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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 先日、長年の付き合いの友人に誘われてペルソナ4の
特設イベント開催しているナムコ・ナンジャタウンに行って来ました。
 
 香坂は3年前の発売直後ぐらいにプレイしてて、一時凄くハマって
いた時期とかあったので、それで付き合いました。
 今、アニメ化してますしね。
 ちなみに好きなキャラは主人公、陽介、直斗の三人です(キッパリ)

 友人は数ヶ月ぐらい前に大ハマりしたばかりなので、凄く熱い状態なので
その熱に触発されてここ1~2年、まともに稼動していなかったPS2を
引っ張り出して三周目開始とかやってました。

 とりあえず色んな限定施設とか、フードの類がありましたので一通り
やりましたね。
 フードメニューは25種類中二人で10種類ぐらい試しましたし。
 プリクラもやったし、ガチャポンもやったし、ベルベッドルームでタロットカードを
引いたりしていました。
 後、限定アトラクションもプレイしましたよ~。
 思いっきりその辺は満喫しました。

 そして…香坂は基本、運の類が悪運に使われているタイプで。
 事故とか事件に巻き込まれても、大きな怪我なく済んでいる代わりに
懸賞とかガラガラとかクジの類は良い結果が出た試しがないという
奴の筈なんですが…今回、奇跡が起こりました。
 ガラガラを三回試したら、何と一等賞引きました。
 それで25センチの特製缶バッチをゲットしたぜ! やったー!
 22枚のタロットカードの中から1~3枚、好きなカードを引く方の
ゲームは全部4等のポストカードという体たらくでしたが。
 代わりにそっちで一等を引いた訳だから文句ないかな、うん。

 ちなみに限定アトラクションでは心理ゲームみたいなのをやって
それで8人の主要キャラの内…対応のキャラのペルソナの内の
誰かになって、ボスを倒すという感じだったんですがオイラは
直斗=スクナヒコナという結果が出ました。
 …一応、リーダーらしいというか主人公らしい行動意識して
そっち狙っていたんですが、一応一緒に行った友人も私も
直斗が好きなので、これで良いかなと。
 結構これ、楽しかったです。ゲーム知らない人がやってもピンと
来ないかもですけどね。

 フードの方は他にも色々気になるのありましたが、とりあえずポストカードの
絵柄と、外見とかで決めた部分が大きいかな。
 個人的にはもう2~3種類ぐらい食べたいのあったけど…とりあえずカロリーの
問題もあるし、私は大食いでも友人はどっちかっていうと小食の方なので
腹八分に抑えたという感じですね。
  …まあ、基本私は最近は満腹までは滅多に食べないようにしているので(これでも)

 一通りのアトラクションを満喫した後、池袋周辺に住んでいる共通の友人と
合流して三人でスペイン料理を食べました。
 …最近、池袋でご飯食べると執事喫茶、眼鏡スーツカフェのどっちかになって
いる事が多かったので新鮮でございました。そして美味しかったです。
 連れてってくれたKちゃんに感謝っす。

 んで…一緒に行った友人は「今日、付き合って貰ったから」という理由で
色々おごってくれたり、お金出してくれた訳なんですが。
 こっちも非常に楽しかった訳ですし、少しでも返したいと思ったので…
皆と別れた後、携帯電話に噛り付いて…数年ぶりに、携帯電話を使って
勢いで一本SSを仕上げました。(ペルソナ4のですが)

…まあ、二時間近く掛かったけど…こんな風に書きたいって欲に急きたてられて
一気に書き上げたのは相当に久しぶりでした。
 興味ある方はこの記事の終わりに折りたたんで貼り付けておきますので
読んでやって下さい。主人公×直斗です。

 とりあえずYさんとKちゃん、楽しい時間をどうもありがとうでした。
 ここにコソっと書いておきます。

 後、SSは後半のネタバレ全開なので…ゲームを最後までプレイして
いない方には非推奨ですので宜しく。ではでは~。
 

『忘れ物』
 
主人公×直斗
 
クリスマスの夜は勇気を出してセーラー服を着てあの人の前に現れた。
けど…あの日に、その後にあんな展開になる事までは予想つかなくて…。
事件は真犯人を捕まえて無事に解決して平和な日常を取り戻した。
…同時にどんな顔をして彼に会えば良いのか判らなくて…。
結果、直斗は冬休みの間は特別捜査隊のみんなと集まる日以外は
彼と顔を合わせずに過ごしてしまった。
二人きりになったらどんな顔をして会えば良いのか…長年、『少年』と
して生きてきた直斗には判らなかったから。
 
―そうして恥じらいと、混乱と戸惑いがごちゃごちゃになった気持ちを
抱えている内に稲葉市に来てから最初の冬休みは終わりを迎えて…
新学期を迎えた。

そして放課後になった。
 
直斗はいつものように自分のクラスの前に立っていた。
かつて二人で例の暗号を解く為に放課後に知恵を出しあっていた頃は
ここに立っていると彼が自分に声を掛けてくれていたから。
だから密かに淡い期待を抱きながら…其処に立ち続けた。
たまに通りすぎる生徒達にジロジロ見られる事があっても…いつものように
ポーカーフェイスを崩さずに待ち続けた。
 
(…先輩は今日、僕の所に来てくれるだろうか…?)
 
ふと待っている間にそんな考えが浮かんできた。
あの人は…自分達の大切なリーダーである鳴上悠は沢山の人間に愛され、
頼られ…信頼されている人だ。
…そう、自分だけじゃなく他に沢山の人と絆を持っている。
 
(…あの人を大切に思っているのは、僕だけじゃない…今日を
他の人と先輩が過ごす事だってありえるんだ…)

窓から外の景色を眺めていきながらふと直斗はそんな事を考えていった。
理性的に考えれば当たり前の可能性だが…そうよぎった瞬間、
直斗の意志に反して…胸がキュッと詰まりそうになった。
 
ズキズキズキズキ…。

それはあの人に恋をするまでは直斗は知らずにいた胸の痛みだった。
それは…あの聖夜の日以降、何度も覚えた痛みだった。
 
(…先輩…)
 
ただ目をつむり、悠の顔だけを思い描いていく。
その瞬間痛みの中に甘い感情が滲み始めていった。
1月の日暮れは早く…思い巡らせている内に日が傾き始めていく。
一階の廊下全体が淡い茜色に染まり始めていく。
 
(…今日はもう…先輩は来ないのだろうか…)
 
そう諦めかけた途端、人がこちらにやってくる気配を感じた。
 
「直斗」
 
そして…名前を呼ばれていく。
甘くて柔らかく…同時に芯の強さを感じる声だった。
慌ててそちらに振り向いていくと…其処には待ち望んでいた
人の姿が確かにあった。
 
「先、輩…」
 
年末だって…新年だって顔を合わせている。
けど他の仲間がいない状態で…二人で会うのはクリスマスの日
以来だった。
とっさに何を話して良いのか言葉に詰まる。暫し夕暮れが差し込む廊下で
二人…見つめあう。
すでに周囲に他の生徒の姿は見えなかった。それが余計に直斗の鼓動を
早いものに変えていく要素になった。
 
「…直斗とこうして二人で向き合うのは…クリスマス以来だね」
 
「は、はい…そうですね…」
 
クリスマスという単語が出ると知らず…耳まで真っ赤になっていく。
 
「…そ、それで先輩…今日は僕に何の用ですか?」
 
「…ああ、今日は直斗に忘れ物を届けに来たんだ。…といっても俺の方が
そちらに渡しそびれたという意味の忘れ物だけどね…」
 
「えっ…? 何をですか…?」
 
予想もしていなかった返事が戻って来て直斗は面食らっていく。
彼がこちらに渡しそびれた物…というのは予想つかなかったからだ。
それを探ろうとあの夜と…その翌日のことを思い出そうとした瞬間に
思考回路がショートした。
 
(だ、ダメだ…! あの日のことをこの人の前で思い出したら…僕は
まともじゃいられなくなる…!)
 
気付けば顔は真っ赤になっていた。
夕暮れ時でなければきっとそれは更に目立っていたに違いないだろう。
そんな直斗の傍に…悠はゆっくり歩み寄っていく。
そして耳元にそっと囁いていった。
 
『…好きだよ、直斗…』
 
「っ…!」
 
その言葉を聞いた瞬間…涙が出そうになり、腰が抜けてしまいそうだった。
とっさに悠の身体に軽く抱きついて…崩れそうな身体を支えていく。
 
「…先輩、卑怯です…そんな事を言うのは…」
 
「…いや、俺は目覚めたら言うつもりだったよ。けど…直斗は翌朝に
俺が目覚めた時にはすでに隣にいなかったから…。だからずっと言えずにいた」
 
「先、輩…」
 
ゆっくりと悠の顔が寄せられてくる。
その途端に…ここが学校の廊下である事実が吹き飛んでいく。
恥ずかしくて同じ言葉は返せなかった。
だが…代わりに一瞬だけ直斗の方から唇にキスを落としていく。
ありったけの勇気と想いを込めた口づけで…これが今の直斗には
精一杯だった。
 
「…ありがとう、嬉しいよ…」
 
「……はい」
 
もうまともに悠の顔を見れなかった。
耳まで赤いしながら彼に背を向けていく。
 
「せ、先輩…今日は僕と…一緒に…」
 
「あぁ…俺もそのつもりだよ…」
 
「…ありがとうございます…先輩」
 
そういいながら直斗は早足で下駄箱に向かっていく。
羞恥心でまともに顔を見れないのに…彼がこちらと今日の放課後を
過ごしてくれると言って貰えて凄く喜んでいる自分がいた。
 
『僕も好きです』
 
そう返したかった。
けど…まだ少年として生きたいと強く望んできた直斗には…まだ難しかった。
自分が女であることをこの人と出会えたからこそ…始めて良かったと
思うようになったばかりの直斗には、己の乙女心に忠実になるのは難しくて。
だからつい不器用な対応になってしまっていた。
逃げるように前にズンズン進む直斗の後を悠は無言でついて来てくれた。
 
そして学校を出ると黙って…そっと手を繋いでくれた。
悠の温もりが静かに伝わってくる。
同時に直斗はしみじみと思った。
 
(…本当に、この人には敵わないな…)
 
必要以上に言葉を発さない悠が大人であることを感じとっていく。
 
二人で無言のまま…夕暮れの通学路を歩き続ける。
その最中…直斗は悠と手を繋ぎながら歩く事に強い幸福感を
覚えていきながら、その一時を噛み締めていったのだった―
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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