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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ―ドクドクドクドク…

 繋がっている箇所から、相手の昂ぶりのようなものを感じてしまって…克哉の肌は
自然と粟立っていた。
 だけど、今…こうやって電話を取っている以上、本多をどうにかして…この場を
収めなければならなかった。

(御堂さんに動かれたら…)

 そういえば、正式に付き合う前にも…似たような状況になった事があったような気がした。
 あの時は片桐相手だったけれど、電話している最中に思いっきり身体を弄られて
煽られて…感じているのを必死に堪えながら電話したけれど、やはり怪訝そうな顔を
されてしまって。
 …今は手で触れられて快楽を引き出されたりしていないけれど、代わりに
しっかりと深く…繋がってしまっている。

(意識したら、ダメだ…。誘惑に負けそうになる…)

 グっと己の唇を強く噛みながら…このまま腰を振って快楽を追いかけたい衝動を
押さえ込んでいく。
 まずは…この状況をどうにかしないといけなかった。

『おい…克哉、さっきから随分と長く黙っているみたいだけど…大丈夫か?』

「う、ん…ちょっと今日、熱っぽくて…少しダルいだけだから…心配、しないで…ぁ…」

 そう答えた瞬間、一回だけ御堂に揺さぶり上げられた。
 ビクリ…と全身が震えていくが、ギリギリ…声を殺すことに成功する。

『マジかよ! それなら…丸ごとカレーじゃなくて…豪快カニ雑炊の方でも作った方が
良かったな…。俺の作るカレーって…自分で言うのも何だが…かなりボリュームあるからな。
なあ…カレー食えそうか? 無理そうなら…そっち作って持っていくけど…』

(豪快カニ雑炊って…一体何なんだよ、本多…何となく想像つくけど…)

 心の中で思いっきりツッコミを入れたくなったが…敢えて追求の言葉を飲み込んでいった。

「んっ…あ、大丈夫。ちょっと食欲はないけど、自分で身の回りの事は出来るから…。
けど、カレーは…オレのマンションの方に、持って来なくて良いから…ゆっくりと
休ませて、んっ…貰える、かな…?」

 御堂の手がゆっくりと腰から臀部を撫ぜるように這わされていく。
 その度に克哉はつい、甘い声を漏らしかけていく。
 身体が震えていく度に…内部にいる御堂がこちらを圧迫するようにドクドクと脈動
しているのを自覚して…自然と、ペニスから蜜が溢れ始めていく。

(流されて、しまいそうだ…)

 まだ、ギリギリ…理性は残っている。
 けれど刻一刻とそれは削ぎ落とされ、身の奥から競りあがってくる強烈な衝動に
身を委ねたくなってしまう。

『なあ…克哉。お前…何か呼吸が乱れて、苦しそうだぞ…? そんなに辛いなら…
俺は今日、身体が空いているから看病しに行ってやろうか? とりあえず…傍にいたり、
代わりに買い出しに行くぐらいの事は出来るしな…』

「い、いや…良い、よ。寝ていれば、治るから…はっ…」

 恐らく、本当に熱でも出して寝込んでいる時なら…本多の申し出は友人として
素直に受け取れたのかも知れない。
 だが、この状況では到底無理だった。
 御堂の手がゆっくりとこちらのペニスに伸ばされて、竿の根元の部分をしっかりと
握り込まれていく。
 そのまま…その淫靡な指先は克哉の先端に這わされて、クチャグチャ…と音を
立てながら蜜を塗り込まれ始めた。
 御堂の指先は緩慢な動きで、克哉の鈴口の周辺を弄り続けていく。
 その度にジワリ…と蜜が更に滲んでいくのが判って…おかしくなりそうだった。

『克哉…大丈夫かよ。お前…本気で、辛そうだぞ…?』

「だ、大丈夫…だよ。けど…うん、もう…辛いから、電話…切るね。カレーは…
また、今度で…良いから…あぅ…!」

『克哉っ…? 待てよ、おい…!』

 最後に、大きく腰を突き上げられたから…少し甲高い声が漏れてしまった。
 けれど…フルフルと全身を震わせながら、克哉は理性をギリギリ保っていくと…
通話を切って、自分の携帯の電源を落としていった。
 その瞬間、ついに身体の力が抜けて…携帯は台所の床に転がり落ちていく。
 
「終わったか…随分と長く、あの男と話していたみたいだったな…?」

「そんな、事は…ひゃっ…うっ…!」

 克哉が頭を振って否定すると同時に、御堂の力強い律動が開始されていった。
 そのまま握り込まれていたペニスも執拗に扱き上げられて…腰全体が痺れて
しまいそうなぐらいに、激しい快楽が生み出されていく。

「…友人との交流は結構だがな…私とて、君が…友人の一人もいない…孤独な
日々を送れとは、言うつもりはない…。だが、今日だけはな…私は、君を…
独占したい。…何故なら、今日は…私にとって、特別な日なのだからな…」

 そういって背後からしっかりと覆い被さりながら身体を密着させて…克哉の
首筋から耳の付け根に関して、強く吸い上げていく。
 所有の痕を、其処にくっきりと刻み込まれているのが自分でもはっきりと判った。
 けれど…今は、克哉も抗うつもりはなかった。

「オレ、もです…。今日は…とても、大切な日…です、から…。だから…他の
人間と過ごすよりも…孝典、さん…貴方とずっと一緒に…いたいです…。
だから、そんなに…虐めないで、下さい…あっ…!」

 克哉は必死になって御堂の方を振り仰いでいく。
 その双眸は快楽のせいで、甘い涙を滲ませてキラキラと輝いていた。
 紅潮した頬が、艶かしく開かれた口元が…全てが、扇情的だった。
 愛しい恋人の媚態に煽られるように…御堂は何度も、克哉の中に己の猛りを
叩きつけていった。
 その度に克哉の全身は戦慄き、大きく震えていった。

「あっ…はぁ…孝典、さん…ダメ、です…そんなに揺さぶったら…オレ、もう…
イッちゃい…ますから…」

「…イケば良いだろう…? 私は何度でも、君が達して…私の腕の中で乱れる
姿を…見たいのだから…」

「そんな…はっ…うぅ…! も、う…うぁぁ…!」

 御堂の律動は激しかった。
 克哉が苦しいぐらいにその行為が激しかったのは…胸に灯された激しい独占欲の
せいでもあった。
 子供じみた想いである事は自覚している。
 だが、今日は…他の誰にも、克哉を見せたくなかった。全てを独占したいという
強烈な感情が…その胸の中には吹き荒れていたのだ。
 だから、その想いを全て克哉にぶつけるように…激しく、性急に腰を使って…
可愛い恋人を追い上げていった。
 克哉は耐え切れないとばかりに…必死になって頭を振り続ける。
 そんな仕草の一つ一つさえも…可愛くて、仕方なくて。
 御堂は…限界が近いと悟った瞬間、顎を掴んで…やや強引に、克哉を
こちらの方へ振り向かせていった。

「はっ…んんっ…!」

「克、哉…」

 口腔も、同時に犯すように激しく舌先を蠢かしていく。
 瞬間…生じていく、強烈な快楽の波に二人の意識はほぼ同時に飲み込まれていって
そして…達していく。

「ひっ…いっ…あぁっ―!!」

 そして、克哉が一際甲高い声で、啼いていく。
 御堂の情熱を身体の奥の部分でしっかりと受け止めて…克哉はガクリ、とシンクに
凭れ掛かり…忙しい呼吸を繰り返していった。

「克哉…」

 そして御堂は…愛しい恋人を背後からギュウっと強く抱きしめながら…その不安定な
体制で、呼吸が整うまで暫く…一時、休息していったのだった―

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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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