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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 濃厚なミルクの匂いが鼻を突く中で…一旦、腕を引かれて
起こされた状態で浴室の壁に身体を押し付けられていく。
 背後から相手に抱きすくめられて、その淫らな指先がこちらの
胸元と下肢を怪しく蠢いている。
 
サァーザー…
 
 床にタイルが敷き詰められた浴室内に、シャワーの音と…自分達の荒い
息遣いだけが
響き渡っていく。
 
「あっ…んんっ…其処、ばかり…弄るな、よ…」
 
「何を言う…? お前のここはもっと強い刺激が欲しいって…俺の手の中で
訴えかけているみたいだがな…?」
 
「はっ…うんっ…」
 
 克哉が鼻に掛かったような甘い声を漏らしていくと、眼鏡はやんわりと
性器を握り締めて緩やかに扱き始めていく。
 シャワーの湯を浴びながらの愛撫のせいか、どこに触れられても克哉の肌は
肌に吸い付くように滑らかな手触りになっていた。
 
「ほう…? やはり風呂場でヤルと…趣がいつもと違って感じられるものだな。
お前の肌…どこも、俺の指に吸い付いて来ているぞ…? ほら、ここもな…」
 
「やっ…バカ…言わない、で…!」
 
 克哉が頭を振って必死に否定していくが、相手の攻勢は止まる気配を
見せていなかった。
 むしろどんどん巧みなものとなって、容赦なくこちらの欲情を煽り立てていく。
 眼鏡の指先が淫らにこちらの胸の突起を交互に攻め立て、右手で…
こちらの
ペニスを緩急を富みながら、執拗に弄り上げていく。
 交互に攻められるだけで…その先端からはいやらしく先走りが溢れて、
ヌチャネチャと
糸を引いているのが自覚させられた。
 それは溢れてはシャワーの湯にすぐ流されていくが…絶え間なく溢れ続けて
男の手を汚し続けていく。
 
「や、あっ…あんまり、弄るなよっ…。んっ…あっ…」
 
 シャワーを頭から浴びながら攻められているせいか、水蒸気が
立ち昇っているせいか少し息が苦しく感じられた。
 喘ぎながら、途切れ途切れにそう背後からこちらを攻め立てている
相手に訴えかけていくが…まったく聞き遂げられる気配はなかった。
 
「そうか…? こんなに淫らに腰をくねらせて喘いでいる姿は、俺には
『もっと…』と強請っているようにしか見えないがな…?」
 
「バッ…カァ…そんな、訳ない…ってば…ひゃう…!」
 
 そうしている間に、相手の昂ぶりがこちらの奥まった場所に宛がわれて
いるのに気づいて…高い声を上げていく。
 相手の剛直が、こちらの蕾に当たった状態で…ドクンドクンと荒く息づいて
いるのを自覚して、つい息を呑んでいった。
 
「あっ…んっ…」
 
 グイ、と先端が捻じ込まれている感覚がした瞬間…克哉はつい、
期待している
かのような甘い吐息を零していく。
 その隙を逃さず、眼鏡は一気に克哉の中に己を割り込ませていく。
 幾度繰り返されても、狭い隘路を割り開かれていく瞬間だけは
苦しくて息が詰まりそうになる。
 だが内部に納まった性器が、こちらの官能を駆り立てる部位を擦り上げた
瞬間…電流のような快楽が押し寄せて来た。
 
「あっ…あぁ―!」
 
 前立腺の部位を容赦なく擦り上げられて、克哉はただ…壁に対して
必死にすがり付いてその衝撃に耐えていった。
 だが眼鏡の追撃は一切、止まる気配を見せない。
 激しく腰を揺さぶり…相手を巧みに煽りながら、一層深い悦楽の海へと
容赦なく突き落としていく。
 相手の猛り切ったペニスがこちらの内部で暴れ回る度に、耐え切れないと
ばかりに
克哉の身体は小刻みな痙攣を繰り返していく。
 
「ん、あっ…やっ…もう、少し…加減して、くれよ…! こんなに…
激しく、されたら…息も、つけな…い…!」
 
「…そんな事を言っている割には、お前の中は痛いぐらいに
俺を締め付けて、放そうとしていないけどな…」
 
「だから、言わない、で…くれよっ…ひっ…あっ―!」

 後、もう少しで達する。
 性急に腰を突き上げられてそれぐらいギリギリの所まで追い上げられる。
 自分の内部で、相手の先走りがたっぷりと滲んで…ヒクヒクと蠢いている
様子すら感じられて、一層興奮を煽られていく。
 
(もう、イク…っ!)

 頭が真っ白になる感覚がして、息を詰めて身構えたその瞬間…相手の
突き上げが不意に止まっていった。

「えっ…あっ…?」

 達する寸前に、ふいに刺激が止まったので…怪訝そうに相手の
方を振り返った瞬間…胸元から下肢に掛けて、たっぷりと何か
トロリとした液体を掛けられていく。

「な、何…これ…?」

 突然感じた、ヌルリ…とした感覚に、克哉は途方に暮れていく。
 だが相手は…呼吸は若干乱れていたが、こちらの耳元で平然と
呟いていった。

「…ただのボディシャンプーだ。…せっかく風呂場でヤっているんだから
せっかくだから…お前を丁寧に洗ってやろうと思ってな…?」

「っ…! 余計な、お世話だよ…! やっ…まだ、敏感になって
いるんだから、そんなに…弄らないで、くれよ…!」

 さっきも散々弄られた胸の突起と性器を、今度は泡と一緒に
攻められ続けていく。
 さっきは滑らかな手触りだったが…ボディシャンプーが加わった
おかげでツルツルした感触になっている。
 シャワーの湯はいつの間にか止められ、相手の手が動く度に
たっぷりとした泡が立ち上がり…フワっとした雲のように克哉の
肌全体を覆っていく。

 胸元全体を、たっぷりと掌全体で撫ぜられ。
 淡い恥毛が覆われている部位を、指の腹全体で擽られていく。
 最初は間接的な刺激も時々加えられてじれったかったが、相手の
手がそれぞれ…再び胸の突起とペニスの先端に戻っていくと
嫌でも、克哉の吐息は乱され…忙しなく肩を上下させていく。

「やっ…だ…クチャクチュ…って、音…が…さっき、より…」

「…お前がいやらしくて、淫らな事なんて…俺は存分に知っている。
だから今更、だろう…?」

「意地、悪…! どうして、オレを…いつだって、こんな風に…!」

 眼鏡の手が、厭らしくこちらの先端の皮の部分を剥いて…露出した
亀頭全体を丹念に洗うように蠢いていく。
 その度に克哉の先端からはとめどなく蜜が溢れ出て、いつしか粘度を
増して…たっぷりと男の掌に伝い落ちていった。
 泡の力も手伝って、浴室中にグチャグチャ…と淫らな水音が響き渡って
聴覚すらも犯されているみたいだった。
 克哉が、とっさに漏らした一言。
 それを予想もつかない言葉で返されていった。

「…お前を愛しているからに、決まっているだろう…?」

「えっ…?」

 予想もつかなかった言葉を言われて、克哉がつい…相手の方を
振り返った瞬間、深く唇を重ねられた。
 そのキスは…若干、石鹸の味がして苦かったけれど…同時に
普段よりも甘く感じられた。
 相手の舌がクチュリ…とまた淫靡な音を立てて、こちらの口腔を
犯していく。
 それと同時に、暫く止められていた抽送が開始されていった。

「ひっ…ぅ…ん…!」

「だから、な…お前が乱れて、感じて…悶え狂う様を…俺は
たっぷりと…見たい…。だから、見せろ…もっと、俺だけにな…」

「あっ…はぁ…!」

 そのまま、手での愛撫と連動するように…的確に、腰を突き上げ
られていく。
 克哉の身体はその度に官能的にくねり、その強烈な感覚を
享受していくしか出来なくなっていた。
 相手の言葉にも凄く感じてしまっている克哉には、もう…己の
身体の奥から生まれた欲望を抑える術を失っていた。

―今はただ、相手の全てが欲しくて仕方なかった。

 ようやく羞恥という枷を外して、己の欲求に正直になった
克哉の姿に…眼鏡は満足げな笑みを刻んでいく。

「オレ、も…もっと、お前が…欲しい、から…だから…」

「あぁ、それで…良い。俺も、お前が欲しいから…な…」

「あっ…ん…」

 相手の一言一言に、内部で息づいている欲望の全てに感じて
ゾクゾクゾク…と悪寒にも似た強烈な快感が走り抜けていく。
 そこから先は無我夢中だった。
 喉が嗄れるぐらい克哉は激しく啼き続けて。
 そんな彼を煽るように、眼鏡もまた激しく腰を突き上げ続けた。
 そして、二人同時に達したその後…。

 克哉は半ば意識を失うように…その場に崩れ落ちて。
 そんな彼の身体をシャワーで清めて、泡を洗い落とした後…眼鏡は
沈まないように気をつけてやりながら…少し温くなっている泡風呂の
中へ一緒に入っていったのだった―


 
 
 
 
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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