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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ※本日は管理人がイベント遠征の為に連載は一日、お休みです。
 その代わりに以前に某企画サイトに参加した際に執筆したSSを一本置き土産に
掲載しておきます。メガミドものです。
 『乳首責め』というお題に添って書いたものなのでそれを了承の上でお読みくださいv

 最初は仕事上がりの週末に、いつものように克哉の部屋で貪るようなキスを
繰り返し続けていた。
 抱き合って、熱い肌を重ねて。
 荒い心臓の鼓動がどちらのものか判らないぐらいに密着しあって…
ベッドに組み敷かれる。
 
 いつものように手早い手つきで、あっという間にこちらの衣服は剥ぎ取られていく。
 ここら辺の手際の良さは、毎度の事ながら感心したくなった。一体どこでこの熟練の技を
身につけれるくらいに経験を積んだのか、思わず聞きたくなるくらいだ…。
 
(いつもいつも…こいつは放っておくと私ばかりを脱がして…)
 
 しかも今夜も、明かりを点けたままでこちらを抱くつもりらしい。
 最近の克哉はかなり意地悪だ。明かりを消して欲しいと強請っても、まったく消してくれる
気配すら見せなくなった。
 本人曰く、「あんたの感じる顔は絶品なんだから見れないのは勿体無いだろ?」と
いう事らしい。
 
 今夜はまだ…上半身の衣類を脱がされただけだが、キスだけでプクリと膨れ上がった
突起を…熱い眼差しで見つめられるだけで…言いようのない痺れが全身を走り抜けていく。
 
「…相変わらずあんたの胸の尖りは…良い色をしているな。まるで…何かの果実のように、
甘く熟れているように見える…」
 
「馬鹿…そんな、恥ずかしい事を…言う、な…!」
 
 顔を真っ赤にしながら、反論するが…しっかりと肩を掴まれて押さえ込まれているので…
暴れようとも相手の腕からは簡単に逃れられない。
 そのまま…顔を寄せる事もせず、ただ…真摯な表情で胸の突起を見つめていく。
 
(な、んで…今夜は触りもせずに…見るだけ…何だ…?)
 
 さっきのキスで、自分の身体の芯には欲望が灯ってしまっている。
 それをどうにかして欲しくて…克哉の瞳を睨むように見つめ返していくが…男は不敵に
微笑むのみだ。いきなり、少しだけ顔を寄せられて…熱い吐息を吹きかけられていく。
 
「ひぃ…ぅ…!」
 
 焦らされて、昂ぶった身体は…普段なら気にしない些細な刺激にさえも派手に
反応していってしまう。
 それでも触れられない事に…いい加減、御堂も訝しげになっていく。
 
「佐伯…その、何で…これ以上、私に触れない…ん、だ…?」
 
「…判らないのか? あんたに俺をメチャクチャに欲しがって貰いたいからだ…。
いつも俺ばかりがあんたを欲しがって、がっついてばかりいるからな…だから、
今夜はあんたから俺を欲しがって貰いたい。それだけの話だ…」
 
「…っ! そん、な…確かに、私は…その、口に出してはあまり…言わないかも、
知れない…けど…。見れば…判る、だろ…!」
 
 顔を真っ赤にしながら反論していくが…克哉の方はどこ吹く風、という感じだった。
 しかし…その瞳の奥だけは酷く熱くて…欲情で蒼い双眸がうっすらと濡れて
輝いているのが判った。
 
「そ、んな目で…私を、見るなぁ…!」
 
 その眼差しに見つめられて、スーツズボンの下の性器も…胸の尖りも、どうしようもなく
充血して堅く張り詰めていった。
 次第にもう触れて欲しくて仕方なくて…どんどん呼吸と、鼓動が荒く早いものになっていく。
 思わず…じれったくて、自らの手で弄って慰めようと無意識の内に手が伸びていたが…
それを意地悪下な笑顔を浮かべながら、阻まれていく。
 
「…駄目ですよ、御堂さん。まだ俺におねだりをちゃんとしていないのに…自分一人で
気持ちよくなろうとするなんて…ルール違反じゃないんですか? 俺に思う存分、
弄って欲しいなら…どう言えば良いのか…判るだろう?」
 
 こんなに獣のように瞳をギラギラとさせている癖に、その表情は酷くストイックで…
冷淡さすら感じられて。
 相手の顔と、瞳の色のあまりの落差に…眩暈すらしてくる。
 
「き、みは…本当に、意地悪…過ぎる、ぞ…!」
 
 うっすらと涙すら浮かべながら反論し…相手の唇に噛みつくように口付けていく。
 それでも…熱い舌を唇に這わせるだけで、今度は貪ったりもせずに顔をさりげなく外していく。
 
「…たった一言…俺に正直になっておねだりすれば…お前をとてつもなく悦くしてやるぞ?
 孝典…?」
 
 耳元で、悪魔のように甘美な誘惑の言葉が囁かれていく。
 その低く掠れた声音だけで…ゾクゾクして、背中に悪寒に似た感覚が走り抜けていった。
 その声を聞いて、ぎゅっと瞼を閉じていく。
 まだ身体を弄られていない…正気が残っている状態で、相手に対して触れて欲しいと
おねだりするなんて…屈辱以外の何物でもない。
 けれどあまりに甘すぎる誘惑に…もう抗う気力すら残されていなかった。
 
「…っ! お前に…いっぱい、胸を…触って貰いたい…ん、だ…!」
 
 憤死するんじゃないかってぐらいに顔を真紅に染め上げながら、半ばヤケクソ気味に
御堂は克哉に訴えていく。
 その反応と言葉を聞いて、克哉は満足げな笑みを浮かべていった。
 
「やっと…自分の欲望に正直になったな…それじゃあ、良い子の孝典に…
ご褒美を上げないとな…?」
 
 クスクスクスと笑いながら、ようやく克哉が胸の突起に触れてくる。
 まだ自分はスーツも眼鏡もきっちりと身につけた状態で…右の突起に唇を寄せ、
熱い舌先と唇で丹念に刺激を始めていく。
 その動きに連動させていくように…左の突起も指先で摘んだり捏ねたりして、左右で
異なる刺激を同時に与えていった。
 
「ひぃ…ぁ…!」
 
 同時に弄られるだけで、散々…焦らされた身体には強烈なのに、ふいにその突起を
強めに歯で噛まれたのだから堪らない。
 全身に電流が走り抜けていったかのような衝撃を覚えていきながら…ふいに股間の
モノも、克哉の膝でゆっくりと擦り上げられていった。
 
「ぃ…ぁ…っ!」
 
 もう御堂は、声にならない悲鳴を上げながら身体を必死に悶えさせる事しか
出来なくなっていた。
 
「だ、め…だっ! 克哉…それ、駄目…!」
 
 焦らされて欲望を限界まで高められた身体は…胸の刺激だけで
おかしくなりそうだった。
 その上で間接的にとは言え…もっとも敏感なペニスも刺激されているのだから、
堪ったものではない。
 
 克哉の舌が、突起を舐り…唾液でたっぷりとテラテラに濡らしていきながら…
丹念に愛撫を施していく。
 
ピチャ…チュパ…クチュ…チュク…
 
 わざと大きな水音が立つように吸い上げて、唇の中で転がして、甘く食んで…
軽く歯を立てていく。
 片方の刺激だけで充分なくらいなのに、それで左の突起まで指先で微妙な強弱を
つけられながら…延々と弄られ続けているのだ。
 最早、正気でなどいられる訳がなかった。
 
「んっ! ふぁ…あ!! や、やだ…! 止めて…くれって、ば…! かつ、やぁ…!」
 
 焦らされた身体が灼けて、理性も何もかもを破壊していく。
 克哉の愛撫が施される度に身体はもっと強い刺激を求めて震えているのに…いつもよりも
遥かに強い快楽に、恐ろしくなっていく。
 引き離そうという手も弱々しくなり、御堂に出来る事などか細げな声で、否定の声を
漏らしながら喘ぐ事ぐらいだった。
 
「駄目だ…今夜のあんたの此処は、酷く甘くて美味しいからな…もっと堪能
させて貰う、ぞ…?」
 
「やっ…其処だけ、は…もうっ! 嫌だ…! もっと…他の場所、も…
弄って…く、れ…!」
 
「良い反応だな…今夜のこの様子だったら、胸だけでもイケるんじゃないのか…?
 試してみるのも一興かもな…」
 
「なっ! 佐伯…! 馬鹿な、事を…言うなっ! 胸だけで…なんて、イケる、
訳が…っっっ!!!」
 
 克哉の身体の下で必死になりながら御堂が暴れていくが…克哉の様子は
まったく動じる気配すらなかった。
 淫蕩な笑みを口元に讃え、充血しきった突起を指先でグニグニ、と強く摘んだり
押し潰したりしていきながら…痛いぐらいに強く、強く唇で吸い上げて…舌で先端の
くぼんでいる部分を執拗に舐め上げられていく。
 痛みと、快楽が織り交ぜられた強烈な感覚が胸を発信地に全身へと
さざ波のように広がっていく。
 
「ふっ…ぁ!! も、ダメ…だぁ! い、や…だ…さ、えき…! も、う…おかしくなる、
から…やめ、ろ…やめ…!」
 
 全身を綺麗な桜色に染めていきながら、必死の様子で御堂は克哉に哀願していく。
 相手の膝の下にあるペニスを弄ったり、奥まった場所で相手の熱を感じ取って、
おかしくなるぐらいに擦り上げて欲しいのに…その欲求はまったく満たされずに胸だけを
弄られ続けるので…本気で御堂は涙を浮かべ始めていった。
 
「…どうせ、なら…今夜は、胸だけで…イク処を俺に見せて、みろ…孝典…」
 
 掠れた熱っぽい声で、克哉が上目遣いに…御堂の顔を見つめながら…囁いて。
 それに連動させるように、血が滲むぐらいに胸の突起を強く噛み、爪の先を突起に
深く突き刺していった。
 相手の瞳の熱さと…滾るような欲情の色と…あまりに鋭い痛みを伴った快楽に
こちらも最早、逆らう事など出来ない。
 ゾクゾクゾクと…嗜虐めいた快楽が全身を走り抜けて、そのまま…御堂は
首を大きく仰け反らせて…胸だけで達してしまっていた。
 
「あぁ―っ!」
 
 部屋中に大きな啼き声を響かせていきながら…御堂の身体から一気に
力が抜けていった。
 
「…本当に胸だけでイケるとはな…あんたの感度、日増しに開発されて…
良くなって来ているんじゃないのか…?」
 
「はっ…ぁ…! だれ、が…私を、こんな…身体にした、と…思っている、んだっ! 
バカ佐伯!」
 
 本気で恥ずかしくて、そのまま死にたいぐらいの気持ちに陥っている時に
追い討ちを掛けられるような発言を言われてしまったので…御堂は渾身の力を
込めて、克哉に鉄拳をかましていった。
 
「ぐはっ!」
 
 流石にこれは克哉にとっても効いたらしい。
 頬に思いっきり、クリーンヒットして…グラリとその身体が揺らめいていった。
 
「…思いがけず、良いパンチだったぞ…孝典…」
 
「…き、君があんまりにも…意地悪だから、じゃないか…! 胸だけ何て、
恥ずかしすぎるだろ! バカが…!」
 
「…あんたが反則級に可愛すぎるから、だろ…。あんな風によがられたら、
俺が止められる訳が…!がはっ!」
 
「ほんっきで…殴るぞ!」
 
 あまりに恥ずかしすぎて、もう一度渾身の力を込めて御堂の右手が唸りを上げていく!
 しかし…克哉はしっかりと…それを受け止めて、逆に御堂を押さえ込みに掛かっていく。
 
「…ったく、本当にあんたはイキが良いな。そういうじゃじゃ馬な処に…俺も
惚れたんだがな…」
 
「誰がじゃじゃ馬だっ!」
 
「…あんた以外にいる訳ないだろ? …俺は今はあんた一筋なんだからな…?」
 
「っ…!!」
 
 いきなり、耳元でそんな事を囁かれながら…ベッドの上に改めて組み敷かれて
いったら…反論などこれ以上言える筈がない。
 こちらが口を開く前に…むしろ、強引に唇を塞がれて…言葉を封じられていく。
 身体の力が抜けるぐらいに激しく口腔を貪られて…犯され尽くして。
 やっと解放された頃には…御堂の身体はぐったりとした状態になっていた…。
 
「…機嫌直ったか? これからは…あんたをトコトン、満足させるから…
許して貰えると、嬉しいんだがな…」
 
「…その言葉に、嘘があったら…承知しない。せいぜい身体で…君の誠意と
やらを…見せてもらおうじゃないか…?」
 
 妖艶な笑みを刻みながら、克哉の頬をそっと撫ぜて…その瞳を覗き込んでいく。
 御堂のその表情に…支配欲が湧き上がっていくのを感じていた。
 
「あぁ…精一杯、頑張らせて貰おう。あんたのイイ顔を…沢山今夜は見せて
もらったからな…?」
 
「…それくらいして貰わなければ、割りに合わないがな…克哉…早く…」
 
 そう強請りながら、御堂がぎゅっと克哉の身体に縋り付いていく。
 彼もまた、愛しい恋人の身体を抱く腕に力を込めて…意思を伝えていった。
 
(こうなれば…今夜はとことん、御堂を悦くしてやるしかないな…)
 
 楽しげに微笑みながら、もう一度深く口付けて…自分の気持ちをたっぷりと
伝えていってやる。
 その後、夜明け近くまで…御堂の機嫌を直す為に克哉は激しく、愛しい恋人を
掻き抱いていったのだった―
 
 
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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