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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 相手が歩み寄ってくればくるだけ、克哉の緊張は高まっていく。
 自然と顔が強張ってしまうが…相手の方は、平然とした表情を浮かべ
続けていた。
 こちらが硬直している間に、あっという間に相手はこちらの横たわっている
ベッドの傍らまで歩み寄ってギシ、と軋み音を立てながら乗り上げていった。

「…そのままじゃ、ベトベトして気持ち悪いだろう。とりあえず清めて
さっぱりとさせてやるよ…」

「いい、自分で…やる、から…」

「その状態で出来るのか? ついさっきまで…意識もはっきりとしていなかった
人間が?」

 嘲るように彼は言い放つと、洗面器を傍らのサイドテーブルの上に置いて…
浸してあったハンドタオルを絞っていった。
 水滴がポタポタと容器の中に落ちていく様をぼんやりと眺めていくと…
やや熱めのタオルがこちらの胸元に宛がわれていく。

「あつっ…」

「心配するな。じきに肌に馴染んでいく…」

「…な、んか…お前。言い方が、妙に…やらしい、あっ…んっ…」

 もう一人の自分の手が首筋から鎖骨周辺、そして胸板全体を擦り上げて
いく過程で胸の突起も何度も掠めていく。
 さっきまで散々感じさせられた身体は、そんな微細な刺激でさえも…克哉の
意思に反して、つい反応してしまう。

「…さっきまで、散々俺の下で喘いでいた人間が言う言葉じゃないな…?
なあ、『オレ』…」

「むっ…ぐっ…」

 楽しげに微笑みながら、タオルを片手に再び唇を塞がれていく。
 ねっとりとこちらの口腔全体を犯してくるような濃厚なキスに、自然と
身体全体が震えていってしまう。

 クチャリ…ピチュ…

 相手の舌が執拗に蠢き回る度に、脳裏に淫靡な水音が響き渡ってしまい
それだけで居たたまれなくなっていく。
 そうしている間に、タオルはあっという間に冷めていき冷たい感覚が肌の
上を滑っていくのを感じていった。

「ん、くすぐったい…」

「我慢しろ。お前を風呂に入れるのは結構、重労働だからな…。昨日入れた
ばかりで今日も多大な労力を使いたくない…」

「えっ…昨日、入れたばかり…?」

 その言葉に違和感を覚えた。
 それにその前の「お前を風呂に入れるのは…」という言葉は、以前にもこいつが
自分を風呂に入れたことがあると、その事実を示している。
 …という事は、こいつは自分が意識がまともにない状態でも面倒を見てくれて
いたというのだろうか? 
 そう考えると、こちらもこの手を邪険に振り払う事が出来なくなってしまう。

「そうだ…もう初夏だからな。自分とまったく同じ体格をした人間を他の奴の
補助もなしに入浴させていたんだぞ。一言くらいは…俺にお礼を言ったって
バチは当たらないと思うがな…」

 そういって楽しそうに笑いながら、男の手は徐々に下の方に降りていく。
 こちらが放った残滓がさっき飛び散った腹部を丹念に拭き上げていくと
もう一回、お湯の中にタオルを浸されて今度は四肢に手が伸びていった。
 腕や足先そのものを拭かれてもそこまで大きな反応はしないが、問題と
なるのは指先やその指間、もしくは腕や足の付け根といった部位に
手を伸ばされた時だった。

「ふっ…こら、そこばっかり…」

「脇とか、そういう処の方が汗が沢山分泌されて汚れがちなんだぞ? お前は
後で臭いたいのか…?」

「そ、う…言われるとこっちも反論しづらいけれど…あっ…だからってあんまり、
其処ばかり拭く、なよ…ひゃ…」

 脇の下などまともにくすぐられるとつい笑ってしまいそうなくらいに、とんでも
なくくすぐったい感覚に襲われていく。
 けれどどうにか身体全体を震わす程度に留めてその感覚に耐えていくと…
ついに相手の手は下肢の中心に伸びていった。

「さて、と…そろそろ肝心の部位に行かせて貰おうかな…。ここを拭かなかったら
お前だってさっぱりとしないだろうしな…」

 そうして、浴衣をやや性急に脱がせられると、強引に足を開かされていった。
 普段なら絶対に布地で覆われて人前では隠されている部位が余すところなく
眼鏡の眼前に晒されていく。
 相手の視線が、妙に熱い気がする。
 見られている…そう感じるだけで、身体の奥が妙に疼くというか…再び火照って
いくような奇妙な感覚が走り抜けていった。

「其処は…自分で、やる…から…。見ない、で…」

「バカを言うな。一ヶ月程…お前の面倒を黙って見続けてやったんだ。これくらいの
楽しみは持たせて貰わなければ割りに合わないだろ…?」

「い、一ヶ月だって…っ!?」

 その発言に心底驚いていくと、男は悠然と微笑みながら肯定していく。

「あぁ…確かに一ヶ月だ。何の反応もなく、自分から何もしようとしなかったお前の
面倒を一人で看続けるのは結構、骨だったぞ…?」

「そ、んな…」

 それが本当ならば、こちらもむげに相手の手を振り払う訳にはいかなかった。
 そうしている間に…眼鏡のタオルが、こちらの性器を拭い始めていく。
 相手の整った指先がこちらの性器をみっしりと摘みながら、先端部分や竿…
そして袋の部分を丁寧に拭っていく。
 ただ、拭かれて綺麗にされているだけの事だ。
 それなのにどうして…相手が弱い所にタオルを滑らせていくだけで、こんなに
鋭い快感に耐えなくてはいけないのだろう?

「んっ…バカ、そこばかり…弄る、なよ…また、汚れる、から…」

 うっすらと涙目になりながら相手に懇願していくが…こちらはまだ満足に
身体を動かせない身だ。
 押しのける事も出来ずに、その感覚に翻弄されるしかなくなった。

「…お前は、本当にいやらしいな…。こちらは善意で拭いてやっているだけ
なのに…もう硬くなって反応し始めているぞ…」

「どこ、が…善意、だよ…。それだったらそんな場所に、ここまで…時間を
掛けないで、さっさと…やれ、よ…んぁ…!」

 そうしている間に、先端の鈴口の部分を指先でくじられて…執拗に指の腹で
攻め立てられていく。

「…そんな生意気な口を利く割には、ここはこんなに濡らしているじゃないか…?
つくづく正直ではないみたいだな…お前は…?」

「やっ…だ…! バカ、触るなよぉ…また、おかしく、なる…」

 枕に顔をこすり付けて哀願するように見つめていくが、そんなのはこの男の
嗜虐心を刺激するだけに過ぎない。
 当然、眼鏡は止めてやるつもりはない。
 むしろもっと相手を追い詰めてやろうと…もう一方の指をティッシュをその真下に
宛がった状態で、相手の内部へと再び割り込ませていった。

「ひゃう…!」

「…さっき、俺のを何度も受け止めたんだから…此処も掻き出してやらないとな。
後で腹を下すぞ…」

 的確な指の動きで内部に放たれた精液を掻き出していく際、こちらの脆弱な
場所も何度も刺激されていく。
 どうして、こちらの意思と裏腹に身体はここまで反応してしまうのか。
 その事実に歯噛みしたくなりながら…克哉は喘ぐしかない。

「や、だ…こんな、の…」

 ジワ、と泣きそうになりながら…頭(かぶり)を振っていくが…相手はまったく
容赦してくれそうになかった。

「こんなに俺の指を食んで…しょうがないな。ここまで反応したら、辛いだろう…?
俺の指先だけで、イカせてやるよ…」

「えっ…うっ…はっ…! バカ、もう…やめ、ろぉ…!」

 瞬く間に、男の指がこちらを追い上げていく武器に代わっていく。
 片手で性器を弄り上げながら、内部を何度も指先を出し入れして往復していくと
その度に克哉の脊髄から、ゾクゾクゾク…とした強烈な快感が走り抜けていく。
 さっき何度もこの男の手で達したばかりなのに、また身体は反応して貪欲に
快楽を追い求め始める。
 相手が刻むリズムに合わせて、腰が蠢き始める。
 知らず…こちらも深い悦楽を求めるように、腰が揺れ続けた。

「止めてなど欲しくない癖に…お前の穴はずっと、欲しい欲しいと…俺の指を
締め付け続けているぞ…?」

「そ、んな…んんっ…!」

 そうして、再び唇を深く塞がれる。
 もう…限界だった。
 相手の指先が動く度に淫らな水音が響き続ける。
 男の手は的確で、こちらが抗う間もなく…強烈な感覚を引きずり出していった。

「やっ…はっ…も、う…ダメ、ダメ…だか、ら…ひゃあっ…!」

 必死になってシーツの上でもがき続けたが、そんな抵抗もすでに意味を成さない。
 そして…再び、克哉は相手の手の中で果ててぐったりとしていく。

「イッたか…。口ではイヤイヤ、言っていた割に…随分とノリノリだったじゃないか…?」

「っ…!」

 卑猥だが、事実を突かれてしまって…あまりの羞恥に、克哉の顔は耳先まで
真っ赤に染まっていった。
 
 ―そんなこちらの様子を、男は面白そうに瞳を細めながら見下ろしていたのだった―
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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