鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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※お待たせしました。3月23日から連載再開しました。
御堂さんの日の企画に参加して間が開いてしまったので過去のリンクも
貼っておきますね。
夜街遊戯(克克) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
―久しぶりのもう一人の自分の性器は、こちらの身の奥を
焼き尽くすのではないかと思うぐらいに熱く感じられた。
「あっ…ぁ…ひっ…ふっ…!」
こちらの内臓を抉るかのように深く腰を突き入れられて、克哉の
意志とは関係なく指の隙間から声が零れていく。
けれど、遠くから聞こえる喧噪が…辛うじて最後の理性を保つ
要因となってしまっている。
(こんな、誰に聞かれるかも判らない場所で…大声を、出す訳には…!)
思いっきり大声で、感じるままに声を発したいと思う気持ちと…
誰かに自分のあられもない声を聞かれたくないという相反する想いが
克哉の中に込み上げてくる。
壁ともう一人の自分の間に閉じ込められる格好で…背後から犯される。
これはまるで、獣同士のセックスのようではないか。
眼鏡のもう一方の指先が…克哉の胸元を幾度も挑発的に彷徨い、
胸元を肌蹴させてその尖りを執拗に弄りあげていく。
本気で、おかしくなりそうだった。
「やっ…だぁ…おかしく、なるから…もう…」
「…さっきから、止めろ止めろ…言っている割には随分とお前も乗っているように
思えるけどな…。こんなに、お前の浅ましい場所は俺を求めて…貪欲に
ヒクついて、いる…癖に…」
「言う、な…言う、なよ…」
耳元で掠れた熱っぽい声で、そんな事を言われたら堪ったものではない。
相手の呼吸が乱れて、声も途切れ途切れになっているのが…逆に相手の
顔が見えない体制だからこそ、敏感に感じられてしまう。
腰を掴まれて、何度も何度も最奥を穿たれる。
その度に相手が言うように…克哉の腰はもっと激しい快楽を求めるように
激しく蠢いていた。
(こ、んな…場所で、抱かれているのに…どうして、オレは…)
克哉は泣きそうな気持ちになった。
相手に振り回されて勇気を振り絞って幾つもの歓楽街を彷徨い歩いて
やっとの想いで見つけたのに、ただ相手に振り回されて翻弄させられる
状況なのが、悔しかった。
他の男に媚を売っているなどと思われているのもやるせなかった。
けれど頭の中はグチャグチャでまとまりがない状態だというのに、
相手から快楽を与えられれば、こちらの意思に反して過敏に反応して
しまっていて。
胸元を攻めていた眼鏡の手が、こちらのペニスに伸ばされていく。
すでに硬く張り詰めてしまった…大量の蜜を滴らせている先端を
執拗にくじられるように弄られていくと、克哉は耐え切れずに何度も
身体を小刻みに痙攣させていく。
―正気を失ってしまいそうなぐらいの悦楽が走り抜けていく
どれぐらいぶりに、こうして…『俺』に抱かれたのだろうか。
悔しいという気持ちよりも、気づけばようやく長らく餓えていたものを
与えられる喜びの方が大きくなっていた。
身体の奥から溢れてしまいそうな嬌声を、指を必死に噛み締めていく事で
耐えていくと…ヌルリ、と血の味が僅かに口の中に広がっていく。
「くっ…!」
克哉の歯が軽く、相手の皮膚を割いてしまったことでもう一人の自分は
短く呻き声を漏らしていく。
だが、指を離すことも…止めろ、と言われることもなく…克哉の口腔に
指は収められたまま、抽送は続けられていった。
「んっ…んんっ…」
与えられる快楽が深くなればなるだけ、克哉は大声を出すまいと
必死に相手の指先にむしゃぶりつく。
この指を噛んだり、食んだりして口を塞ぐことだけが…唯一の
抵抗であり、方法であるからだ。
気づけば壁に両手を突きながら、相手に腰を突きつけていくような
淫らな体制を取らされていく。
だが…それでも、身体が崩れないように必死になって…克哉は
我が身を支え続けていった。
「…そうだ、お前はこうやって…俺だけを、感じ続けていれば…
それで、良いんだ…」
「んっ…ぁ…」
相手の腰が、一層早まる。
身体の奥で相手の先走りがジワジワと溢れ出て…相手がこちらを
揺すり上げる度に…淫猥な水音が響き続ける。
グチャグチャ、と奥部で立てられているその音でも…聴覚まで
犯されていきそうで、恥ずかしくて仕方なかった。
なのにそれすらも…ここまで煽られてしまうと、快楽のスパイスにしか
ならなくて。もう制御出来ない処まで、克哉は追い詰められてしまっていた。
(もう、ダメだ…イクっ…!)
心の中で強く叫びながら、相手から与えられる衝動のままに
身体を突き動かしていく。
欲望を受け入れている箇所は…貪婪に中に納めているペニスに
絡みつき、痛いぐらいに求めているのが自分でも良く判った。
『俺』が、欲しくて堪らない。
その想いが、克哉を一層深い狂乱へと叩き落としていく。
もう快楽を追うこと以外考えられなくなっていく。
(『俺』…好き…だ…)
多分、こんな事…口に出して言ったら…きっともう一人の自分は
嘲笑うかも知れない。
だから、心の中に…想うだけにして、代わりにその指先を執拗に
舐めあげていく。
不毛以外何でもない恋。気づいたら灯ってしまった想い。
言葉に乗せて伝えられない代わりに…相手が刻む律動にシンクロ
させる事で…こちらが強く求めている事実を示していった。
「くっ…ぁー!」
ついに堪え切れずに、克哉は鋭い声を漏らしかけて…代わりに
相手の指を再び噛んでいってしまった。
血の味がまた広がって…相手を傷つけてしまったという罪悪感と、
愛しい相手の血を舐めているという…奇妙な思いが、何故か…
陶酔感を齎していく。
申し訳なくて、その血を舐めとろうと…必死になって舌を這わせていく。
チュッチュ…と音を立てて懸命に、いじらしい程に…その指先を
吸い上げていくと…。
「もう、良い…」
と短く告げられて指を離されて、代わりに…相手の唇が近づいて
苦しい体制になりながら口づけられていく。
―そのキスは血の味がして、甘いような…塩辛いような味わいだった
そのせいで、逆に克哉の心の中に…今までのどんなキスよりも
強く脳裏に刻みつけられていき。
まだ相手のモノが内部に納められた状態のまま…暫し、目を伏せて
その濃厚な口づけを受け入れていったのだった―
御堂さんの日の企画に参加して間が開いてしまったので過去のリンクも
貼っておきますね。
夜街遊戯(克克) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
―久しぶりのもう一人の自分の性器は、こちらの身の奥を
焼き尽くすのではないかと思うぐらいに熱く感じられた。
「あっ…ぁ…ひっ…ふっ…!」
こちらの内臓を抉るかのように深く腰を突き入れられて、克哉の
意志とは関係なく指の隙間から声が零れていく。
けれど、遠くから聞こえる喧噪が…辛うじて最後の理性を保つ
要因となってしまっている。
(こんな、誰に聞かれるかも判らない場所で…大声を、出す訳には…!)
思いっきり大声で、感じるままに声を発したいと思う気持ちと…
誰かに自分のあられもない声を聞かれたくないという相反する想いが
克哉の中に込み上げてくる。
壁ともう一人の自分の間に閉じ込められる格好で…背後から犯される。
これはまるで、獣同士のセックスのようではないか。
眼鏡のもう一方の指先が…克哉の胸元を幾度も挑発的に彷徨い、
胸元を肌蹴させてその尖りを執拗に弄りあげていく。
本気で、おかしくなりそうだった。
「やっ…だぁ…おかしく、なるから…もう…」
「…さっきから、止めろ止めろ…言っている割には随分とお前も乗っているように
思えるけどな…。こんなに、お前の浅ましい場所は俺を求めて…貪欲に
ヒクついて、いる…癖に…」
「言う、な…言う、なよ…」
耳元で掠れた熱っぽい声で、そんな事を言われたら堪ったものではない。
相手の呼吸が乱れて、声も途切れ途切れになっているのが…逆に相手の
顔が見えない体制だからこそ、敏感に感じられてしまう。
腰を掴まれて、何度も何度も最奥を穿たれる。
その度に相手が言うように…克哉の腰はもっと激しい快楽を求めるように
激しく蠢いていた。
(こ、んな…場所で、抱かれているのに…どうして、オレは…)
克哉は泣きそうな気持ちになった。
相手に振り回されて勇気を振り絞って幾つもの歓楽街を彷徨い歩いて
やっとの想いで見つけたのに、ただ相手に振り回されて翻弄させられる
状況なのが、悔しかった。
他の男に媚を売っているなどと思われているのもやるせなかった。
けれど頭の中はグチャグチャでまとまりがない状態だというのに、
相手から快楽を与えられれば、こちらの意思に反して過敏に反応して
しまっていて。
胸元を攻めていた眼鏡の手が、こちらのペニスに伸ばされていく。
すでに硬く張り詰めてしまった…大量の蜜を滴らせている先端を
執拗にくじられるように弄られていくと、克哉は耐え切れずに何度も
身体を小刻みに痙攣させていく。
―正気を失ってしまいそうなぐらいの悦楽が走り抜けていく
どれぐらいぶりに、こうして…『俺』に抱かれたのだろうか。
悔しいという気持ちよりも、気づけばようやく長らく餓えていたものを
与えられる喜びの方が大きくなっていた。
身体の奥から溢れてしまいそうな嬌声を、指を必死に噛み締めていく事で
耐えていくと…ヌルリ、と血の味が僅かに口の中に広がっていく。
「くっ…!」
克哉の歯が軽く、相手の皮膚を割いてしまったことでもう一人の自分は
短く呻き声を漏らしていく。
だが、指を離すことも…止めろ、と言われることもなく…克哉の口腔に
指は収められたまま、抽送は続けられていった。
「んっ…んんっ…」
与えられる快楽が深くなればなるだけ、克哉は大声を出すまいと
必死に相手の指先にむしゃぶりつく。
この指を噛んだり、食んだりして口を塞ぐことだけが…唯一の
抵抗であり、方法であるからだ。
気づけば壁に両手を突きながら、相手に腰を突きつけていくような
淫らな体制を取らされていく。
だが…それでも、身体が崩れないように必死になって…克哉は
我が身を支え続けていった。
「…そうだ、お前はこうやって…俺だけを、感じ続けていれば…
それで、良いんだ…」
「んっ…ぁ…」
相手の腰が、一層早まる。
身体の奥で相手の先走りがジワジワと溢れ出て…相手がこちらを
揺すり上げる度に…淫猥な水音が響き続ける。
グチャグチャ、と奥部で立てられているその音でも…聴覚まで
犯されていきそうで、恥ずかしくて仕方なかった。
なのにそれすらも…ここまで煽られてしまうと、快楽のスパイスにしか
ならなくて。もう制御出来ない処まで、克哉は追い詰められてしまっていた。
(もう、ダメだ…イクっ…!)
心の中で強く叫びながら、相手から与えられる衝動のままに
身体を突き動かしていく。
欲望を受け入れている箇所は…貪婪に中に納めているペニスに
絡みつき、痛いぐらいに求めているのが自分でも良く判った。
『俺』が、欲しくて堪らない。
その想いが、克哉を一層深い狂乱へと叩き落としていく。
もう快楽を追うこと以外考えられなくなっていく。
(『俺』…好き…だ…)
多分、こんな事…口に出して言ったら…きっともう一人の自分は
嘲笑うかも知れない。
だから、心の中に…想うだけにして、代わりにその指先を執拗に
舐めあげていく。
不毛以外何でもない恋。気づいたら灯ってしまった想い。
言葉に乗せて伝えられない代わりに…相手が刻む律動にシンクロ
させる事で…こちらが強く求めている事実を示していった。
「くっ…ぁー!」
ついに堪え切れずに、克哉は鋭い声を漏らしかけて…代わりに
相手の指を再び噛んでいってしまった。
血の味がまた広がって…相手を傷つけてしまったという罪悪感と、
愛しい相手の血を舐めているという…奇妙な思いが、何故か…
陶酔感を齎していく。
申し訳なくて、その血を舐めとろうと…必死になって舌を這わせていく。
チュッチュ…と音を立てて懸命に、いじらしい程に…その指先を
吸い上げていくと…。
「もう、良い…」
と短く告げられて指を離されて、代わりに…相手の唇が近づいて
苦しい体制になりながら口づけられていく。
―そのキスは血の味がして、甘いような…塩辛いような味わいだった
そのせいで、逆に克哉の心の中に…今までのどんなキスよりも
強く脳裏に刻みつけられていき。
まだ相手のモノが内部に納められた状態のまま…暫し、目を伏せて
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HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
鬼畜眼鏡にハマり込みました。
当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)
当ブログサイトへのリンク方法
URL=http://yukio0201.blog.shinobi.jp/
リンクは同ジャンルの方はフリーです。気軽に切り貼りどうぞ。
…一言報告して貰えると凄く嬉しいです。
当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)
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