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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ※7月25日からの新連載です。
今回は「恋人関係」について掘り下げた内容になっております。
眼鏡が意地悪で、ノマは不安定で弱々しい場面も途中出てくる
可能性が大です。
 他のカップリング要素を含む場面も展開上出てくる場合があります。
 それを承知の上で目を通して下さるよう、お願い申し上げます。

 恋人の条件                      10  11   12

―克哉はこちらに向かって必死になってすがりついていた

 まるでその手を離したら、こちらが消えてしまうとでもいうかのように。
 自分の元に引き留める為に、強い力を込めてしがみついてきていた。

(何故、こいつを抱きしめて…こんなすっきりしない気持ちになって
しまっているんだ…?)

 眼鏡を掛けた方の克哉は自問自答していく。
 己の中にゆっくりと生まれてきているこの感情が一体なんなのか…
まだその正体に気づくことなく。
 むしろその気持ちから必死に目をそらそうと相手の身体を強引に
弄り始めていった。
 克哉のパジャマを乱暴に脱がせて、両方の胸の突起を押しつぶすように
愛撫を施していく。

「ふっ…ぅ…ぁ…」

 たったそれだけの刺激で、相手を大きく腰を揺らめかして…
悩ましい声を漏らしていく。
 触れている内に眼鏡の手の動きは更に大胆さを増していき。
 突起を指の間に挟み込んでいくような動きになれば堪らないというように、
克哉はしきりに腰をよじらせていた。

「ほう? まだ胸だけしかいじってないのにここまで顕著な反応を示すとは…
やはりお前は天性の淫乱だったということだな…」

「んんっ…やだ、そんなこと…いうなよぉ…」

 気持ちを寄せている相手からからかうようにそんなことを言われて
克哉は涙目になっていく。
 だが目の前の男は意地悪な笑みを浮かべているだけで、こちらの
懇願を聞き遂げてくれそうにはなかった。

 「…お前がイラヤシイ身体をしているのは事実だろう? 誰に
抱かれても激しくよがって乱れる癖に…」

「…っ! やだ、お前の口から…そんな事を言われ、たくない…!
やめて、くれよ…!」

「事実だろう? お前rは御堂に抱かれていた時でさえも…
あんなに感じまくって、何度も上り詰めていたのだから…」

「ううっ…お願いだよ、もうそれ以上は…言わないでくれぇ!」

 繰り返し指摘されて、克哉は耐え切れずに叫び声を上げていく。
 さっきまでもう一人の自分に触れられている喜びが胸の中に広がっていたが…
その言葉を聞いた途端、克哉は冷水を浴びせられたような心境に陥った。
 克哉は今の言葉が、昨晩お御堂との行為を指していることを瞬時に理解して、
消え去りたい心境になっていった。
 
―もう一人の自分に、昨晩の出来事を知られてしまっている

 それは彼を絶望に突き落とすには十分な事実だった。
 本当に…このまま消えることが出来たらどれだけよかっただろうか。
 胸の中にジワリ、と流されて御堂とセックスをしてしまった事実が重く
圧し掛かってくる。
 御堂の真剣な瞳に、結局抗うことが出来なかった。
 あの腕の強さと熱さに、本だの時のように全力で拒んで…絶対に
貞操を守るという強い意志を貫くことが出来なかった。
 その苦い思いが涙となって、また克哉の目元を濡らしていく。

「…お前は今日は、泣いてばかりだな。抱いていて辛気臭い気分になるから…
そんな顔はもう止めろ…」

「・・・お願いがある、んだ…オレを、酷く抱いてくれ…」

「何、だと…?」

 克哉からの唐突な申し出に、めがねは一瞬面食らっていった。
 だが…当の本人は真剣そのものの顔を浮かべて、必死になってこちらを
見つめて来ていた。

「…オレは、お前を想いながら…安易に御堂さんに抱かれたことを、オレ自身が
許せなくなっている。こんなの、甘えだって分かっているんだけど…今は
優しくなんて抱かないでくれ。むしろ、いつもよりも酷く激しく…オレに罰を
与えるように、苛め抜いてほしい…」

 そう、縋るような眼差しを浮かべていきながら…頼んでいく。
 快楽よりも、今はもっと苦しいものが欲しかった。
 息もつくことの出来ない激しさと忙しさと、そしてこちらに快楽以外の
感覚も今は彼から与えて欲しかった。
 だから克哉は、相手に強く抱きつきながら懇願していく。

「お願いだよ…そうしなきゃ、オレは…自分を許せなくなる。こんなオレに、
罰を…与えてよ。お願いだから…」

「分かった、そんなに望むなら…お前が望むものを与えてやろう…」

 そうして唐突に眼鏡の手は乱暴なものへと変わっていった。
 パジャマを藪間ばかりの荒々しさで克哉の衣類を剥ぎ取って、あっという間に
全裸になっていく。
 そしてその体を四つんばいにさせていくと…眼鏡は己の胸元を締めていた
ネクタイを外して、克哉の両手を縛り上げていった。
 両手を後ろで拘束されて、一気に自由が奪われていった。

「あっ…」

「…淫らなお前に、お仕置きをしてやろう…。お前が一体、誰のものなのか
この体に教え込んでやる為にな…」

「うん、お願い…。お前を、しっかりと刻んで…あい、…んっ…!」

―愛してくれなくてもかまわないから

 そう続けようとした途端、強引に熱いペニスを捻じ込まれて…
まともに言葉が紡げなくなっていった。
 首筋に顔を埋められて、くっきりと歯型を刻まれていくと…その痛みと
疼きに勝也は身を震わせていく。
 こちらの体を良く知り尽くしているペニスは…的確に感じる部位を探り当てて
こちらの快楽を引きずり出していった。

「あっ…あああっ…! イイ、もっと…激しく、オレを…犯して!
お前の手で、オレを…罰してくれ、よぉ…ああっ!」

「…頼まれなくても、そうしてやる…!!お仕置きに何度でも今日は…
お前を犯してやろう…!」

 そうして肉が打ち合う音が部屋中に響き渡るぐらいに激しく揺さぶられて
克哉は一度目の絶頂を迎えていった。
 相手の熱い精を感じ取って、ブルリと震えていく。

「あっ…はっ…」

 克哉は歓喜の声を漏らしていきながら、その感覚に陶然となっていく。

「…何をうっとりしている。まだ、お前へのお仕置きは終わっていないぞ…」

「ふっ…うっ…!」

 背後から手を回されて、胸の突起を弄られていくだけでキュウ…とまだ
内部に納まったままの相手のペニスを締め付けていってしまう。
 その刺激で、眼鏡のペニスは再び硬度を取り戻して自己主張を
始めていった。

「もっと…オレに、お前を刻み込んで…!」

 愛されていなくても良い。
 それでも克哉は今はもう一人の自分を感じたかった。
 彼が与えてくれる感覚を、己の体に刻み込みたかった。
 そうして再び激しい抽送が開始されていく。

―そうして克哉は、何度もその後…快楽に翻弄されながら
嬌声を上げ続けていたのだった―





 

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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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