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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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※予定より大幅に掲載遅れてすみません!!
お待たせしました!
 6月25日から新連載です。
 今回のCPは御堂×克哉となります。
 テーマは酒、(「BAR」&カクテル)です。
 鬼畜眼鏡Rで、太一×克哉ルートで克哉が軌道が乗るまでアメリカで
BARで働いていたという設定を見て、御堂×克哉でもカクテルやバーを
絡めた話が見たいな~という動機で生まれた話です。
  その点をご了承で、お付き合いして頂ければ幸いです。

 秘められた想い                      

 ―相手の腕の中に囚われた時、克哉はふと…クモの巣に掛かった
蝶の気持ちとは、こんな感じなのだろうかと思った。

 いつもの理知的な仮面はかなぐり捨てられ、獰猛な雄としての
御堂が目の前に存在している。
 シャワーを浴びていないせいか、お互いの汗と体臭の匂いが
鼻を突いて…酷く興奮していく。
 窓ガラスに張り付けられた状態で、衣服を手荒に脱がされて…
御堂にその場に縫い付けられている自分は、まるで標本にされる
昆虫か何かのようだ。
 窓際で抱かれるなんて、他の誰かに見られるかも知れない。
 そう思うと、恐怖に似た感情が湧き出てくる。
 だが、恋人関係になる前の御堂とのセックスは何度も危ない橋を
渡った事を思い出していく。

(…そうだ、御堂さんには執務室で無理やりされた事もあった…。
あの時も、誰かが途中で来たりしないか…ヒヤヒヤしていた事が…)

 その時の官能的な記憶を思い出して、克哉は悪寒めいたものを
感じていく。
 アッという間に自分だけが全裸になる。御堂は上着を脱ぎ、ネクタイを解いて…
シャツを僅かに着崩している程度だ。

「オレ、ばかりが…何て、恥ずかしい…です…御堂、さん…」

「…クク、それすらも…君にとっては快楽の要因…だろう…?」

「っ…!」

 自分ばかりが全裸となり、相手に全てを曝している状態は…焼けつくような
羞恥を覚えていく。
 だが相手はそんなのはとっくの昔にお見通しらしい。
 だからわざと脱がずに、克哉だけを剥いていったのだ。
 それすらも快楽の導火線とする為に…そんな意志を、喉の奥で噛み殺した
笑い声で悟っていく。

「…克哉、どうせなら…夜景をたっぷりと楽しむと良い。この部屋から見える
夜景はきっと…絶品だぞ?」

「そ、そんな…っ!」

 ふいに身体を反転させられて、身体の前面部の方がガラス戸に押し付けられる。
 克哉の眼前には、宝石箱をひっくり返したような見事な夜景が広がっている。
 色とりどりのネオンは、まるで生きているかのような輝きだった。
 その明かりは、この眼下に多くの人々が息づいて生活をしている証だ。
 自覚した途端、克哉の顔は一層赤く染まっていく。

「孝、典さん…ヤメ、て…」

「ほう? 嫌だと言っている割には…ここはもうこんなに硬くなって…私の指を
弾かんばかりになっているがな…?」

「ひっ! うっ…!」

 背後から手を回されて、両方の胸の突起を弄られていく。
 執拗に、強弱をつけられていきながら其処を責められて…克哉は半ば
気が狂いそうになった。
 ガラス戸にとっさに爪を立ててしまいそうになるが、ツルツルと滑って
叶わなかった。
 胸を責められている間、首の付け根や肩口、耳の後ろを…唇で強く
吸い上げられて所有の痕を刻まれる。
 セックスの度に、御堂は克哉は自分のものだと主張するように…
全身に赤い痕を刻みつける。
 身体の関係を持って暫くしてから、いつの間にかされるようになっていた。
 抱かれるたびに、飽く事なくつけられる痕跡。
 御堂の、所有と独占欲の証。
 いつだって色濃く刻まれるから、痛みが伴う。
 だが…情事の時には、それすらも快楽に繋がっていくようだ。

「あっ…はっ…ぁ…」

 悩ましい声を漏らすと同時に、蕾に熱く猛ったものが宛がわれた。
 紛れもなく御堂の欲望そのものだった。
 それが慣らしてもいない狭い入口を割り開くように…先端を宛がわれて
幾度も擦りつけられていく。

「やっ…いきなり、は…!」

 すでに御堂に何度も抱かれて、その形が記憶に刻まれている程だ。
 それでもいきなり慣らしもせずに突っ込まれるのは抵抗があった。

「…心配するな。私とて、君を傷つけたい訳ではないからな…」

「あっ…」

 そうして、御堂は…ポケットから小さなジェルの入った容器を取り出していく。
 最初は冷たいそれをたっぷり目に取られて…奥まった箇所に塗りつけられていく。
 その滑りの手伝いもあってか…あっという間に御堂の指先を二本、飲み込んでいき。

「あっ…あぁぁ…っ…!」

 期待していたものではなく、代わりにスルっと指を含まされてもどかしいと
ばかりに克哉が高い声で啼いていく。
 御堂の整った指先がまるで別の生き物のように蠢いて…克哉の
脆弱な場所ばかりを攻め立てていく。
 だが、すでに御堂の性器の質感と熱さを覚えこまされてしまっている貪欲な
肉体はそんな刺激だけでは最早満足しきれなくなっている。
 ジェルを溢れんばかりに、淫らな場所に塗り込まれて…ジュプジュプ、と
淫靡な音が立っていくのが判る。

「…相変わらず君の中は貪欲だな。指だけでも…こんなにキツく
締め付けて、私のを食いちぎらん限りだ…」

「やっ…ぅ…お願い、です…言わない、で…! ひうっ…!」

「…聞く気はないな…。それに、あのBARにいた時からずっと…今夜は
君をトコトン、啼かせたくて仕方なかった…」

「はっ…ほん、とうに…いじ、わる…です。孝、典さんは…んんっ!」

 指の腹が前立腺の部位を執拗に擦っていくと、克哉の眼元から生理的な
涙が溢れだしていく。
 耐えきれないとばかりに懸命に頭を振っていくが…御堂は一切、容赦する
つもりはなかった。
 指だけでも気が苦しそうな快楽をすでに与えられて、身体は何度も窓ガラスに
全身を押し付けるようにしてその衝撃に耐え続けている。
 だが、奥深い処では貪婪に…さらに深い快楽を求め始めている。

(貴方が…早く、欲しい…!)

 あの熱くて硬い凶器で、自分をメチャクチャにしてほしい。
 いつしかその欲望だけが克哉の思考を支配していった。
 なりふり構わず、相手にねだるように腰をくねらせて…御堂が与えてくる
刺激に耐えていく。

「は、やく…くださ、い…! もう…オレ、耐えきれ、ないです…!」

 そして…応えきれず、懇願する声が克哉の喉から漏れていく。

「…淫らな奴だ。そんなに…欲しいのか…?」

「は、はい…!」

 気づけば指は素早く引き抜かれて、相手のペニスが宛がわれていく。
 ドクドクドク…と硬く張り詰めているソレを感じ取って、期待するように克哉の
喉が鳴っていった。
 そうだ、それが欲しくて堪らない。
 その熱くて硬いモノで…どうか自分の奥深い処を割り開いて根元まで
貫いていってほしいと…そう訴え掛けるように克哉の腰がくねって、自ら
それを飲み込もうとしていく。

「…がっつくな。今から、君を存分に…犯してやる…」

「うれ、しい…です…やっと…貴方、と…」

「あぁ、そうだな。やっと君を味わえる…。本当に、週末が恋しくて仕方ないな…」

「はぁ…ん!」

 そうして、御堂に顎を掴まれて苦しい体制を取らされていってから…
熱いペニスが入り込んでくる。
 眼前に広がる夜景も、今は意識から飛んでいった。
 今、克哉の心に存在しているのは自分をこうして抱いている御堂だけだから。
 ただ…相手から与えられる刺激に集中しようと…克哉は、奥まで御堂の
性器をズブズブと飲みこんでいったのだった―

 
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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