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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ※このネタは香坂がラブプラスを実際に遊んだ経験があるのと、
現在ジャンプで思いっきり銀魂で、それをパロった内容の連載を
やっているのに影響受けて、頭の中で思い浮かんだ非常に
アホな話です。
 ギャグ寄りなので、それを覚悟の上でお読みください。
 そしてまた例によって、克克です。
 …お前、他のCPももうちょい書けよと自分でツッコミ
入れておきます、はい…。
(どれだけ偏っているんだって話ですが…)

 オレには秘密の恋人がいる。
 けれどそれは…他の人間に紹介する事も、公にすることも出来なくて。
 携帯で電話する事もメールもする事もなく。
 ついでに言えば、相手といつ会えるかも保証もない関係で。
 そんな関係が気がつけば始まって…一年余りが経過していた。

―そろそろ、疲れて来たな…

 ちょっと相手を待つだけの関係に疲れて来た頃。
 唐突に、その日々は終止符を打たれて…とんでもない展開が
舞い込んで来たのだった―

                    *

  いつものように仕事が終わると、電気の消えた自分の部屋に戻っていく。
 世の中には、この瞬間が寂しく感じられるので…出掛けた時はずっと
部屋の電気を点けたままにしておく人もいると聞いた事があるが…
今の克哉なら、その心境は何となく理解出来た。

(…何か、今夜はいつもにも増して…センチメンタルな感じだな…オレ…)

 そう自嘲していきながら明かりを点けて、背広のスーツを脱いで…
ハンガーに吊るし始めていく。
 その瞬間、唐突に玄関の方から声が聞こえていった。

「こんばんは~佐伯克哉さんはいらっしゃいますか?」

「ええっ?」

 明るい口調で声を掛けられて、完全に克哉は面喰っていった。
 しかもその声の主が、予想外の人物のものだったせいで余計だ。
 慌ててドタドタと音を立てて玄関の方に向かっていけば…其処には
漆黒の独特の衣装を身にまとった実に妖しい長い金髪の男性がいた。
 今更言うまでもない、謎多き男性…Mr.Rその人だった。

「ど、どうして貴方がオレの家に現れているんですかー!」

「おやおや…久しぶりにこうして貴方と顔を合わせたというのに…実につれない
反応ですね。あの方になかなか会えない…その寂しさを抱えて胸を痛めている
貴方の心をいやす為に…とても良い物を今夜は持ってきたと言いますのに…」

「いや、その…貴方みたいな妖しい人がいきなり現れてびっくりしないと
いうのがそもそも有り得ないですから…。んで、今度は何を持って来たというんですか?
 あの妖しい眼鏡をまた持って来たというのならお断りしますよ? 
 今のオレには…自分を大きく変えるようなアイテムなんて必要と
していないんですから…」

「けど、もう一人の御自分そのものは…求めていらっしゃるんでしょう?」

「っ…!」

 不意におどけた口調から、図星を突く発言を言われて克哉はとっさに
言葉に詰まっていく。

「ふふ、相変わらず正直な方ですね…。克哉さんのそういう処は好感が
持てますよ…」

「…そんな、事は…」

「ダメですよ…こういう時は素直になられないと…。なかなかあの方に会えない
現実に寂しさを覚えてしまっているのでしょう? そんな貴方の孤独を埋めるために
巷に流行っているというゲームを元に、ちょっとした良い物を用意したんですから…」

「良い物って一体…何ですか?」

「これですよ…」

 そういって、男はエメラルドグリーン色の機械を取り出していった。
 何となくデザインが一昔前に出たニンテン〇ーDSに良く似ているが…
微妙に細部が異なっていて、妙にパチ物臭さがにじみ出ていた。

「…これってゲーム機ですか? 何でこんな物を貴方が…?」

「ちょっとしたイタズラ心という奴ですよ。ちょっと開いて見て下さい。
きっと貴方が気に入って下さいますから…」

「わ、判りました…」

 正直、嫌な予感がしなかったと言えばウソになる。
 けれどこうしてこの男性がわざわざ持って来た代物がどのようなものなのか
好奇心が湧いたのもまた事実だった。
 恐る恐る二つ折り構造になっているゲーム機を開いていくと…其処には
とんでもない物が表示されていった。

「…やっと開いたか、待ちわびたぞ…」

「ええええええっ…!」

 其処には思いっきり、もう一人の自分の顔がリアルに表示され…
音声までしっかりついていた。
 
 そう…滅多に会えない愛しい男は、ゲーム機という媒体を通して…
突然、身近な存在になろうとしていたのだった―
 
 

 
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※この話は記憶を一部欠落した状態で生活している設定の
ノマと、真実を隠している眼鏡と閉ざされた空間で生きると
いう内容のものです。
 一部ダークな展開や描写を含むのでご了承下さいませ。

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 本多と会話をした後、眼鏡は真っすぐに自分達が生活していた
建物の方に向かっていった。
 迷いない足取りで、自分達が昨晩抱き合ったベッドが置かれている
部屋の方まで向かっていく。
 そして様子を伺うようにドアをそっと開いていくと…淡い光が窓から差し込む中、
克哉は白いシーツの上に穏やかな顔をして眠っていた。

(まるでおとぎ話の中の眠り姫みたいだな…。こいつはれっきとした男だが…)

 フっと微笑みながら、眠る克哉の元に静かに歩み寄る。
 その瞬間、窓の外の空が不安定に揺れていった。

(夢の終焉は近い…か…)

 今までこの世界の空はプリズムやオーロラのように様々な色合いを
内包していたが…基本的に安定して穏やかな感じだった。
 それに大きな変化が訪れた事と、克哉の記憶がよみがえった事は
恐らく連動している。
 そして…克哉がどちらの手を取る事を選択するのか、畏れる気持ちはあった。
 だが、決断する時はすでに迫っているのだと察して…深呼吸を何度かした後、
緩やかに克哉の肩を掴んで軽く揺すりあげていった。

「おい…起きろ…『オレ』…」

 この世界に来てから、こういう風に克哉を呼ぶ事はしなかった。
 記憶を失っている状態の時に、お互いを『俺』『オレ』と呼び合う事は本多に
関係する記憶を呼び覚ますキッカケになる可能性があったから。
 けれど今は、克哉は殆どの記憶を思い出してしまった以上…これ以上、
隠す為の工作の類はする必要はなかった。
 その事実に多少、複雑な気持ちを抱きながら克哉の覚醒を促していった。

「…ん…」

「…起きたか…?」

「…うん…」

 甘えるように、はにかむように克哉が笑う。
 その表情に愛しさを感じて、眼鏡はそっと髪と頬を撫ぜて…目元や瞼に
柔らかく口づけていく。
 以前の自分だったら、克哉にこんな甘ったるい事をする事は考えられなかった。
 数カ月間ここで二人きりで暮らしている間に…きっと、大きな心境の変化が
知らない内に訪れていたのだろう。
 そうしていると…克哉の方もまた、こちらの首元に向かって両腕を伸ばして
そっと抱きついてくる。
 ほんのりと、相手の匂いがフワリ…と鼻腔を突いていく。
 口を開く前に、ほんの少しその触れ合う時間を惜しむように二人は無言の
まま…過ごしていく。

(…この時を、覚えておこう…。これがこいつと過ごす最後の思い出になったとしても…
こいつが選んだ事なら、仕方がない…)

 先程、対話した本多は覚悟を決めているようだった。
 恋敵でもある彼がそのように腹を括っているのなら…自分もまた、
素直に克哉の決断の結果を受け入れようと思った。
 その事に強烈な不安を覚えているのは事実だ。
 けれど…これは、代償が存在する代わりに未来が開ける道でもある。
 克哉が、眼鏡か本多かを選び…選ばれなかった方とは、『二度と会えない』と
いう代価が存在するからこそ…それを糧に、本多を目覚めさせる事が出来る。
 それだけが、唯一の救いでもあった。
 あのまま…きっと、何もしないままでいたら本多の覚醒は…十年先になっても
保証される事はなかったのだから…。
 そう覚悟した瞬間、この世界に来る直前の…あの運命の日の記憶が
眼鏡の中に蘇っていった。

―オレと一緒に死んでよ…! もう、嫌だよ…待てないよ…辛くて、もう…
オレは、駄目だよ…!

 大きな過ちを犯そうとしたあの日の克哉の声が、脳裏に蘇っていく。
 あの日、本多が眠る病室に足を踏み入れた時に…克哉は、松浦が
眠っている本多に口づけている場面を目撃してしまった。
 そして、松浦と口論になり…その後、克哉一人が病室に残った時に
あの出来ごとは起こった。
 果物ナイフで、克哉は衝動的に己の手首を大きく切り裂いた。
 ボロボロと泣きながら…今まで必死に堪えて何かが堰を切って溢れて
来たように叫び声を挙げていた。
 今まで抑え込んでいた不安や、ドロドロした感情が強烈な嫉妬をキッカケに
溢れだし、克哉は暫し正気を失った。
 自分の手首を切った後、そのナイフで本多の頸動脈を切ろうとした。
 泣きながら、もうこの膠着状態から抜け出す為に…『お互いの死』で持って
ケリをつけようとした。
 眠っている本多に、他の男が…自分の見てない内に、口づける事など
許す事が出来なかったから。
 あの時の克哉の心には、本多しかいなかった。
 一途に愛しているからこそ、起こった悲劇だった。

『止めろ…!』

 そして眼鏡は、その直前で叫んだ。
 その時…本多が意識を失った日のように…眼鏡は、現実に姿を現した。
 克哉と対峙したのは、実に二年ぶりの事で。
 其れにより、克哉は凶刃を止めて…泣き腫らした顔でこちらを見ていた。
 しばしの睨みあいの後…唐突に、Mr.Rの姿が現れて…克哉は唐突に
昏睡状態になり、そして…この世界を紡ぎ、一時忘れさせる事で克哉の心を
癒す事を提案されたのだ。
 そして、こちらにその為の協力をしてくれと言われて…頷いた事が、
全てのキッカケだった。

(だが…その夢も、もう終わる…)

 克哉が身体を軽く起こしていけば、背中に腕を回してギュっと
こちらからも抱き締めていった。
 そして…ついに、この言葉を発していく。

「…お前は、どちらの手を取るか…決まったのか…」

「うん…決まったよ…」

 切なそうに、克哉は答える。
 其れを聞いて…眼鏡もまた、覚悟を決めていった。

―俺もまた、どんな結果になっても受け入れよう…

 どれだけ辛くても寂しくても、愛する者に選択肢を与える事。
 自分の思いで、相手を縛らない事。
 其れはとてつもない痛みを伴う事であるけれど…相手に意思を委ねる事もまた、
愛なのだ。
 本多がそうしたのなら…自分も其れに習おう。
 そう覚悟を決めて…ギュっと目を閉じていく。

「なら教えてくれ…。お前が選んだのはどちらの手なのかを…」

「うん…それは…」

 そうして、克哉は今にも泣きそうな顔を浮かべていきながら…選んだ方の
名前を静かに告げていったのだった―
  自分の中でカップリングと、どういう話を書くか固まり
ましたので軽く報告~。
 カップリングは御克、タイトルは「贈り物」です。
 付き合い始めてそろそろ一年目を迎えようとしている二人が…
ある朝、何気ない会話をしている内にふとその事実に気づき…
記念日にお互いに、相手にプレゼントを贈ろうと密かに考えて…
という感じの話になります。
 幸せ、というかバカップル全開な感じの話になるかと。
 恐らくセックス描写はそれなりに濃いものになると思います(ラブラブだし~)

 という訳で今回はシリアスっぽいものじゃなく…春らしく、ホワっと
幸せな糖度が高い話になりますのでご了承下さいませ。もう少し近くなったら
表紙と合わせて、スペースの紹介もしますね。
 ではでは~!
※この話は記憶を一部欠落した状態で生活している設定の
ノマと、真実を隠している眼鏡と閉ざされた空間で生きると
いう内容のものです。
 一部ダークな展開や描写を含むのでご了承下さいませ。

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  本多の意識と重なり合った事で、暫し眼鏡の方もまた…この世界での
輪郭を失っていく。
 夢の中を彷徨っているような気分になりながら、幾つかの場面を断片的に
見る形になっていった。
  この不思議な世界で本多と顔を合わせ、眼鏡は今まで知らなかった…
昏睡状態になってからの彼の記憶を垣間見る形となっていた。
 それはバラバラのピースだったが、本多がどうして…克哉に選択肢を与える
決断をしたのか、それを察する事が出来る材料に充分になりえる内容だった。
 本多が倒れた当初は、多くの人間が見舞いの為に足を運んだ。
 けれど長期化してから、それでも頻繁に訪れたのは本多の家族達と…
克哉と、それと松浦だけになっていった。

(これが、お前が…あいつを手放す結果になっても構わないという…理由か…)

 その記憶を垣間見て、眼鏡はそっと目を伏せていった。
 病室に仕事帰りに訪れる克哉も、そして松浦も…眠っている本多の頬に
そっと触れ、帰り際に口づけを毎回…落とすようになっていた。
 克哉はいつだって苦しそうに、おとぎ話の中に出てくるお姫様のように…
愛情を込めて口づける事で、いつか恋人が目覚めてくれるのを祈っているようだった。
 そして松浦の方は…一見、無表情に。
 けれど自分の犯した罪の重さに耐えかねて、切ない表情を浮かべていた。
 二人の人間が、交互に口づけてくるのに対して…本多は何も出来ない事を
心から歯がゆく思っているようだった。
 同時に、少しずつ…克哉に対しても、松浦に対しても案じる気持ちが募っていく。

―それが、理由だ…。俺は、克哉の恋人なのに…宏明に対して、憎む事が
出来なくなってしまった…。それ処か、情まで湧き始めてしまっている。
あいつを一途に見れない癖に…縛り付ける資格なんて、俺にはないだろう…?

「…お前は、松浦を好きになったのか…?」

―判らねぇ…。俺は男をそんな風に恋愛対象として見たのは…そもそも克哉が
初めてだった訳だし。キスしたいとか、セックスしたいとかそういう欲望を覚えたのも
克哉だけだ。だから…宏明の事を、恋愛対象として好きなのかどうかは判らないが…
気には掛けているのは事実だ…

「なら、気にしなければ良いだろう…。お前がはっきりと、松浦の方を愛したというなら
遠慮なく奪うが…まだ、あいつの事を愛しているんだろう…?」

―ああ、愛しているよ。世界中で誰よりもな…

「そう、か…」

 その言葉を聞き、眼鏡はまた惑う心が生まれていくのを感じた。
 いっそ、この男が救いようのない悪人なら良かったのにと心底思った。
 決別する場合、相手がロクでもない人間の方が変な未練を抱く事なく
すっぱりと断ち切れるものだからだ。
 良い奴だから、善人だからこそ…簡単に断ち切る訳にいかなくなる。

(お前が良い奴だからこそ…俺も、あいつも苦しまずにはいられない…。
そういう意味では、罪な男だなお前は…)

 心の中でそう思い浮かべると、それでも伝わってしまったのか…何となく
本多が照れくさそうな様子になっているのを感じていった。
 水中や大気の中に、自分という人間が溶けているような不思議な
感覚を味わいながら…彼らの奇妙な会話は続いていく。

―けどな、愛しているからこそ…俺はあいつに笑っていて欲しいという気持ちを
強く感じているんだ…。俺は、あのままじゃ…あいつを抱きしめてやる事も、
落ちこんだ時に胸を貸してやる事も…助けになってやる事も出来ずに
苦しめるだけだったから…。病室に来るたびに、苦しそうな顔をさせちまって。
俺が目覚める事を祈って、けど病室に訪れる度に現実を突きつけられて
絶望させちまって…。その繰り返しに、俺も少しずつ心を痛めていったからな…

「………そう、か…」

 本多が感じている痛みは本当の意味で理解してやる事は出来ない。
 自分がなった事がない事に対しては、あくまで想像して推測する事しか
出来ないからだ。
 けれど、笑っていて欲しい存在が自分の為に苦しみ…傷ついている姿を
見るのが忍びない。
 本多はそう考えて、決断した事だけは確かに伝わってきた。

(お前は本当に…お人好しだな…)

 本多という人間の人の良さを、佐伯克哉は大学時代からずっと近くにいた分だけ
良く知っていた。
 克哉が彼からの猛烈アタックに押され、交際するに至ったのも…その優しさと
懐の広さが要因になっているのだろう。
 自分にはきっと、出来ない。
 眼鏡はこの世界に来た時に、もし克哉がもう一つの道を選んだ時は…という
其れ相応の覚悟はしていたつもりだった。
 けれど実際にその可能性が間近になってくると、尻ごみして恐れているのに…
本多の方は達観しているようで、其れが無性に腹立たしく…嫉妬すら覚えざるえなかった。

―あいつが、笑ってくれているのが一番だからな…

 そういって、本多が笑っているのを感じていった。
 其れはきっと見る事が出来たら、切ないものが滲んでいるだろうなと
薄々察した。
 だから眼鏡もまた、こう答えていった。

『其れは俺も同じ考えだ…』

 そう口にした途端、本多は破顔したようだった。
 ようやく、朗らかな太陽のような笑顔を浮かべているような気配を感じた。

『嗚呼、だから良いんだ…。あいつが笑っていてくれるならどんな結末を
迎えても、な…』

 其れは一人の男の切ないまでの覚悟だった。
 眼鏡はしっかりとその想いを胸に刻んでいくと…緩やかに現実に戻っていく。
 気がつけば、元の草原で一人…佇む形になっていた。

「…今のは、白昼夢なのか…? それとも…」

 けれど、確かに本多の想いのようなものを強く感じた。
 いきなり現実に引き戻された事に対して…違和感はあったけれど、
何かを決意したような表情を眼鏡は浮かべていく。

「…いつまでもウダウダ考えていても仕方ない。…もうじき、この世界は終わる。
それなら…少しでもマシな運命を引き寄せるしかないな…」

 恋敵の覚悟のようなものを感じ取って、眼鏡もまた腹を括っていく。
 そして…眼鏡は、迷いない足取りで克哉の元へと真っすぐに向かい
始めていったのだった―

 
 五月のスパコミもとりあえずこの先、何も起こらなければ
無事に開催されそうですし…ボチボチ、原稿の方も並行して
進める予定です。
 前日の夜に友人達と集まって、ご飯を一緒に食べる予定なので
出来れば荷物を会場に送る4月27~30日の期間中までには
新刊を用意して、一緒に送りたい処です。

 五月は鬼畜眼鏡でスペース取っております。
 近日中にスペースナンバーとタイトル、CP等の報告を
ブログの方でさせて頂きますね。
 とりあえず、イベントに出るよ~という報告を
軽くさせてもらいました。がお。
※この話は記憶を一部欠落した状態で生活している設定の
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 眼鏡にはどうして今、自分の目の前に本多の姿が存在しているのか
理由が判らなかった。
 けれど不思議な色合いを帯びた空の下に立っている人物は紛れもなく…
本多の姿だった。
 だが其れはどこか透けていて、ホログラフのようにすら見えた。

「どうして、お前が此処にいるんだ…?」

 共学を隠せない様子で眼鏡が呟いていくと、本多は…どこか弱々しい笑みを
浮かべていった。
 其れに強烈な違和感を覚えざるを得なかった。

(コイツは…こんな顔を浮かべる男だったか…?)

 眼鏡の中にある本多という男の人物像は、豪放磊落と形容するに相応しかった。
 いつだって慣れ慣れしくて、豪快で…例えていうなら、太陽や大地などどっしりと
構えていたり…力強い輝きを放つものがぴったりくるような、そういう性格をしていた。
 だから…こんな顔は、この男には似合わない。
 そう感じながら眼鏡は本多と対峙していく。

「何か、答えたらどうだ…?」

 眼鏡は真っすぐに見つめながら問いかけていく。
 本多はそれに応えるように、口を開いていった。

―克哉を、宜しく頼む…

「っ!」

 その言葉を聞いた途端、眼鏡はカっとなった。

「…お前は本当に、それで良いのか…?」

―ああ…

 ただそれだけ、短く本多は答えて頷いていった。
 見ているだけでこっちすら胸が切なくなりそうな顔を浮かべていた。

―これ以上、俺を待ち続けて…あんなに苦しそうにしているあいつの姿を
見ていたくないからな…。俺にはもう、あいつに何もしてやれない…。
温かい言葉を掛ける事もこの腕に抱く事も…このバカげた賭けに乗らない限りは
俺には二度と出来ない事だったんだからな…

「馬鹿げた賭け、か…そうだな…。選ばれなかった方は二度とあいつに会う事は
出来なくなる…か。確かに、馬鹿げた賭けだな…。けど、あの得体の知れない男の
申し出を受けない限りは…お前は、いつ目覚める事になるか判らないままだった。
それが五年先か、十年先か…それとも一生目覚める事もないまま生き続ける事に
なるか誰にも判らないからな…」

―俺は、家族にも克哉にも…宏明にも、生きている事でそんなに負担掛けているなら
いっそ死にたいとすら思うようになっていたぜ…。けど、頑丈なせいで生き延びちまって…
そのまま死ぬ自由すら与えられないまま、二年が過ぎちまった…。本当に、
歯がゆいったらなかったぜ…

「やはりお前に微かな意識は、存在していたんだな…」

―ああ、ずっと心は存在していたぜ。うっすらとだが俺が眠っている間に何が起こって
いたか…あの病室であった範囲では、把握している…。けど、俺にはそれを他の人間に
伝える術はずっと存在していなかった…。指の一本すら、動かす自由を与えられないまま…
俺はただ、生きていただけだったよ…

 言葉を交わせば交わすだけ、本多は苦しそうだった。
 けれど同時に…恨みごとでも愚痴でも、本心を語る事が出来る自由が与えられた事に
対しての強烈な喜びも覚えているのだろう。
 しゃべることも食べる事も排泄する事も身体を動かす事も…自分の意思では
する事が出来ず、生かされ続けている事は肉体という檻に囚われているに等しい。
 
―正直、俺の恋人だった克哉にこれから先…二度と会えなくなるっていうのは辛いぜ…。
けど、俺はあいつに自由になって欲しいんだ…。俺の事を忘れている間だけでも笑顔を
取り戻して、他に愛する人間が出来たなら…幸せになって欲しい…。
俺の元に縛り付ける事で、あんなに辛そうな姿を見せ続ける事になるなら…その方が
ずっと良いからな…

「…本当に、後悔しないのか…?」

―ああ、構わない。それであいつが笑ってくれるなら…其れで、良い…

 そうして、何処か悲しそうに本多は笑った。
 その顔を見て、一層眼鏡は…胸が締め付けられる。
 この男がもっと嫌な奴なら良かったのに。
 そうしたらきっと、克哉を奪う事に何の痛みも感じずに済んだ。
 けれどこの男はどこまでも恋人を想いながら…断腸の思いで、恋人の幸せを
願い…執着を断ち切ろうとしているのが見て取れて、知らず…眼鏡は苦しくなった。

「判った…なら、遠慮なくあいつをお前から奪わせて貰おう…。せいぜい、
俺を憎むんだな…本多…」

 だからせめて、悪役を買って出る事を選ぼうとした。
 自分を憎むように仕向けようと、そんな言葉を吐いたが…本多はこう続けていった。

―憎む訳ねぇよ。お前だって…俺が愛した、佐伯克哉なんだからな…

 そう最後に告げて、本多の姿は幻のように消えていく。
 その瞬間…眼鏡は悟った。
 きっと今のが、本多と自分が話す最後の機会だったのだと。
 其れを理解した瞬間、眼鏡は泣いた。
 みっともないのが判っていたが、一筋の涙が目から溢れ出てしまっていた。

「バカが…」

 そう呟いた瞬間、世界が何もかもが遠くなっていく。
 今度は、眼鏡の身体の輪郭が透け始めていった。

「…っ!」

 本多の痛みを理解した瞬間、束の間…眼鏡の意識は相手と繋がっていく。
 この世界は、元々佐伯克哉と本多憲二の二人の意識が繋がった形で
形成されて生まれたものだから。
 けれど今、本多の事を想って眼鏡が涙を流した事で…境界線が暫し
曖昧になり、今までは知る事が出来なかった事実がゆっくりと流れ込み
始めていた。
 そして…暫し、夢を見ていく。

―眠っている間の、本多の記憶を垣間見る形で…

 連載を再開して、もう一度現在連載中の物語を
頭の中で上演しています。
 もうちょい、自分の中で纏めた上で続き書きます。
 
 けど何回もこの先の展開を纏めあげる為に頭の中で
物語を思い浮かべている内に、この話のテーマが明確に
なってきたなとは感じる。

 本多と克哉が恋人関係だった上で、克克を書いている事に
抵抗を覚えている方もいると思います。
(特に本克のカップリングを好きな方は)
けど、私はどれだけ好きでも…根本が相入れなくなってしまった
場合は関係を終わらせて、新しく一歩を踏み出す方が良いという
価値観持っているんですよ。
 基本的に、心中は否定派。
 追い詰められてどうしようもなくなった時、安易に自殺する道を
選ぶ人間は好きじゃない。
 相手を道づれにしようとする人間はもっと嫌い。
(お互い合意の上で、その道を選ぶなら否定はしないけど)

 片方は土壇場で生きたいと願い。
 もう一方は終わりにしたい、死にたいと願った場合…愛し合って
両思いであったとしても、その願いは決して相入れないもので。
 どちらかが自分の願いを捨てなきゃいけなくなる。
 相手の為に折れるか、それでも貫き通すかは人によって違うけれど。
 
 恋人が植物人間になって、何年も目覚めない。
 そうなった時、5年でも10年でも信じて待てるか。
 それとも途中で絶望してしまうか。
 諦めて別の相手を探してしまうか。
 どの道を選ぼうとも、他の人間がとやかく言う資格はないと思うけど。

 私は待っても、2~3年が限度だなと自分では思う。
 人にとって、この話は抵抗を覚える方もいるかも知れないけれど…。
 私は、どん底からの再生を書きたいと思ってこの話を書いているんだなって
見えて来ました。
 ゆっくりとですが、完結までちゃんと書きあげたいです。
 良ければお付き合い下さいませ(ペコリ)
※この話は記憶を一部欠落した状態で生活している設定の
ノマと、真実を隠している眼鏡と閉ざされた空間で生きると
いう内容のものです。
 一部ダークな展開や描写を含むのでご了承下さいませ。

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―克哉の元にMr.Rが訪れているのとほぼ同じ頃…眼鏡は
平原を煙草を燻らせながら歩いていた

 相変わらず、様々な色彩を内包する不思議な色の空が続いている。
 けれど吹き抜ける風はどこまでも爽やかで、まるで春風のような
印象すらある。
 どこか暖かで、済みきった風は…心の中まで清浄にしてくれるような
そんな錯覚を覚えながら、眼鏡は深く紫煙を吸い込んでいく。
 風が吹く度に、周囲の草と煙草の煙が大きく宙に舞っていく様子が
目に飛び込んで来た。

(やはり煙草は旨いな…。ほんの少しだけでも、気分が紛れる…)

 ここが夢の世界だと判っていても、煙草の味までここまで忠実に
再現されている事に少しだけ感謝を覚えていった。
 料理の味も、嗜好品の味も何もかもが現実と変わらない。
 その度に此処は現実なのか夢なのか迷った事は何度もあった。

「だが…この空を見る度、やはり現実とは違う事を思い知らされるな…」

 しみじみと、胸の中に溜まった重苦しい気持ちを紫煙と共に吐き出して
いきながら…そう呟いていく。
 この場所に青い海と空が存在していたら。
 きっと自分達はここが夢である認識を失くしてしまっていたように思う。
 現実と強烈に違う部分が存在するからこそ、いつか此処が終わりを迎える
世界だという事実も受け入れられるように思う。

―克哉を助けてやってくれ…

 そして、いつか本多が自分に向かって訴えた言葉が脳裏によみがえっていく。
 あの時の彼は、大量に出血していた事で意識も視界もまともに機能を
していなかったのだろう。
 きっと必死になって頼んだ相手が、最愛の恋人と同じ顔をしている事実を
知ったらあの男はきっとショックを受けるだろう。
 どうしてあの日、突然自分は現実に実体を伴って存在したのか。
 その理由は今でも正直、判らない。
 恐らくMr.Rが気まぐれが何かでも起こしたのが原因だとは思うが…
自分の気持ちすら満足に把握出来ない状況では、あの謎めいた男が何を
考えて自分を実体化させたのかすら良く判らないままだった。

「なあ、オレ…お前は一体、これからどうしたいんだ…?」

 風が吹くと同時に、そう自然と言葉が零れていった。
 これから先の自分の運命は、克哉の決断が大きく左右する。
 自分自身ではなく、他の人間が自分の命運を握っているのだと
思うと正直、あの時の自分は何てトチ狂った決断をしたのだと
自嘲的な想いが湧きあがってくる。
 だが、何かを犠牲にしなければ奇跡は起こらないと…男は告げた。 
 本多は克哉と永遠に決別する事になる運命を。
 そして自分は、克哉が本多の手を取って生きる事を選択した場合は…
もう一人の自分から切り離されて、Mr.Rの監視下の元で生きる事になる。
 
(…正直、そうなった場合はゾっとしないな…。あの悪趣味な男が
まともな環境を俺に与えるかどうか保証の限りではないのだから…)

 悪くない環境を与えますよ、と男はあの時言っていたが…どこまで
まともに受け取って良いのか正直悩んだ。
 しかしもし自分が選ばれたとしても…その場合、本多と克哉は二度と
会えなくなる。
 
―そう考えると胸の中にジワリ…と切ない感情が湧き上がる…

 それを自覚して、眼鏡は苦笑していく。
 恋敵を心配したって、何にもならないのに…そんな事を考えるとは
自分はまだまだ悠長な部分を残しているようだ。
 そうして風に吹かれている間に煙草はすっかり短くなり、先端の火先を
携帯灰皿でもみ消していけば…自分達が今、暮らしている小屋に戻る事に
決めていった。

(そろそろあいつも目を覚ましている可能性があるからな…。一先ず、
話してみよう…。これからどうするつもりなのか、まず意思を聞いてみる
事から始めてみるとするか…)

 ただ相手がどうするかを邪推しても何も生まれはしない。
 会話して、まず克哉の意思がどうなっているかを探らない事には
覚悟を決める事すら出来ないだろう。
 そう考えて…自分達が暮らしている建物の方に戻ろうと踵を返した
瞬間…眼鏡は目を見開いていった。

「なっ…嘘だ、ろ…?」

 其処には予想もつかない存在が立っていた。
 まるで亡霊のように…半透明であったが、其れは間違いなく…。

「本多…どうして、お前が此処に…!」

 そう、其処に…一人の男が立っていた。
 この世界には自分達二人と、Mr.Rしか存在しない筈だった。
 けれど確かに今…眼鏡の目の前には、渦中のもう一人の存在が
立っていた。
 彼と対峙していきながら…眼鏡は言葉を失い、暫し睨み合っていく。

―そして暫くしてから、ゆっくりと本多は口を開き始めて…こちらに
何かを語り始めていったのだった―


 
※この話は記憶を一部欠落した状態で生活している設定の
ノマと、真実を隠している眼鏡と閉ざされた空間で生きると
いう内容のものです。
 一部ダークな展開や描写を含むのでご了承下さいませ。

忘却の彼方に                       10 11 12 13   14 15
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 眠っている克哉の枕元に立っていたのはMr.Rだった。
 漆黒の衣装に、長い金髪を波立たせていきながら…深い眠りに浸っている
克哉の事を見つめていた。
 
(貴方には、きっと届かなかったのでしょうね…。本多様の叫びは…)

 男は、何も言葉を発さずに回想していく。
 この世界が生まれた発端となった日の出来事を。

―目覚めて! お願いだよ…! もう、オレはこれ以上待てない…!
お前の声が、聞きたいんだよ…!

 そう切羽詰まった声で叫んだ克哉の声を思い出す。
 あの日、もう克哉の精神は限界にまで達して…凶行に及びそうに
なっていた。
 そのまま放置していれば、この男好みの展開になる可能性が
高かったけれど…けれど、あの日男は介入する事に決めた。
 本多の切実な叫びが、男の心に気まぐれな想いを呼び起こしたから。

―ほんの少しだけ、彼らが救われる可能性を与えても良いと思ったから…

 きっとあの日、克哉を止めなければ…二人はそのまま死んでいただろう。
 思いつめた克哉は、心中する事を考えていたから。
 嫉妬に狂って、目覚めぬ恋人を自分が見ていない間に誰かに触れられ続ける
ぐらいなら…と考えてしまっていたから。
 独占欲によって、どれほどの恋人たちが狂ってしまうのだろう。
 愛しているからこそ、他の人間が自分達の間に入り込んでくるのを
人は容易に許す事が出来なくなる。
 其れは限りなく滑稽にも見える光景。
 けれどその愛という感情によって…人は、男には予想も出来ない行動を
取る事だってある。
 そういうものを見せて貰った時だけ、男は気まぐれに自分の力を使って…
その人間の心がけ次第では救われる道を用意してやろうという気を
起こすのだ。

(そして、あの日の本多様の崇高な想いは…私のその気まぐれを
起こさせるには充分なものだった。その事実を…貴方はまだ、
知らないままなのですね…)

 そういって、サラリと克哉の髪を撫ぜていく。
 慈しみを込めて、優しく。
 そして同時にほんの少しの憐れみの感情を込めていきながら…。

「あれ程までに本多様は眠り続けた後でも、貴方の事を大切に想い続けた。
けれど肉体との連結を断たれてしまったあの人には…心は存在しても、
貴方にもう気持ちを伝える術を失ってしまった…。両思いのままであっても
それはどれほどの悲劇なのでしょうか…」

 歌うように、克哉に真実の断片を告げていく。
 そして男は思い出す。

―克哉をどうか、救ってやってくれ…誰か! 誰か!

 そして本多は願った。
 どんな形でも克哉の心を救って欲しいと。
 自分と克哉の関係が終わってでも良いから、新しい道を歩んで欲しいと…
恋人が幸せになって欲しいと切に願っていた。
 独占欲を越えた、愛が其処に確かに存在していたから。
 だからRは手を貸した。
 当然、それなりの代価は要求したけれど…其れは、克哉がどちらの選択を
選んでも『本多は目覚める』、その奇跡を起こす為に必要なものだったから。

「貴方は…どちらの道を選んでも構わないのです…。貴方がどちらを選んでも、
本多様は目覚めます。そして再生し、新しい道を歩むことが可能となります…。
けれどその横に貴方がいるかどうか…。別の誰かが隣にいる事を許せるなら
もう一人の自分の手を取れば良いだけなのですよ…」

 そして、柔らかい声で残酷な…優しいヒントを与えてあげる。

―どちらを選んでも、本多は目覚める…

 其れは今の克哉にとっては救い。
 けれど同時に…本多と過ごした思い出がよみがえってしまった後では
限りなく痛みの伴う内容でもあった。

「ほ、んとう…に?」

 その言葉を聞いた途端、うっすらと克哉は瞼を開いていく。

「ええ、本当ですよ…」

「よ、かった…」

 それだけが、今の克哉にとっては救いでもあった。
 泣きながらそれを悲しみ、同時に喜びも覚えていく。

「ですから…貴方の思うままになさって下さい…。それを、本多様も
望まれていますから…」

「………うん…」

 そして、克哉はすぐに意識を手放していく。
 その様子を眺めて、黒衣の男はそっと呟いていった。

「…今は眠りなさい…貴方が心からの答えを出す日まで…この世界を
紡ぎ上げて差し上げましょう…」

 そう、微笑みながら告げていくと…Rの姿もまた幻のように
その場から消えていったのだった―
 忘却の彼方に、ちょっと間が空きましたがボチボチ
連載再開します。
 この先、痛い描写や葛藤場面は続きますが…記憶喪失というのを
掘り下げて書きたいという気持ちがあるので、時間は掛かっても最後
までやりたいと思います。

 自分の中では、記憶喪失っていうのは人にとって再生する
為の手段なんじゃないかって気持ちがあるんですよ。
 忘れられた方にとっては、凄く切ない現象かも知れないけれど。
 人を大切に想うからこそ…縛られてしまう事もある訳で。
 一時、その鎖から逃れる為に、人は忘れる。
 忘れる事で一歩を踏み出せる生き物なんじゃないかなって
思うのですよ。
 一応、根っこにはそういう気持ちを込めて書きます。
 暗いだけの話にするつもりはないので…良ければ、興味ある方は
付き合ってやって下さいませ(ペコリ)
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HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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