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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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※御克ルート前提の、鬼畜眼鏡R内で判明した澤村や 
ノーマル克哉の大学時代の過去が絡む話です。
 RのED後から一年後の春…という設定の話なので
ご了承くださいませ。

 桜の回想  
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         11

  かつて親友と思いながら、今は完全に存在ごと忘れてしまった男と
再会した夜…克哉はどこかおかしかった。
 そんな彼を少しでも励ましたいと願って、御堂はその身体をソファの上に
押し倒して、強い力で抱きしめていく。
 息が詰まりそうなぐらいに強い包容だった。

「孝典、さん…?」

「克哉、不安というのなら…幾らでも私に縋りついても構わない…」

「…はい」

 きっと御堂は、今の克哉の言いようのない不安をきっと感じ取って
くれているのだろう。
 自分の足下すらおぼつかないような、あやふやな状態を。この漠然とした
恐怖感に気づいてくれている。
 今の克哉の中ではまだ上手く整理がついていなくて、相手に筋道立てて
説明したりは出来そうにない。
 だからこそ、ただ無条件で抱きしめられることが克哉には嬉しかった。

ー私は君の味方だ…

 例え理由を話さなくても、話せなくても克哉を支える為の腕は
ここにあるのだと…静かに示してくれている。
 たったそれだけの事が今は泣く程、嬉しかった。
 紫紺の、真摯な瞳がこちらに真っ直ぐに向けられる。
 この双眸に見つめられるだけで…恋人関係になってすでにもう十分に
経っているというのに毎回、電流が走り抜けていくような気がする。
 御堂はいつだって、はっきりと自分の意志を二対の目に映していく。
 克哉はその強さに、畏れと同時に…頼もしさを覚えていた。
  こんな素晴らしい人が、自分なんかを選んでくれたのは本当に
奇跡だといつも思ってしまう。
 御堂の身体が次第に熱を帯びていく。
 その熱さのつられるように、こちらの身体も高まって…心が
浮き足立っていくようだった。

「克哉、抱くぞ…私以外の男のことはもう考えるな…」

「はい…」

 御堂はこちらを見据えていきながら、はっきりとした意志を
込めて告げていく。
 克哉もまた、静かに頷いていくと唇が重ねられていった。
  すでに何度、こうしてキスをしたのか数えられないぐらいに交わしている。
 なのに、未だに御堂とこうしているとドキドキする。
 全然飽きたりする暇がない。
 ヌルヌルした舌先がこちらの口内に差し入れられて、あっと言う間に
舌を絡め取られていく。
 甘く吸い上げられてしまったら、到底抗えそうにない。
 早くも腰が疼いて、どうかなりそうだった。

「あっ…はっ…」

 上着とネクタイを剥ぎ取られて、手荒く服のボタンを外されていく。
 酷く心臓がドキドキして落ち着かなくなった。

「はっ…んんっ」

「もう、君の此処は反応しているみたいだな…相変わらず敏感な身体だ…」

「ふっ…は…言わないで、下さい…!」

 今までにどれくらい御堂に抱かれているか数え切れないぐらいなのに、
未だにこの人に言葉で責められると羞恥がこみ上げて来る。
 頼りない棟の粒を両手で責められて、鎖骨の周辺に所有の証を刻み
つけられるだけで己の欲望に飲まれてしまいそうになってしまう。

「ふっ…ぁ…胸ばかり…攻め、ないで…」

「嗚呼、君は淫乱だからん。まだ始まったばかりなのに…此処の刺激だけでは
物足りなくなってしまっているのか…?」

「だから、孝典…さん…。言わないで…」

 克哉は泣きそうな顔を浮かべていきながら、御堂に訴え掛けていく。
 だが、普段の彼が悩んだり悲しんだりする事で泣く事は御堂は酷く厭うのに、
こういう状況下においてはむしろ自分の恋人は積極的にこちらを泣かせようとしていく。
 堅くしこった胸の突起を押し潰すように愛撫されるだけで腰に重く響いて
堪らなくなってしまうのに、それに強弱をつけてこねられたり爪を軽く立てられる
刺激まで加えられてしまってはもうダメだ。
 きっとソファから起き上がったら満足に立ち上がれない状態に
なってしまっているだろう。

「ん…ああっ…や、孝典…さん。胸だけ、そんなに…責め、ないで…」

 スーツズボンの下では、こちらの欲望はすでに痛いぐらいに
堅く張り詰めてしまっている。
 もう焦れったくて、早くペニスに強烈な刺激を与えて欲しいのに
いつまで経っても触れてもらえなくて気が狂いそうだった。
 強請るように克哉が腰を何度も捩らせていくが、御堂は一向に
愛撫する場所を変える様子はなかった。
 
「早く、触れて下さい…気が狂って、しまいそう…です…」


「ククッ、これぐらいで君が狂っていたら…君はとっくに正気では
ないだろう…。これぐらいで根を上げるなど情けないぞ…克哉…」

「んんっ…はぁ…」

 こんなに性器も穴も、疼き切って仕方ないのに全然欲しいものが
与えられなくて克哉は悶え続けていった。
 御堂はこちらを抱く時、この瞬間を確かに楽しんでいた。
  克哉が腕の中で、涙を流すぐらいに追いつめられて…快楽の涙を流す瞬間を…。

(孝典さんは、本当に…こういう時は、意地悪だ…。普段は
優しくて、いつだって俺を気遣ってくれるのに…)

 だが、自分は御堂のそういう意地悪な部分もひっくるめて
好きになってしまっているのだからどうしようもない。

「お願い、早く…貴方が、欲しいんです…」

 更に延々と胸ばかり責め立てられて、克哉はついに
懇願するように御堂に訴え掛けていった。
 これ以上じらされたら、耐えられない。
 相手の首筋にギュっと強くしがみついていきながら訴え掛けていく。

「…まったく、君は本当にこういう時は堪え性がないな…。そこまで淫らな
身体をしているとは本当に驚いてしまうな…」

「意地、悪…んあっ!」

 けれど克哉が快楽の涙で瞳を潤ませて訴え掛けていくと…ようやく
待ち望んでいた箇所に御堂の指が絡められていった。
 それだけで克哉は歓喜の声を上げていき、大きく全身を震わせていった。

「嗚呼…!」

 御堂に触れられた頃には克哉のその部分はすっかりと
濡れそぼって、男の手を汚していった。
 鈴口を責められる度に先走りが厭らしく伝っていってグッチャヌチャと
^淫猥な水音を立てていた。

「ほう、もうこんなに濡らしているとはな…そんなに私に触れられるのを
期待していたのか…?」

「はい…さっきからずっと…貴方に、そうされたくて…おかしく、
なりそう…でした…!」

 克哉が髪を振り乱していきながらそう口にすると、御堂は満足そうな
笑みを浮かべていく。
 こうして快楽に従順になって、自分の腕の下で喘ぐ克哉はハッと息を
飲むぐらいに艶っぽかった。
 
「ほら…克哉、聞こえているか…? 君の厭らしい穴からはこんなに
汁が溢れて私の指を濡らしているぞ…?」

「やっ…お願い、だから…言わない、で…」

「何がイヤなんだ? もっと激しく扱いて…気持ち良くして欲しい癖に…」

「んんっ…ぅ…はっ…」

 もうどんな反論も、今は睦言に近くなってしまう。
 克哉のペニスはすでに御堂の手の中ではちきれんばかりになっていて、
ピクピクと小刻みに痙攣を繰り返していた。

「孝典、さっ…ん…!も、う…!」

「嗚呼、イクと良い。…君のその顔…見ていて、やる…
から…」

「はっ…あああっ…!」

 そうして強く扱き上げられて、克哉は耐えきれずに一際大きな声を
挙げて達していった。
 目の奥で花火が散るような、頭が真っ白になるような感覚が走り抜けていく。
 そうして、克哉は愛しい恋人の手の中に白濁を吐き出して
荒い呼吸を突いていくと…。

「克哉、抱くぞ…」

「あ…はぁ…!」

 御堂に低く掠れた声でそう宣言されると同時に、絶頂の余韻に
浸る間もなく…御堂の熱い塊が克哉の中に侵入してきたのだったー

 

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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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