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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 香坂の八月初めの時点での近況です。
 結構長い内容なんで、興味ない方はスル―して下さい。
 目を通してやっても良いという方は「つづきはこちら」をクリックしてね。

 主な内容は、香坂のダイエットの成果、採用報告、それと今後の活動に
関してです。
  無駄に長くなったので、その辺は了承してお読みください。
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  とりあえず十日ばかり、音沙汰なかったですが…ボチボチ
精神状態が浮上してきたので再開します。

  何か16日頃から、生理になった途端に…人前にいる時は
大丈夫なんだけど、一人でいると恐ろしくウツというか…
ロクな事を考えていない状態に陥っていたんで大人しくしていました。

…まあ、環境的にボチボチ落ち着いてきたんで…前の職場で
溜めこんでいた色んなもんがジワジワ~と出て来たのかなと…まあ、
そんな感じですけどね。

  香坂の場合、元々ソウウツ気質を持っていて…年に何回か、とんでもなく
ウツになります。
  そしてそういう時は出来るだけ一人で過ごします。
  んで…自分の中で嵐が収まるまで自然に任せているって感じです。
 過去の事を思い出して、泣きたかったら泣けば良いと思っているし…
喚きたかったら、静かな場所で人に迷惑に掛からないようにすれば
好きにすりゃ良いと、そんな感じです。

  ソウウツ気質になってから…人間の精神と、お天気って良く似ているよなって
感じるようになった。
  笑顔が晴れなら、ずっと晴れでいられる人間なんていない訳ですよ。
  時に怒って(雷)、時に泣いて(雨)、時にどんよりして(曇り)、感情爆発させたり(嵐や竜巻)
…そういうのひっくるめて人間であり、自然だよな~とそう思うようになってきた。

 泣く事が悪いんじゃない。だって泣かないと心が渇いてしまうから。
 たまに嵐や竜巻起こして、心の中のすっきりしないもんを循環させなきゃ内側に
色んなもんがこもっていく訳やし。

 もう…気持ちに曇りや、嵐が続いている時は…無理に何かやっても読む方が
楽しくないものしか出来ないな…と何となく気づいたんで、無理に毎日更新は
止めますわ。

  やる気になった時に、面白いとか…書きたいと思ったら書くという気まぐれな
方針でやっていく方が…自分には合っているな…と立ち止まっている最中に
気づいたんですよね。

  なんつーか、性格的に毎日キッチリというのは一つか二つぐらいしか出来ない

  …という事に気づきました。
  毎日、退院してからも体重を記述して…グラフとか歩数、消費カロリーを書いて…
筋トレしたり、一日最低二万歩歩くというのを継続する…ぐらいまでしか
今のオイラには手が回りきりません。
  んで、私の性分は…気を回している一つ二つ以外の事は結構抜け落ちて
いる事が多いっつーかね。
  ダイエットに大部分のエネルギーをそそいでいるなら…ブログ運営は
少し肩の力を抜いた方が良いかなって。

  就職活動とか、どんな資格を得ようかっていうのも…今、ちょいと考えている
最中だったりするし。
  …現実の事に気を回さないといけないと、妄想に浸りまくってというのが
本気で出来ないんですよね。

 とりあえず当面は…週1~2回ぐらい連載を書くか書かないかの
まったりペースになります。
 それでも良ければ、お付き合い下さい。

 一先ず今年の夏コミは鬼畜眼鏡の方で申し込んでいますので…もし
受かっていた場合は、一冊はちゃんと新刊出せるように頑張ります。
  タイバニに結構傾いて、同人活動どうしようかって3月くらいからちょっと
考えていたんですが…5月のスパコミでK田さんとまたお隣になりまして、
来年三月にプチオンリーがあると聞いて…せめてそれまではやっていようかなって
気持ちが芽生えたのと、何気に6月開催のタイバニのイベントに落選したんで…
それで、ちょっと活動しようかなという気持ちはタイバニの方は萎えたので…
タイバニは好きなサークルさんだけ買って、たまに友達に進呈用に何本か
話を書く程度で良いかなって…そういう結論に落ち着きましたので。

 とりあえず、今現在はこんな感じです。
  では、今回はこの辺で…。
 とりあえず5月12日に退院してから…とりあえず15日まで
過ごしましたが、一応一日1万5千歩~2万歩は歩くように
したり、水中ウォーキングしたり…ダイエット入院した時と
消費カロリーは変わらないように身体を動かしているんだけど
一向に痩せません。

1400カロリー、塩分5グラムで管理されていた食事の有り難さに
早くも痛感させられています。
  入院時はこれだけやれば一日につき最低でも100グラム程度は、
最低でも現状維持は出来ていたんですが…帰宅してからは
気を抜けば多少増加、ギリギリで現状維持な感じになっています。
  それでここ数日、非常にテンション落ちていたんですが…
ここで立ち止まる訳にもいかないので、いっそもう…連載のネタに
してしまえ! と開き直る事にしました。

…結局、帰宅して家でやる事になってから…どうすれば維持か
減らす方に持っていけるかというのが今の自分の最大の関心事に
なっている訳だし。
  だったら調べまくっている事を話に生かしてしまえ…という感じです。

 グダグダ悩んで、言い訳めいた日記を延々書くぐらいなら…それを元に
ちゃんと連載のネタにして書いた方が良いと思いましたしね。

  …という訳で現在、一日二万歩前後歩きつつ…自分に合う体重の
調整法はどんなのがあるのか必死に模索しています。
  後、やっぱり…好きな人がいて、その人の為に痩せたいっていうのも
ダイエットをする動機として普遍的なものですしね。
  克哉をその辺でヤキモキさせる事にしますわ(笑)

 とりあえずそんな感じで御克を久しぶりにやります。ではでは!
現在、自分がダイエットで右往左往しているので
いっそネタにしてしまえ…という感じで勢いで
始めました。
  けど、ダイエットする動機って…自分の為もあるけど、
恋人とかいた場合…好きな相手に魅力的に見て貰いたいから
って気持ちってあると思うんですよ。
  その辺、克哉に転換してみたら…ああ、可愛いかなって。
  そんな感じの話です。

佐伯克哉は、シャワーを浴びた後…十日ぶりに体重計に乗っていった。
 其処に表示される数字を見て、思わず凍りついてしまっていた。
 最近、やや不規則な生活をしていたという自覚があったから…1キロぐらいの
増加は少し覚悟していた。
  けれど其処に示されていた数字は、予想を越えて…今の彼には
無情なものになっていた。

―気づいたら、体重が2キロ増えていた


 暫く、多忙を極めていて…十日ばかり、体重計に乗らないで
過ごしてしまっていた。
  今度、御堂が手掛けた新商品が海外でも多くの国で販売される
事になったので、その準備の為に…連日、夜22時過ぎまで残業して
不規則な生活を送っていた。
  御堂の元で働くようになってから、こういう事はしばしば起こる事だって
判っていたし…自己管理はしっかりやっていたつもりだった。
  けれど、十日間…体重計に乗らないだけでここまで効果てきめんに
太ってしまうんだという事実を突きつけられて、克哉は非常にヘコんでいた。

(ううう…この十日間、忙しすぎて…夕食を食べる時間が22時とか23時近く
になってしまった事が何度かあったからなぁ…。今まではその辺は気を
つけていたのに…オレのバカバカバカ…!)

 克哉はどちらかというと、スレンダーな体型の方に入る。
 2キロぐらいなら、其処まで目立った変化はないし…言わなければ、
周りの人間も気にしないだろう。
   けれど…御堂という魅力的かつ、自分に厳しすぎるタイプの人間を
恋人に持ってしまった以上…あまり己を甘やかす事が出来なかった。
 
(これをこのまま放置していたら…孝典さんに合わせる顔がなくなるよな…。
2キロぐらいなら、頑張ればすぐに戻せる数字だけど…これを放置して、
5キロ、10キロとか増加してしまったら…自己管理が出来ない人間だと
呆れられてしまうよな…確実に…)

 其処まで考えて、ストレス発散に…一回だけ、23時過ぎの夕食の時に
ビール一本も追加してしまった事実が重く心に圧し掛かって来た。
 一般的に22時以降の夕食は、その後脂肪となって蓄積されやすいという
知識は持っていた筈なのに…忙しいから、とか…たまになら良いと自分に
言い訳をして…やってしまった事に深い後悔を覚えていた。
   試しに、風呂上りの自分の腹をつかんでみたら…軽くつまめてしまう。
  いや、元々…多少は皮ぐらいはつまめていたが…今は少しとは言え
厚みが伴ってしまっている気がして…克哉はようやく焦り始めた。

(…出来るだけ早く、この増えた分を戻さないとな…)

 そうやって葛藤していると…向こうの方から、御堂の声が聞こえた。

『克哉…そろそろ朝食の準備が出来たぞ』

「あ、はい…今、行きます!」

 こちらがシャワーを浴びている間、今朝は御堂が朝食の準備をして
くれていた。
  基本的には朝食は克哉の方が準備する事が多いのだが…昨日は
克哉の方が帰宅時間が遅くなってしまったので…こちらを気遣って、
シャワーを浴びる時間を作る為に、『今朝は私が準備をしておく。その間に
浴びてくると良い』と言われて…その言葉に甘える事にした訳だ。

  克哉が今まで住んでいたアパートを処分して、毎日一緒に暮らすように
なってから数カ月が経過していた。
  最初の頃は緊張していた時もあったが…今では、ずっと御堂と一緒に
過ごす事が克哉にとって…日常の一部にもなってきて、馴染み始めて
来ていた。

(だからこそ、つい…緊張感がなくなって来たというか…自分に甘くなって
来てしまったんだけどな…)

 体重が二キロ増加した事実を突きつけられて、自分の方に少し緊張感が
なくなってしまっていた事にも気づかされた。
  自分は御堂の事を愛している。
  恋人同士になってそれなりの時間が経った今も…その恋心は冷めずに
克哉の中で熱く燃えている。

―だからこそ、このままじゃダメだ…!  凄く女々しい考えかも知れないけど…
あの人の目に、少しでも魅力的に映る自分でありたい…!

 そう鏡の前で決心していくと、自分に気合いを入れる為に…バッチンと
頬を叩いていき。
  そして手早く下着とシャツとズボンを身につけて…リビングに向かっていった
のだった―



この記事は5月13日にナンジャタウンのタイガ―&バニーの
イベント最終日に行った時の事を書いた雑記です。
  興味のある方だけ「つづきはこちら」をクリックして
お読みくださいませ。
  5月12日に、目標を達成した上でどうにか無事に
退院致しました。
  けど…11日の夜から、12日の退院直前までは接点
あった人達に挨拶して回ったり、荷物を纏めたりして。
  自宅帰ったら洗濯や荷物整理やら、外出やら色々と
やっていたらあっという間に過ぎ去りました(汗)

  ちょっと今、バタバタしているので落ち着いてなかったので…
11日分は過去作品のストック、12日分は軽い近況だけで
失礼致します。
  もう少しで落ち着くと思いますので、それから改めて鬼畜眼鏡や
タイバニの連載等に手をつけていくと思います。
  少々お待ち下さいませ(ペコリ)
※2001年の秋頃に書いた前ジャンルの作品です。
 三番目くらいに書いた話で、ドラグ温泉でともかく
バタバタしています。
  何て言うか全体的にギャグ風味な話になります。

  ドラグ温泉憂鬱帳           


 その後二人は、ビバノノをお供に全部の温泉をじっくり堪能した。
 ビバノノに背中を流してもらったり、桜涯に温泉の湯をワクワクの
球で自分達好みの
温度にしてもらったりなんだりで、かなり快適な時間を二人は過ごした。
 そうしている内に、卓球の件で損ねたカナンの機嫌もどこかに
吹き飛んだらしい。
ドラク温泉を後にする頃には二人共上機嫌になっていた。
 いつも通りカナンのハラペコ度がゼロになる頃に二人は城に戻り、
夕食の時間を恙無く過ごした後、カナンの自室でセレストは主人に本を
朗読して聞かせていた。
 幼い頃は、こうした事を良くカナンにねだられたものだった。
これを読んでくれと手渡された本もまた、昔散々読んで聞かせた初代国王
ルーシャスの冒険を綴ったものだ。
 何かこうゆう時間を二人で過ごせるのが嬉しくて、セレストは優しい声ですでに
ソラで言える話をカナンに読んで聞かせた。
カナンもまた、穏かな声で青年が語るストーリーを聞いていた。
 そしてその絵本を読み終える頃…就寝の時間が訪れようとしていた。

「それではカナン様…私はこれにて失礼いたします」

「待て」

 カナンに引き止められ、セレストはその場に硬直した。
昔の彼が幼い頃ではともかく、最近では退室する時に引き止められる事など
無かったので青年は訝しんでいた。

「あの…何か?」

「何か僕に…言いたい事とか何かないのか?」

 セレストの腕をそっと掴んで引き寄せながら、カナンが問う。

「カナン様…?」

「一緒に温泉に行って…せっかく僕と部屋で二人きりなのに本だけ読んで…
それだけでお前は満足なのか?」

 この言葉を聞いて、セレストはようやく少年の言いたかった事を理解した。

「あの…それは?」

「一つ聞く。お前にはもう僕に触れる意志はないのか? それだけは
はっきりさせて貰うぞ。この二週間、こっちがどれだけヤキモキしたと
思っているんだ、お前は」

 あまりにストレートな言葉に、セレストは赤くなる。
だが真っ直ぐ見つめてくるカナンの瞳はこちらを逃してくれそうにない。
観念するしかなかった。

「あの…触れて、よろしかったんですか?」

「地底湖で人にあんな事をしときながら、何を寝ぼけているんだ? お前は」

「いえ…その、カナン様に触れたら…こっちの歯止めが利かなくなりそうで…」

 相変らずノリの悪い目の前の男に嘆息しながら、カナンは切り札を明かすことにした。

この堅物男は生半可な手段では、この壁を乗り越えて来そうにないと察したらしい。

「セレスト…お前、どうして僕がお前を温泉に誘ったか、本当の理由を判っているのか?」

「私の疲れを取る為じゃなかったのですか?」

「お前を…挑発する為だ」

「は?」

「僕の裸でも見れば…その、少しはその気になるかなーと思って…」

 少しはという所ではない。あの意識をした瞬間、最後まで自分の理性が持つかどうか
本当にセレストは危機感を抱いていたのだ。

「なっ、なんでまたそんな事をなさるのですか! 貴方はっ!」

「仕方ないだろ! この二週間はお前が僕に触れなかったんだから!」

 カナンの言葉に、またまたセレストは驚きを隠せない。

「それは…最後までするのは、そう出来るものじゃないと諦めがつくんだが…。
せめて僕と二人でいて、誰も割り込んでくる可能性のない時くらいは…もっと僕を
求めてくれても良いんじゃないかとずっと思っていたんだぞ…」

「そんな事を考えてらしたんですか…」

「まぁ…こっちも脱衣所で久々にお前の裸を見て、動揺してしまった
からな…それで、その流石に温泉でする訳にもいかないから、ビバノノに
間に入ってもらおうかと…」

「あぁ…それでホットビバノノなんて切り出したんですね…」

 それでようやくカナンの行動に合点がいった。ようするにカナンは
自分がまあ…そういった意味で好きかどうかを確認したくて…けれどドラク
温泉内で盛り上がる訳にいかなかったから、一見すると突拍子もない提案や
行動を繰り返していた訳だ。
 その事情を知った途端、セレストはカナンが愛しくてたまらなくなった。
その腕の中に少年を収め、包み込むようにそっと抱き寄せた。
 互いの鼓動が、温もりが嫌でも伝わる距離だった。そしてその鮮やかな金髪を
そっと梳きながら<前髪を掻き分け、額に口づける。
 途端にカナンの顔が真っ赤に染まっていく。

「その…お前はまだ、僕の事好きなのか?」

 その問いに…セレストはちょっとムッとなりながら答える。

「そんな当たり前の事、今更聞かなくても判るでしょう?」

 カナンの身体をそっとベッドに組み敷きながら、その上に覆い被さる。
 互いの吐息が掛かるくらいの距離で、二人は見詰め合った。

「どんな時も…私はカナン様の事が大好きですよ」

 降りてくる、唇。それをそっと瞼を伏せた静かな顔でカナンは受け止める。

 ずっと抱いていた疑念が…柔らかく解き解されていく。

「僕も…」

 唇が離れた瞬間、そっとカナンが呟く。
 それに応えるように、セレストはその口付けを更に深いものへと変えていった。

 月明かりがそっと二人を照らす。
 想いも熱も全てを分け合い、二人はただ今はお互いを確めあった。
 そしてそれは、もう秋も終わりを迎えようとしている時期の事だった…。


                                   Fin
                          



  とりあえず、5月12日の朝から昼に掛けて退院
する事が決まって、本日が事実上最終日の前夜に
なります。
(退院する日は、会計と帰宅準備ぐらいしかやる事がない為)

 とりあえず今回の生活習慣改善入院こと、ダイエット入院の成果を
軽く発表させて貰います。
5月10日の朝の時点で、入院した日よりも5.1キロ減
になったし…内臓脂肪量も100m2→83cm2という数字に変わったし、
皮下脂肪量もほぼ全体的に1cm分ぐらい減少しているので…
確実に成果を出す事が出来ました。

(ちなみに内臓脂肪量は100cm2を超えると肥満、または肥満症と診断
される基準になるそうです)

…んで、当面の課題は家に帰って増やさないで済むにはどうしたら良いか。
実は入院中も、退院した後の生活でどうすればこのモチベーションを維持して
やっていけるだろうかって色々考え続けていた。
  とりあえず入院保険から支給される分と、高額医療の申請だの健康保険料など
を組み合わせれば今回の入院費用分ぐらいはトントンで出る訳だけど…。
  それなりにお金と時間を遣って減量したのも事実な訳ですよ。

 んで、最終的な結論は…とりあえず就職期間中は一週間から十日に一回
ぐらいの頻度で、この病院に通って平日の運動カリキュラムに混ぜて貰う事に
しました。

…看護婦さんに相談したんですよ。
私、今回の入院に至っては殆ど薬を貰ってないし、ここに外来で通いたくても
何の口実ないのにたまに顔を出して良いのかって。
  そしたら、看護婦さんの一人が「遊びに来れば良いじゃん」と返答されまして…
ビックリしたんだけど、とりあえず運動指導をやっている理学療法士の人に
話持ちかけてみたら「おいでおいで~」とあっさり許可されました。
 
 元々、ここに入った事がある患者さんが外来で病院に来た時は…混ざって
参加するというのは結構ある事らしいので、構わないとの事。
  何つーか…色々、アバウトだよなぁとツッコミたいんですが…正直、
自分一人だけじゃ長くモチベーションが続かないのも確かだし、運動指導
やってくれているPT(理学療法士)の人達は好きだから…再び入院する
事は難しくても、就職活動中で時間ある間ぐらいは…時々通って、
成果を褒めて貰ったり、増えた場合はアドバイスやツッコミを貰ったり
していくのは必要じゃないかなって思った。

  だから仕事見つかったら来れなくなるけど…就職活動の間ぐらいは此処に来て、
家に帰っても継続していくという気持ちを固めていった方が良いと思う。
  入院中も何度も言われたけど、家に帰った時がスタートだというのは正しいと思う。
  この病院は2年半後には合併して、今の建物は破棄されて…新しい場所に移転
するというのはすでに決定していて。
  再び、ここに入院して痩せるというのはもう機会がないのなら…なら、
ある期間中に協力して貰って、減量を続けていった方が良いな…というのが
最終的な結論でした。

  …何の病気もない状態で、入院する私みたいなケースは珍しいらしく…
同時期に入った人が3人程いますけど、三人とも身体のどこかに故障を抱えたり、
もしくは糖尿病などの何らかの疾患を抱えて、そのコントロールをする為に
ここに入っている訳なんですよ。

  …で、そういう人達と一緒に過ごしてリアルな話を聞かされてしまうと…
病気になる前に予防して、生活習慣を徐々に改善していくのが一番なんだなと
いうのに気づいて来ました。
  脳溢血でも、心筋梗塞でも、くも膜下出血、腎臓病、糖尿病、甲状腺疾患…
それらが重篤化してから慌てて直しても、失った身体の機能は完全には
戻らないし、何らかの後遺症を抱えて生きていくしかないんだなって…
いうの凄く切実に感じるんですよ。
   入院して、色んな人の話を聞くとね。

  私は今の処、左膝に多少痛みがある程度の故障で済んでいるけど…
(その割に一日一万五千~二万歩は平均して歩いていますけど)
やっぱり入院した時の体重のままでいたら、10年で満足に歩けなくなって
しまうというのを聞かされたら…10年、20年後に自由に歩ける膝を
維持する為に今回頑張らなければ…と思います。

  とりあえず今回の入院で一番収穫だったのは、理学療法士の人に
歩き方などの指導を受ける事が出来て、変な癖をある程度修正を
出来た事。
  そのおかげで入院前は5千歩歩いたらもう膝が痛くて仕方なかったのが…
1万歩や2万歩、歩ける身体に少し戻す事が出来た事が一番大きいですね。

  一先ず、この運動出来る身体に戻った訳ですし…この状態を維持しつつ、
少しずつでも減らしていくにはどうすればいいのか…当分、模索する日々が
続きそうです。
  とりあえず明日の、最後の一日を精一杯頑張って来ます。ではでは!
※2001年の秋頃に書いた前ジャンルの作品です。
 三番目くらいに書いた話で、ドラグ温泉でともかく
バタバタしています。
  何て言うか全体的にギャグ風味な話になります。

  ドラグ温泉憂鬱帳        



二階の右上に位置する卓球の間は、静まりかえっていた。
 元々カナン達と、ここを運営する桜涯とビバノノくらいしかいないのだ。
騒がしい訳がある訳ないのだが、あの時の賑やかさを思い出すと…
同じ空間には思えなかった。

「卓球か…。僕は今までにやった事がないんだが、大丈夫だろうか…?」

「大丈夫ですよ。カナン様は大概の事は飲み込みが早いですから、
すぐに基本くらいはどうにかなると思いますよ」

 ビバノノが一匹もいないので、一人で卓球の台を組み立てて準備を整えながら、
セレストはカナンの問いに答えていた。
 カナンの方は、さっきセレストが出してくれたラケットを振っていた。
 指を指すような手の形で使用し、両面にゴム製のラバーが張ってある
シェイクハンド型と片面のみにラバーが張ってあり、グリップの方にデッパリを
親指と人差し指で包む
ような形で握り込むペンホルダー型の両方を試していた。
 その上でカナンが選んだのはシェイクハンドの方だった。
ちなみにセレストもまた両方共使えるが、得意としているのは同じ
シェイクハンドの方である。

「うむ…意外とこの指の形も持続するのは辛いな…向こうのペン…なんだか
よりはマジだが。両面で打てるというのが強みみたいだが、向こうの方は軽くて
振りやすそうだな…けど、あの手の形をずっと維持するのは辛いし…うーむ」

 意外とペンホルダーは慣れないと、持ってる指が攣りそうなくらいに辛くなる。
だが片面のみラバーが張ってある造りは、ラケットの軽量化に一役を買っており
熟練すればかなり勢いのあるスマッシュを打てるなどの利点もある。
 代わりに両面使用出来るシェイクハンドより、やや打ち返すだけだと動作に
制限も発生する。
扱いはやや癖があり、どちらかというと熟練者向きの趣のあるラケットであった。
 だからセレストは彼がそちらではなく、自分と同じ型のラケットを選択した事に
実は安堵していたのだ。

「じゃあまず、サーブを打って見て下さい」

「何だと?」

「私の勝負を見てらしたなら、どうすればいいのかくらいは判るでしょう。まず、
サーブを打って打ち合いをしてみましょう。細かいコツとかは、それから
お教え致します」

「わ、判った…」

 カナンは必死になって、あの時の試合の様子を思い出した。
 確か…セレストはポイントを取った後、いつも左手でボールを少し上げて
丁度右端から、
相手のコートの左側に向かってボールを打っていた。
 そして、ボールは一回ずつ、セレストのコートと敵のコートで跳ねていた。

  それが多分…サーブだと思う。
そしてポイントは、ネットに引っ掛かるか、ボールが同じコートで2回跳ねた時…
そして相手がボールを打ち損ねたり、相手のコートに一回もボールが
跳ねずにあさっての方向に飛んでしまった時にポイントの加算があった。

 ルールは大まかに判っていた。後は…サーブを打つ事に意識を集中させた。

 セレストの方に、一回ずつ互いのコートで跳ねさせながら対角線上にボールを
打って渡せばいいのだ。
その事だけを考えて、カナンは勢い良くラケットを振り下ろした。
 しかしその時、肝心のものを彼は完全に忘れてしまっていた。
ボールを打つときのフォームの事をまったく考えてもいなかったのだ。

 バァァァァン!

 そして次の瞬間、轟音が周囲に響いた。
 それに隠れて、同時にペコッという小さな音も同時に生じていた。
 セレストはその場から微動だにしない。周囲に発生する、沈黙。
 まるでフローズンが冷気を発生させているかと思うくらい…空気が凍っていた。
 そう…カナンはまるで蝿叩きをするかのようなフォームで、サーブを打ったのだ。
 そしてその時…ボールも一緒に潰してしまった訳である。
 双方、無言でその場に立ち尽くすしかなかった。
特にカナンの方は、真剣に背後霊かなんかを背負っていそうなくらいに、肩を
がっくり落としていた。
 どうしよう…かなり気まずい雰囲気だ。

「カ…カナン様。私が悪かったです…だからそんなお気になさらずに…」

「……」

 しかし、カナンからは返事はない。
 どう見ても…完全にカナンは落ち込んでいた。
しかもセレストのフォローの言葉も耳に届いていない様子だった。

「私が面倒臭がらずに、キチンとカナン様に教えなかったのが悪いんです! ですから
カナン様、どうか落ち込まないで下さい!」

「どうしましたノノー?」

 微妙な修羅場が発生しそうな空気の中、ビバノノののーんびりした
声が返ってきた。

「お仕事一段落つけて来ましたノノー。さあ卓球やりましょうノノー」

 そうしてビバノノがラケットを手に持って、セレストの側にチョコンと立った。


 再び、空気が凍りついていた。

「背…届かないですね…ビバノノ君…」

「そうみたいですノノー」

 ビバノノが卓球台の所でピョンピョン跳ねていたが、卓球台の高さとビバノノの
背は同じくらいである。これではとても試合など望めそうもない。
 セレストは、本当にシクシク泣きたくなってきた。

「これでは卓球が出来ませんノノー。どうしたら良いんですノノー?」

 実はビバノノなりに切羽詰ってはいるのだが、その響きはいつも通り
緊迫感がなかった。

「そうですね…ビバノノ達の背に合わせた卓球台でも特注しましょうかね…」

 落ち着いた声が、ビバノノの問いに対して返ってきた。
 気がつくとまるでJAPAN製の小説に出てくる労咳持ちの書生を、そのまま年を
重ねさせたような容姿を持つ男…桜涯がそこに立っていた。

「桜涯さん…どうしてここに?」

「いえ、ビバノノが卓球の勝負に負けたら、貴方達と一緒にお風呂に入って
良いですかと聞いてきたもので…ここにある台で、ビバノノが卓球出来るのか
どうか気になってしまってね…やっぱり予想通りでしたね」

「…すいません。私がもっと早くに気づいていれば…」

「いえいえ、今回の事がなければ私は卓球をビバノノ達もやりたいという事に気づいて
あげれなかったんですから…。気になさらなくて良いですよ」

「そうは言っても、今回の事の発端は僕が招いたものだし…一言くらいの
詫びは言わせてくれ。すまなかったな、桜涯殿」

 いつの間にか立ち直ったカナンもまた、この温泉の精霊である桜涯に頭を下げていた。

「…律儀な方々ですね、本当に貴方達は…」

 そう言った桜涯の瞳は、とても優しかった。

「じゃあ今度、ビバノノ達が出来るような特注の卓球台を取り寄せておきます。
牛乳ビバノノ、今日はもう仕事は良いからお二人と一緒にお風呂に入って
背中でも流してさしあげなさい」

「良いんですノノー?」

「あぁ、今日はお客さんもあまりいないし、たまには構わないでしょう。貴方は特に
良く働いてくれますからね…」

 ビバノノと温泉の精霊の暖かな交流がそこで交わされていた。ビバノノの頭を
そっと撫ぜ、優しく桜涯は労っていた。

「何で、こんな展開になっているんだ? セレスト…?」

「私にも、判りません…」

 元々ホットビバノノというか、ビバノノと温泉に入ろうという計画なだけだった筈だ。

「…まぁ、当初の目的は果たせそうだから、良いんじゃないのか?」

 それがどうしてこうなるのか、そう誘導したカナンでさえも少し不思議である。
 照れくさそうなカナンに対して、セレストは少し困ったような顔を向けた。
 まぁこれで誰かが迷惑を被った訳でも、不幸になった訳でもない。
むしろビバノノたちにはちょっとした良い出来事である。

「そうですね…」

「それじゃ、ゆっくり風呂にでも入るか」

 そういって伸びをしながら、こちらに向けられた笑顔はとびっきりで…。
 つられてセレストもまた、極上の顔を相手に返したのだった…。


※ タイバニの一期のEDが好きなんで、ピンズと
クリスマスにちなんだ話を書いてみたくて始めました。
  現時点で掲載しているタイバニは、すでに書きあげたものを
簡単に編集してアップしたものですが、この作品はタイバニでは
初めての連載物になります。
  良ければ見てやって下さい。

  …何か一応、虎兎と銘打っているけど…多分うちのサークルのは
エッチにあんまり走らず、真面目に色んなもんを掘り下げて
書く形式になるかと思います。
(濃厚なエロは書いてくれる人沢山いるから、心理描写とか
設定を掘り下げたものを読みたいと思っているんで)
ではでは。


―無理やり、あの日…虎徹さんに、ピンズを押し付けられた

 記憶の混乱が起こってしまって、4歳のクリスマスイブの正しい記憶を
取り戻す為に、その日の記憶を辿ってみようと提案された時。
 虎徹は今日の記念に、お揃いのピンズを購入して…片方をこっちに
贈って来た事があった。
 自分のジャンパーに穴を開けてしまうのが嫌で断ったのに
強引に渡されてしまって。
  正直、どうすれば良いのか困惑した。
  クリスマスの時期を外れれば、つけたらきっと奇異に感じてしまう
ぐらい…それは季節感を感じさせるデザインで。
  けれど、結果的に…最初受け取っても全然嬉しくなかったその
小さなピンズこそが、マーベリックの陰謀を暴くキッカケになった
事を後から知ってしまい。

―結果、虎徹さんと再会する日まで…僕はそれを、虎徹さんと
記憶を探る為に一緒に過ごしたクリスマスイブの思い出のカケラ
として…大事に持つ事になったのだった…

  二軍所属のヒーローとして…お互いに復帰してから間もなく、
タイガー&バーナビーの二人はコンビを組んでから三度目の
クリスマスの時期を迎えた。
  明日はクリスマス、という事を意識したせいで…バーナビー=ブルックス・Jrと
カリーナ=ライルの二人はジャステスタワー内にあるトレーニングルームで
非常に落ち着きなく過ごしていた。

(虎徹さん…そろそろ来るだろうか…)

(タイガーの奴、どうしてこんな日に限って遅いのよ…。せっかく今日、
勇気を出して…クリスマスの予定があるかどうかを聞こうかと思って
いたのに…)

 バーナビーは筋力トレーニングの機械を最大の負荷で。
 カリーナはルームランニングを最大速度で走って、モヤモヤする気持ちを
処理しようと試みていたが…タイガーがいつ来るか、二人は気になって
仕方なかった。
  その様子を見て…遠くから、ネイサンが呆れたように呟いていた。

「…全く、本当にタイガーったら罪つくりねぇ…」

 去年までは、一軍のヒーローはシュテルンビルド内では八人存在していた。
  本来なら復帰したバーナビーと虎徹は二軍なので、このトレーニングルームを
利用出来る身分ではない。
  一軍と二軍では、本来なら使用出来るエリアや施設も異なっているのだが…
現在残っている6人のヒーロー全員が、二人に今までの通りたまには一軍の
トレーニングルームに顔を出して欲しいと伝えた結果、その特例は通り…
二人は基本、こちらの方で訓練をしている事が多かった。
  こうしていると、一軍や二軍である事など関係なく…それ以前と全く
変わってないようにさえ感じる。
 バーナビーとカリーナの二人は、虎徹と共にクリスマスイブを一緒に
過ごしたいと切に祈っていた。

(去年までの僕は…記憶を取り戻そうと必死になってて…虎徹さんと一緒に
過ごす事に対して、意識が全然向いていなかった…だから、今年こそは…
大切なあの人との時間を…大事にしたい…)

 そう思いながら、トレーニングをしていると…何度も何度も、去年渡された
ピンズの存在が脳裏をよぎっていく。
  あれを渡された時、困った顔しか出来なかった。
 その事が自分の中ではどこか引っかかっていて。
 今年、もしまた虎徹と一緒に過ごす事が出来たなら…一言、自分の気持ちを
ちゃんと伝えたかった。
  そう思いながらトレーニングに打ち込んで、汗を流していくと…。

「やぁ、わりわりぃ…遅れちまったよ」

 全く悪びれた様子もなく、トレーニングウェアに身を包んだ虎徹の姿が
現れていった。
  少し離れたところに、ようやく待ち望んだ人が現れたのを見て…バーナビーは
心が急いていくのを感じていった。

(やっと…虎徹さんが来てくれた…。さあ、早く…あの人の予定を
聞かないと…)

  慌ててトレーニングを中断して、虎徹の元に向かおうとした途端に…
真剣な顔をしたカリーナが…先に彼の方へと近づいていったのだった―

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趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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