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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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  昨晩、某所に初めて人がいる時に顔を出しました!
  素敵絵師さん達の豪華な競演により、大変楽しい一時を過ごさせてもらいました。
  構ってくださった皆様、どうもありがとうございました。
  …で、私は今回絵チャットには会話のみの参加でしたが、皆様の大変素敵な絵を
拝見させて貰ったお礼に一本、SSを書き下ろさせて貰いましたv
   絵の方のリンクは、以下から飛べます。背後注意絵なので、閲覧の際には
気をつけてくださいませ!
 えっと絵に参加はしてないけど…ちゃんとお題にちなんだSS書いたから…載せる権利
ありますよね…?(ドキドキドキ)

 (メガミド新春合作絵)

 ついでにいうと…某所ではもう一つ、左から二番目の絵(筆プレイ…)にちなんだSSが、
文章書きⅠ様の手によってアップされていますv
 興味のある方は探してみるのも一興かと思います。(まあ…メガミド好きな人なら一発で
判るでしょうが)

『君と一緒に』 メガミド姫初めSS


   1月1日の朝、体中の筋肉がミシミシと悲鳴を上げているのを自覚しながら、
御堂孝典は目覚めた。

「…朝、か…」

 昨晩は…自分の恋人の克哉に好き放題貪られたおかげで、酷く身体がダルかった。
 身体中が何か汗とか体液で汚れているせいで、寝起きの気分も最悪だ。
 しかも更に腹が立つのは…そこまで自分を好き放題にしておきながら、起きた時に
佐伯克哉の姿がどこにも感じられなかった事だ。
 ムカムカする気分をどうにか抑えながら、ダブルベッドから降りていくと…そのまま脇目も
振らずに浴室へと向かっていった。

(とりあえずあいつの姿を探すのは…身体をさっぱりさせてからで良い…)

 まだ自分の内部に、相手の残滓が残っている。
 それをまずは掻き出さない事には…冷静な判断など出来っこないだろう。
 そう思って、浴室に入り熱いシャワーを浴びていく。暖かいお湯の感触が、
身体を清めていってくれる感触がとても心地よかった。

                         *

 全身をさっぱりさせて、バスローブに身を包んでリビングに足を向けると…ソファの前の
透明な机の上に…何やら藍色の着物が折りたたんで置かれている事に気づいた。

(…何でこんな処に着物が?)

 御堂は基本的に洋装の物ばかりを好んで着用している。和服や浴衣の類は一着も
所持していない筈だった。
 それなのにここには間違いなく…まったく見覚えのない和服が存在している。
 訝しげに思いながらも近寄って…手に取って見せる。
 肌触りはとても良い処から判断するに、これは相当に上等な生地を使用されている。

「何でこんな物がここに…?」

 そう、呟くと同時に背後から何者かに羽交い絞めにされていた。

「っ!」

 咄嗟の事でこちらも反応が出来ない。
 一瞬、竦んでいる隙に首筋に柔らかい感触と鋭い痛みが走って…それで状況を理解した。

「佐伯! 何の冗談だ! 止めろ!」

 そう、今…背後から御堂を抱き込んでいるのは…つい最近再会して、心を通わせた
ばかりの恋人―佐伯克哉その人である。
 彼の方も目が覚めてすぐにシャワーを浴びたのかこざっぱりしていて…いつも通り、
ピシっとしたスーツに身を包んでいる姿は、悔しい事にかなり格好良かった。
 …今の御堂には、そんな事を気づく余裕もない訳なのだが。
 
「…断わらせてもらう。年明け早々、あんたの湯上り姿なんて色っぽいものを拝ませて
貰っているんだ…まったく手を出さないでいられる訳がないだろう…?」

「くっ…君という男は、いい加減にしたまえ! 昨日だって私を散々好きなようにしただろうが!」

 克哉の手が怪しく蠢きながら…自分の胸の突起を両手で弄り上げていく。
 昨晩、散々弄られた其処は…ほんの少しこの男に触れられるだけで充血し、
堅くなっていた。首筋には熱い吐息と、唇の感触も感じる。
 たったそれだけの接触で…再び自分の身体の奥に熱い疼きが湧き上がってくる事に、
御堂は戸惑うしかなかった。

「やっ! こら…新年早々、朝っぱらから君は何をするんだ! もう少し落ち着いたら、
どう…なんだっ!」

「あぁ…そういえば今朝はもう新年でしたね。御堂さん…あけましておめでとうございます」

 克哉はとびっきり爽やかな口調と笑顔で、晴れやかに新年の挨拶を口にしていく。
 しかしやっている行動は限りなく…爽やかという単語とは縁遠かった。

「何をいけしゃあしゃあと…!挨拶をするのならこんな真似は止めて、正面から向かい合って
まともにやってくれ!」

「…そんな事したら、あんたはさっさと俺の腕から逃げるでしょう。あぁ…そういえば、
御堂さん。俺の方から一つお願いしたい事があるんですが…聞いて貰えますか?」

「お願いを口にする前に…! はっ…! そのいやらしい手を止めて、くれ! 
おかしく…なる、だろ…!」

 弱々しく頭を振って抗議していくが、克哉は一向に手を止める気配すら見せない。
 耳朶を甘く食まれながら、腰に響く低い声音で…甘く囁きを落とされていく。

「…せっかくあんたの為に、上等の着物を用意したんだ。これで…姫初めに付き合って
貰えませんか…?」

「ひ、姫初めって…! ひゃっ…!」

 バスローブの裾を割られて、そのまま性器をやんわりと握りこまれていく。
 相手の体温を背後に感じながら、胸を弄られるだけで半勃ちになっていた其処を
弄られるのは…顔から火が噴出しそうになるくらいに恥ずかしい。
 けれど、それ以上の愉悦が…身体の奥から湧き上がってくるのも事実だった。

「…こうして、一緒に新年を過ごしているんだ。今日…この瞬間に、真っ先にあんたを
感じ取りたい…」

「…あっ」

 揶揄する訳ではなく、今度は真摯な声音で…耳元に直接、呟かれた。 
 その瞬間に、期待しているかのように…自分のペニスがドックンと脈打つのを
自覚する。御堂は羞恥の表情を浮かべながら…荒い吐息と共に頷いていく。

「好きに…しろ…」

 そう言いながら、一旦スルリと…頷いた瞬間に緩くなった克哉の腕から抜けていく。
 頭の中で円周率を50ケタくらい、ざっと思い描いて…少しの間だけでも冷静さを
取り戻して…下半身のモノを沈めた。まあ効果は一時に過ぎないだろうが…。

(意外に効くな…円周率…)

 妙な事に感心しながら、そのまま…克哉の目の前で…バスローブを脱ぎ去った。
 朝日が差し込む部屋の中…御堂の身体は、陽光に照らされて…眩いばかりに
輝いている。
 均整の取れたその身体に、満遍なく克哉がつけた赤い痕が散らされている。
 その妖艶な様子に息を呑みながら…御堂は、克哉の視線に晒されながらも…
藍色の着物にゆっくりと袖を通していった。

 着物など、殆ど着た経験はない。辛うじて知っている知識は肩と襟の位置をキチンと
合わせる事と、右側の襟を下にする事ぐらいだ。
 克哉は肌襦袢までしっかりと用意していたが…どうやって着るのかまでは判らない。
 結局、直接肌の上に長襦袢を見よう見まねで羽織って…整えていく。
 それで腰紐を結わえれば…一先ず、格好だけはついていった。

「…これで、良いのか…? 佐伯…」

「…やっぱりな。あんたにはそういう…凛とした印象の物が良く似合う…」

 良く見れば、その着物は藍色だけではなく…所々に空に瞬く星のように、銀が瞬いて
散らされていた。
 派手すぎず、地味すぎないなかなか粋なデザインの生地選んだな、と少し感心する。

「…着物なんて、初めてだから…キチンと着れているか非常に不安はあるがな…」

「…別に構わない。どうせ…すぐに脱がしてしまうんだから…。俺は一度でも、あんたが
袖を通してくれれば…満足だからな…」

 そのまま、腕を引かれると…寝室の方まで連れ込まれていく。
 御堂の方も、予測済みだったので…抵抗しない。むしろ…下半身がかなり疼いている
状態で、平常心を保って…着物を纏った事の方がかなり堪えていたくらいだ。
 問答無用でベッドシーツの上に組み敷かれた。
 …どうやら自分がシャワーに入っている内に…しっかりと克哉はシーツ交換を
していたらしい。
 起きた時は昨晩の行為でグチャグチャになっていた筈なのに…実に抜かりのない男だ。

「シーツが…。君って男は…本当にこういう事だけは抜かりがないんだな…!」

「当たり前だ。あんたと愛し合うのに…手抜かりなんて出来る訳がないでしょう?」

 実にあっさりと、とんでもない発言を口にしながら…御堂の身体に容赦なく
圧し掛かって、唇を塞いでくる。

「んっ…はぁ…!」

 深く唇を重ねられながら、胸の突起を弄られて足を大きく割られていくだけで
もう駄目だった。
 せっかく着たばかりの着物は愛撫の最中にすぐに肌蹴られ、そのまま剥ぎ取られた。
 死ぬ程恥ずかしい想いをしながらストリップまがいの事までしたのに…そこら辺は
張り合いがない事、この上ない。

「せっかく…着た、のに…」

 少し恨めしそうに相手の顔を見つめていくと…さも当然とばかりに克哉は反論する。

「…あれは凝ったプレゼントの包装みたいな物だ。元々メインはあんた自身なんだから…
一度、袖を通してくれるだけで充分なんだ…。それに着たままじゃ…これ以上の事をしたら、
汚してしまうだろ…?」

 クスクスと笑いながら、唇にチョンとキスを落とされればもう駄目だ。
 それだけで甘い衝動が全身を走り抜けて、堪えが効かなくなりそうだった。
 足の間に大量のローションを落とされて、下肢が再びビショビショにされていく。

「ん、それ…冷た、い…!」

「我慢しろ…早く、あんたが欲しくて仕方ないからな…」

 相手の指がすぐに、昨晩散々愛された蕾へと伸ばされていく。
 ローションの滑りも手伝ったせいか…あっさりと内壁は克哉の指を飲み込み、緩い収縮を
繰り返していった。
 自分の身体の反応の速さに、思わず死にそうなくらいに恥ずかしくなった。

「…火が点くのが早いな。もう柔らかくなって…俺の指を締め付け始めて、いるぞ…
あんたの此処…」

「だから! そういう事はわざわざ、言わなくて…良いって! んぁ…!」

 今度は、再び性器の方にも指が絡められていく。
 キスと蕾への刺激だけでビンビンに腫れ上がったペニスを、早い動作で扱かれて…
それだけで御堂の息は容赦なく上がっていく。

 ピチュ…グチュ…ニチャ…ネチャ…

 克哉の指が亀頭を攻め上げる度に、先端から厭らしい水音が立って、
部屋中に響き渡っていく。
 まだ明るい内からこんな事をされるだけでこっちは死にそうなくらいの羞恥に
晒されているのに、更にわざとこんな仕打ちをすることの男は真性のサドだと思う。

「あんたの身体…本当に、やらしくて…美味しそうだな…孝典…」

「バカ、バカ…! 言うなって…何度、言ったら…むっ、がっ…!」

 そのまま相手の腕に押さえ込まれると同時に深く唇を塞がれて、反論を封じられていく。
 もがいている隙に指を引き抜かれて…熱く脈動している剛直を宛がわれた。
 期待するように御堂が息を呑むのと同時に、その灼熱の塊は奥まで一気に
刺し貫いていった。

「ふぁっ!!」

 片足を大きく抱えられて、いつもよりも深い処を抉られたらもう駄目だ。
 たったそれだけの刺激で、全身に電流が走り抜けたようで堪らなくなる。
 克哉のペニスが…御堂の感じる部位を探り当てて其処を重点的に擦り上げていけば…
その度に御堂は翻弄され、あえかな息を漏らし続けるしか、ない。

「はっ…ぁ…や、もう…それだけで、おかしく…なるから…加減、して…くれ…!」

 御堂の身体の反応が顕著になる度に、克哉の腰の動きもまた容赦ないものになっていく。

「駄目だ…俺はどこまでも、あんたが感じる姿を見たいんだ…。せっかく今年最初の
愛の営み…なんだ。あんたも…とことんまで、俺を…感じろ…」

 熱っぽく囁かれると同時に、一層奥深くを穿たれて…御堂の喉が弓なりに
反り返っていく。

「ひぁ!!」

 もう、反論の言葉など紡ぐ余裕などない。
 ただ…相手の熱を享受して、受け入れていくだけだ。
 御堂のペニスが、相手の指と腹部に擦られていく度にまるで別の生き物のように…
克哉の身体の下で暴れ狂っていく。
 接合部からも、性器の先端からも互いの蜜が滴りあって…絡み合う音が何かの
音楽のように、グチャグチャグプ…と鳴り響いていた。

「はっ…あっ…、克哉…も、うっ…」

 意識が、混濁する。
 あまりの強い愉悦に頭が真っ白になって…彼が与えてくれる感覚以外、
何も考えられなくなった。
 必死になって相手の背中に縋り、全身を大きく震わせながら…際奥に収まった
克哉の熱塊を締め付けていく。

「…あぁ、あんたの中で…イクぞ。孝典…っ!」

 克哉もまた、余裕の無い表情を浮かべながら最後の追い上げとばかりに激しく
腰を突き入れていく。

「ひぃぃ…あぁぁ!!」

 一際大きな声で御堂が啼き。
 そのまま勢い良く、克哉の情熱の証が身体の奥へと注ぎ込まれていく。

(…気持ち、良い…)

 どっと押し寄せる快楽の波に身を委ねながら、そのまま御堂の身体から力が抜けていく。
 心地よい酩酊感に浸りながら…ふいに、唇にチュっと小さくキスを落とされる感触がした。

「改めて、今年も宜しくな…孝典…」

 とってつけたような、定番の新年の挨拶に…ついこちらも笑いたくなった。
 けれどあまりの疲労感に…もはや声も枯れて、言葉にならない。
 
 しょうがないので…柔らかく、どこか儚い笑顔を浮かべていきながら…答えてやった。
 御堂のその顔を見て…克哉もまた、心から嬉しそうな顔をしていた。

(まったく…しょうがない奴だな…)

 最後にそう心の中で呟きながら、ゆっくりとまどろみの中に御堂の意識は落ちていく。
 そうして…二人の新しい年は、幕を開けたのであった―

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香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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