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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ※これは3月10日の御堂さんの日の企画作品です。
 御克の甘々なので覚悟しておいて下さい(ペコリ)

 自分の肌に御堂の掌が這わされている間、克哉は必死になって
声を殺していった。
 相手の指先がこちらの胸の突起をつまみ、こねくり回しながら
甘い快感を与えてくる。
 けれど僅かに開かれているガラス戸が、声を出したらこのマンションの
他の住人に聞かれてしまうかも知れないという羞恥心が…いつものように
感じたままに声を出すことを阻んでしまっていた。

(御堂さん、意地悪…意地悪だー!)

 心の中でそんな言葉ばかりがグルグルと巡りながら、必死になって
瞼をぎゅっと閉じてその感覚に耐えていく。
 御堂はすっかりシャツを完全に捲り上げて、胸の周辺に執拗な愛撫を
与えながら…胸板全体を唇で啄ばんでいた。
 昨夜に引き続いて、胸の周辺に…所有の証が幾つも刻み込まれるのを
感じて、その度にビクビクと肩を震わせていく。

「ぁ…ぅ…」

 片手で口元を覆っても、それでも強い刺激を与えられれば微かな
喘ぎの声は漏れてしまう。
 異常な緊張感に晒されてしまっているせいだろう。
 ズボン生地の下では異常なぐらいに硬く己の欲望が息づいている。
 早く其処に触れられたいという率直な欲求と、その部位に強烈な
刺激を与えられたら果たして自分は声を抑えられるだろうかという
期待と不安の両方の気持ちが、克哉の中で渦巻いていた。

「ほう、結構頑張るじゃないか…? それなら、ここはどうだ…?」

「っ…!むっ…くっ…」

 御堂の手が、生地の上からギュっと強めに性器を握り込んでいく。
 とっさに唇を噛んでその衝撃に耐えていったが…早くも彼の掌で
浅ましく自分の欲望が息づいているのが判った。
 
(生地の上からだと、少しもどかしい…)

 すでに散々抱かれて、直接御堂の整った指先で触れられる鋭い快楽を
知ってしまっているせいか、ねだるように勝手に腰が蠢き始めていく。
 けれど、声を出したくはないが身体は勝手に快楽を求め始めている。
 その事実に、己の浅ましさに…克哉は耳まで真っ赤に火照らせていく。

「…どうした? 物凄く顔が赤いぞ…? 克哉…?」

「貴方、が…こんな風に、触れるから、じゃないですか…」

 克哉は泣きそうな表情を浮かべながら、言葉も絶え絶えに告げていく。
 けれど御堂は愛しい相手のその表情に、背筋がゾクゾクする程…自分の
嗜虐心が満たされていくのを感じていた。
 克哉は可愛い。だからいつも笑っていて欲しいという慈しむ気持ちも
あれば…同時に、自分の腕の中で喘がせてどこまでも啼かせたいという
凶暴な欲求を感じてしまう時がある。

「そうだな…君は、私に少し触れられるだけでこんなにも乱れて
しまうぐらいに…淫らな身体をしているからな…」

「そ、んな…事、はっ…! んんっ…!」

 克哉が反論している間に、御堂の手はスルリとフロント部分を寛げさせて
彼の欲望に直接触れ始めていった。
 痛いぐらいに張り詰めているペニスの先端を、早くも滲み始めている
先走りを塗りこめるようにしてくじき始めていく。
 ヌチャ、という微量な水音を響かせながら弄っていってやると…更に
克哉の顔は紅潮して、呼吸を乱していく。

「…ぁ、はっ…やっ、御堂、さん…やっ…」

「何が嫌、何だ?こんなに…君のモノは私の手の中で悦んでいると
いうのに…?」

 クスクスクス、と愉快そうに微笑みながら御堂は相手がもっと
感じるように…徐々に扱き上げる手の動きを早めていく。
 その度に克哉の先端から溢れる先走りの量は更に増えていって、
グチャグチャ…という淫靡な音が部屋中に響いていった。

「やっ…音が、凄く…大きく、聞こえて…!」

 実際の音量は、他の部屋にいるのならそれは微かで小さなものに
過ぎないのかも知れない。
 しかし身体に火が点いてしまっている状態では、憤死してしまいそうなぐらいに
その音は恥ずかしくて仕方なかった。
 喘ぎを殺していても、その水音を他の住人が聞きつけてしまうかも知れない。
 そんな不安が、うっすらと克哉の瞳に涙を浮かべさせていって…
忙しく胸元を上下させていく。

「これぐらいの音なら、大丈夫だ…。ただ、君がこれから先…大きな声を
出してしまったら…判らないがな…?」

「っ…言わ、ない…で…」

 ククっと喉の奥で笑いを噛み殺しながら、耳元で吐息を吹き込むように
そんな挑発的な言葉を呟いていく。
 そのままカリっと耳朶に歯を立てていくと、ビクリと克哉の全身が
大きく跳ねていったので…満足そうな表情を浮かべていく。

「君は本当に…愛、らしいな…」

 心からそう思いながら、早く一つになりたい欲求を強烈に抱きながら
御堂は…性急な動作で、克哉のズボンを脱がし始めていった―



 

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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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