もうここまで来ると焦って掲載を急ぐよりも、普段よりも少し時間を掛けて
納得いくまでやりたい心境に達しましたのでね。
待たせる代わりに精一杯やらせて頂きます(ペコリ)
いつも見に来て下さっている方々、本当に有難うございますです。
と言っても何にも載せないのもいい加減、ちょっと心苦しいので
携帯の方で書いた原稿の冒頭部分だけちょこっと掲載。
まあ…眼鏡×御堂本は大体こんな雰囲気ですよ~という
参考ぐらいにはなるかと。
夜桜幻想2(冒頭部分)
漂わせている建物だった。
一郭に通されていく。
それは十二畳程の和室二間と独立した露天風呂で構成されていた。
立ち寄る事はございません。何か入り用でしたら内線でご気軽にお呼び下さいませ。
では私はこれで失礼致します…」
もらいたい…」
立ち振る舞いをしながら…目の前から立ち去っていった。
引かれていった。
考えてくれっ!」
中へと連れ込まれていった。
抱き締められていく。
委ねていった。
佐伯と呼ぶ事を徹底している。
なるじゃないか…)
それが少し気に入らなかったが…更に瞳を覗き込まれるように相手に見つめられて
いくと漸く彼は観念していった。
肩口に顔を埋めてきた。
相手は引き離せなかった。
耐える事だけで精一杯だ。
この反応か…?」
不公平じゃ…あっ…ないのかっ…!」
睨んでいくが、顔色一つ変える気配がなかった。
帯びていくのが自分でも判った。
投げ出されれば誰だって燻るしかないだろう。
見られた方が燃えるっていうのなら…すぐに続きをしても構わないがな。
いじめたい気分になる…」
収まってくれない。
詰まるしかなくなる。
克哉は踵を返していった。
最近、更新ペースは乱れまくってて本当に
すみませんです(汗)
何でこんなに身辺がいつまで経っても落ち着かないんじゃ~と
雄叫びの一つもあげたくなりますが…もう、こういう時期なんだと
潔く割り切る事にします。
後、連載中の話は…私の中で最初に生まれた通りの
結末をそのまま貫きます。
三人一緒にするか、決別させるか…実は最後まで迷いましたが
(更新速度が45話から一気に遅くなったのはその迷いのせい)
私は克哉と眼鏡を決別させる選択しました。
決別させた理由と考えは48話で述べます。
後、三話。最終話まで時間が掛かっても…完結するまで頑張ります。
48話は明日の早朝アップを目標に頑張ります。
…で、原稿をどうやってやるか…ここ暫く必死に考えていたんですよ。
電車の中にPCを持ち運んでやれば結構執筆時間は出来るんですが…
万が一落下させて壊してしまったら、今の自分にはもう一台パソコンを買う
資金的余裕はとてもありません。
けど、移動中以外に…原稿をやる時間は捻出出来そうにない。
んじゃ携帯でやってみるか…?
という事で本日、オフ本(眼鏡×御堂)の冒頭に当たる部分を実際に
携帯電話で打ち込んで執筆してみました。
以下にそれを貼り付けて…最初の部分だけ閲覧出来るようにしてみました。
まあ、携帯小説というジャンルもあるんだし…昨今、携帯使って小説書くぐらいは
珍しくないでしょうけどね。
オフ原稿を…携帯でやろう、という人間はあまり見かけないが…今はパソコンが
壊れるという危険を犯せない時期だからしゃあないかと。
という訳で今日…一時間20分くらい掛けて、打ち込んでみました。
…これを本日分の更新とさせて貰います。
それではまた明日!
夜桜幻想(冒頭部分)
それは出張先で大きな取引きを一つ終えたばかりの頃の話だった―
佐伯克哉が独立して自分の会社を興してから早くも三ヶ月目を迎えようとしていた。
彼の経営手段はかなりのもので、設立してからまだ日が浅い新会社であるにも関わらず、
すでに二人では回しきれないくらいの多くの仕事を担当するくらいまでになっていた。
最近ではMGNから御堂を慕って移籍した…藤田を始めとする何人かの元部下を登用して、
大きなプロジェクトを担当するくらいまでになっていた。
季節は四月の始め。都内では地域によっては桜の満開の時期が訪れようとしている。
神奈川県鎌倉市。鶴岡八幡宮の周辺を車で走りながら御堂は深い溜め息をついていた。
「…そろそろ桜が見頃を迎えようとしているな…」
ハンドルを握りながら自分がそう呟くと助手席から克哉が書類を眺めながら相槌を打っていく。
「あぁ、そうだな。あんたは花見でも楽しみたいのか…?」
…一応、自分達は仕事上のパートナーであると同時に恋人同士でもある。それなのにこの
そっけなさはどうかと…御堂は感じた。
「あぁそうだな。最近は誰かさんがこっちを濃き使ってくれるから正直、風景を楽しむ余裕すらない。
ここで一つ太っ腹な処を見せて是非良く働く従業員を労って欲しいものだがな…」
「…それなら問題ない。今夜は桜をたっぷりと愛でられるようにこの近くの宿を手配してある。
そこで自然を楽しむくらいは幾らでも出来るぞ」
「な、何だとっ?」
皮肉たっぷりに言い放った次の瞬間、予想もしてなかった答えが返ってきた。
つくづく自分はこの男に振り回される星の元に生まれているのかと疑いたくなってしまった。
「何をそんなに驚いている? …俺にとってはあんたは愛しい大事な恋人だからな。
これくらいの気遣いは当然だろう?
それともあんたは色気なく東京の方にトンボ帰りをしたいのか?」
「…っ!そ、そんな訳…ないだろ!で、件の…お前が手配した宿というのはどこにあるんだ?
場所が詳しく判るならナビで指定してくれると有難いのだが…」
「あぁ、メモに書いてあった住所だと大体この辺だな。また近くなったら周辺を拡大表示して
改めて指示する。まずはこの付近まで車を走らせてみてくれ」
二人が社用で頻繁に使用している車には高性能のだがなナビゲーションシステムが
取りつけられていた。
たった今、克哉が指示した場所は鎌倉の外れの方に位置していた。
それでもこの周辺なら前会社に所属していた頃に何度も走っている。
大まかな位置を指定されるだけで迷いなく御堂は現地に向かい始めていった。
「…本当に今日は楽しみだな…」
悠然と微笑みながらそう呟く克哉に少しムッとなりながらも御堂はおとなしく目的地に
向かって運転を続けていった。
観光名所が集まっている処と違い、人の気配もあまりなくひっそりとした佇まいを見せていた
人家の姿もあまり無く、辛うじて舗装されている道路を進みながら御堂は呟いていく。
「随分と閑散とした場所ばかり続いているが佐伯。本当にこの道で良いのか?」
「あぁ、道はちゃんとあっている。俺を信じろ」
(…どうしてコイツはいつだってこんなに自信満々でいられるんだ…?)
相手のあまりに自信に満ち溢れた態度に内心でツッコミを入れつつ、
小さく頷いてみせる。
この付近には手付かずになっている古くからある原生林がも多い。
都会で生活している身としては四方八方どこを見ても樹海を思わせる光景は
圧巻されると同時に馴染みが無さすぎて。そればかり続くと少し不安を覚えるくらいだ。
「そんな不満そうな顔をするな行けばお前もきっと気に入るだろうからな」
「…以前から常々思っていたんだが、君のその自信は一体どこから発生しているんだ?
先ほどから随分と決めつけが多いように感じられるのだが…?」
「決めつけじゃない。確信しているから言っている。一度下見にこの辺りまで
来ているからな。それで気に入って一番のお薦めの時期であるこの時期に、
三ヶ月前から予約して部屋を押さえたんだからな」
さも当然とばかりに言い放つ相手の態度を運転席からチラリと眺めて。
その相手の言葉の意図を察して、つい顔を赤らめそうになり照れ隠しに
心持ち克哉から顔を背けていく。
(三ヶ月前から?それでは私と再会してから間もない時期から、すでに予約
していたというのか…?)
しかも新会社を設立して社長の立場に就いてからの克哉は多忙を極めている。
それは彼の片腕として働き、ずっと見続けていたから良く知っている。
なのにその最中で下見までして部屋を確保していたという事は、御堂と一緒に
過ごしたいと願っている彼の気持ちを如実に示している。
御堂はそれに気付いたからこそいたたまれないくらいの気恥ずかしさを覚えていた。
「何だ、照れているのか?」
「っ!だ、誰が!」
唇から反論の言葉が溢れようとした途端、視界が急に開けて一軒の大きな旅館の姿が
現れていく。
年期の入った木造の建築物に圧倒されそうだ。
深い深い森林の奥にそびえる建築物を前にして御堂が言葉を失っていくと克哉が
傲然と告げていった。
「俺が予約した旅館はここだ。知る人ぞ知るという場所だ。ここから見える桜はかなりの物と
聞いている。ここでゆっくりと二人で花を愛でようじゃないか。行くぞ、孝典…」
そうして御堂が駐車場に自家用車を停めた途端に先に克哉から車から降りていった。
「先に降りて宿泊手続きしてくる。あんたはゆっくりと後から来ると良い」
そう告げて、克哉の姿はあっという間に消えていく。
その後ろ姿を見送ってから本日何度目になるか判らない、深い溜め息をついていった。
「…あいつは、どこまで私のペースを乱せば気が済むんだ…」
トコトン苦々しく呟きながら、御堂は車を完全に停車させて彼の後に続いていった―
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
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24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)
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…一言報告して貰えると凄く嬉しいです。