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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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  本日分(13日)はお休みします。
 12日に東京に一日出かけていて、帰宅遅くなったのと
昼間に携帯で内職(春コミの書き下ろし分)頑張ったらちょいと…他の話に
頭を切り替えられなくなりました。
 けど、14日分はバレンタインにちなんだネタをアップしますので
ご了承下さい。
 今週、お誕生日会あったり…プレゼント貰ったりして心があったかく
なってしまったので残雪書けない…(心が幸せすぎて)
来週辺りには少しはクールダウンしていると思うので少し待って
やって下さりませ。

 14日は甘い話、行きます!では!
 
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 掲載、日付越えます~。つか潔く12日分でアップします。
 けど、バーニングの16話、家を出る前までにアップ
出来るように頑張ります!
 このバーニングはオフ本の方のINNOCENT~と、春コミ新刊の
両方とリンクしている箇所があるから、頭の中で纏めるのに非常に
時間掛かります(汗)
 だから休みの日とその前日にしか、正直書けません。
 明日はお出かけするけど、朝はゆっくりでOKなので…頑張って
アップします。
 本気で、オフ本とリンクさせながら前後をキチンと合わせて話を
くみ上げるのがここまで大変とは思いませんでした…。

 けど、出来るだけ統合させられるように頑張ります。
 春コミ原稿もボチボチ~。週一本ぐらいのペースで書き下ろしを
仕上げて行くっす。ではでは、また後で~。

P.S  前回掲載出来なかった分の編集作業していたら…その4話分だけで
50P分以上、すでにありました…(汗)
 春コミの新刊、全部でまた100~120Pぐらいになるかもです…。
 克克アンソロジー2と同じぐらいのP数じゃん…どれだけ長い物を
私は作る気だよ! と早くもツッコミ入れたくなりました…。
 一旦寝て来ます。起きたらバーニングの続きを書くお~!
 
 ※2月9日分の更新はどちらの連載ものの続きでは
ございません。
 2月8日に開いた誕生会のレポのみとなります。
 香坂の作品読みたいよ!&レポなんて興味ないよ~という
人はそっと立ち去って下さいませ~。

 興味がある方のみ、「つづきはこちら」…をクリックして
詳細をどぞ。
 E坂さん、K有さんが御克ケーキのレポを楽しみにしている
と言ったから、頑張って書いたお~!
 今回のみ、参加者の方は伏字なしで書いております。
 …許してねv(可愛い子ぶって誤魔化してみる)

  本日の朝にアップした内容、ちょっと回線トラブルで
ページが凍ったり、止まったりとエラーばかり起こって焦って
急いで書いた為に不十分なものとなってしまいました。
  そういう訳で一旦下げさせて貰って、少し落ち着いた状態で
改めて上げさせて頂きます。

 …ここ二週間ばかり、エラーが頻繁に起こっているので
正直イライラして、小説を書くのも通販の状況を報告するのも
遅れがちになっておりました(苦笑)
 五回挑戦して、一回…新しい記事の投稿が出来るかどうか
ぐらい、現在…接続が不安定になっております。
 ページに入れてもたま~に途中で固まって操作不能になる
時もあります…。つ~訳で更新状況がかなりデンジャラスに…。
(気を抜くと書いていた内容全てがパーになりかねない
要、コマメなバックアップです…)

 今夜少し時間を取って、連載の方を一話書きます。
 春コミのインフォメーションはまた、日を改めて…もう少し全体が
出来上がってからアナウンスさせて頂きます。

 …ん~締め切りまで一ヶ月を切ったので、ちょっとその件でも
焦りが出てしまいました(汗)
 職場でも今、新しいことを沢山覚えなきゃいけなくてアップアップ
状態で…気持ちに余裕ないな、とふとした事で気づいたんで…
少し正直に現状を書いて、日を改めてという処置をとらせて
頂きますね。
 …まだまだ人間出来てない、と思い知りましたん…トホホ。
 では、また後で…。
 本日はお休みでしたが、お昼頃から母上と一緒に「マンマ・ミーヤ!」を
見に行ったり…買い物に付き合わされたり。
帰宅早々に兄上に、「このゲームは是非やってみて貰いたい!」と
速攻で捕まって、「ポールの冒険」というバーチャルコンソール専用の
横スクロール風、関西風ギャグネタ満載ゲームを付き合わされたり
していたら…あれ? 気づいたら夕方だぞ? みたいな感じで
時間ワープしておりました。

 …ネコにも一日振り回されたよこんちくしょう…(T○T)

 夜中に四回、人をたたき起こすのは止めてけれ。
 おかげで午前中は寝ぼけて使い物にならなかっただよ~!
 オトンには「うちのミー(猫の名前)に最近、新しい男(恋人ネコ)
が出来たようだ! 飼い主なら追跡してどんな奴と付き合って
いるか確認して来い!」とか酔っ払った勢いで延々と絡まれ
続けたり…気づけば家族に振り回された一日でした(汗)
 やっと夕飯の片付け終わって、自由時間持てました…。
 つ~訳でこれから書きます。

 しかしうちのミーたん、盛りがついたのか最近うるさくて
ちょっぴり寝不足気味です。
 夜中にあんまり人を起こすの止めて欲しいっす…(T△T)

 
 本日、節分です。
 そして春コミ発行の克克アンソロジー2の締め切り日でございます!
 …今日、運よく休みだったから一日原稿やっておりました。
 とりあえず、現時点でコメントと原稿はほぼ完成して…後は送信するまで
推敲や、修正&調整をするだけなんですが…はい、お金を出して買って
貰うアンソロジーにお渡しするものなので、本日はそっちに専念します。
 余裕あったら本日分を書こうかと思いましたけど…今日は潔く
諦めておきます。
 明日の分は、キチンと書くのでご了承下さいませ。

 通販の件に関しては、最終日付近に申し込んで下さった方の
発送は2月5日を予定しています。
 今週末までにはお手元に届くように発送致しますのでもう少し
お待ち下さいませ。
 後、申し込みはされても現時点まで入金をされていない方は
2月10日までに連絡+入金がない場合はご注文はキャンセル
されたものとして扱います。
 ご了承下さいませ。
 申し込んで下さった方、どうもありがとうございました。
 春コミの新刊も、余裕があれば自家通販。
 ない場合も書店委託する事を検討に入れていますので
宜しければご利用なさって下さい。

 じゃあ最後の調整、行ってきま~す。
 ではでは~(逃走)
 本日、忍者ブログのメンテナンスのせいで…昼頃から
全然、サインイン出来ない&出来ても途中で弾き出される
状況で、こちらの更新作業が進みませんでした(汗)
 やっと23時近くなって、安定してきたのでこれから書きます。
 日付越えるかもですがご了承下さいませ。
 これからバーニング書いて来ます。色々立て込んでいて
遅れがちになってすみませんでした。

 …まあ、ワードで打ち込んでいる原稿とかコミケの申し込み
用紙の方はおかげである程度完成しましたが。
 コミケの申込書はすぐに出せる段階まで完成させた。
 カット描くのに殆ど一日掛かりでしたよ…(遠い目)
 
 ちなみに本日、4~5時間ぐらい作業して仕上げた
夏コミのカット…。
 今年の目標は絵が上手くなることとフォトショップを使えるように
なることなので…時間掛かったけど、絵を何パターンも描いたり、
フォトショで文字打ちとか、グレースケールでトーンとかベタっぽく
色塗ったりやってみました…。
 慣れないので、メチャクチャ時間掛かりました。がくり…。
 折りたたんで掲載しておくので、興味ある方だけどうぞ。

 

 
―過ぎ去ってしまえば、他愛無い思い出の一つ一つさえ、とても
大切なものであったことに気づいた。

 あの人がまだ自分の傍にいて微笑んでくれた時、こんなにも早く
会えなくなる日が来るなんてまったく考えていなかったから。
 過去を振り返り、太一はつくづく思う。
 その時間がどれだけ掛け替えのないものであったかを思い知った
今の自分が…過去に戻れたなら。

―きっと、もっと克哉に気持ちを沢山伝えていただろう

 伝えきれない言葉が結晶となり…己の中に積み重なっていく。
 それは雪のように純粋で、冷たい透明な想い。
 
―ねえ、克哉さん。俺は本当に貴方が…好きだったんだ。恋だって
自覚する前から…貴方と、知り合った時から…ずっと…

 何度も、心の中で問いかける。
 けれどもう想いは伝わらない。
 克哉の存在は、今となっては太一の心の中にしか存在しない。
 それでも、何回も何回も問いかける。
 第三者から見たら、きっと過去に囚われてウジウジしているようにしか
見えないのかも知れない。
 けれど引きずるという事は…それだけ、その存在が自分の中に食い込んで
重要な存在だった証だ。
 大切でも何でもない相手の為に、人は傷ついたりはしないのだ。
 だからどれだけ痛みが伴っても、太一は…克哉に纏わる思い出の一つ一つを
丁寧に心の中に浮かべていく。

―己の心に潜む、透明でキラキラした想いを…見出す為に

 次に太一の脳裏に浮かんだのは、克哉に対しての欲望を自覚した日と…
あの事件の間に起こった、他愛無い日常の一コマだった。
 プロトファイバーの営業の件に関して、目標値に達するか達しないかの
瀬戸際に立たされていた頃。
 克哉は、息抜きの為に仕事が終わった後…喫茶店ロイドの方に足を
向けてくれた日のことだった。
 太一もまた、その日は三時には大体のカリキュラムをこなしていたので
夕方の早い時間帯に店の方に入っていた。

 17時になった直後ぐらいの時間帯は、あまり客がいない事が多かった。
 この店のマスターである太一の実父は、これぐらいの頃にフラリと外に
出てしまうことが多かったからだ。
 18時頃の、客が足を向け始めるまでにはほぼ戻ってくるのだが…常連の
方も店主がいない事が判っているのか、太一だけしかいない事が多い
時間帯には、あまり来なかった。
 そのおかげで暇を持て余し、仕方なくスプーンやフォークの類を
ピカピカに磨く作業をする事で時間を潰していた。
 単調な仕事ながら、くすんでしまった銀製の食器を磨くのは…一度始めると
綺麗に輝き始めるので意外に楽しいものだ。
 そうして暫く夢中になっていると…軽く軋み音を立てて、喫茶店の扉が開かれていった。
 その向こうからは、会いたいな~と念を送り続けていた存在が少し申し訳なさそうな
表情をしながら、立っていた。

「…こんにちは。太一、今日はいるかな…?」
 
 どこか浮かない顔をして、克哉が扉の向こうからそっと声を掛けてきた。

「克哉さん!」

 相手の表情に少し翳りがあるのは少し気に掛かったけれど、克哉の顔を見れて
太一は嬉しそうに微笑んでいった。
 そうしてさながら、大好きな飼い主と遭遇出来たワンコさながらに克哉の方に
駆け寄って、ニコニコと笑ってみせる。

「さぁさぁ、早く中に入ってよ! 今の時間帯って客が本当に来ないからさ、
俺…暇を持て余してしょうがなかったんだよね~! だから克哉さんが来てくれて
すっごい嬉しい! 貴方と話していると本当に楽しくて仕方ないからね!」

「た、太一…大げさだよ。オレなんかと話したって、そこまで楽しくはないと
思うんだけどね…」

「ううん、俺はすっごく楽しい。克哉さんは俺がどんな話題を振っても知っている
範囲で丁寧に応えてくれるし、耳を傾けてくれるから。俺…克哉さんのそういう
所、すっごく好きだよ」

「…っ! ありがとう…」

 太一の大歓迎モードに、克哉は逆に腰が引けてしまっているようだった。
 だが一切構わず、克哉の手を引いて強引にカウンター席に座らせていく。
 今の言葉に照れてしまったのか、克哉は軽く頬を赤く染めていた。
 それをこちらに見られたくなくて、顔を俯かせている仕草は本当に…自分よりも
4歳も年上の人なのに、可愛すぎると思ってしまった。

(あぁ…今日も、克哉さんってば本当に可愛いよなぁ…)

 ポワーンとなりながら、手早くテーブルを拭いて…冷たい水をそっと差し出していく。

「克哉さん、今日の注文は…? また、いつもの奴で良い」

「うん、それで…。確か、卵のサンドイッチだけだったらマスターがいなくても太一が
作れるようになったって言っていたから、その腕前を確かめる意味でもお願いするね」

「うわ! 克哉さん酷い! 前回に来た時に…その腕前をちゃんと披露して、キチンと
実証したじゃんか! 俺の言葉と実力を疑うつもり?」

「はは、疑っていないよ。信用しているって。そうじゃなければマスターがいないって
判っている時間帯にわざわざ来たりしないし。午後五時から六時の間に来れば
太一の特製のサンドイッチが食べられるんだろ? だからわざわざ時間調整して
直帰にして…そのまま此処に来たんだしね…」

 今の克哉の一言に、太一はジ~ンと幸せな気持ちを覚えていった。
 自分が以前に伝えたことを、きちんと克哉が記憶してくれていたことが判って
半端じゃなく嬉しくなる。
 この頃の太一はすでに、克哉への想いを自覚し始めていた。
 だからこんな日常の他愛無いやり取りや、一言から…とても幸せな気持ちに
なっていたのだ。

「…マジ? うん! それなら…腕に寄りを掛けて、とびっきり美味しいサンドイッチを
克哉さんに食べさせてあげるよ! だから少し待っていて!」

 そういって瞳を輝かせながら、太一は克哉の為に精一杯美味しいものを
作ろうと気合を入れていった。
 エッグサンドの下ごしらえをしている時間すら、今思えば嬉しくて仕方なくて…
幸せな一時だった。
 そうして太一が意気揚々と、仕上げたばかりの自信作を克哉の前に出していくと
翳っていた克哉の顔が、嬉しそうに輝いた。

「はい! 克哉さん…俺の自信作出来たよ! 早速食べてみてよ!」

「ん、ありがとう太一。それじゃあ早速食べさせてもらうね」

 そういって会話をしている間は、克哉は柔らかい笑みを浮かべている。
 だがこっちが熱中して作業をして口を閉ざしている間、やはり克哉の方の
表情はどこかぎこちなくて硬いものだった。
 そこから…太一は、克哉の気持ちが今日は重いものになっていることを
読み取っていった。

(克哉さん、きっと今日…何かあったんだろうな。何か表情が浮かないみたいだし…
俺と話していない時は表情も硬い。…前にも、今やっている営業は結構大変
みたいな事を言っていたしな…)

 克哉はあまり、自分の事を語らない。
 そして愚痴めいたこともあまり言おうとしない。
 けれど…最近は親しくなってきたので、断片的にだが会社でのことも少し
話してくれるようにはなっていた。
 太一が知っている範囲で判ることは、克哉が今…営業を担当しているプロトファイバーは、
御堂とか言う上役のおかげで、結構大変な想いをしているらしいというぐらいだ。
 そんな克哉を励ましたい、笑わせて少しでも気持ちを軽くしてあげたかった。  

―克哉の為に何かをしたい、と純粋に太一は思った

「ねえ、克哉さん…良かったらサンライズオレンジでも飲む? 今たまたま…在庫に
あるんだ~。この間、特売で安かったから勢いでつい買っちゃったんだけど…」

ぶはっ!

 サンドイッチを摘む前、軽く喉を潤そうとグラスに口をつけて、冷たい水を喉に
流し込んでいた最中の克哉が盛大に吹いていく。
 「サンライズオレンジ」は克哉が取引しているMGNの、現在メインとなっている
「プロトファイバー」の前に大々的に売り出していた商品だ。
 美容と健康を歌っていたが、身体にどれだけ良い成分を配合しても味があまりに
微妙すぎた為に…一般層には受け入れられず、大量の在庫を抱える羽目になった
いわくつきの商品である。
 克哉からしたらこの状況でその単語が出たのは、予想外も良い所だった。
 意表を突かれる形になった為に、盛大に水を吹いてむせる羽目に陥った。

「うわっ! 克哉さん大丈夫!」

「うっ…ケホ、ケホ…だ、大丈夫…ちょっとあまりに懐かしすぎる単語を耳に
して驚いただけだから…。けど、遠慮しておく。あれは一応…うちの部署も
営業扱っていた商品だけど、味は本当に微妙というかマズイっていうのは
よ~く判っているから…」

「ゴメン、克哉さんを和ませようと思って軽口を叩いていたんだけど…苦しい
思いをさせちゃったね…」

「いや、良いよ。オレ…正直言うとちょっと本当にこのままで目標値を達成出来るか
凄く不安になっちゃってさ…。だから、つい此処に足を向けてしまっていたから。
太一の傍にいると、安心出来るっていうか…自信が少し持てるようになるから。
だから気にしなくて良いよ。太一が気遣ってくれているだけで…オレは充分、
気持ちが暖かくなっているからさ…」

「えっ…」

 真正面から、予想外のことを言われて…太一の頬が一気に赤く染まっていく。
 何というか、あまりに嬉しいことを言われて顔が火照り始めていった。

(うわうわっ! 克哉さんってばもしかして無自覚…? 今の言葉、すっげ~俺…
嬉しかったんだけど…!)

 太一がつい、無言で口元を覆って顔を赤くすると…どうやら克哉の方も自分が
恥ずかしいことを言ってしまった自覚が出たらしい。
 二人して…何か居たたまれない気持ちになって、お互いからソッポを向いてしまう。
 何というか、微妙な空気が流れていく。
 甘酸っぱいような、恥ずかしいような…そんな雰囲気だった。

(な、何か話した方が良いよな…この流れを変えないと。俺の部屋とかでこういう
空気になるなら大歓迎だけど…もうじき親父が帰ってくる頃だし、他の客もこれから
押し寄せてくる時間帯だしな~)

 心底残念に思いながらも、太一はどうにか…この流れを変える為の口実を
どうにか探していった。
 本音言うと、克哉を引き寄せて抱きしめたりキスしたりしたい衝動に駆られていた。
 だが…いつ、第三者が踏み込んでくるか判らない状況で、実行に移すわけには
いかなかった。
 だからポケットをゴソゴソと探していくと…先日、気まぐれに購入した品の包みが
指に当たって…太一は反射的にそれを克哉に向かって差し出していった。

「か、克哉さんこれ…良かったら貰って! 大したものじゃないけど…!」

「えぇ?」

 唐突な展開に、克哉もまた…素っ頓狂な声を漏らしていた。
 どうやら頭と場面の切り替えが上手く行っていないようだった。
 それでも太一は現在の流れを変える為に半ば強引に、紙製の包装をされていた
その品を押し付けていく。

「それ、パワーストーンだから。俺の今の髪の色に近いからつい気になって買っちゃった。
確かサンストーンって言って…人の眠っている才能を目覚めさせたり…生命力や
活力を与えてくれる力があるんだってさ。俺もそんなに詳しくはないけど…今の克哉さん
落ち込んでいるみたいだしさ。俺は元気一杯だし、きっと力になると思う。
…お守り代わりと思って、受け取ってよ。それで少しでも克哉さんを励ましたり
力づけられるなら…俺、すっげ~嬉しいからさ…」

「えっ…でも、これ…太一が買ったものなんだろ? 貰って…良いのかな…?」

「うん、克哉さんに持ってて欲しい。俺の髪の色に近い石って言ったでしょ? だから
俺が傍にいて貴方を見守っているんだって…そう思って大切にしてくれたら…俺も
すっごく嬉しいからさ…」

「あ、うん…! ありがとう太一…嬉しい…」

 この日の克哉は、本当に落ち込んでいた。
 だからこそ…この太一の気遣いを、本当に心から感謝していた。
 嬉し涙をうっすらと浮かべて、微笑んでいる克哉の表情はとても可愛くて…自分よりも年上で
身長も高い人だっていうのに、男の保護欲を酷く掻き立てられた。
 太一が渡した、サンストーンは…古来より、「太陽」を意味する名称をつけられてきた石だ。
 オレンジ色にキラキラ輝く姿は、太陽を連想させるからだろう。

―今思えば、この日に…二人は密かに両想いになっていたのかも知れない

 まだ告白をしていなかった。
 それぞれの気持ちを口にしなかったし、出来なかった。
 太一はすでに己の気持ちを自覚していたけれど…同性同士である、という壁がどうしても
高く感じられてしまって、率直に特別な存在として克哉を「好き」だとは言えなかった。

(あぁ…本当に、克哉さんは可愛いなぁ…。本当に、俺…この人の事が好きなんだな…)

 その事をしみじみと実感した瞬間、店の入り口の扉が開いて…マスターが帰って来た。
 瞬間、さっきまで流れていた甘い空気は霧散していく。
 二人は平静時の表情を浮かべて、変に気取られないように…普通の態度へと
戻っていった。
 だが克哉は、自分のポケットに今貰ったばかりのパワーストーンを収めていくと…
時折、それを確認するように愛おしげに握り締める仕草を繰り返していったのだった―

 この予定調和を崩す、この日の克哉の来訪。
 そして太一が贈ったサンストーン。
 その二つの要素が、本来彼らが辿るべきだった道筋から、皮肉にも新たな道筋を
生み出す原因になってしまっていた。
 この日の二人は、幸せだった。

 けれど不幸にも…大きな事件が起こる前に、克哉が太一への自らの想いを自覚したことが、
彼らにとって、最大の不幸へと結びついてしまった。
 どれだけ想いあっていても、ほんの僅かな歯車の狂いや…すれ違いで、人は思いも寄らない
運命を引き寄せてしまうことがある。
 この日は、いわば…振り返ってみれば最大のトリガーだったのだ。

―そして、この日より二週間後。

 太一は、もう一人の克哉に屈辱的な目に遭わされ…永遠に克哉を喪ったのだった―
 
 
 
 この間電話して話した時、終わり際に…
「僕と某Yさん、最近貴方が克克を描いてくれなくてすっごく寂しく思っているんだから!
たまには描いてやって下さい!マジでお願いします!」

 とプライドも何もかも捨て去って、正直な心の叫び(という名の告白)をありったけ
ぶつけてしまいました。(そしたら大爆笑されちゃった)
 そしたら応えてもらったー! ひゃっほ~!
 …そしてその絵を見て、こっそりとSS浮かんだので投下します。
 O様、良ければ受け取ってやって下さい。
 気に入らなかったらスルー方向でOKですので。

 以下、そのSSになります。
 連載やれよ、と確実に突っ込まれそうですが…バーニングの中盤、マジで
難産で毎日、頭がショートしそうです。
 …バーニング、不定期連載にして毎日やれそうな話の連載を
始めた方が良いんじゃないかって思い始めた今日この頃。
がおがお~(雄叫び)
 …昨日夜に書くと言ってて、書けなくてすみません。
 ん~と、まあ…大雑把に言えば、今月に入って職場の状況が
厳しくなって、ただでさえ少ない出勤日数が減らされて、本気で
これから先大丈夫なのか…? というので大変、ヘコ~ンとなって
おりました(ペコペコ)

 そうしたら…夜、帰宅する早々に応接間のソファの上で
眠りこけたら、何かじいちゃんの夢見ました。
(うちの応接間は、元じいちゃんの部屋でもあります)
 その後に何か色々とバカバカしい内容のが続いたけれど。

 んで夢の中でじいちゃんに励まされたら…何か浮上した。
 亡くなっても…人とのつながりって消えないんだな~。
 とりあえず見守ってもらえているんだな~と思ったらちょっと
気持ちの余裕出来た。
 10時間以上、ソファの上で眠りこけるっていうのもどうですが…
たまに応接間で寝ちゃうのも、やっぱりじいちゃん偲ぶ気持ちが
あるからで。
とりあえず…うちの一家を大切に思ってくれていたじいちゃんに
見守ってもらえているなら、最悪の展開にはならんだろ、と
前向きな気持ちになった。

 それにどんな状況でも視点変えれば、良いことは必ずある。
 仕事が減らされた=給料が減るとだけ見れば辛いけど…
1~3ヶ月程度の期間、と割り切れば絵が上手くなりたい&
CGを上達したいって目標がある状況なら
「学べる時間を多く取ることが出来る」とプラスに見ることが
出来る訳やし。
 出来た時間を生かすように心がければ良いだけの話だな、と。

 視点変えれば、不幸と思われる状況の中にも幸せの種は
転がっている。ようは…一つの点だけ見て、自分を不幸と思って
悲劇のヒロインぶるか、その中でも自分はこれだけもっていると
持っているものを数えて「幸せ」を噛み締めるか…そういう
違いだろ。
 新年早々、立て続けに色々なことが起こって、悪い方ばっか数えておった。
 それで…最近ペースが乱れていたけれど。
 もう、それ断ち切ろうっと。

 今もじいちゃんが見守ってくれていると実感した以上、ヘコんでいたくないし。
 一応…今はへそさんみたく、身近でお互い励ましあっている相方もいるし、
仲良く付き合ってくれている友達もいる。
 運営状態がこんなガタガタの状態でも、通販を申し込んでくれた方が
20名以上いた訳だし(ありがたい事です)
 仕事が減ったといっても、失業してまったく収入がない訳じゃない。
 それに心も身体も、健康だしね。どうにでもなるや。

 やっと吹っ切れて来ました。
 後はともかく前を向きます。
 それでも調子悪い時は、無理せずに休みますが…書けそうな日は
書いていくっす。
 そういう訳で、また(トコトコトコ)
 

 
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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 …一言報告して貰えると凄く嬉しいです。
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