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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ※7月25日からの新連載です。
今回は「恋人関係」について掘り下げた内容になっております。
眼鏡が意地悪で、ノマは不安定で弱々しい場面も途中出てくる
可能性が大です。
 他のカップリング要素を含む場面も展開上出てくる場合があります。
 それを承知の上で目を通して下さるよう、お願い申し上げます。

 恋人の条件                

―克哉は走った、遮二無二ともかく駆け続けた

 後ろからは御堂が物凄いスピードで追いかけてくる。
 風を切る音がうるさいぐらいに速度を出して逃げているにも
関わらず、相手は克哉の背後にぴったりとくっついてきていた。

(うわあああ! 御堂さんがこんなに足が速いなんて予想外だった。
それよりもあの薬の効果って一体何なんだよ! 以前から迫っていた
本多ならいざ知らず・・・御堂さんまでおかしくするなんて!)

 心の中で盛大に叫んでいったが、それで現状が変わる訳がなく。
 泣きそうな顔を浮かべながらともかく御堂から苦れようと頑張っていった。
 途中道行く人に、非常に怪訝そうな顔をされるのが胸が痛かった。

(うわああああん! 道を行く人たち…どうか俺たちをそんなに見ないで下さい!
大の男がこんな風に追走劇をやっているなんて目立つって自覚は
ありますから…!)

 と心の中で叫んでいったが、現状が変わることは絶対になく。
 結局、克哉は御堂を振り切る為にメチャクチャに逃げ回った。
 だが御堂は鬼気迫る表情でこちらに追いすがって来ていて克哉の
心は更に大きく乱されていった。
 気づけば植え込みが多い公園の敷地内に二人は迷い込んで
来ていた。上手く地形を行かせば、目をくらますことも可能だが…
残念なことに今の克哉はつかれきっていて、その状況を生かす為に
知恵を働かせる余裕はすでに残されていなかった。

「だめ、だ…もう…心臓が、張り裂けそう…!」

 そして、体力の限界は克哉のほうが一足先に来てしまった。
 息が切れて、足がもつれそうになり…バランスを崩して前のめりに
倒れこみそうになってしまった。

「っ…!」

 とっさに近くにあった電灯の柱に捕まって倒れそうな体を支えていくが
そのわずかな時間のロスが命取りだった。

「やっと…はぁ、捕まえたぞ…佐伯、君…!」

「御堂、さん…!」

 そして電灯に体を押し付けられる形になり…御堂の身体と
はさまれる形になってしまう。
 御堂の表情が、普段よりも険しい気がして…見ているだけで
息が詰まりそうになってしまう。
 瞳の奥に、さっきの本多と同じような狂おしい色を感じ取って…
克哉はとっさに言葉を失ってしまう。

(どうしよう…御堂さんから、逃げられそうに、ない…)

 全身からブワっと汗が滲んでいくのを感じ取りながら…克哉は
途方にくれるしかなかった。
 そうやって惑っているうちに、唐突に御堂の膝がこちらの下肢に
割り込んでくる。

「っ…! 御堂さん! 何を…!」

「うるさい、少し黙っているんだ…」

「ふっ…うっ…!」

 そう言われると同時に、強引に唇をふさがれて…熱い舌先が
強引に割り込んで、口腔を犯されていく。
 そうしている合間にも御堂の不埒な指先が克哉の胸の突起を
いつの間にか直接弄り始めて・・・膝で股間を刺激されているうちに
すっかり反応してしまっていた。

「やっ…あっ…御堂、さん…止めて、止めて…下さい…!」

 キスから逃れて、必死になって克哉は懇願していった。
 だが御堂は一切容赦する様子を見せず…冷たく言い放っていった。

「うるさい…私の気持ちも考えず、逃げまくる君が悪いんだ…。
容赦などしてやらない…。おとなしく、私のものになれ…」

「そ、んな…!やっ…あっ…!」

 そうして、克哉は電灯に身体を押し付けられる形になって…
腰を御堂に突き出される形になった。
 身体をとっさに支えるのに意識が向けられて、其れが隙を
突かれる形になった。
 あっという間に御堂に下肢の衣類を強引に脱がされて…臀部を
むき出しにされていく。

「やっ…御堂さん、止めて…ああっ! うぁ…!」

 そして克哉の制止の言葉も空しく、あっという間に御堂のペニスを
突き入れられていった。
 だが、先端にローションだけは塗りつけられていたらしい。
 そのせいで苦痛もなく、スルリと性器を受け入れるのに慣れた
肉体はあっさりと御堂自身を飲み込んでいく。

「あっ・・・あああっ…!」

 克哉は、絶望と歓喜を同時に覚えていった。
 貞節を、守ることが出来なかった。
 たった一日も守ることも出来ず…やすやすと御堂に犯されてしまっている
自分が情けなくて、泣きそうになってしまう。
 だが…そんな克哉の意思などおかまいなしに・…御堂はこちらの
内部をグチャグチャと掻き回して、快楽を引き出していった。
 背後から手を回されて・・・胸の突起を交互に弄りながら、右手で
突き上げのリズムに合わせるようにペニスを扱かれていくとそれだけで
快感で頭が朦朧として…いつの間にか、克哉はそのリズムに
合わせるように腰を揺らし始めていった。

「…ほう、とても初めての反応とは思えないな…。いやらしく私のリズムに
合わせて腰を振って来ているじゃないか…。なら、今は私が与える
快感を覚えこむんだ…。二度と、私から離れられないようにな…」

「あっ…ああっ…や、御堂、さん…止めて、止めて…」

 脳裏に、もう一人の自分の顔が浮かんでいく。
 だから口では、拒む言葉を吐いていった。
 だが御堂の与える快楽を享受している肉体は…克哉の意思とは
裏腹に根元まで熱いペニスを咥え込んで、歓喜を覚えている。
 相手の熱い塊が、自分の中で膨れ上がって先走りを滲ませて
いることを実感するだけで、克哉も感じ来ってしまう。

「くっ…イイ締め付けだ。もう…イクぞ…」

「ああっ…御堂、さん…ふっ…うっ…!」

 そして強引に背後から唇を奪われていきながら、御堂の精を
注ぎ込まれて…克哉も絶頂に達していった。
 とっさに崩れそうな身体を支えていくが…荒い呼吸が整い始めると
同時に己の中の御堂自身がまた、硬度を取り戻していったのを
自覚して…背筋にゾクリ、とした悪寒を覚えていった。

「やっ…御堂さん、また…」

「…もう一回、いや…何度でも今夜は君を犯してやろう…。
この身体は誰のものなのか、君に教え込む為にな…」

「そ、んな・・・ああっ! また…こんなに…!」

 そして克哉の意思などお構いなしに、御堂は二ラウンド目を
開始していく。
 その熱さに飲み込まれていきながら克哉は何度も何度も
犯されて、御堂の精を放たれていった。

―だがこの時、克哉はこの光景を予想もつかない人物に
一部始終目撃され、そして撮影までされてしまっていたことに
まったく気づくことすら出来ないでいたのだった―


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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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