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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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※予定より大幅に掲載遅れてすみません!!
お待たせしました!(つかほぼ二ヶ月空きました…!御免なさい!
やっと再開です。そして絶対近日中に完結させます!)
 今回のCPは御堂×克哉となります。
 テーマは酒、(「BAR」&カクテル)です。
 鬼畜眼鏡Rで、太一×克哉ルートで克哉が軌道が乗るまでアメリカで
BARで働いていたという設定を見て、御堂×克哉でもカクテルやバーを
絡めた話が見たいな~という動機で生まれた話です。
  その点をご了承で、お付き合いして頂ければ幸いです。

 秘められた想い                        10

 ―窓ガラスの向こうには眩いばかりの夜景が広がっていた

 其れはまさに地上の星と呼ぶに相応しい光景。
 克哉は快楽で、意識が朦朧としている中…呆然とそれを眺めていきながら
激しく身体を揺さぶられ続けていた。

「はっ…ぁ…! ああっ…んんっ…!」

 御堂がこちらを突き上げる度に、ガラス戸がガタガタと音を立てて軋んでいく。
 だが、御堂は一切容赦する様子を見せず…克哉の弱い処だけを
的確に突き上げていった。
 もう克哉の感じる場所は、御堂に全て把握されてしまっている。
 何処をどう攻めれば良いのか、どの程度の強弱をつけて刺激を与えれば
良いのか知り尽くされている。
 
「イイ、声だ…やはり、君の声を聞くと…興奮する…」

「んんっ…はっ…!」

 顎を捉えられて、強引に口付けられると…僅かに先程、御堂に薦めた
カクテルの残り香と味のようなものを微かに感じられていった。

(ワイン以外の…アルコールの味と、風味がする…)

 恋人関係になってすでにそれなりに願い年月が過ぎている。
 だから何度も御堂の部屋や、外食先でワインを飲んだ後などに抱かれた
経験はあった。
 アルコールを摂取した直後は、少しだが御堂の体温がいつもより高くなっていて
熱く感じられる。
 だが、それでも…キスした時の味わいがいつもと違ったものになっている
だけで…酷くドキドキした。
 背後から、胸の突起を両方同時に責められていく。
 貫かれる快感と、突起を弄られる刺激が克哉から余裕を奪い去っていく。
 それに冷たいガラスの感触を身体の各所に感じられて、自分の背後に覆い被さって
いる御堂の身体の熱さと酷く対比になっていた。

(ガラスの冷たさと、孝典さんの熱さを交互に感じて…気が、狂いそうだ…!)

 其れにこんな窓際で犯されてしまったらもしかしたら自分の痴態を
誰かに見られてしまうんじゃないかという恐れがジワジワと克哉の心中に
湧き上がっていく。
 背筋がゾっとするぐらい怖い筈なのに、同時にゾクゾクして形容しようがない
快感も生み出していく。

「こんな、場所で…あっ…んんっ! 貴方に、抱かれたら…オレ…
気が、狂って…しまい、んぁ…そ、うです…」

「嗚呼…気が狂ってしまえ…。私に抱かれている間に正気でいられる
方が…許しがたい…」

「そ、んな…はぁぁ…!」

 御堂の攻めは、今夜は少し雄々しく、荒々しかった。
 先程言っていたバーで途中で…悪戯をしてお互いに燻り続けていた
せいかも知れない。
 ただ普通に抱き合うよりも、モヤモヤした感情が行為の前から存在して…
こうして激しいセックスをする事でお互いに相手に叩きつけているようだった。
 それにベッドで抱かれることは数あれど、窓際で立ったまま犯された事など
今までに殆どなかったのだ。
 立位だといつもと違った角度で御堂が中に入ってくるし…刺激されるポイントも
若干違ってくる。
 其れに…ガラスには外に広がる夜景の他に、漆黒の硝子のように
薄っすらとこちらの痴態を映し出していく。
 激しく突き上げられている最中、克哉は薄目で見つめながら…
その乱されている自分の姿に釘付けになってしまっていた。

(硝子に…オレと御堂さんが…映って、いる…。こんな風に乱れて…
いやらしい顔をしているオレと…鋭くて、意地悪な笑みを浮かべている
御堂さんの表情が…しっかりと、見えて、しまう…)

 硝子を通して、御堂と目が合っていく。
 きっと御堂は…この漆黒の硝子が、鏡のように自分たちを映し出すのを
最初から承知の上で…此処で今夜は抱くことを選んだのだろう。

「やっと気づいたか…。そうだ、この硝子を通して…私はずっと
君の感じている顔を見ていた…こうして、バックから抱いていてもな…」

「そ、そんな…止めて、孝典…さん、見ないで…」

「…どうしてだ? こんなにも淫らで可愛らしい顔を浮かべている君を
せっかく見ることが出来るんだ…堪能しなかったら、もったいない…」

「や、お願い…だから…言わない、で…! あぁ!」

 克哉は羞恥で、全ての神経が焼き尽くされそうな想いを抱いていく。
 だが御堂は一切容赦する様子を見せない。
 そうしている内に克哉のペニスが触れられてもいないのに達する
寸前まで張り詰めていく。
 挿入されてからは指一本触れられていないのに…バックからの刺激だけで
先走りを滲ませて、雫をカーペットに滴り落としている。
 その様が硝子に鮮明に浮かび上がっているのに気づいて…克哉は
本気で恥ずかしくなった。

(…オレのモノが…こんなに硬くなっているの…見られて、る…)

 御堂はきっと気づいている。
 食い入るように、視線でこちらを犯していくように…獰猛な瞳を
浮かべていきながら…男は克哉の全てを見つめていた。
 これは、殆ど視姦されているにも等しい状況だった。
 こちらの快楽で悶えている姿を、御堂に翻弄されて半ばおかしく
なりかけているそんな自分の姿を、暴かれてしまう。
 血液が沸騰して、死にそうなくらいなのに…克哉のそんな意思に反して
身体は顕著な反応を示してしまう。
 御堂のペニスを貪欲に締め付けて、絞り出そうと相手の熱を受け入れて
いる箇所が激しく収縮を繰り返していく。
 もう何も考えられない、ただ本能のままに克哉は腰を自ら揺すって
相手の刻むリズムに必死についていく。

「…克哉、自分のモノを…弄って見せろ…乱れて、快楽に従順に
なっている姿を…私に、見せるんだ…」

「はっ…あっ…」

 そして、追い詰められてギリギリになっている最中に…甘やかな
命令が耳元に囁かれる。
 すでに追い詰められてしまった克哉に、その言葉に抗うことは
出来なくなっていた。
 言われるままに素直に…左腕全体で硝子に手を突いて身体を
どうにか支えて…右手をそっと陰茎に絡めていく。
 
「そう、良い子だ…。そして、そのまま…先端部分を弄って…みろ…」

「は、い…貴方の、望む…まま…に…」

 御堂が、更にこちらが乱れる事を望んでいる。
 其れを察して、克哉は従順に聞き遂げ…淫蕩な表情を浮かべながら
バックから貫かれた状態で…自慰を始めていった。
 射精感が猛烈に高まっていく。
 呼吸は一層荒くなり、頭が徐々に真っ白になっていった。
 達したいという欲求が克哉の心の中で大きく膨れ上がって最早
制御しきれない。
 
「はっ…あああっ…も、うダメです…耐え切れ、ない…んぁ…!」

「あぁ、私も…もう! 受け止めて…くれ、克哉…!」

「はい、オレに…貴方を、いっぱい…下さ、い…んあっ!」

 己の身体の奥で御堂が膨張して、苦しいぐらいに圧迫してくる。
 その感覚に耐えた次の瞬間、相手が弾ける気配を感じて…
勢い良く熱い精が注がれていった。
 克哉はその時、意識がフワっと遠くなっていくのを感じた。
 あまりに気持ちが良すぎて…最早自分では身体を支えていることが
不可能になっていく。

(ダメだ…意識が、遠く…)

 そうして、まるでブレーカーが落ちるかのように克哉は失神していった。
 完全に意識が落ちる寸前、克哉は恋人の腕の中に強く抱きしめられて
支えられるのだけは、辛うじて実感することが出来たのだった―
 
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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