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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 克哉の目許、こめかみ、頬の稜線や生え際に優しくキスを落としていきながら
ゆっくりとYシャツのボタンを外し始めていく。
 強引な手つきであるが…一つ一つの仕草には、病人の相手を気遣うような
優しさが滲んでいた。

「ん、はっ…」

 唇が首筋にまで降りてきて、ゆっくりと其処に吸い付き始めると克哉の唇から
悩ましい声が零れ始めていった。
 まだ触れたばかりだというのに…熱っぽい声を早くも聞かされて…御堂は
自分の下肢が熱く昂ぶっていくような感覚を覚えていた。

(すでに今日は…熱があるからな…。やはり、気遣った方が良いだろう…)

 本来なら、病人に欲情して抱こうとするなど…身体に負担を掛けてしまう
行為なのだからNGなのだろう。
 けれど…今日の克哉は凶悪的なまでに可愛らしく思えて仕方なくて…欲望は
とても抑えられそうにない。
 このまま、彼をどこまでも感じさせて啼かせたい。
 そんな凶暴な欲求が胸の中に湧いてきて止まらなくなっていく。

「もう尖っているな…いつもに比べて、随分と此処も赤く熟れているんじゃないのか…?」

 胸の突起に指と唇を這わせていくと、左右にそれぞれ異なる刺激を与えながら
愛撫を施していく。
 つつしまやかな尖りはすぐに硬くしこり始めて、独特の弾力を伴い始める。

「んぁ…や、御堂、さん…音…」

 わざとピチャピチャ…と水音が立つように其処を舐め上げてやると、克哉が僅かに
其処から御堂の唇を引き剥がそうと弱い抵抗をしていく。
 だが…そんな僅かな拒絶ぐらいで、今夜は止めてなどやるつもりはない。
 舌先で押し潰すようにしていきながら、同時に手で愛撫している左の突起の先端にも
軽く爪を立てて、両方同時に刺激していってやる。

「あ―っ!」

 克哉の唇から、鋭い悲鳴に似た声が漏れていく。
 ビクンと痙攣するようにその身体を仰け反らせて、強烈な感覚を耐えていく。

「…相変わらず、君は敏感だな…」

 愉しげに笑いながら、右手をゆっくりと…彼の下肢の方へと移動させていく。
 スーツのズボンのフロント部分をゆっくりと引き下げていき…其処に手を差し入れて
いくと…早くも布地の下で息づき始めていた彼の性器にぶつかっていった。

「…っ!」

「…もう、ここもカチコチだな…。ちょっと胸を弄っただけでこんなに硬くするなんて…
君も期待、していたのかな…」

「…そ、んな…事、は…」

「ほう…? じゃあ…これは、何だと…言うんだ…? こんなに私の手の中で…
熱くなっている此処は…」

「あっ…あっ…!」

 そうやって施される愛撫の手つきこそは、熱がある彼を気遣って優しいもので
あったけれど…代わりに言葉で酷く羞恥を煽られて、いく。
 御堂の動作と向けられる言葉の酷いミスマッチぶりに…逆に普段よりも、精神的に
追い上げられていく。
 握り込まれた性器は、恋人の手の中でドクンドクン、とまるで其処だけ別の生き物に
なってしまったかのように激しく脈動し…克哉の興奮ぶりを相手に伝えていく。
 たっぷりと早くも先走りを滲ませ始めて、相手の手を汚していく様は…自分でも
卑猥に思えて…逆にそこから目を離せなくなっていった。

「やっ…み、どう…さん…」

「克哉…良く、見ていると良い…。私の手の中で…どれだけ君がいやらしく
暴れていくかを…な…?」

 ふいに耳朶を甘く噛まれていきながら…ペニスを性急に扱かれ始めていく。
 御堂が手を蠢かせる度にネチャヌチャ、と粘質の音を響かせていきながら…自分の
ペニスが一層硬く、大きく膨れ上がっていく。
 余った皮を容赦なく扱かれて、根元の部分もきつく指先で締め付けられて…
どうしようもなく快楽が高められていく。

「や…だ…オレ、の…凄く、いやら、しくて…!」

「目を閉じるな…ちゃんと…最後まで、見ているんだ…克哉…」

「は、あ…み、どう…さ、ん…」

 御堂から命じられるように、見る事を促されて…うっすらと生理的な涙を
滲ませた熱っぽい瞳で…何かに魅入られたかのように、自分の淫らな場所に
目を向けていく。
 
(やだ…オレの、御堂さんの手の中で…あんな、に…)

 別段、普段ならば自分の性器がこんなに膨れ上がっていようと…はち切れん
ばかりになっていようと…すでに見慣れた場所だ。
 自慰をしたからと言って、こんなに恥ずかしくなる事はない。
 だが…他者の手によってここまで硬くなり…それを見届けるように強要される
事によって…克哉の中に強烈な疼きが生まれ始めていく。

「み、どう…さ、ん…お願い、です…も、う…」

 涙を一筋、頬に伝らせていきながら…苦しげに呼吸を乱しながら、恋人に
向かって懇願していく。
 だが…このような状況では、そんな切なげな表情すらも…男の欲情を
一層強く煽るだけだ。
 止めてなど、やれない。
 むしろ…一際強い刺激を与えて、克哉を悦楽の中に追い込もうとするように…
激しく手を動かし、絶頂に導こうとしていく。

「ダメだ…もう、止めてなど…やれない。もっと…君の感じる姿を…見たいんだ…」

「あっ…んんっ…!」

 御堂の食い入るような眼差しに、背筋から甘い衝動が同時に競り上がってくる。
 彼の荒い呼吸、熱っぽい欲望を讃えた眼差し…そして大きく、熱くなっている掌。
 全てが…彼が、自分を求めてくれている証だった。
 それを感じて…克哉はブルリと背を震わせて…。

「み、どう…さんっ―!」

 余裕など一欠けらもない、切羽詰った声音で…恋人の名を呼び上げながら…
その手の中に吐精していった。
 ドロリ、とした粘っこい精液が…相手の手の中に放たれる様を目の当たりにして
克哉は居たたまれない気持ちになりながら…肩で息を突いていった。

「随分と濃いな…。先週から、ずっと…ご無沙汰だったのかな…?」

「そ、んなの…答えられる、訳…ない、でしょう…! 今日の…御堂、さんは…
その、意地悪…過ぎ、ます…」

 さっきまであれだけ優しかった姿を見ていた分だけ…セックスの時の意地悪さが
いつもよりも際立って強く感じられる。
 顔を真っ赤にして…プイと相手から顔を背けて、枕に顔を半分埋めて表情を
隠していったが…耳まで朱に染まっている処を見れば…こちらが恥ずかしがって
いる事など御堂にはすぐに悟られてしまうだろう。
 いっそ布団でも被って、顔を全て相手の前からシャットアウトしたい気分になったが
御堂は恐らく…許してはくれない、だろう…。

「…すまない、な…。君が今日は…可愛らしすぎるからな…。つい苛めたくなって…
仕方なくなってしまう…」

「また、オレを…可愛い、とか言って…あっ…」

 そうしている間に、頬に濡れていない方の手を宛がわれていくと…強引に顔を
御堂の方に向かされて、唇を重ねられていく。
 啄ばむような優しい口付けに…さっきまでモヤモヤしていた、恥ずかしさや
悔しさがあっという間に溶かされていってしまう。

「御堂…さ、ん…ズルイ…」

 こんなに優しくキスされたら…これ以上、拗ねている事すら出来なくなってしまう。
 チュウ…と唇を吸われて、舌を這わされたら…背骨の奥から快楽が競り上がって
きて…再び腰が疼き始めていく。

「ん、んぁ…やっ…ぁ…」

 チロチロと舌を口腔に差し入れられながら、もどかしいくらい優しい愛撫を
暖かな舌先で施されていく。
 やんわりとこちらの舌を舐め上げていく感覚が、心地よいと感じると同時に
物足りなくて…もっと強い刺激を求めて、こちらからも舌を擦り付けていく。

「克哉…」

 声の振動が唇に伝わってくるくらい、間近で…自分の名前を呼ばれたら
それだけで…嬉しくて、切ない気持ちが湧き上がってくる。

「み、どう…さん…」

 こちらもまた、応えるように相手の名を口にしていくと同時に…御堂はいつの間にか
こちらのズボンに手を掛けていって…ゆっくりと下着ごと、足から抜いていき…
克哉の奥まった場所に指を触れさせていったのだった―
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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