鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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※24~6日前後、若干体調崩れ気味になっていたので
結構アップアップ状態になって、更新する余裕取れませんでした。
(睡眠を多く取って、体調整えるの優先していた為)
無事に冬コミに知り合いへの手土産として完成させて
持参したので、若干宣言した日程よりも遅れましたが
今回、一般参加で持っていった無料配布のSSを
こちらでも掲載させて頂きます。
良ければ、目を通してやって下さい。
ちなみに表紙画像はこんなの使用してました。
イメージに近い写真を、無料の素材サイトさんからせっせと
探したものです。
こちらです(興味ある方だけクリックしてどうぞ~)
イルミネーションとか、香坂は何気に好きだったりします。
本文の方は「つづきはこちら」をクリックしてお読みください。
とりあえずSS、今年の最後に一本だけでもアップ出来て
良かったよ…。
少し早いですが、皆さま良いお年を~(ペコリ)
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『ジングル・ベル』
香坂 幸緒
―クリスマスの夜、佐伯克哉は何者かの手によって拉致されていた。
どうやら、目隠しと手枷をされている状態でオープン状態になっている何かの乗り物の
シートに座らせられているらしかった。
目隠しをされている状態でも、冷たい風が勢い良くこちらの身体の前面に吹きかかって
くるのを感じて歯の根がガチガチと合わなくなっていた。
一応、いつも愛用しているスーツにロングコートの一着ぐらいは羽織っているが…
顔や首、手など直接素肌が露出している部位などはそのまま凍傷になるのでは
ないかと危惧するぐらいに冷え切ってしまっている。
(一体オレは何処に連れていかれているんだ…!)
会社を出た途端、突然意識を失って…目覚めたら、こんな状態に陥っていたら
誰だって混乱するだろう。
克哉とて、例外ではなかった。
ただでさえ今年のクリスマスイブの夜は、恋人との一時を過ごしたがるOLや、
家族サービスに勤しもうとする既婚者などがこぞって早く帰りたがっているせいで…
克哉や本多、片桐など一人暮らしをしていたり家族と同居していない人間の方に
大きなしわ寄せが来てしまっている状態だった。
おかげでイブの夜に、午後10時過ぎまで残業という少し寂しい事になってしまった
訳だが…下心がありありと伝わってくる、すでにこちらから親友宣言をしている
本多からの誘いに乗る気にはなれず…一足先にキクチ本社のビルを出た途端に、
克哉は意識が遠くなるのを感じていき…そして、現状に至っていた。
(それにどうして…この車のエンジン音以外何も聞こえないんだ…? オレは確か
都内にいる筈じゃなかったのか…?)
そう…東京都内で車を走らせているなら、必ず人の喧騒か…他の車のエンジン音、
それとその他の雑音等も耳に入ってくる筈だ。
なのに…冷え切った空気は同時に、絶対的な静寂も湛えていて。
人気のない場所をこの乗り物は…こちらを乗せて走っている事が、音からの情報からも
伝わって来てゾっとなった。
自分は果たして何処に連れていかれているのか…視界による情報を遮断されている
状態は、克哉の心臓を酷く落ち着かないものにさせていった。
ドクン、ドクン…ドクドクドク…。
得体の知れない不安と緊張が、徐々に克哉の鼓動を早いものへと変えていく。
一体自分はどうなってしまうのか、何処に連れていかれるのかだけでも早く判って
欲しかった。この状態は正にヘビの生殺しだ。
そうしている内に…永遠とも思えるぐらいに長い緊張に満ちた時間は唐突に終わりを
告げた。ゆっくりと乗り物が減速しているのが音とこっちに吹き付けてくる風の勢いで
伝わってくると…その場にストップしていったのが判った。
「着いたぞ、『オレ』…」
「え、えええええっ…! ま、まさか…その声って…『俺』なのか! クリスマスイブの夜に
こっちをこんな目に遭わせたのはよりにもよってお前なのかよ!」
「…おいおい、随分とご挨拶だな。一人寂しくクリスマスの夜に残業三昧で終わろうと
しているお前にスリルとときめきの一つでも贈ってやろうと俺がわざわざ段取りして…
こうして誘いに来てやったというのに、何か不満なのか…?」
「…もう少しマシな誘い方っていうものがあるだろ! こんなの…誘拐以外の何物
でもないじゃないか! どれだけ、目覚めてからオレが不安で怖い想いをさせられて
いたと思っているんだよ! 早く目隠しを取って手を自由にしてくれよ!」
「悪いが、それは出来ないな…」
「何でだよ!」
「…手を自由にしたら、お前はその目隠しを自ら取ってしまうだろう? そうしたら…
俺がせっかく用意した段取りが台無しになるからな。もう少しの間、そうしていて
貰おうか…」
(せっかく用意した段取り…? コイツ、何を用意していたんだ…?)
その言葉に、克哉も軽く興味を覚えていった。
確かにこんな真似をされて驚いたが…せっかくのクリスマスが残業づくしの上に、
家に帰宅して寝るだけで終わってしまっているよりは…もう一人の自分に会えた
だけでも、刺激的なものに変わったというのは事実だった。
だが、やはり目隠しと両手を拘束されている状態というのは頂けない。
克哉は少し考えてから…折衷案みたいなものを口に出していく。
「…けど、やっぱりこの状態だと罪人扱いされているみたいで落ち着かないんだよ…。
目隠しをしていろっていうなら…このままにしておくから、せめて両手だけでも自由に
してくれないか…?」
「…俺が良いというまで、目隠しは取らないと約束出来るか…?」
「うん、約束するよ。だから…お願いだ、手だけは…自由にして欲しい…」
神妙に頷きながらもう一人の自分に向かってお願いしていくと、小さく…「はあ…」と
相手が溜息を吐いているのが耳に伝わって来た。
「…仕方ないな、手だけは自由にしてやる。その代わり…これから歩いて目的地に
向かうからその間…俺の手を決して離すなよ…?」
「あ、あぁ…判ったよ…」
そうして、カチャリ…と小さな音を立てて何かが外れる気配がした。
冷たい感触からして薄々察していたが…やはり手錠を掛けられていたようだった。
依然、視界は不自由なままだが…手だけでも自由になった事で少しだけ克哉の
緊張は解れていった。
「…では、行くぞ…『オレ』…」
「うん…」
そうして自分を座席に固定していたシートベルトらしきものが外されて、相手に
手を引かれて立ちあがるように促されていった。
こちらの手は凍えるように冷たくなっているのに対して…相手の手は革手袋か
何かに覆われていたせいで…少し硬いが、ほんのりと暖かいのを感じていった。
(自分だけ革手袋をしているのは…ずるいぞ。俺がどれだけさっき…寒い想いを
していたかコイツは判ってないんだろうな…)
そんなツッコミを心の中でしつつも…相手から手を繋がれると少し嬉しいと
いう気持ちは湧き上がってくる。
気まぐれに来訪する、もう一人の自分は…決してこちらから働き掛けても
連絡をしたり、会う手段はない。
突然、予告もなく現れて…毎回、毎回こちらを好きなようにしまくった挙句に
朝になれば消えてしまうという…恐ろしい身勝手ぶりを発揮していた。
それでも…克哉の意思など全くおかまいなしの状態とは言え、すでに何度か
身体を重ねているせいか…認める事は悔しいが、自分の中には確かにもう一人の
自分に対して…情とか、好意みたいなものが芽生えていて。
(…だから、本多には悪いけど…誘いに乗る気になれなかったんだよな…)
自宅に帰れば、もしかしたら…コイツがいるかも知れない…と思う部分があったから。
会える保証なんてないし、予告は連絡の類も見事にない。
そんな奴に振り回されてしまっている事実に歯がゆく思う部分があったけれど…
今、こうして手を繋ぎながら肩を並べて歩いている事に、小さな幸福を覚えていた。
いきなり人を断りもなく拉致して…目隠しと両手を拘束して、オープンカーに乗せて
どこかに連れていくという手段は常識的には頂けない感じではあるが、それでも…
全く気に掛けても貰えず、一人で寂しく日常の延長のような感じでクリスマスの
一夜がすぎてしまうよりは…確かにマシではあった。
暫く歩いていくと、アスファルトのような硬い地面の感触から…サク、と軽い
感じの感触に変わっていく。
(もしかして…うっすらと雪が積もっている? 後…何となく土の上を踏みしめて
いるような気がする…? 舗装されていない場所を歩いているのか…?)
視界が閉ざされているせいで、普段では気付かない些細な事でも鋭敏に
感じ取れていた。
何ていうか、空気も少し澄んでいるような…そんな気がする。
陳腐な表現だが、空気が美味しいというか…爽やかというか、そんな感じがして…
此処は都会らしさのようなものが一切ないような感覚がした。
まるで…自分達二人以外、此処には誰もいないような錯覚すら覚えていった。
「ついたぞ…ほら、目隠しを外してやろう…その代わり、ゆっくりと目を開けるんだぞ…」
「えっ…うん…」
そうして、唐突に手を引いてくれた相手が立ち止まっていくと…長らくつけられて
いた目隠しがようやく外されていく。
相手のアドバイス通りにゆっくりと目を開いていくと…其処には溢れんばかりの
光の洪水が存在していた。
「うわっ…何、これ…凄い…」
「なかなかの絶景だろう?」
人の気配が感じられない広大な敷地の中心に、眩いばかりのイルミネーションの
森が広がっていた。
無数の木に…白、蒼、緑、黄緑、黄、オレンジ…と様々な色合いの電飾が
つけられていて…それが一定の間隔で瞬きを繰り返している様は、
酷く幻想的で美しかった。
クリスマスの時期は確かに、街路樹にイルミネーションがつけられていて
彩を与えている光景は、決して珍しいものではない。
けれど…これは、明らかに規模が違っていた。
だから克哉は…自分の心が、驚きと喜びによって大きく震えているのを確かに感じていた。
ようやく光に慣れて、傍らに立つもう一人の自分を見やっていく。
妙にファッションの類にこだわる彼らしく…こちらよりも上等そうな生地で
誂えられたスーツに、カシミアのコートを纏っている彼は自信に満ち溢れていた。
そんな相手が…こちらが感激しているのを見ると、満足そうな笑みを浮かべていた。
「…ああ、こんな綺麗なイルミネーション…見た事ない。日常で見ているのと…
全然、規模が違う。まるで…光の滝とか、洪水の前にいるみたいだ…」
「…ふっ…お前にしてはまあまあな表現の仕方だな…。此処は、あの男に…Mr.Rに
用意させた。誰も来ない…俺達二人だけの貸し切りだ…。クリスマスプレゼント
にしては結構豪勢だろう? これだけの光景を…二人だけのものに出来るんだからな…」
「えっ…? Mr.Rが…どうやって?」
「…あの男に、常識を求めるな。俺とお前をこうして…二人同時に存在させる事が
出来るような芸当が出来るような奴だぞ? あいつは相当な気まぐれだが…
気が向いていれば、相当無茶な事でも叶えてくれるぞ…。まあ、相応の代価は
求められるがな…」
「えっ…代価って、どんな…?」
「…お前は、本当に鈍いな…。あの男が喜びそうなものといったら…すぐに
判りそうなものだろうに…」
「えっ…ちょ、ちょっと待てよ! 何でそんなにこっちに顔を寄せて来るんだよ
…ん、むっ…」
唐突に相手に間合いを詰められたかと思うと、強引に唇を塞がれていく。
熱い舌先がこちらの口腔に割り込んできて…正常な思考回路が奪われて
いくのを感じていった。
こちらの舌を的確に絡め取り、甘く吸い上げられていくと…それだけでゾクっと
した痺れが背筋に走り抜けていきそうになる。
「ん…んんんっ…!」
キスだけで、腰砕けになってしまいそうだった。
抵抗する気力を一瞬で奪われてしまうと…もう一人の自分にイルミネーションの
森の入口の方まで誘導されていく。
「な、な、に…わっ…どうして、服を脱がすんだよっ!」
「脱がさなきゃ…お楽しみの時間は味わえないだろ…?」
「って…ちょっと待て! お前、こんな処でオレを抱くつもりなのか! こんな処
でしたら…寒いから嫌だってば!」
気付けば大きな木の一本に手を付かされて、腰を突き出させられるような
格好にさせられていく。
「心配するな…服を全部脱がしたりはしない。それでも…お前がいやらしく乱れるには
充分にしてやる。熱くなって何も考えられなくなるぐらい悦くしてやれば…多少、
肌が出ていたって気にならないさ…」
「うわ~信じられない! どうしてお前ってこんば場所でもヤル気満々なんだよ!
これじゃ聖なる夜じゃなくて…性なる夜になっちゃうだろ! あっ…くっ…!」
「うるさい口だな…ごちゃごちゃ言うぐらいだったら、甘い声の一つでもお前は
漏らしていた方が可愛げがある…。ほら、ココが良いんだろう…?」
「やっ…其処、駄目だ…こんな、いきなり…あっ…あっ…!」
こちらが抵抗している間にあっという間にスーツのズボンと下着を引きずり
おろされて…最小限の露出だけしている状態で、相手に背後から覆いかぶさられて…
ペニスを問答無用で蕾に挿入されていく。
本当なら…慣らしもせずにいきなり挿入などされては、特に男同士の場合は
半端ない痛みが伴う筈なのに…もう一人の自分に至ってはその常識は何故か
通用せず、挿入した途端に容赦ない快感が克哉に襲いかかっていく。
(何で、こいつに挿れられると…こんなに、気持ちいいんだよ…信じられ、ない…!)
自分の内部を、抉るように緩やかに擦りあげられるだけでもうおかしくなりそうだった。
首筋に顔を埋められて…ワイシャツの上から胸の突起を左右同時に弄られていくと…
もどかしさと、強烈な快感の両方が克哉の全身に走り抜けていくようだった。
すでに何度も抱かれて、身体は開発されまくっている。
もう一人の自分はきっとそんなのお見通しで…だから、この強烈な感覚に
克哉は抗う事が出来ず、翻弄されるしか術がなくなっていった。
「あっ…ふっ…やだ、あっ…はっ…こんな…激しくされたら…出る、出るから…!」
自分のペニスが、まるで別の生き物のようにズボンの生地を押し上げて…
先端を濡らし始めているのが判る。
内部で眼鏡を掛けている自分のペニスが暴れる度に、顕著に反応してしまって
いる下半身に…余計、身体の奥が燻っていくようだった。
服を着ながらのセックスは、屋外でも確かにそんなに寒さを感じなくて済むが…
衣類を汚してしまうんじゃないかという余計な理性が働いてしまって困る。
こちらが快感に耐えきれず、身を何度も捩っていくと…其れを捕まえるように
更に激しく克哉の最奥を突き上げてくる。
「だ、ダメだ…もう、堪え、切れない…うぁ…!」
そして克哉はついに頭が真っ白になるような感覚を覚えながら達してしまう。
なのに相手の律動はまだ止まってくれない。
達して楽になる処か、余計に激しい快感を与えられ続けてまともに呼吸をする
事すら叶わなくなっていった。
「んんっ…あっ…も、ダメ…だ…! あぁー!」
そして、間髪を入れずにもう一度…強制的に絶頂を与えられていく。
次のは、相手もほぼ同じタイミングで達したみたいだった。
身体の奥にドクドクと眼鏡のペニスが脈動しながら…熱い精が注ぎ込まれて
いくのを感じ取っていった。
それを実感した途端、深い充足感と強烈な疲労感を覚えていきながら…
瞼が鉛のように重くなっていった。
(ダメだ、これ以上…意識を、保てない…)
ただでさえ午後十時過ぎまで残業してて、疲労のピークを迎えていた状態で…
こんな激しい行為をされたら、身体が限界を迎えるのは無理もなかった。
だが意識を失う直前、もう一人の自分がそっと耳元で囁いていった。
―メリークリスマス…「『オレ』…
その言葉を聞いて、克哉は必死に落ちようとしている意識を繋ぎとめていった。
「うん…あ、りが…とう。メリー、クリ…スマス…「俺」…」
そして途切れ途切れになりながらも頑張って…その言葉だけを返していくと…
白い雪が降り注ぐイルミネーションの森の入口にて、克哉は意識を手放して
いったのだった―
*
翌朝、克哉は目覚めると…いつの間にか自分の部屋に運ばれて、
ベッドの上に横たえられていた。
そして甘いザクロの香りが部屋に微かに漂っていた。
「…あれ、昨日は確か…家に帰ってなかった筈なのに。それに…いつもと
違って身体がさっぱりしている…」
そう、自分は昨晩…帰宅していなかった筈だし、スーツ姿のままで拉致を
されてイルミネーションの森に連れていかれて、そして抱かれた筈だった。
だがいつも…もう一人の自分に犯された後は、乱れた衣類のまま放置されて
いるのが通例なのに…パジャマに身を包んだ状態でベッドの上で寝ていたとなると…
昨晩の出来事が自分の夢に過ぎなかったのではないかという不安が生まれた。
「…昨晩の事、オレが見た…都合の良い夢だったのかな…?」
そう疑いを感じた瞬間、身体の奥に鈍痛を感じた。
…それと、体中の筋肉がつるような感覚も残っていた。
これはもう一人の自分に抱かれた翌朝に、必ず感じるものだった。
そのせいで昨晩の事が現実だったのか、夢だったのかその境界線が
曖昧になっていく。
迷いながら部屋中に視線を彷徨わせていくと…ベッドの脇にある、ガラスの
テーブルの上に…一枚のカードが残されているのに気付いていった。
其処には短く、こう記されていた。
『オレへ』
たったそれだけカードの上面に記されていた。
二つ折りタイプの、厚みのあるクリスマスカードだった。
赤と緑が基調になっていて、ツリーとポインセチアのデザインのそれを
ゆっくりと開いていくと…オルゴール調の、『ジングル・ベル』のメロディが
部屋中に響き渡っていく。
其れを聞いた瞬間、克哉の口元に…笑みが浮かんでいった。
「ああ…昨晩の事は、夢じゃなかったんだな…。お前と、オレは確かに
過ごしたんだね…『俺』…」
何も記されていないクリスマスカード。
けれどその宛名と、それ以外のメッセージが記されていない不器用な感じが…
確かに、もう一人の自分が贈ってくれたのだというのが伝わって来た。
自分を忘れないでくれた事。
一緒に過ごしてくれた事に…小さく感謝を覚えていきながら、克哉は柔らかい
曲調にアレンジされた、『ジングル・ベル』を…クリスマス当日の朝に、
そっと聴いていったのだった―
コメント
やりたい放題やっている癖に、不器用だけど粋な真似をしている処が
眼鏡らしいかな、という感じの話です。
眼鏡はやはり、好き放題やっている時は生き生きしていますね~。
非常にその辺りは書きやすかったです(笑)
けど、クリスマスに音楽が流れるタイプのカードを渡すのって
ロマンチックというか、私は結構良いと思います。
ちなみにタイトルは最初はイルミネーションの下でノマが好き放題に
されるという事にちなんで「アイス・イルミネーション」でしたが、最後まで
書いたら「ジングル・ベル」の方がしっくり来るなと思ったので
こっそり変えました。
ちょっとでも楽しんで貰えれば嬉しいです。では…(ペコリ)
香坂 幸緒
―クリスマスの夜、佐伯克哉は何者かの手によって拉致されていた。
どうやら、目隠しと手枷をされている状態でオープン状態になっている何かの乗り物の
シートに座らせられているらしかった。
目隠しをされている状態でも、冷たい風が勢い良くこちらの身体の前面に吹きかかって
くるのを感じて歯の根がガチガチと合わなくなっていた。
一応、いつも愛用しているスーツにロングコートの一着ぐらいは羽織っているが…
顔や首、手など直接素肌が露出している部位などはそのまま凍傷になるのでは
ないかと危惧するぐらいに冷え切ってしまっている。
(一体オレは何処に連れていかれているんだ…!)
会社を出た途端、突然意識を失って…目覚めたら、こんな状態に陥っていたら
誰だって混乱するだろう。
克哉とて、例外ではなかった。
ただでさえ今年のクリスマスイブの夜は、恋人との一時を過ごしたがるOLや、
家族サービスに勤しもうとする既婚者などがこぞって早く帰りたがっているせいで…
克哉や本多、片桐など一人暮らしをしていたり家族と同居していない人間の方に
大きなしわ寄せが来てしまっている状態だった。
おかげでイブの夜に、午後10時過ぎまで残業という少し寂しい事になってしまった
訳だが…下心がありありと伝わってくる、すでにこちらから親友宣言をしている
本多からの誘いに乗る気にはなれず…一足先にキクチ本社のビルを出た途端に、
克哉は意識が遠くなるのを感じていき…そして、現状に至っていた。
(それにどうして…この車のエンジン音以外何も聞こえないんだ…? オレは確か
都内にいる筈じゃなかったのか…?)
そう…東京都内で車を走らせているなら、必ず人の喧騒か…他の車のエンジン音、
それとその他の雑音等も耳に入ってくる筈だ。
なのに…冷え切った空気は同時に、絶対的な静寂も湛えていて。
人気のない場所をこの乗り物は…こちらを乗せて走っている事が、音からの情報からも
伝わって来てゾっとなった。
自分は果たして何処に連れていかれているのか…視界による情報を遮断されている
状態は、克哉の心臓を酷く落ち着かないものにさせていった。
ドクン、ドクン…ドクドクドク…。
得体の知れない不安と緊張が、徐々に克哉の鼓動を早いものへと変えていく。
一体自分はどうなってしまうのか、何処に連れていかれるのかだけでも早く判って
欲しかった。この状態は正にヘビの生殺しだ。
そうしている内に…永遠とも思えるぐらいに長い緊張に満ちた時間は唐突に終わりを
告げた。ゆっくりと乗り物が減速しているのが音とこっちに吹き付けてくる風の勢いで
伝わってくると…その場にストップしていったのが判った。
「着いたぞ、『オレ』…」
「え、えええええっ…! ま、まさか…その声って…『俺』なのか! クリスマスイブの夜に
こっちをこんな目に遭わせたのはよりにもよってお前なのかよ!」
「…おいおい、随分とご挨拶だな。一人寂しくクリスマスの夜に残業三昧で終わろうと
しているお前にスリルとときめきの一つでも贈ってやろうと俺がわざわざ段取りして…
こうして誘いに来てやったというのに、何か不満なのか…?」
「…もう少しマシな誘い方っていうものがあるだろ! こんなの…誘拐以外の何物
でもないじゃないか! どれだけ、目覚めてからオレが不安で怖い想いをさせられて
いたと思っているんだよ! 早く目隠しを取って手を自由にしてくれよ!」
「悪いが、それは出来ないな…」
「何でだよ!」
「…手を自由にしたら、お前はその目隠しを自ら取ってしまうだろう? そうしたら…
俺がせっかく用意した段取りが台無しになるからな。もう少しの間、そうしていて
貰おうか…」
(せっかく用意した段取り…? コイツ、何を用意していたんだ…?)
その言葉に、克哉も軽く興味を覚えていった。
確かにこんな真似をされて驚いたが…せっかくのクリスマスが残業づくしの上に、
家に帰宅して寝るだけで終わってしまっているよりは…もう一人の自分に会えた
だけでも、刺激的なものに変わったというのは事実だった。
だが、やはり目隠しと両手を拘束されている状態というのは頂けない。
克哉は少し考えてから…折衷案みたいなものを口に出していく。
「…けど、やっぱりこの状態だと罪人扱いされているみたいで落ち着かないんだよ…。
目隠しをしていろっていうなら…このままにしておくから、せめて両手だけでも自由に
してくれないか…?」
「…俺が良いというまで、目隠しは取らないと約束出来るか…?」
「うん、約束するよ。だから…お願いだ、手だけは…自由にして欲しい…」
神妙に頷きながらもう一人の自分に向かってお願いしていくと、小さく…「はあ…」と
相手が溜息を吐いているのが耳に伝わって来た。
「…仕方ないな、手だけは自由にしてやる。その代わり…これから歩いて目的地に
向かうからその間…俺の手を決して離すなよ…?」
「あ、あぁ…判ったよ…」
そうして、カチャリ…と小さな音を立てて何かが外れる気配がした。
冷たい感触からして薄々察していたが…やはり手錠を掛けられていたようだった。
依然、視界は不自由なままだが…手だけでも自由になった事で少しだけ克哉の
緊張は解れていった。
「…では、行くぞ…『オレ』…」
「うん…」
そうして自分を座席に固定していたシートベルトらしきものが外されて、相手に
手を引かれて立ちあがるように促されていった。
こちらの手は凍えるように冷たくなっているのに対して…相手の手は革手袋か
何かに覆われていたせいで…少し硬いが、ほんのりと暖かいのを感じていった。
(自分だけ革手袋をしているのは…ずるいぞ。俺がどれだけさっき…寒い想いを
していたかコイツは判ってないんだろうな…)
そんなツッコミを心の中でしつつも…相手から手を繋がれると少し嬉しいと
いう気持ちは湧き上がってくる。
気まぐれに来訪する、もう一人の自分は…決してこちらから働き掛けても
連絡をしたり、会う手段はない。
突然、予告もなく現れて…毎回、毎回こちらを好きなようにしまくった挙句に
朝になれば消えてしまうという…恐ろしい身勝手ぶりを発揮していた。
それでも…克哉の意思など全くおかまいなしの状態とは言え、すでに何度か
身体を重ねているせいか…認める事は悔しいが、自分の中には確かにもう一人の
自分に対して…情とか、好意みたいなものが芽生えていて。
(…だから、本多には悪いけど…誘いに乗る気になれなかったんだよな…)
自宅に帰れば、もしかしたら…コイツがいるかも知れない…と思う部分があったから。
会える保証なんてないし、予告は連絡の類も見事にない。
そんな奴に振り回されてしまっている事実に歯がゆく思う部分があったけれど…
今、こうして手を繋ぎながら肩を並べて歩いている事に、小さな幸福を覚えていた。
いきなり人を断りもなく拉致して…目隠しと両手を拘束して、オープンカーに乗せて
どこかに連れていくという手段は常識的には頂けない感じではあるが、それでも…
全く気に掛けても貰えず、一人で寂しく日常の延長のような感じでクリスマスの
一夜がすぎてしまうよりは…確かにマシではあった。
暫く歩いていくと、アスファルトのような硬い地面の感触から…サク、と軽い
感じの感触に変わっていく。
(もしかして…うっすらと雪が積もっている? 後…何となく土の上を踏みしめて
いるような気がする…? 舗装されていない場所を歩いているのか…?)
視界が閉ざされているせいで、普段では気付かない些細な事でも鋭敏に
感じ取れていた。
何ていうか、空気も少し澄んでいるような…そんな気がする。
陳腐な表現だが、空気が美味しいというか…爽やかというか、そんな感じがして…
此処は都会らしさのようなものが一切ないような感覚がした。
まるで…自分達二人以外、此処には誰もいないような錯覚すら覚えていった。
「ついたぞ…ほら、目隠しを外してやろう…その代わり、ゆっくりと目を開けるんだぞ…」
「えっ…うん…」
そうして、唐突に手を引いてくれた相手が立ち止まっていくと…長らくつけられて
いた目隠しがようやく外されていく。
相手のアドバイス通りにゆっくりと目を開いていくと…其処には溢れんばかりの
光の洪水が存在していた。
「うわっ…何、これ…凄い…」
「なかなかの絶景だろう?」
人の気配が感じられない広大な敷地の中心に、眩いばかりのイルミネーションの
森が広がっていた。
無数の木に…白、蒼、緑、黄緑、黄、オレンジ…と様々な色合いの電飾が
つけられていて…それが一定の間隔で瞬きを繰り返している様は、
酷く幻想的で美しかった。
クリスマスの時期は確かに、街路樹にイルミネーションがつけられていて
彩を与えている光景は、決して珍しいものではない。
けれど…これは、明らかに規模が違っていた。
だから克哉は…自分の心が、驚きと喜びによって大きく震えているのを確かに感じていた。
ようやく光に慣れて、傍らに立つもう一人の自分を見やっていく。
妙にファッションの類にこだわる彼らしく…こちらよりも上等そうな生地で
誂えられたスーツに、カシミアのコートを纏っている彼は自信に満ち溢れていた。
そんな相手が…こちらが感激しているのを見ると、満足そうな笑みを浮かべていた。
「…ああ、こんな綺麗なイルミネーション…見た事ない。日常で見ているのと…
全然、規模が違う。まるで…光の滝とか、洪水の前にいるみたいだ…」
「…ふっ…お前にしてはまあまあな表現の仕方だな…。此処は、あの男に…Mr.Rに
用意させた。誰も来ない…俺達二人だけの貸し切りだ…。クリスマスプレゼント
にしては結構豪勢だろう? これだけの光景を…二人だけのものに出来るんだからな…」
「えっ…? Mr.Rが…どうやって?」
「…あの男に、常識を求めるな。俺とお前をこうして…二人同時に存在させる事が
出来るような芸当が出来るような奴だぞ? あいつは相当な気まぐれだが…
気が向いていれば、相当無茶な事でも叶えてくれるぞ…。まあ、相応の代価は
求められるがな…」
「えっ…代価って、どんな…?」
「…お前は、本当に鈍いな…。あの男が喜びそうなものといったら…すぐに
判りそうなものだろうに…」
「えっ…ちょ、ちょっと待てよ! 何でそんなにこっちに顔を寄せて来るんだよ
…ん、むっ…」
唐突に相手に間合いを詰められたかと思うと、強引に唇を塞がれていく。
熱い舌先がこちらの口腔に割り込んできて…正常な思考回路が奪われて
いくのを感じていった。
こちらの舌を的確に絡め取り、甘く吸い上げられていくと…それだけでゾクっと
した痺れが背筋に走り抜けていきそうになる。
「ん…んんんっ…!」
キスだけで、腰砕けになってしまいそうだった。
抵抗する気力を一瞬で奪われてしまうと…もう一人の自分にイルミネーションの
森の入口の方まで誘導されていく。
「な、な、に…わっ…どうして、服を脱がすんだよっ!」
「脱がさなきゃ…お楽しみの時間は味わえないだろ…?」
「って…ちょっと待て! お前、こんな処でオレを抱くつもりなのか! こんな処
でしたら…寒いから嫌だってば!」
気付けば大きな木の一本に手を付かされて、腰を突き出させられるような
格好にさせられていく。
「心配するな…服を全部脱がしたりはしない。それでも…お前がいやらしく乱れるには
充分にしてやる。熱くなって何も考えられなくなるぐらい悦くしてやれば…多少、
肌が出ていたって気にならないさ…」
「うわ~信じられない! どうしてお前ってこんば場所でもヤル気満々なんだよ!
これじゃ聖なる夜じゃなくて…性なる夜になっちゃうだろ! あっ…くっ…!」
「うるさい口だな…ごちゃごちゃ言うぐらいだったら、甘い声の一つでもお前は
漏らしていた方が可愛げがある…。ほら、ココが良いんだろう…?」
「やっ…其処、駄目だ…こんな、いきなり…あっ…あっ…!」
こちらが抵抗している間にあっという間にスーツのズボンと下着を引きずり
おろされて…最小限の露出だけしている状態で、相手に背後から覆いかぶさられて…
ペニスを問答無用で蕾に挿入されていく。
本当なら…慣らしもせずにいきなり挿入などされては、特に男同士の場合は
半端ない痛みが伴う筈なのに…もう一人の自分に至ってはその常識は何故か
通用せず、挿入した途端に容赦ない快感が克哉に襲いかかっていく。
(何で、こいつに挿れられると…こんなに、気持ちいいんだよ…信じられ、ない…!)
自分の内部を、抉るように緩やかに擦りあげられるだけでもうおかしくなりそうだった。
首筋に顔を埋められて…ワイシャツの上から胸の突起を左右同時に弄られていくと…
もどかしさと、強烈な快感の両方が克哉の全身に走り抜けていくようだった。
すでに何度も抱かれて、身体は開発されまくっている。
もう一人の自分はきっとそんなのお見通しで…だから、この強烈な感覚に
克哉は抗う事が出来ず、翻弄されるしか術がなくなっていった。
「あっ…ふっ…やだ、あっ…はっ…こんな…激しくされたら…出る、出るから…!」
自分のペニスが、まるで別の生き物のようにズボンの生地を押し上げて…
先端を濡らし始めているのが判る。
内部で眼鏡を掛けている自分のペニスが暴れる度に、顕著に反応してしまって
いる下半身に…余計、身体の奥が燻っていくようだった。
服を着ながらのセックスは、屋外でも確かにそんなに寒さを感じなくて済むが…
衣類を汚してしまうんじゃないかという余計な理性が働いてしまって困る。
こちらが快感に耐えきれず、身を何度も捩っていくと…其れを捕まえるように
更に激しく克哉の最奥を突き上げてくる。
「だ、ダメだ…もう、堪え、切れない…うぁ…!」
そして克哉はついに頭が真っ白になるような感覚を覚えながら達してしまう。
なのに相手の律動はまだ止まってくれない。
達して楽になる処か、余計に激しい快感を与えられ続けてまともに呼吸をする
事すら叶わなくなっていった。
「んんっ…あっ…も、ダメ…だ…! あぁー!」
そして、間髪を入れずにもう一度…強制的に絶頂を与えられていく。
次のは、相手もほぼ同じタイミングで達したみたいだった。
身体の奥にドクドクと眼鏡のペニスが脈動しながら…熱い精が注ぎ込まれて
いくのを感じ取っていった。
それを実感した途端、深い充足感と強烈な疲労感を覚えていきながら…
瞼が鉛のように重くなっていった。
(ダメだ、これ以上…意識を、保てない…)
ただでさえ午後十時過ぎまで残業してて、疲労のピークを迎えていた状態で…
こんな激しい行為をされたら、身体が限界を迎えるのは無理もなかった。
だが意識を失う直前、もう一人の自分がそっと耳元で囁いていった。
―メリークリスマス…「『オレ』…
その言葉を聞いて、克哉は必死に落ちようとしている意識を繋ぎとめていった。
「うん…あ、りが…とう。メリー、クリ…スマス…「俺」…」
そして途切れ途切れになりながらも頑張って…その言葉だけを返していくと…
白い雪が降り注ぐイルミネーションの森の入口にて、克哉は意識を手放して
いったのだった―
*
翌朝、克哉は目覚めると…いつの間にか自分の部屋に運ばれて、
ベッドの上に横たえられていた。
そして甘いザクロの香りが部屋に微かに漂っていた。
「…あれ、昨日は確か…家に帰ってなかった筈なのに。それに…いつもと
違って身体がさっぱりしている…」
そう、自分は昨晩…帰宅していなかった筈だし、スーツ姿のままで拉致を
されてイルミネーションの森に連れていかれて、そして抱かれた筈だった。
だがいつも…もう一人の自分に犯された後は、乱れた衣類のまま放置されて
いるのが通例なのに…パジャマに身を包んだ状態でベッドの上で寝ていたとなると…
昨晩の出来事が自分の夢に過ぎなかったのではないかという不安が生まれた。
「…昨晩の事、オレが見た…都合の良い夢だったのかな…?」
そう疑いを感じた瞬間、身体の奥に鈍痛を感じた。
…それと、体中の筋肉がつるような感覚も残っていた。
これはもう一人の自分に抱かれた翌朝に、必ず感じるものだった。
そのせいで昨晩の事が現実だったのか、夢だったのかその境界線が
曖昧になっていく。
迷いながら部屋中に視線を彷徨わせていくと…ベッドの脇にある、ガラスの
テーブルの上に…一枚のカードが残されているのに気付いていった。
其処には短く、こう記されていた。
『オレへ』
たったそれだけカードの上面に記されていた。
二つ折りタイプの、厚みのあるクリスマスカードだった。
赤と緑が基調になっていて、ツリーとポインセチアのデザインのそれを
ゆっくりと開いていくと…オルゴール調の、『ジングル・ベル』のメロディが
部屋中に響き渡っていく。
其れを聞いた瞬間、克哉の口元に…笑みが浮かんでいった。
「ああ…昨晩の事は、夢じゃなかったんだな…。お前と、オレは確かに
過ごしたんだね…『俺』…」
何も記されていないクリスマスカード。
けれどその宛名と、それ以外のメッセージが記されていない不器用な感じが…
確かに、もう一人の自分が贈ってくれたのだというのが伝わって来た。
自分を忘れないでくれた事。
一緒に過ごしてくれた事に…小さく感謝を覚えていきながら、克哉は柔らかい
曲調にアレンジされた、『ジングル・ベル』を…クリスマス当日の朝に、
そっと聴いていったのだった―
コメント
やりたい放題やっている癖に、不器用だけど粋な真似をしている処が
眼鏡らしいかな、という感じの話です。
眼鏡はやはり、好き放題やっている時は生き生きしていますね~。
非常にその辺りは書きやすかったです(笑)
けど、クリスマスに音楽が流れるタイプのカードを渡すのって
ロマンチックというか、私は結構良いと思います。
ちなみにタイトルは最初はイルミネーションの下でノマが好き放題に
されるという事にちなんで「アイス・イルミネーション」でしたが、最後まで
書いたら「ジングル・ベル」の方がしっくり来るなと思ったので
こっそり変えました。
ちょっとでも楽しんで貰えれば嬉しいです。では…(ペコリ)
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女性
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派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
鬼畜眼鏡にハマり込みました。
当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)
当ブログサイトへのリンク方法
URL=http://yukio0201.blog.shinobi.jp/
リンクは同ジャンルの方はフリーです。気軽に切り貼りどうぞ。
…一言報告して貰えると凄く嬉しいです。
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