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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ※やっと贈呈主が読んで下さったのを確認出来ましたので26日分の
掲載作品…という形で正式に掲載させて頂きます。
 非常に掲載作品が前後しまくっていて判り辛くなってて本気で
すみませんです(ペコペコ)
 無駄に甘いので覚悟してお読み下さいませ(笑)

―それは克哉が気付いたら眼鏡の奥さんという立場になってから
一ヶ月程経過した頃の話だった。

「本当にゴメン!オレが悪かったよ!」
 
 新居のマンションの整えられたリビング内。
 起き抜け早々、克哉は夫であるもう一人の自分に対して真剣に
謝っていた。
 だが冷蔵庫の前に立ち尽くしている眼鏡の表情は極めて厳しいものだった。
 
「…お前、仮にも俺の妻ならば…毎朝、こちらが朝食時に必要としている
物ぐらいは判るだろう?
 百歩譲って何か一つ足りないくらいならまだしも…俺が朝食に食べたいと
思う物が何一つない状態でどうしろと言うんだ?」
 
「だ、だからさっきからゴメンって…。けど昨日はオレも熱っぽくてダルくて…
家の事は辛うじてこなせたけど、買い出しまでする元気はなくて…」
 
「…ついでに言うと俺との愛情確認の時間もそれで初めて断ったよな…?」
 
「…しょうがないだろ? 本気で体調悪かったんだし…。そういう時ぐらい
キチンと睡眠は取らないと…」
 
 克哉がしどろもどろになりながらも説明していくが眼鏡の
表情は固いままだった。
 いつもなら克哉がここまで言えば彼も仕方ないな…と諦めてくれるのだが、
昨日の夜のセックスがなくて欲求不満なのか極めて不機嫌そうであった。
 …いつもより空気がピリピリしているのはきっと気のせいではない。
 
「…チッ、人間だから体調が悪い日はどうしても出るだろう。それを責める
気はない。だが冷蔵庫の食料に関しては毎日マメに買い出していれば
回避出来ないか…?」
 
 克哉は結婚以前、長年独り暮らしをしながら働いていたせいか毎日
こまめにスーパーに行って買い出しに行く習慣がなかった。
 独身時代は昼間は外食が多かったから週末に一週間分の食材を
買えば事足りた。
 結婚してからは二人分になったから週末の他に週の中頃にも、もう一回
行くようになったが…昨日は発熱のせいでそれを怠ってしまってこの
事態になったのだ。
 
「…うっ。それはそうだけど…」
 
「せめて今度から週三回程度に買い出しは増やせ。そうすればこのような
事態は回避出来る。まぁ…今朝はお前を朝食にする形で許してやろう」
 
「…はぁ?」
 
 あまりの唐突な申し出に克哉の頭は一瞬、真っ白になった。
 だがそんな克哉に一切お構いなく…眼鏡は問答無用でにじり寄っていく。
 
「…うわっ! ちょっと待ってくれ…」
 
 克哉も本能的な恐怖を感じて後ずさって逃げようと試みる。
 二人の睨みあいと攻防戦は暫く続いていく。
 だが眼鏡の方は克哉を逃がす気は一切ないらしく大きく立ち塞がる事に
よって、相手の逃走経路を確実に遮断していく。
 
(…どうしよう、逃げる隙がない…!)
 
 眼鏡の背中から何がなんでもこちらを逃すまいとする気迫が
ヒシヒシと伝わってくる。
 …つくづく、飢えた獣と欲求不満状態のもう一人の自分は敵に
回すものじゃないと思い知っていると…。
 
「…そこまで、だな」
 
「…あっ…」
 
 ついに窓際まで追い詰められてしまっていた。
 克哉にとってはまさに朝から絶対絶命の状態だった。
 後方に窓ガラス、前方に飢えきった夫。
 幾らあがこうともすでに克哉が逃げ切れる状況ではなくなっていた。
 徐々にその整った顔立ちが近付いてくる。
 互いの吐息が感じられる程の距離だ。
 
「ちょっ、と…待てよっ!こんな処で…」
 
 今、二人が立っているのはベランダに続く大きなガラス製の
引き戸の前だった。
 しかも擦りガラスや飾りガラス製の中の様子が見えないタイプの
物ではない。
 しっかりとカーテンを引かなければ中の様子が見えてしまう透明な物だ。
 
「…何をそんなに嫌がる? そんなに見られながらスルのは
抵抗があるか…?」
 
「…あ、当たり前だろ! こんな処でシて、誰かに見られでもしたら
一体、どうする…んぐっ!」
 
 克哉は必死になって反論の言葉を紡いでいくが、あっさりと相手に
キスされる形で唇を塞がれる事によって阻まれていった。
 クラクラと眩暈がする程の情熱的な口づけに思考が真っ白になりかけた。
 熱い舌先が縦横無尽にこちらの口腔内を擽り、性感を刺激していく。
 
クチュリ…グチャ、ヌチャ…
 
相手が舌を蠢かしていく度に背筋に甘い痺れが走り抜けていった。
 
「や…ぁ…」
 
唇がようやく解放されていくと、克哉の唇から悩ましい声がこぼれていった。
 
「…さっきまで嫌がっていた割には、随分キスかには乗り気だったみたいだな…」
 
「そ、そんな事は…んぅ…」
 
 抵抗の意思を示す言葉はあっさりと眼鏡の唇で塞がれて
封じ込められていく。
 ガシッとその腕の中に押さえつけられていくと…巧みな指先に、
腰から臀部に掛けてやんわりと撫ぜ擦られていった。
 間接的に蕾を刺激される形になって自然に克哉の吐息は
荒くなり始めていく。
 
「やだ…其処、ばかり弄るな、よぉ…」
 
―こんな処で抱かれてベランダの向こうから誰かに見られてしまったら…。
 
 その躊躇いから克哉は弱々しい抵抗を続けて首を振っていく。
 だが克哉は知らない。この新居のマンションは防音完備で、全ての窓が
外から見た場合は、一定以上の距離から離れて見た場合は全て光を
反射して室内の様子を見えなくする仕様である事を…。
 
「…口で嫌がっている割には、随分と腰をくねらせてねだっている
みたいな動きになっているみたいだぞ…?」
 
「あっ…はぁん…言うなぁ…言うなってばぁ…」
 
 尻肉を嫌って言う程揉みしだかれて克哉は甘い嬌声を漏らし続けていった。
 断続的に荒く乱れた呼吸を繰り返していきながら…肩を上下させていく。
 
「…そろそろ頃合いみたいだな…」
 
「ひゃっ…!」
 
 突然、窓ガラスに身体の前面を押し付けられるな格好になって
克哉は微かな悲鳴を出していった。
 そのまま背後から抱きすくめられ、臀部に熱い塊が押し当てられていく。
 互いの布地越しだから直接ではない。
 それでもすでに散々ソレに貫かれ続けている克哉には嫌でも判ってしまう。
 
(『俺』のが…こんなに、熱く…堅くなってる…)
 
 知らない間にゴクンと息を飲んでしまっていた。今、こうして背後から
自分を抱き締めている男が欲情してこちらを求めて来ている。
 そのあからさまな形を突きつけられて克哉は知らず、早鐘を打っていた。
 
「~~~~」
 
 もう何を言って良いのか軽くパニックに陥っていくと…耳元に口元を
押し付けられ、低い声音で囁かれていく。
 
―観念したか? それならお前を抱くぞ…
 
 そう言葉を落とされた瞬間、ゾクンと腰に甘い痺れが走っていく。
 眼鏡の手が巧みに克哉の衣類を脱がしに掛っていった。
  そのまま暖かい手のひらがくまなく克哉の全身を這い回っていく。
 こちらの両脇に腕を通す格好で、背後から敏感な場所ばかりを
攻め始めていった。
 
「んんっ…ぅ…」
 
 相手の指に触れられる度にどうしても声が出てしまっていた。
 両方の突起を抓まれ、こねくり回されながら耳の奥を舌先で犯されていけば
それだけで気が狂いそうになっていく。
 
「…ほら、俺にこうされるのが嫌なんじゃなかったのか…? その割には
お前の此処は堅く張りつめながらこちらの指に吸い付いて来ているがな…?」
 
「やぁ…お願い、だから…口に、出して…言う、なよ…! 恥ずかしく、て…
死にそう、になるから…」
 
 イヤイヤをするように頭を左右に振っていくが眼鏡の甘美な責めは一向に
収まる気配を見せなかった。
そうしている間に首筋に吸い付かれて何度も鋭い痛みが走っていった。
 
「っ…! あっ…!」
 
 反射的に身体を跳ねさせていくが痛み混じりの愛撫は暫く
絶え間なく続いていった。
 ようやく止んだ頃には…克哉の健康的な肌の上には、特に首筋から
肩口に掛けて赤い痕が散っていた。
 
(…また、痕が…一緒に暮らすようになってから…消えた、試しがないな…)
 
 式を挙げてからの変化の一つ。それは…眼鏡は抱く度に必ず克哉の身体に
所有の証を刻むようになった事だった。
 毎日抱かれ続けている訳だから行為の度にそれは上書きされている
形になっている。
 おかげで襟が開いて首元が見えてしまうデザインの服を着て外に
出れなくなってしまったくらいだ。
 
「やぁ…また、痕…が…」
 
「お前は、俺のものだからな…」
 
「あっ…」
 
 なのにこうゆう風に熱っぽく囁かれれば、肉体的な快楽とは
別の悦びが背筋を走り抜けていく。
 そうしている間に、臀部に押し当てられた相手の剛直はドクンドクンと
脈打っていて…激しく自己主張を繰り返していた。
 
(もう…『俺』の…こんなに堅く熱くなっている…)
 
 知らない内に期待するように身体を震わせて…ゴクン、と
息を飲み込んでいた。
 
「あ…あっ…んぅ…」
 
 ただ胸をイジられているだけの愛撫に焦れて、無意識の内に強請るように
腰を蠢めかしていた。
  ジーンズの生地の下で知らない間にペニスが張りつめて、痛いぐらいに
なっていた。
 
―胸の刺激だけではすでに物足りなくなっていた。
 
「んぁ…其処、だけじゃ…足り、な…」
 
 身体の前面を窓ガラスに押し付けられた状態でのセックス。
 そんな真似したら誰に見られてしまうか判らないのに…とんでもない事だって
考えているのに、すでに肉体に火が点いてしまって止められそうになかった。
 
(…外が、見える…のに…)
 
 すでにぼんやりとした頭でそんな事を考えていきながら…つい瞼を開けて
 外の風景を眺めてしまっていた。
 ベランダの向こうには幾つもの植え込みと町並みが広がっている。
 遠方には沢山の家やビルが立ち並んでいるのを見て強烈に
恥ずかしくなっていく。
 
―あの建物の中にいる誰かに見られてしまったら…
 
 とんでもない事にそう考えが過った瞬間、妖しいうねりが身体の奥から
生まれ始めていった。
 
「…あの建物の向こうから、お前の乱れている姿を誰かに見られて
しまうかもな…?」
 
「…嫌、だ…そんな、事を…耳元で、なんか…言わない、でくれ…」
 
 懇願をするように克哉は訴えかけるが、その願いが聞き遂げられる
事はなかった。
 
「…途中で止めたら、お前こそ困るんじゃないのか…さっきからおねだりする
みたいにお前の腰は揺れ続けているぞ…?」
 
「…バカァ…」
 
 すでに相手にぶつける文句の言葉すら甘くなる程に克哉は
追い詰められていた。
 
(どうしよう…こんな場所なのに…欲しくなって…堪らなくなっている…)
 
 こんな所で抱かれるなんて恥ずかし過ぎて嫌な筈なのに、すでに抗えない
処まで来てしまっていた。
そんな克哉の思考を読んでいるかのように、眼鏡は克哉のジーンズを
下着ごと一気に引き下ろして、腰から臀部に掛けてを露にしていった。
 
「ひぃ…あっ…」
 
 すでに堅く張り詰めていたペニスがその衝撃で表に飛び出して、
つい声が零れてしまった。
 その隙に眼鏡は克哉の蕾に己自身を当てがい、一気に際奥まで貫いていった。
 
「うあっ…」
 
 克哉の唇から耐えきれないとばかりに声が絞り出されていく。
 毎晩のように抱かれていたとしても…本来、男の肉体は同性を
受け入れるようには出来ていない。
 性急な挿入は受け入れる側にかなりの負担を強いる。
 最初は引き攣れるような鈍い痛みを覚えたが…背後から濃厚な口付けを
施されると徐々に緩和していった。
 
「あっ…はぁ…」
 
 ようやくキスが解かれる頃には克哉は甘く締くようになっていた。
 その頃を見計らって眼鏡は抽送を開始していく。
 腰を動かしていく度にガタガタと音を立てながら窓ガラスが揺れていった。
 それが余計に克哉の羞恥と快楽を高めていく。
 
「ひっ…あっ…! やだっ…『俺』…! こんな処、誰かに…
見られたら…!」
 
「見られたなら、そいつに見せつけてやれば良いだけだ…。俺たちは
こんなに、朝から愛し合うぐらいに円満な関係だとな…」
 
「やっ…バカ…。本気で、お前…信じ、られない…」
 
 克哉は必死に頭を振っいきながら一方的に与えられる強烈な感覚に
耐えていった。
 己の内部で相手の一部が熱く息づいているのが嫌でも伝わってくる。
 
(…俺の中で…ドクドク言ってる…。凄く…熱い…)
 
 そう自覚した瞬間、その熱い塊は克哉の内部を強烈に
往復し始めていった。
 腰を突き入れられる度に克哉の脆弱な場所が擦られて鋭い快楽が
生み出されていく。
 窓の向こうには鮮烈なまでに青い空が広がっているのに…自分達は
朝から何て不健全な事をしているのだろうと、頭の隅で考えていった。
 
「ん…あっ…。やっ…凄く、恥ずかしい…から、もう…」
 
 この場所で自分を抱き続けるのは止めて欲しい…そう懇願
するつもりだった。
 だが深い場所を強くえぐられていけば、そんな言葉もあっと言う間に
掻き消されていく。
 
「何を今更…お前の中はこんなに俺を求めてヒクついているぞ…?」
 
「んっ…ふっ…。バカァ‥そんな事、言うなよぉ…」
 
 克哉は激しくあえぎながら訴えるが聞き遂げられる事はなかった。
 そしてそのまま眼鏡の腰の動きは熱烈なものへと変わっていき…
克哉は一層翻弄されるしか出来なくなっていった。
 
―激しい律動が刻まれる
 
 その度に克哉の喉の奥から余裕ない声が紡がれていく。
 強烈な快楽は時に苦痛にも繋がる。
 相手に揺さぶられて背筋に電流のように快感が走り抜けていく度に
息を詰めてしまうから、さっきから息が苦しくて仕方なかった。
 
「やっ…息、苦し、い…はぁ…んっ…」
 
 崩れそうになる身体をどうにかガラスに手を付く事で支えて
いきながら克哉は訴えていく。
 だが眼鏡は抽送を一切弱める気配を見せず、むしろその力強い
動きは勢いを増すばかりだった。
 
「良い味だ…これなら、充分に俺の朝食代わりになる…」
 
「んぅ…こんな、風に体力使ったら…余計、お腹空いちゃうだろ…
何を、言って…」
 
「…空腹など、その辺で買ったバランス系の食料で満たせるが…俺の
飢えを満たせるのはお前だけ、だからな…」
 
「…えっ…?」
 
 今、とんでもない事を耳元で囁かれたような気がしてカァーと
 克哉の顔が赤く染まっていった。
 
「…聞こえなかったのなら、もう一度言ってやろうか…?」
 
「良いっ! 言わなくて…!」
 
 そんな言葉をもう一度囁かれたりなんかしたら自分は恥ずかしくて
仕方なくなってしまうだろう。
 必死に頭を振りながら断っていくと、その様子を眺めて眼鏡は…
喉の奥で笑っていった。
 
「くくっ…。お前のそういう処は、可愛いな…」
 
「なん、か…凄い…バカに、んんっ…され、ているよう…な、
気が…する…」
 
「…心外だな。俺は褒めているつもりなんだが…」
 
「どこ、が…だよ…ふっ…ううぅ…」
 
 反論しようとした唇は、背後から顎を捉えられての苦しい体制からの
キスによって塞がれてしまっていた。
 
「んっ…あっ…」
 
 さっきまで克哉の頭の中に渦巻いていたものも甘く情熱的なキスを
施された事によって、どうでも良くなってきた。
 ようやく口付けが解かれていくと…再び激しい腰使いによって
翻弄されていった。
 
グチャグチュ…ヌチャネチャ…。
 
 眼鏡が動く度に接合部から厭らしい水音が響き続けていく。
 それが恥ずかしくていたたまれないくらいなのに凄く気持ち良くて…
頭の芯からジィンと痺れるような思いがした。
 
「…はっ、うっ…イイっ…おかしく、なるっ…」
 
眼鏡の動きは激しくなるばかりでまともに息を付く暇すらなかった。
互いの全身から玉のような汗が滲み出てくる。
あまりに激しく追い立てられて満足に呼吸すら出来なかった。
眼鏡が、いる。
自分の中で強く脈動を繰り返しながら、克哉の中で確かな自己主張をしていた。
 
「あっ…あぁ…! お前の、凄く…熱くて、イイっ…」
 
「くっ…お前の中だってキツく絞まって…焼けるように、熱いぞ…」
 
「やっ…バカァ…言う、なよぉ…」
 
 泣き声混じりに克哉は甘く懇願していくが、眼鏡は意地悪げに
微笑みながら言い放った。
 
「ふっ…くぅ…聞く気は、ないな…」
 
 そう呟きながらも、眼鏡の方も余裕を無くしていた。
 コイツの内部は凄く熱くてキツくて…気持ち良い。
 だからあまりの快楽に彼の方もまた夢中で突き上げて…
快楽を追う方に集中していった。
 
 ガタガタガタ…。
 
 身体を揺すり上げられる度に窓ガラスが大きな音を立てていった。
 
 そのまま互いを揺すりあげる度に脊髄から脳髄に掛けて強烈な
悦楽が駆け抜けていった。
 
「…やっ…ダメっ…だ…! もうっ…」
 
 ついに克哉の方にも限界が訪れて、眼鏡よりも
一足先に達していく。
 窓ガラスに熱い白濁を飛び散らしていくのと同時に、内部の男の性器を
キツく締め付けていった。
 
「くぅ…!」
 
 かなり余裕なさげに唇を噛み締めながら眼鏡の方も勢い良く、
熱い精を解放していった。
 
「ん…ハァ…」
 
 克哉は悩ましげな声を漏らしていきながら、相手の欲望を享受していく。
 
 ドクドクドクドク…。
 
 繋がっている場所と肌が重なりあっている部位からお互いの
忙しない鼓動が伝わってきて妙に一体感を覚えていった。
 
(…この瞬間は…好き、だな…)
 
 抱かれている間は時に息が苦しくて辛い時もあるけれど…そういう時の
事後ほど、終わった後の余韻が満たされていて、心地好くて…。
 
(…悔しいけど、すでに癖になっているもんな…)
 
 はあ、と深い溜め息を突いていきながらガラスに戸に体重を預けていくと
克哉はその場に崩れ落ちていった。
 腰から下がまったく力が入らない。
 そのおかげでみっともなく尻餅を突いていくと眼鏡はそっと呟いていった。
 
「時間があれば介抱してやっても良かったが…残念ながら、時間だ。
だが…充分に充たされたぞ。やはりお前は美味しいな…」
 
「バ…カ! 朝から一体何を言い出すんだよ! 本当に、お前…信じられない!」
 
「だが、こんな男と挙式して一緒に暮らす事を受け入れたのは…お前だろう?」
 
「うっ…それは、そうだけど…」
 
 克哉が困って言葉に詰まっていくと同時に眼鏡は傍らに跪き、その唇に
触れるだけのキスを落としていった。
 
「じゃあ…そろそろ俺は行くぞ。帰って来るまで良い子で待っているんだぞ…?」
 
「…うん」
 
 そうして克哉が小さく頷き返していくと…眼鏡は満足そうに
微笑みながら立ち上がっていく。
 
 本音ならお互いもう少し一緒に甘く過ごしたい。
 けれど自分達はこうして結婚して共に生活している。
  働きに出て日々の糧を稼ぎに出るのは夫としては当然の事だ。
 
(…名残惜しい気持ちはあるがな…)
 
 そんな事を考えながら、眼鏡は相手の瞳を覗き込み、
小声で尋ねていった。
 
「いってらっしゃいは…言ってくれないのか…?」
 
「えっ…あっ…うん…」
 
 そういわれると克哉はハッとなって相手の首元に両腕を回して
恥ずかしそうに告げていく。
 
―いってらっしゃい、『俺』…
 
 克哉は照れくさそうな様子で…毎朝の儀式をそっと本日も行っていく。
 そうして自分の可愛い奥さんに見送りのキスを贈られた眼鏡は…
その一日をとても充実した気持ちで過ごしたのであった―
 
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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 …一言報告して貰えると凄く嬉しいです。
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