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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 …昨日夜に書くと言ってて、書けなくてすみません。
 ん~と、まあ…大雑把に言えば、今月に入って職場の状況が
厳しくなって、ただでさえ少ない出勤日数が減らされて、本気で
これから先大丈夫なのか…? というので大変、ヘコ~ンとなって
おりました(ペコペコ)

 そうしたら…夜、帰宅する早々に応接間のソファの上で
眠りこけたら、何かじいちゃんの夢見ました。
(うちの応接間は、元じいちゃんの部屋でもあります)
 その後に何か色々とバカバカしい内容のが続いたけれど。

 んで夢の中でじいちゃんに励まされたら…何か浮上した。
 亡くなっても…人とのつながりって消えないんだな~。
 とりあえず見守ってもらえているんだな~と思ったらちょっと
気持ちの余裕出来た。
 10時間以上、ソファの上で眠りこけるっていうのもどうですが…
たまに応接間で寝ちゃうのも、やっぱりじいちゃん偲ぶ気持ちが
あるからで。
とりあえず…うちの一家を大切に思ってくれていたじいちゃんに
見守ってもらえているなら、最悪の展開にはならんだろ、と
前向きな気持ちになった。

 それにどんな状況でも視点変えれば、良いことは必ずある。
 仕事が減らされた=給料が減るとだけ見れば辛いけど…
1~3ヶ月程度の期間、と割り切れば絵が上手くなりたい&
CGを上達したいって目標がある状況なら
「学べる時間を多く取ることが出来る」とプラスに見ることが
出来る訳やし。
 出来た時間を生かすように心がければ良いだけの話だな、と。

 視点変えれば、不幸と思われる状況の中にも幸せの種は
転がっている。ようは…一つの点だけ見て、自分を不幸と思って
悲劇のヒロインぶるか、その中でも自分はこれだけもっていると
持っているものを数えて「幸せ」を噛み締めるか…そういう
違いだろ。
 新年早々、立て続けに色々なことが起こって、悪い方ばっか数えておった。
 それで…最近ペースが乱れていたけれど。
 もう、それ断ち切ろうっと。

 今もじいちゃんが見守ってくれていると実感した以上、ヘコんでいたくないし。
 一応…今はへそさんみたく、身近でお互い励ましあっている相方もいるし、
仲良く付き合ってくれている友達もいる。
 運営状態がこんなガタガタの状態でも、通販を申し込んでくれた方が
20名以上いた訳だし(ありがたい事です)
 仕事が減ったといっても、失業してまったく収入がない訳じゃない。
 それに心も身体も、健康だしね。どうにでもなるや。

 やっと吹っ切れて来ました。
 後はともかく前を向きます。
 それでも調子悪い時は、無理せずに休みますが…書けそうな日は
書いていくっす。
 そういう訳で、また(トコトコトコ)
 

 
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 こんにちは香坂です。
 とりあえず宣言通り、冬コミですでに「INNOCENT Blue」か
「幻花繚乱」のどちらかの本(または両方)を購入している
方宛てのページです。
 通販の方だけその話が読めるというのも不平等だと思いましたので
簡単なクイズを出して、その答えを当てはめれば閲覧出来る
形式にさせて頂きました。
 本さえ持っていればどちらの問題もすぐに判るレベルです。

 やり方=以下のURLをアドレスバーにコピーペーストして
転写して下さい。その際htmlの前にある.(ドット)まで××~の
部分と一緒に削除しないように気をつけて下さいませ(ペコリ)
 その上で、××~の記載されている部分に正解の数字を
当てはめて下さい。
 INNOCENT~は8桁、幻花~は4桁の数字になります。

 INNOCENT BLUEの場合
 
 奥付に掛かれている八桁の数字(日付)は何でしょうか?
(××~の所にその数字を半角英数字で埋め込んで下さい)

 http://2style.net/yuki1021/NOVEL/××××××××.html

 幻花繚乱の場合

 最初の数字=「大切なものは、一度手放したら二度と元の形に戻らない」という
文章が書かれたページ(10P未満の場合は01、02~という風に記述)
 後の数字。眼鏡が桜が咲き誇る中で身を引こうとしているシーン。
(タイトルの意味を指しているシーン)

 http://2style.net/yuki1021/NOVEL/××××.html

 その回答は四桁の数字になるので、該当するページ数を当てはめて
飛んでください。こちらも半角英数字です。

 どっちも本を購入して、目を通していればわかる程度の問題(のつもり)
ですが…もし判らない方&解くのが面倒だけど話は読みたいな~という方は、
以下のメールフォームにて問い合わせ下さいませ。

 メールフォーム

 通販おまけSSの内容は御堂×克哉の濃い目のエッチです。
 それに興味ある方のみ、挑戦してやって下さいませ。
 冊子自体は春コミにて一度だけ、無料配布致しますです。ではでは~。
 本日、夜に一本投下する予定でしたが…某お方と
二時間ぐらい電話した後、ノロウイルスから生還した
へそまる嬢から速攻で電話が来まして…。

「ノロに掛かって、菌が抜けるまでは会社に来るなって言われたから
今日…君に頼まれた春の新刊の表紙を仕上げたわ。見てみて~!」

 と言われたのでパソコン開いて、春の本の打ち合わせとか
色んな話をしていたら…気づいたら23時半やんの。
 まあ、春の新刊について色々と準備しなきゃな~というテンションが
上がったから良いんですが。
 まあ、そんな訳で夕食後からの3~4時間は潰れてしまったので
今夜は無理そうです。
 代わりに早めに寝て、明日の朝にキチンと投下しておきます(ペコリ)

 とりあえず新年早々、早くも色んなことがありましたが…そこら辺の
一件は一通り落ち着きました。
(へそさんがノロに掛かってヤバかったと報告受けた時はマジでビビった…)
 ボチボチ、頭を切り替えて克克アンソロジー2の原稿とか
春コミの新刊のこととか準備始めます。

 ちなみに春の新刊はどれくらいのP数にするの? とへそに聞かれたんですが…
一応、80~100Pぐらいに設定しようかな、と。
 とりあえずInnocent Blueに収録出来なかった4話だけでもすでに30~40P分
ぐらいのボリュームあるし、お金出して購入して貰う以上…やっぱり再録だけの
物を出すのは嫌かな~と思うので…多分最低30P前後は書き下ろしを
入れて発行すると思います。

…INNOCENT~の時はそれで気合入れすぎて、全15話収録予定が
100Pじゃ収まらなくなって11話になった苦い思い出ありますが…(遠い目)
 とりあえずタイトルだけは数日中に考えておいて、と言われたので今日から
そちらの方の準備も始めていくかと…。
 春コミまで、恐らくあっという間だと思う。
 それでも…今回は新刊一冊と、アンソロジー原稿一本程度なら二ヶ月近くあれば
大丈夫だろうと…。

 今日はオトンが風邪引いたから、夕飯担当をやったという事もあってちょいと色々と
時間が取れませんでした。
 20日のお昼頃までに入金して下さった方は、本日発送済みです。
 数日中には確実にお手元に届くと思います。
 今夜はとりあえず発送完了メールを送信したら大人しく寝ておきます。
 それでは失礼しますね(ペコリ)
 
 
 とりあえず通販おまけ本の製本作業終わりましたー!
 やっと発送出来ます!
 20日の午後三時時点、やっと梱包作業も完了しました。

 本日の午後二時までに入金確認メールをこちらに
送信した方は全員、今日中に発送します。
 住んでいる場所によって若干、日数が変わりますが
近日中には本が届くと思います。

 確認の為に明記。

 Innocent Blue&幻花繚乱の二冊を頼んだ方

 これに「やきもちサンタ」と「熱視線」(通販おまけ本)の
計四冊が同封されております。

 Innocent  Blueのみ注文の方

 「やきもちサンタ」と「熱視線」の計三冊が同封されています。

 幻花繚乱のみ注文の方

 「熱視線」(通販おまけ本)のみ同封されています。
(やきもちサンタはInnocent Blueとワンセット扱いなので)

 一応念入りに確認しながら作業したので間違いはないと
思いますが…もし入っている筈の本が抜けている場合は
こちらに連絡下さいませ。
 出来るだけ早く、足りない本を送らせて頂きます。

 おまけ本の製本と、梱包作業に朝から時間を取られて
いたので本日分の連載はまだ投下出来ていなくて
すみません。
 とりあえず発送を終えてから、日付が変わるぐらいまでの
間に書きますね。
 とりあえず今からクロネコさんの営業所に行って来ます! 
 
 発送が終わったら、入金確認メール&発送完了を兼ねた
メールを注文して下さった方に今日明日中に送りますね!
 ではでは!
 
 現在、おまけSSの本文は打ち込み完了しています。
(御堂×克哉のねっとり系エロです。覚悟してお読み下さい)
 最終見直しと、編集段階です。
 明日には製本に入れる状況です。

 入金の確認はゆうちょ銀行口座の方に19日16時時点までに
振込みをなさった方は出来ています。
 銀行口座の方に振り込みをされた方は…明日の午前中に
銀行の窓口に行って記帳してもらいますので、その時点で
確認を致します。
(…久しぶりに通帳開きましたら残りページ数が足りない&
結構な期間記帳していなかったので機械では確認が出来ません
でした。そのせいで遅れてしまってすみません…)

 19日までに申し込み&入金報告メールを送信して下さっている方は
宣告通り、20日中にはメール便にて発送致します。
 今週中には確実にお手元に届けられると思いますので、もう少々
お待ち下さいませ(ペコリ)

  それと入金確認メールを送信する際…一応念入りにチェックを入れて
ありますが、希望した本と冊数&料金が違っているという方がもしいらっしゃい
ましたら、こちらに報告下さい。すぐに折り返し正式なものを送り返す
形で対応させて頂きます。

 こちらが通販に関して不慣れな点が多く、手間取っているおかげで
お待たせしてしまいましたが…現状での報告は以上です。
 ではでは~v

※ 今回は途中、かなり間が開いてしまったので過去のログのリンクも
話のトップに繋げる形で読み返しがしやすいようにしておきますね。

 バーニングクリスマス!                    10 11
 
 お待たせしてしまって本気で申し訳ないです。
 これから、一月末までには終わらせるぐらいの気持ちで頑張ります(ペコリ)

 ―昨日の夜から、御堂孝典の心中は穏やかではなかった。

 その想いに突き動かされながら…大食い大会の参加者の撮影会が
開かれていた日、御堂は…キクチ社内へと単身乗り込んでいた。
 美丈夫で、高級なスーツを身に纏っているエリート然とした男性が
どこか鋭い眼差しを浮かべながら、風を切るように早足で動く光景は
鬼気迫るものがあった。
 途中の道のりで、何人もの女性社員が熱い眼差しも向けていたが
御堂は一切気づくことなく、カッカッカと靴音を響かせながら八課から
会議室のあるフロアを歩いて移動していた。
 階段に差し掛かると、その音は一層大きなものになって反響していった。

(…どうしても気になって仕方なかった。君に…昨日のことを
絶対に聞かせて貰うぞ…佐伯君…!)

 何故、あの日…メールを受信したばかりの時に佐伯克哉があの場に
いたのか。あんなに冷たい目をしながら小さな宝石ケースを眺めていたのか。
 そして…ジュエリーショップになど、どうして入っていたのか。

 その三つの点が気になって仕方なくて…昨晩は、眠れないという程でも
なかったが熟睡感がなかった。
 今の御堂は、佐伯克哉に対して猛烈な興味と…恋心を抱いている。
 そういう感情を抱いている人間が不可解な行動をしたら…気になって
当然だった。御堂も今、その状態であった。

(君がどうして…昨日、あんな場所にいたのか…私は、知りたい!)
 
 その強烈な想いは、多忙で過密なスケジュールで動いている御堂を
突き動かしていった。
 たまたま…本日の午後一で、この近辺にある会社に車で出向していた
彼は…その帰り道に、キクチに立ち寄った。
 一応…仕事に関することで幾つか、直接会って確認した方が良いと
いう口実もあったので…その打ち合わせをする合間に、昨日の件のことを
彼に問い質すつもりで、意気揚々と御堂はキクチ・マーケティング内の
廊下を歩いていた。

 普段の御堂なら、エレベーターを使って移動するのだが…今は
急き立てられている状態なので、扉の前で待っている時間すらも
まどろっこしい気分だった。
 目的のフロアに降り立つと、階数を確認しながら…御堂は一旦
足を止めて、さっき八課の部屋に立ち寄った時に、片桐から聞いた
話を頭の中で反芻していった。

(確か彼はこのフロアの大きな会議室にいると…片桐部長は行っていたな…)

 プロトファイバーの営業時代から、御堂の方がキクチ社内に足を向ける
事は滅多になかった。
 引き続き彼らと仕事を担当するようになってからも、本日の訪問で
二度目か三度目程度の…それぐらいのものだった。
 殆ど歩き回ったことがない会社だから、丁寧に説明されたとて…一発で
なかなか判るものではない。
 片桐が説明していたであろう付近に立ち寄ると、御堂は歩くスピードを
緩めて…その周辺を丹念に探し回っていった。

 一つ一つの扉の前で足を止めて、その該当する部屋を探し始めていく。
 奥の方にとても騒がしい様子の部屋があったが、片桐からはどれくらいの
規模の人間がいるとまでは聞いていなかったので、御堂は階段から
近い部屋から、確認を始めていった。
 そして…とある部屋の前に立った時、穏やかでない話が聞こえた。

―ねえ、本多さん…腹を割って話そうよ。克哉さんのことを…俺も
あんたに対して譲るつもりなんて、ないから…

「っ…!」

 その声が耳に届いた瞬間、御堂はとっさに声を漏らしそうになった。
 だがどうにか堪えて、耳を澄ませて会議室内の人間の会話に
意識を集中していく。

―俺だって、お前に克哉を譲るつもりはねえよ。お前が知り合うよりも
ずっと以前から…俺はあいつに惹かれていたんだって、もうとっくに気づいて
しまっているからな…!

 後から聞こえた方の声は、間違いなく御堂が良く知る…典型的な体育会系の
本多という男のもので間違いなかった。

(何でこのような場所で…こんな会話が…?)

 とも一瞬思ったが、「克哉」という単語が出ている以上…御堂にとって
それは聞き捨て出来ない内容のものだった。
 最初に聞こえた男の声は、御堂にとってはまったく知らない人間の者だ。
 だが彼らが話している内容が…佐伯克哉に纏わるものならば、御堂は
聞かない訳にはいかなかった。

―それは俺も一緒だよ。…俺は一年以上も前から、ずっとうちの喫茶店の
前を通っていく克哉さんに…恋、してた。克哉さんにとって…俺は単なる
仲の良い友達に過ぎない、そういう扱いだって判っているけどね。
 けど…ずっと好きで堪らなかった人を、簡単に諦める訳にはいかないんでね…!

(喫茶店…? あぁ、もしかしてこれは…佐伯君がたまに行くと言っていた
サンドイッチが美味しい喫茶店の若いバイトの男か…? 確か「ロイド」とか
言っていたな…)

 小さな会議室の中で、太一がしゃべっている内容から…御堂は推測を
続けていく。だがやはり…気配は押し殺したままであった。

―それを言ったら、俺だって一緒だ! あいつは大学時代から…キクチに
入社してからずっと一緒に過ごして来た大切な仲間でもあるからな…!
今はこの気持ちを自覚しちまった。だから…後から来た奴に、克哉を
取られるなんて許せないからな…! だから、お前にも負けない。
…大食い大会で、白黒をつけようぜ!

(大食い大会…? あぁ、そういえばその話も少しだが話していたな…。
確か今年はキクチ社内で開催されるクリスマス会でそんな催しごとが
開かれるとかで…本多君が参加する事になったと。興味がなかったので
適当に聞き流していたのだが…)

―あぁ、その大会で負けた方が克哉さんを諦める! そういうルールで…
大会の壇上で決着をつけようよ! その場合…負けたら潔く諦める。
それで良いよね…本多さん?

 そう囁いた、五十嵐とか言う男の声は…不穏なものを滲ませていた。
 だが、その瞬間…御堂は穏やかではない気持ちになった。
 くだらない話だ、そう笑って切り捨てることも出来た筈だった。
 だが…今の御堂は、克哉のことに関してだけは絶対に譲りたくなかった。
 いつから惹かれていたか判らない。
 けれど気づいた時には、彼への想いは御堂の中で強く息づいてしまっていた。
 
(だから彼に関することだけは、私とて…譲る訳にはいかないんだ!)

―あぁ、そこで…決闘だ! お前こそ…負けたら、みっともなく克哉に
付きまとうんじゃないぜ!

 そう本多が叫んだ瞬間、御堂も…その小さな会議室の扉を
勢い良く開けていった。

「その話に…私も加えさせて貰おうか!」

 それはきっと、いつもの御堂から見たら馬鹿な話。
 御堂孝典という…エリート街道を突き進んできたいつもの彼ならば
どれだけ馬鹿にされようと、挑発されようと…そんなバカバカしい舞台の上に
自ら名乗り上げるような真似などしなかっただろう。
 だが、恋は盲目だ。
 絶対に譲れない事の為なら、男は…愚かな行動にしか思えない事でも
時に実行に移してしまう時がある。
 今がこの時だった。大食い大会などという催しごとで…ここで彼を想う
男が二人、雌雄を決するというのなら…この男共を叩き潰さない限りは
御堂の気が済まなかった。
 だが突然の闖入者に、室内にいた二人は驚いて…鳩が豆鉄砲を
食らったような表情を浮かべて、御堂を見遣っていった。

「うわっ! あんた誰だよ!」

「御堂さん!? 何で貴方がここに…?」

「私が誰であるかなど…どうでも良い事だ。だが…私も佐伯君を
想う男の一人であるからな…。君らがそんな密談をしているのならば、
そこに加えさせて貰おう…。確か君らが話していたのは…そこで
白黒ついたならば、佐伯君を諦める…そんな内容だったな?」

 そうして…御堂は腕を組んで、威風堂々とした態度で二人に
対峙していく。
 御堂がその言葉を発した瞬間、彼らの表情もまた驚愕の顔から…
戦いを挑むもののような勇ましいものへと変化していった。
 
―その瞬間、三者の間に…強烈な火花が散っていったのだった―



 

 こんにちは香坂です。
 通販SSの方、完成が遅れてしまってすみませんでした。
 …正直言うとちょっと悩み事があったのでそれでイマイチ集中出来ずに
ここ暫くは小説書くのがはかどっておりませんでした(苦笑)
 ただ、それ自体は本日の夜に好転致しましたので今晩中には
書き上げます。(えぇ、もう絶対に完成させる!)

 すでに入金して下さっている方、こちらの事情でお待たせして
しまってすみませんでした。
 ですがおまけ本の製本が出来次第、すぐに発送出来る準備は
合間に平行して作業を進めてありますのでもう少しお待ち下さい。
 18日までの時点で入金の報告メールを下さっている方に関しては
19~20日の間には確実に発送の手続きを済ませます。
 
 …短い話を書くのが苦手っていう弱点、いい加減克服した方が
良いですしね。
 とりあえず完成に向けて頑張ります(ムン)

※ 今回は途中、かなり間が開いてしまったので過去のログのリンクも
話のトップに繋げる形で読み返しがしやすいようにしておきますね。

 バーニングクリスマス!                    10 
 
 お待たせしてしまって本気で申し訳ないです。
 これから、一月末までには終わらせるぐらいの気持ちで頑張ります(ペコリ)
 そしてバーニング11…めっちゃ難産でした。ここは絶対に疎かにしちゃいけない
場面なんですが、沢山の人間が集中しているので誰の視点で書くのかメチャクチャ
悩みまして…ここ数日で3パターンぐらい、変えて書いていました…(汗)
 朝までには上げたかったですが、一回書き直ししたので無理でした(苦笑)
 という訳で18日分にしておきます。
 やっと納得いくものが出来たのでアップします。お待たせしてすみませんでした~。

 ―12月に入って、寒さは本格的になり…街中のディスプレイもクリスマスシーズン
真っ盛りを迎えていた。
 その日、大食い大会の出場者の写真撮影をするという事で…何故か克哉も
準備会の人間に呼び出されてしまい、本多と一緒に社内で一番大きな
会議室に足を向けたら、とんでもない話を向けられてしまった。

「…やっぱりオレも参加しなきゃならないんですか…」

 本多に最初に話を盛りかけてきた若い社員が、こちらに対してあまりに
必死に頼み込んでくるので、克哉は深い溜息交じりにそう呟いた。

「…は、はい。何かお二人が推薦した五十嵐さんが参加する事になったのと、
予想外に魅力的な景品を上層部が用意して下さることになって…当初よりも
参加人数が増えた為に、三人一組形式になってしまったんですよ…。
 それで現時点の社内での参加者が16人になっておりまして…6チームを
作るには人数が足りない状況なんですよ。
 すでに片桐さんにオファーを掛けて、参加して頂けることになったので
出来れば八課チームとして…本多さんと片桐さん、そして佐伯さんの三人で
出て頂ければ非常にこちらとしては助かるんですが…」

 目の前で、大食い大会の準備係となってしまった男性が必死になって
頭を下げてくる。だが、克哉はあまり本多と違って大食いという訳では
ないし…やはり、衆人環視に晒されながらというのは非常に躊躇いがあった。

「け、けど…オレはそんなに大食いって訳ではないし…」

「最初に話を持ちかけた時点で、そんな事は判っていますって。けど…
チーム戦にすれば、本多さんという強力な方がいらっしゃるから勝てる
見込みはあると思いますし…優勝者には、一人辺り3万円のギフト券が
贈られるそうですから…悪い話じゃないと思います。
 それに五十嵐さんもそうですが、幾ら大食い大会と言っても…まさに
適役みたいな感じの方ばかりが揃うよりも…華となる人間が混じってくれた
方がバラエティに富んでいて盛り上がると思いますから!」

 そうして、目の前の男性は…克哉に向かって、力説しながら話していく。
 向こうの方で本多が、太一に本日も色々とチョッカイを出されて
ムガーとか、うおお~! と叫んでいる光景がチラリと目に入ったが
今は克哉はスルーをして…暫く考え込んでいった。

(どうしたら良いんだろう…大食い大会なんて、オレは出たってきっと
盛り下げてしまうだけだろうし…けど、この人の真剣な気持ちは汲んで
あげたいしな…)

 克哉は、正直悩んでいた。
 自分のように…本多のように身体が大きくて大食漢でもなければ、
太一のように場を盛り上げる能力もない人間が出たって、却って
盛り下げてしまうだけのような気がしたからだ。
 チラリ…と参加している人間の顔ぶれを眺めていく。

 管理職らしい壮年の頭髪の薄いでっぷりした体系の男性から
可愛らしく華やかで、とりあえず豪華景品に釣られて申し込んで
みたという感じの二十前後の女性。
 中肉中背で大人しそうだが周囲の人間に推薦されてこの場にやって
来たらしい若い男性。
 そして…大食いに自信があるから、自ら意気揚々とやってきた
二十代後半の身体の大きな眼鏡を掛けた女性から…見ている限り
沢山の人間が、様々な動機と思いを掲げてこの場にいる。
 しかし確かに…自分と太一を除いて、「美形」というカテゴリーの
条件を満たす人間はいないのは確かだった。

「…上原さん。本当に…オレが参加して良いんでしょうか…。オレは
大食漢という訳でも、場を盛り上げることも上手く出来ないでしょうし…。
むしろ場を盛り下げてしまうかも知れないんですけど…本当にそれで
良いんでしょうか…?」

 克哉はどこか自信なさげに問いかけていく。
 皆がワイワイと騒ぎながら、景品を貰ったらどうしようとか…絶対に
自分達が勝つぞ! と他チームの人間が意気込んでいるのを見ると
どうしても…こちらとの温度差みたいなのを感じてしまって、逆に自分みたい
なのが出るのが申し訳なくなってしまう。
 だが上原は力いっぱい答えた。

「はあ、凄い人の筈なのに…案外気弱な人だったんですね。佐伯さんって…
それじゃ率直に俺の意見を言わせて貰いますけど…今のキクチ社内においては
佐伯さんと本多さんは、例のバイヤーズの契約を取得してきた凄い人と
いうので注目されていて。他の課の人間からしたら、噂の人間を見る機会も
接する機会もない。
 今現在の佐伯さんは、ただ立ってそこにいるだけでも…十分に場を盛り上げる
力がある人なんですよ。ですから俺もそれを見込んでずっと貴方に声を掛けて
いるんです。もう少し…自分が華となる魅力がある人だという事を自覚
して下さいよ! そうじゃなきゃ…何度も声掛けたりなんてしませんから!」

 目の前の男性が、必死になって声を掛けている姿に克哉は胸を打たれた。
 どんな形でも、こうやって人に求められるというのは嬉しいものなのだ。
 自分が大食い大会になんてミスマッチ以外の何物でもない。
 でも、彼の言うとおり…今の自分は出るだけで場を本当に盛り上げられる存在
だと見てくれているのなら、協力したいと素直に思えた。

(上原さん…必死そうだな。それなら…協力してあげた方が良いな。
本当にオレなんかが出て…少しでも助けになるのか、判らないけど…)

 そうやって、何かを決意したような表情を克哉が浮かべた瞬間…向こうで
本多をおちょくり続けていた太一が、何かを察したらしい。
 とりあえず本多を一旦、ドウドウと言いながら暴走を止めている姿が
目に入った。…本当に気づけば賑やかな関係になってしまっていた。
 上原の今の言葉が、そう遠くない距離にいる太一と本多にも耳に
届いたのだろう。
 二人とも、じゃれあいというかケンカを止めて…真剣な目で克哉を
見据えながら伝えていく。

「克哉さん、出なよ! 本多さんを打ち負かす=克哉さんのチームの
敗北になっちゃうのは俺も少し残念だけど、その代わり…俺の雄姿を
一緒の壇上に上って、近いところで見てもらえるし! そんなにその人が
出て欲しいって言っているなら、出なきゃ男が廃るよ?」

「おう! 俺もお前が一緒のチームに入ってくれるならば…心強いからな!
こいつを打ち負かす姿を、是非間近で見守っていてくれよ!」

「太一…本多…ありが、とう…」

 二人が必死の様子で、一緒に出ることを求めてくれているのが判って
克哉はつい、嬉しくなった。
 どうしても気が乗らなくて、本多に押し付ける形で逃げようとした。
 だが話は気づけば予想外に大きなものとなり、一つの巨大な渦となって
沢山の人を巻き込み始めていた。

「上原さん、オレ…出ます。不束者ですがどうか宜しくお願いします」

「はい、こちらこそ! 宜しくお願いします佐伯さん!」

 しかしその一言を聞いた本多と太一は、瞬間同じ事を思った。

―克哉(さん)、それは嫁に行く時の常套句でこういう時に使うもんじゃない!

 その事を心中で突っ込んだ瞬間、本多と太一は…お互いの目を
見合わせていった。
 二人が顔を合わせたのは、久しぶりのことだった。
 克哉が上原とやり取りをしている間に二人の写真撮影とチーム名を
決定する打ち合わせ、そして簡単なチームプロフィールの作成の作業は
終わってて両者がこの場でやらなくてはいけない作業は全て済んでいる。
 チームの写真は各人一人ずつ、何パターンか色んな角度や
表情で撮影をして、後でポスターを作製する人間がその中で最良と
思われる一枚を使用し、盛り上げるように加工するという流れになっている。

―後、残されているのは…目の前に相手に向かってどうしても言って
おかなければならない…譲れない事だけだった。

 克哉の参加が決定したので、改めて克哉は上原や…他の準備会の
メンバーと打ち合わせを始めていった。
 その表情が、納得した上のものであるのを見届けた二人は…ほっとしたと
同時に、恋のライバルでもある目の前の存在に向き合っていく。

「ねえ、本多さん…ちょっと外に出ない。二人で…改めて話したいことが
あるから、さ。良い…?」

 そう告げた太一の表情は、強気で悪戯っぽいものだった。
 だが目の奥に譲れない、という意思をくっきりと宿している。
 それを見て…本多も固唾を呑んで頷いていく。

「あぁ、良いぜ。ちょっとここから出よう…」

「そうこなくっちゃ!」

 本多が了承すると同時に、太一は元気一杯にそう答えていく。
 そうして二人の姿は克哉の知らない内に…この沢山の人間の思惑が
渦巻く場から、そっと消えていったのだった―

 通販の申し込みの方、ありがとうございます。
 そしてちょっとおまけ本の作成に手間取っております。
 (何故なら長い話は得意でも、短い話に纏めるのが
実は苦手な子なので)

 …それに手こずって、連載掲載が遅れがちになっております(テヘ)
 けど、うん…今晩中には完成させて、明日中には製本出来る段階に
持って行くのでちょいお待ち下さい。
 そして連載、少し掲載遅れますが17日分はちゃんと書きます。
 発送の方も現在の時点で入金報告して下さった方の分は18日に
発送作業致しますね。

 それではまた後で。とりあえず17日分の連載の方を先に
書いて来ます~(スッタカタ~) 
 通販を希望して下さった方への業務連絡です。
 16日、18時の時点までにこちらに通販希望のメールを送って
下さった方には全員、入金の案内メールを送信させて頂きました。
  とりあえず通販おまけ本は投票結果の場合、CPは御堂×克哉に決定しました。
  現在誠意製作中…というか、慣れない作業を昨日からずっとやっている
為に連載、昨日は書けませんでした。

 本日も通販オマケ本のSSを書いているので…ブログの方へ
一本書き下ろすのは厳しく…。
  というか正直言いますと、本日仕事は休みだったんですが…家の傍にある
倉庫の壁を修理する為に、大量の荷物を家族総出で運び出しまして…
日中それで動き回ったので、ヘロヘロです。
 ちょっと本日はSS書けるコンディションじゃないので大人しく諦めておきます(ガクリ)
 明日の分はキチンと書くのでご了承下さい。

 通販おまけSSは17日までに本文書き上げて、18日に製本する予定なので
本の発送は18日以後になります。
 ご了承下さいませ。
 16日の時点でゆうちょ銀行の方に振り込んで下さった方はすでに
確認が完了済みですので、おまけ本が出来次第…早急に発送します。
 銀行口座の方に振り込みの方は、19日振込み扱いになるので…19日に
記帳して確認が済み次第、発送するように致します。

 とりあえず慣れない事務作業に追われてアップアップ状態です。
(というかこんな風にサイトで通販扱ったの今回が初めてなので)
 けど、精一杯頑張るので宜しくです。ではでは!
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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