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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 ※これは御堂と克哉のカップルがふとしたキッカケで
男性用の下着を扱っているサイトを見て…という感じの
お話です。
 妙にエロい感じの会話と雰囲気の話なので了承の上で
お読みください。

 『装飾 』  



―その男性用下着を取り扱っているサイトにはともかく過激な
デザインの一品ばかりが掲載されていた

 以前の克哉だったら、そんな物に興味をそそられる事はなかった
ままだったかも知れない。
 しかし御堂という恋人を得て、いつの間にかその辺の意識は
変化してしまっていたようだ。

(うわ…これなんて、紫のシースルーでうっすらと透けて見える…。
こんなのを俺や御堂さんがつけたら…)

 無意識の内にゴクリ、と息を飲んでいってしまう。
 以前なら同性の性器を見たって何の感情も湧かなかったのに、
今の克哉はその事を想像しただけで興奮して堪らなくなっていく。
 そして次々に、色んなデザインのものをマウスをクリックして眺めて
いってしまう。

(うわ…これなんて、発禁寸前じゃないのか…? 殆どメッシュ生地の下から
見えてしまっているし…わわっ、こっちなんて、随分と強調されている。
どれも凄い…)


「…凄い、こっちのは殆ど露出してしまっている…。ブーメランみたいな
角度で、凄くいやらしい…」

 本当ならそろそろ御堂がいつ帰って来てもおかしくない時間帯だ。
 其れに備えて、さっき作った夕食を温めたり色々と準備をしなくては
いけない頃なのに…すっかり妄想に思考が支配され、意識は
パソコンのディスプレイに釘付けになってしまう。

「…オレ、何を考えているんだろう…。まるで、変態だ…」

 このサイトに置いてあるようないやらしくセクシーな下着を
身につけて、御堂に責められたら…と思うと、身体が熱くなって
おかしくなりそうだ。
 ドクンドクン、と胸の鼓動が高鳴っていくのを感じていく。
 御堂と散々身体を重ねて、言葉で攻めたれたり恥ずかしい事を
いっぱいさせられたおかげで、克哉は言葉で責められたり辱め
られる事で快感や興奮を覚えるように変わってしまっていた。
 
(例えばこの黒いビキニや、スタイリッシュなサテンっぽい生地の
奴を御堂さんがつけたら…それだけで、おかしくなりそう…)

 下着から浮き出るもっこりした部分に、意識が釘付けになる。
 そろそろパソコンを閉じて離れなきゃいけない、と頭の隅で警報が鳴って
いくも…どうしても視線はそちらに寄ってしまう。
 そのサイトは、男性モデルがちゃんと参考画像で着用したものを
掲載してあるからよりリアルに想像が出来てしまう。
 特に御堂は定期的にスポーツジムに通って、見事に腹筋が割れた
良い身体をしているから…余計に妄想が膨らんでいってしまう。

(こんないやらしい下着を着せられて、御堂さんに足を大きく開けと
命じられてしまったら…きっと、ゾクゾクしておかしくなるんだろうな…)

 そして、いやらしくなった自分を御堂に言葉で責められている場面を
想像して、それだけで下半身が反応しそうになっていった。
 ズクン、と下肢に熱と血流が集まっていくのが判る。

(どうしよう…イキ、たい…鎮めないと、頭がおかしくなりそう…)

 荒い息を、唇から零しながら今すぐにでも自慰をしたい衝動に
駆られていく。
 そろそろ御堂が帰ってくるから、という理性と。
 サイトを見ている内にこもってしまった熱を一刻も早く吐き出して
楽になりたいという思いが克哉の中でぶつかりあっていく。

(御堂さん、そろそろ帰ってくるよな…けど、もう…オレ…)

 散々苛められて辱められて、我慢が足りなくなった身体はすぐにでも
解放される事を望んでしまっている。

「御堂さんが、帰って来ませんように…」

 そうして溢れてくる唾を何度も飲み込んでいきながら、己の股間に
ゆっくりと手を伸ばしていくと同時に…玄関の方から物音が微かに
聞こえていった。
 其れを聴いた途端、即座に現実に意識が引き戻らされていった。

「っ…! もう、帰って来た…?」

 途端に、少し緩め掛けていたフロント部分を整えて…パソコンを
慌てて電源を切っていく。
 こんなサイトを見てしまっていた事を、恥ずかしくて御堂に知られたくなくて
とっさに行動してしまっていた。

「ど、どうしよ…早く行かないと…」

 一刻も早く玄関に駆け出したかったが、見ていたサイトがサイトだけに
キチンと終了されているのを見届けなければ気が済まなかった。
 PCがログオフするまでの、本来なら短い筈の時間が妙に
長く感じられた。
 そして焦れていきつつも…パソコンが終了していくと同時に
背後で部屋の扉が開いていった。

「克哉…其処にいたのか。随分と遅くなってすまない…」

「あ、御堂さん…すみません、貴方が帰って来たのにすぐに
玄関まで出迎えに行かなくて…」

「そんなにこの家では気を遣わなくて良いと以前から言っているだろう?
さあ…早く夕食を食べよう。それからじゃないと君というメインディッシュを
味わう体力が出ないだろうからな…」

「っ…! そ、そんな恥ずかしい事をサラリと言わないで
下さい…全く、もう…」

 御堂の言葉から、この後に控える甘い時間を想像してしまって
それでまた身体が熱くなりかけた。
 けれどどうにか、今は夕食が優先と自分に言い聞かせて下半身の
欲求をコントロールしていく。

(今は夕食を食べる方を優先しよう…)

 そして自分の背後で、パソコンが終了をする音を聞いていきながら
今は克哉は一緒に食べる夕食の方に意識を優先していき。
 この時に見ていたサイトがこの後、どんな展開を巻き起こすのか
全く考えもしないまま…机の前から離れていったのだった―
 
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 6月に入って、電力に少し余裕が出てきたのか…
震災以後、ずっと止まっていたエスカレーターとか
ATMの類が再開するようになってきた。

 今月初めに三カ月ぶりぐらいにエスカレーターが
動いているのを見た時に、軽く驚いて若干感動しました。
 今までは当たり前だったのに、こうして何カ月も停止
していたの見ると…本当に、そういうのがちゃんと動いて
くれるのが有り難いだっていうの実感したわ。

 電力状況、というのを見ると今は朝の時点では使用状況が
50~60%、夕方以降は70~80%って処だけど、これがもっと
暑くなって皆がエアコンをガンガン使い出したらどんな事に
なるやらって、ちょっと不安ありますけどね。

 香坂的に、東京都内は計画停電を実行しない…という発表に
対しては不満あります。
 地方に住んでいる人間ばかりに負担強いるのはどうかって
マジで感じるんですけど…。
 3時間程度でも、夜に停電食らうと結構面倒ですしね。

 今年の夏はそれなりに懸念要素はありますけど。
 無事に乗り切れる事をこっそり祈っています。
 去年みたく猛暑が続かないと良いなぁ…。
 このエスカレーターやATMがちゃんと動いてくれる状況が
どうか維持されますよに…(ナムナム)
※この話は記憶を一部欠落した状態で生活している設定の
ノマと、真実を隠している眼鏡と閉ざされた空間で生きると
いう内容のものです。
 一部ダークな展開や描写を含むのでご了承下さいませ。

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―あの不思議な世界は、本多と克哉の意識が重なって生まれていた場所だった

 だから…すでに世界を隔ててしまっていても、僅かにまだ繋がっている
リンクを辿る形で…克哉の意識は、本多の精神と繋がり…そういう形で
彼の目覚めを体験し、知る形となった。
 長く暗いトンネルから抜けて、ようやく光を見たような気分だった。
 身体全体が鉛のように重く、指先一本動かす事すら億劫だった。
 克哉には何も干渉する事は許されない。
 本多の目を通して、かつていた世界にて…彼の目覚めた直後の場面を、
そしてその心中を伺い知る事になっていた。

「うっ…」

 本多の唇から、微かなうめき声が漏れていく。
 自分の身体じゃないような、猛烈な違和感を覚えつつも…どうにか瞼を
開けていくと、其処には誰かが傍にいた。
 部屋の電灯は、消されている。
 漆黒の闇に覆われている夜の病室…視界が満足に効かないままで
指先をどうにか伸ばして、上に上げていくと悲鳴が聞こえた。

「…本多! お前…もしかして目覚めたのか?」

 二年間、寝たきりになっていた本多が指先を挙げた事を暗闇の中、
微かに浮かんでいたシルエットで察したらしい。
 慌てて誰かが、部屋の電灯を点けていくと…一瞬、蛍光灯の光で
目が焼かれるかと思うぐらい眩しく感じた。
 瞼を閉じて、その状態で光に目が慣れるまで静かに待っていく。
 そしてゆっくりと瞳を開けていけば…其処には松浦宏明が立っていた。

「本多…まさか、本当に…目覚めて、くれた…の、か…?」

「ああ、そうだ…。一体、どれくらい…寝ちまっていたのか、正直…
判らないんだがな…」

「二年、だ…。二年も…お前は、眠って…いたんだ、ぞ…ぅ…」

「宏明…?」

 みるみる内に、松浦の瞳が涙で滲んでいく。
 ようやく、待ち望んでいた目覚めの時を迎えて…胸の奥に秘めていた感情が
堰を切ったように溢れていった。

「良かった…本当に、お前が…目覚めてくれて、良かった…!」

「………そっか、俺は…二年も、眠ったまま、だったのか…。
なあ、お前…どうして、俺がこんなに長い間眠るようになったのか…
その原因を、知っているのか…?」

「えっ…?」

 心から、そう実感して松浦が言葉を紡いでいく。
 佐伯克哉に嫉妬をして、彼を強制的に排除しようとした事によって…自分に
とって大切な人間を刺して、二年も昏睡状態に陥らせてしまった。
 その罪の意識が…ようやく、本多の目覚めを持って少し軽くなった気がした。
 だが、彼が呟いた言葉に松浦は怪訝そうな言葉を漏らしていく。

「…わりぃ、何か…良く、思い出せねぇんだよ…。俺に何があったのかも…
どうして、二年も眠る事になったのか、そのキッカケがイマイチ思い出せない…。
何か、知っているんだったら…教えて、くれないか…?」

「っ! …その話、本当…なのか…? お前は、あの日の事を…
忘れて…しまっているのか…?」

「…お前、何があったか知っているのか…?」

 本多は、真剣な目をしながら松浦に問いかけていった。
 きっと、外から見たら…本多は本気で言っているように見えるだろう。
 だが…彼の精神にシンクロしている克哉は、それが本来腹芸など出来ない
本多の精一杯の演技であり、ハッタリである事を感じ取っていった。
 しかし本多が問いかけた瞬間、松浦は苦悶の表情を浮かべていった。
 他ならぬ犯人である松浦に、事実をありのままに話す勇気などいきなり
持てる訳がない。
 しかし考え抜いた末で…相手は、こう返してきたのだった。

「…すまない。俺は…詳細は良く、知らない…。ただ、お前が公園で刺されて
病院に搬送されたという話だけを知っているだけだ…」

 それが、松浦にとって答えられるギリギリのラインだった。
 雨の降りしきる公園で本多を刺したあの日の事を忘れてくれているのなら…
むしろその方が松浦にとっては望んでいた事だったから。
 怯えたような、縋るような顔を向けていきながら…松浦は小刻みに
肩を震わせていた。

「…そっか…。俺は…それで、眠っちまったんだな…」

「ああ、そうだ…」

 そして、暫く沈黙が二人の間に落ちていった。
 本多は少しの間、口を閉ざして考えていってから言葉を紡いでいく。

「…なあ、正直…二年も眠っちまって…俺は、どうして良いのか…判らないんだ…。
イマイチ、意識を失う前の記憶も曖昧だしな…。けど、お前さえ良ければ…少し
力を貸して貰えないか…? どんな出来ごとが俺が眠っている間にあったのかとか
教えて貰えるとすっげぇ助かるんだけど、良いか…?」

「と、当然だ…。それくらいなら…幾らでもしてやる!」

 松浦は、本多の言葉に即答していった。
 それこそ、彼が何よりも望んでいた事だったから。
 本多が自分を許してくれるかどうか判らなかった。
 けど…許されるなら、償いとして精一杯の事をしたい気持ちが強くあったから。
 だから力強くそう答えていくと、本多は…小さく笑って答えていった。

「ああ、頼むよ…。正直、俺は細かい事とか良く判らないから…しっかりしている
宏明に手助けして貰えると…すげぇ、有り難いからな…」

「…あぁ、お前がそういう煩雑とした事が苦手な性分だって判っている。そういう
フォローは慣れているから…心配するな」

「ん、サンキュ…」

 そして本多は笑みを浮かべていくと…松浦は、堰を切ったように涙を
溢れさせていった。
 其れは安堵と、喜びの入り混じったものだった。
 
「本当に…本当に…お前が、起きてくれて…良かった…!」

 そして松浦は、そう言葉を漏らしていった。
 変わらぬ態度で本多が接してくれている事に、感謝してそう漏らしていった。

(そう、俺は忘れる…。あの日の出来ごとを忘れて…一からやり直すんだ。
克哉が…俺の事を忘れて、新しい一歩を踏み出したように…俺も、「あの日の
出来事」は何もなかった事にして、生きていくんだ…。じゃなきゃ…宏明は
きっと、罪の意識を抱えたまま生きる事になっちまうからな…)

 松浦のその言葉を聞いた瞬間、本多のその強い思いを克哉は感じ取っていった。
 そう…忘れた、というのはウソだった。
 本多は二年前のあの日の事も、克哉がすでに別の世界で生きる事になって
いる事実も全て把握していた。
 けれど…友人を少しでも楽にする為に、精一杯の嘘をついていったのだ。
 人は…一日の間に起こった事の97%は意識して記憶を留めるように
しなければ自然に忘れていくという。
 忘れる、という事が出来るから人は立ち直る事が出来るし…やり直し、
再起の道を歩むことが可能になるのだ。
 お互いを縛り、苦しみだけを与える記憶なら意識して忘れるようにして
しまえば良い。
 始めからなかった事にしてしまえば、お互いに楽になれる。
 そう判断したからこそ…松浦を案じて、本多はそうする事にしたのだ。
 
―其れを感じ取って、克哉はただ…本多という男の器の大きさに…
尊敬すら覚えていった

 そして本多と松浦の間に沈黙が落ちていった。
 それはとても優しい空気が流れている時間だった。
 ゆるやかに克哉のリンクが解けて、意識が再び遠くなっていく。
 一時の、夢から醒めていく最中…最後に、克哉は強い思いの声を
聞いていった。

『克哉…どうか、幸せにな…。俺は、もう会えないけれど…こっちで
精一杯やっていくから。どうか…お前も、新しい道を歩んでくれ…』

 其れが、最後に聞いた本多の声。
 リンクが途切れて遠くなっていく自分に宛てて言っているような
言葉だった。
 
 そして、克哉の意識は徐々に現実に引き戻されていった。

―彼が、新たに生きる世界の方にと…
  
 他の猫が出入り自由な状態になっていた為に
猫の一家が食堂占拠すると同時期に、うちで飼っている子が
殆ど家に帰らないという事態になってしまったんですけど。

 家に父か、母か、私がいる状態の時はアカチャン(♂)が
戻って来ている時は他の猫をシャットアウトして遭遇しないように
配慮したら、毎日ちゃんと戻って来るようになりました。

…まあ、出入りする度に食堂とか、応接間の扉や仕切りを
キチンと閉めないとアカンのがちょっと面倒臭いけど…
その辺を怠って、うちの猫認定している子が戻って来なくなったら
イヤだからなぁ(汗)

 自宅の中は、微妙に猫の二世帯住宅のような雰囲気に
なってきています。
 …何て言うか、アカチャンが戻って来た時は他の猫は
入れないというルールになって、締め出しを食らって今まで
餌をあげていたのに、毎日はあげられなくなってしまった猫とかいて
その辺は心が痛むんだけどねぇ(シクシク)

 基本的に子猫とその母親猫は、食堂は自由にして良いけど他の部屋に
出入り出来ないようにしています。
 けど、食堂と裏庭は好きにして良いんだから文句ないだろ…? 
 そういう状態にして、やっとうちの猫が毎日戻って来ておうちで
寛ぐようになりました。
 一時、何日も姿見せなくなった時は本気でこのまま戻って来なく
なるんじゃないかって心配で仕方なかったんですけどね。
 やっと少し安心出来ましたよ…。

 最近のうちの猫は、「人間がいる時は守って貰える」と学習したのか
一層甘ったれになりました。
 人懐っこい性格しているから元々ノラ猫なのに、うちの猫になった訳ですが…
甘えてゴロゴロ言ってくれるのは嬉しいんだけど、この子はもうノラ猫には
なれないよな…とその度に実感。
 けど家にいてお腹を出してゴローンと幸せそうな顔をして寝っ転がっている
姿を見る度にちゃんと守ってやらんとな、という気持ちが湧いてきます。

 素直に甘えてくれる子には、保護欲って湧くもんなんですね。
 最近、ちょっと甘えるのが下手になってきているから…ちょっと
その辺、飼いネコに勉強させて貰っている部分あるかも知れません。がお…。
 先週、間違えて書きかけをアップした37話目…結局、
気に入らなかったのでボツにして一から書き直しました。
 こっちの展開の方が良いな…というのが頭の中に浮かんで
いったもので。

 後、唐突ですが御克で新連載です。
 ちょっと資料探しの為に(小説書く時にインテリアや服などを
検索して調べて、名称を確認するのは結構やっているんですが)
男性用下着とか、ビキニを検索掛けて見たら…妙にエロいわ! と
思って妄想が広がってしまい…それがキッカケで生まれた話です。
 バカップル&エロネタ全開の話なのでそれを覚悟した上で
目を通してやって下さい。ではでは!
 ※これは御堂と克哉のカップルがふとしたキッカケで
男性用の下着を扱っているサイトを見て…という感じの
お話です。
 妙にエロい感じの会話と雰囲気の話なので了承の上で
お読みください。


―近い内、一緒に私が良く利用しているジムのプールに出掛けよう

 御堂と正式に恋人関係になってから数カ月。
 克哉はその言葉を受けて…新しく水着を買う事に決めた。
 まだちゃんと付き合い始めてからそんなに時間が経っていないし…
御堂の言動や行動に、一喜一憂している部分もある。
 お互いに働いている職場も違うし、終業時間も異なる。
 本日は自分の方が早く上がり、御堂はかなり遅くまで残業するとメールで
連絡が来たので…合鍵を使用して部屋にお邪魔させて貰い、二人分の
夕食を準備していった。
 けれど食事が出来あがっても、まだまだ御堂が帰宅する予定時間までは
結構あった。
 週末は御堂のマンションで一緒に過ごす、というのがパターンになっていた。
 部屋の中にある品も、自由に使って構わないと言われている。

(…御堂さんが戻って来るまで、後…30~40分ぐらいあるよな…)

 克哉は携帯で時間を確認して、自分がその時間をもてあましている事に
気づいていった。
 御堂にMGNに移籍するように声を掛けられて…今はその準備を進めているが、
一通りそれらの件が片付くまではもう少し時間が掛かるだろう。
 交際するようになっても、共に過ごせるのは主に週末ぐらいしかなく。
 早く会いたいと待ち望む心と…その時まで、もう少し待たないといけないという
気持ちがせめぎ合っているのが判った。

(何にもしないでいると…必要以上に不安になってしまうな…。あ、そうだ…
この間、御堂さんにプールに一緒に行かないかと誘われた訳だし…
新しい水着でも見てみようかな…)

 御堂の使用しているディスクトップパソコンは、克哉用のユーザーアカウントを
作成して貰っているので事実上、自由に使える。
 けれど御堂が傍にいるとイチャついたり…抱きあう方が優先になってしまうので
殆ど使った事はなかった。
 水着を新調したい、と望んでもなかなか仕事返りに水着売り場に立ち寄れる
ものでもない。
 けれどせっかく大好きな人と出掛けるのだから…その辺は気合いを入れたいと
考えて、克哉はパソコンが置いてある部屋へと向かっていった。
 定期的にハウスキーパーを入れていると言っている御堂の部屋は、どの部屋も
キチンと整理整頓されて…機能的になっている。
 パソコンは御堂が書斎として使っている部屋に置かれていて…克哉は電源を
入れていくと…たどたどしい動きで、パスワードを入力していった。
 ログインする為の手順を完了させ、暫くディスプレイをにらめっこしていくと…
トップ画面が表示されていった。
 インターネットを繋ぐ為のアイコンをクリックしていくと…検索エンジンを選択して
キーワードを打ち込んでいった。

「えっと…男性用水着、通販…と。これで良いサイトが見つかるかな…」

 そう選択した時は、まだ平静でいられた。
 そして表示された検索結果のトップの方に表示されていた男性用下着を
中心に扱っている店を何気なく選んでいくと…次の瞬間、絶句した。

「うわ…」

 そのサイトにはトップ画面にすでに何点も、男性モデルが下着や水着を
つけている写真がアップされていた。
 筋骨隆々とした逞しい身体をした男性の腹部から太股に掛けての部分が
クローズアップされていく。
 途端に生々しいものを感じて、息を飲んでいった。

(み、水着を早く見よう…その為にこのサイトに来たんだし…!)

 そうして慌ててマウスを操作して、水着という単語をクリックしようとしたら…
その上にあった「エレガンス」という単語を間違えて押してしまった。

「わぁ!」

 そしてその画面いっぱいに並ぶ、男性下着とは思えないデザインの
数々を見て…思わずパソコンの前で硬直してしまった。

「な、何だこれ…男が、こんなデザインの下着を本当に見に着けるなんて…
とても信じられないんだけど…」

 画面には紐パンツやレースを使用して華やかなデザインのものや、シースルー…
それに殆ど危険な部位だけをギリギリ隠しているに過ぎないものなど…克哉から
したら際どすぎる代物ばかりが並んでいた。
 妙に性器が浮かび上がって強調されている感じのものまであるし…透けている
ものに至っては、これは人に見せたら確実に犯罪レベルだろう…というものまであった。

「………凄いな、これ…」

 一瞬、御堂がこんな際どい水着を着たら…というあらぬ妄想が脳裏をよぎって、
迂闊にも下半身が反応しかけた。
 
(な、何を考えているんだよオレってば…! 御堂さんがこんなデザインの物を
身につける訳がないじゃないか…!)

 そうして、慌てて男性用水着 ビキニ…という項目をクリックすると…
其処でも男性モデル達の逞しい下半身が幾つも一斉に表示されていった。
 以前だったらこういう物を見ても、同性のもので反応をする事などなかったのに…
御堂と付き合うようになってから、セクシャルな視線で見るようになってしまった
自分の変化に嫌でも気づかされていく。

(…どれも凄い角度だな…。もしこんなのをあの人が着たら…)

 自分が着る用のものを選んでいる筈なのに、脳裏をよぎるのは恋人が
着用したら…という妄想ばかりだった。
 ゴクリ、と息を飲んで暫く夢中でその画面を凝視していく。
 妙にドキドキして、腰が疼いていくのを感じる。

(何か…身体が凄く熱くなっている…ヤバイ、かも…)

 動機は、新しい水着を買う為だった筈なのに…妄想が広がる度に身体の奥が
妙に熱くなっていくのを感じていく。

(他に…どんなのがあるんだろう…)

 その好奇心がわき上がった時、御堂がそろそろ帰宅する時間だと言う事が
すっぽりと抜け落ちてしまい…克哉はもう少し、そのサイトをめぐり始めて
しまったのだった―
 

 
※この話は記憶を一部欠落した状態で生活している設定の
ノマと、真実を隠している眼鏡と閉ざされた空間で生きると
いう内容のものです。
 一部ダークな展開や描写を含むのでご了承下さいませ。

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―潮騒の音を聞きながら目覚めると、さっきまで確かにしっかりと繋がれて
いた筈の手が、なくなっているのに気づいた

 克哉は目覚めると、何処かの海岸にいた。
 見覚えの全くない場所だった。
 どうして自分がこんな処にいるのか、最初は全く判らなかった。

「ここ、は…一体…? 其れに、オレは…?」

 さっきまで、過去の出来事を回想する形で垣間見ていた。
 そしてその直前までは確かに夢の世界にいた事はぼんやりと
覚えている。

(此処は、もう…現実なのか…?)

 これが夢の続きなのか…それとも現実なのか、克哉にはとっさに
判断がつかなかった。
 周囲を見回していくと、厳かと形容出来るぐらいに力強く輝いている
朝日が目に飛び込んできた。
 眩いばかりの光が、こちらの網膜すら焼きつくしてしまいそうな
錯覚すら覚える。
 不思議なものだ、長い夜が明けて朝を迎えると人は無条件に…
希望のようなものを感じ取ってしまう。
 もう一人の自分の姿が見えなくて不安なのに…その朝日を眺めている
間だけは、何となく克哉は力強いものを感じ取っていった。

「お目覚めですか…克哉さん…?」

「…Mr.R! 此処は一体何処何ですか! それに…『俺』は…!
もう一人の俺は、何処にいるんですか!」

 どれだけ胡散臭くても、見知った顔を見た途端に…克哉は若干
取り乱しながらもう一人の自分の事を尋ねていく。
 しかし黒衣の男は諭すような口調で、残酷なまでの事実を告げていった。

「…もう一人の克哉さんは、暫くは貴方の傍には戻らないでしょう…。
この新しく始める世界では、最初は自分が傍にいない方が…貴方が
早く自分の足で立てるようになるだろうと…そういう判断を下しました」

「えっ…? そんな、まさか…嘘、だろ…?」

 その事実は、克哉を強く打ちのめした。
 夢の終わりに…もう一人の自分の手か、本多とやり直すかという
残酷な決断を迫られて、克哉は彼を選んだ。
 辛くても苦しくても…彼がずっと傍にいてくれるならこれからも
やっていけると思ったから。
 その甘い期待が早くも裏切られてしまって…克哉は途方に暮れた顔を
浮かべていった。

「…そんな顔をなさらないで下さい。これは…あの人なりの、貴方を想って
選んだ事なのですから…」

「嘘だ! 本当に想っているのなら…どうして傍にいてくれないんだ!
夢から覚めたら一人だなんて…そんな残酷な事、どうして出来るんだよ!」

「…ほら、すでにその発言だけで…今の貴方がどれだけあの人に依存しているか。
甘え切ってしまっているか判るでしょう…? 私は植物人間状態になった本多様を
目覚めさせて…貴方に、やり直す為のゆりかごのような世界すら与えました。
それなのに何の痛みもなく現実に戻ってやっていけると…そんな甘い事を
考えていらしたんですか…?」

「っ…!」

 一瞬、Rが酷薄とも形容出来るような冷たい笑みを浮かべた。
 途端に克哉の背筋に冷たいものが伝っていく。
 その瞬間…克哉は思い出した。
 この得体の知れない男性は…時に、克哉は破滅させかねないような
甘い罠を這って待ち構えている事がある事実を。

「…ここは、貴方の為に用意した新しい世界です。この世界に存在していた
佐伯克哉は、とある理由で失踪しております。…ですから色々と住民票や
銀行の通帳の凍結を解除したり面倒な手続きをする必要はありますが…
その辺を片付ければ、貴方にとっては住みやすい世界だと思いますよ。
貴方のアパートはすでにありませんが…荷物は実家の方に引き取られて
いますから必要なものは取りにいけば良いですし。暫くは其処を生活の
拠点にすれば再起の道は歩いていけるでしょう…」

「この世界のオレが…失踪している? どうして…?」

「…そんな瑣末な事はどうでも宜しいでしょう…? 此処は、本多様と二度と
会えなくても新しい一歩を踏み出す決意をした貴方の為に用意した世界。
この世界に、本多様は存在しますが…其れは、貴方の恋人であった本多様ではなく…
あくまで親友という立場を貫かれて、恋人関係になるに至らなかった…
そういう間柄です。…簡単に言えば、此処は貴方が目覚める前までいた世界とは
同一であり…微妙に異なる世界。SF的な単語で言えばパラレルワールドと
言われるものですよ。時間軸も、人間関係も微妙な誤差があります。
…ですが、貴方が知っている人間はほぼ同じように存在しています。
ただ、姿を消す前の佐伯克哉さんは…ここでは誰とも絆を結ぶ事が
出来なかった。それだけの話です…」

「………」

 充分、荒唐無稽としか言いようのない事実をベラベラしゃべられて
克哉は話についていく事が出来なかった。
 他の人間に話されたのなら、到底信じる事など出来ない内容だ。
 だがこの男性が絡む以上は…決して不可能な事ではないと、すぐに
思い直す事にした。
 ついさっきまで自分がいた世界そのものだって…現実的に考えれば
有り得ない筈の場所だったのだから。
 Rが絡む事は、現実から離れた事が怒っても何の不思議ではない。
 深く溜息を吐きながらその歴然とした事実をどうにか受け入れて…
克哉は言葉を紡いでいった。

「…状況は、大体判りました。けど…どうして『俺』はいないんですか…?」

「貴方は暫く、実家を拠点にしてやっていかないといけない状況です。
ここで貴方達二人が生きていけるだけの十分なお金と、住居を用意するのは
そんなに難しい事ではありませんが…あの人は、貴方が自分の足で暫く
生きていかれる事を…精神的に、自立する事を望まれましたから…。
もう一人の貴方からの伝言です。『お前がこの世界で、自分と一緒に暮らせる
だけの基盤を築いたら必ず迎えに行く。それまで浮気せずに待っていろ』と
言う事です…」

「そ、んな…けど、それは…あいつらしい、話だな…」

「ええ、そうですね。いつまでも甘やかしていたら…人間は前に
進めませんからね…」

 克哉は、潮騒の音を聞きながら…もう一人の自分からの伝言を
聞いて静かに考え始めた。
 確かに、今の自分は…彼に依存しきっている。
 最初、彼の姿が見えなかっただけで取り乱してしまったぐらいだ。
 正直…本多と決別して、その直後にもう一人の自分が傍にいてくれない事に
強烈な不安を覚えている。
 けれど、必ず迎えに行くという言葉に…辛うじて希望を持っていった。

(オレが…一人で、ちゃんとやっていけるようになったら…また、
一緒にいられるようになるんだよな…。信じても、良いんだよな…?)

 ギュっと拳を握りしめていきながら、克哉は覚悟を決めていく。
 弱り切った時、誰かが傍にいて支えて貰う事は…人は誰だって弱くなる時期が
あるのだから必要な事だ。
 けれどいつまでもその人物に甘えてしまっては、自分の足で立つ事が
出来なくなる。
 何となく其れを憂いて…もう一人の自分は、一旦離れる事を選択したような
気がした。

「…オレが、この世界でちゃんと生きていければ…必ず、会えるんですよね…」

「ええ、それは保証致します」

「なら…オレは、やります。…絶対に、あいつと一緒に生きていきたいから…!」

 そして、克哉はやっと…自分の足で立つ覚悟を固めていった。

「…良い顔をなさっていますね…。なら、そんな貴方の為に…一つ、お見せしたい
光景があります…」

「えっ…?」

 そして、砂浜を踏みしめて…Mr.Rがこちらに歩み寄ってくる。
 瞬間、黒い革手袋で覆われた手が…克哉の額にそっと伸ばされていくと
同時に意識が遠くなった。

―これは、本多様が目覚めたばかりの頃の場面です…。もう、貴方が決して
見る事も確認することも出来ない遠い世界での出来ごとですが…最後に、
これを貴方に見せてさしあげましょう…

 そう、夢うつつに聞いていきながら…克哉は、もう決して見られない筈だった
本多が目覚める場面を…見る事となったのだった。
 
 忘却の彼方に37、書きかけのを間違って公開に
していました(汗)
 
 37~40話までは一話一話が長くなるから、時間掛けながら
一話を書いていこうと思って、昨日非公開設定にして保存したと
思っていたら掲載されてました(汗)

 完全にこの件は手違いです。
 一旦下げさせてもらって近日中に改めて完成した奴を
掲載させてもらいます。ひ~!

 ※この話はラブプラスを遊んでいて、眼鏡キャラとかでこういうの
やったら面白そうだな…という妄想から生まれています。
 基本、完全にギャグでアホな話なので流せる方だけ宜しくお願いします。
(一話掲載時とはタイトル変更しました)
 
 ラブ眼鏡+   2  


 四六時中、恋人と連絡を取り合っているのはそれだけ
お互いの気持ちが通い合っている恋人同時の特権だ。
 それ以外の人間関係で、しょっちゅう用もないのに相手に
メールをしていたらうざがられるのが普通だ。
 特に克哉と、もう一人の自分との付き合いの場合…今までは
相手からの連絡など望む事など出来なかった。

―だからこそ、ずっと相手と連絡が取り合える手段が出来ても
戸惑いを覚えるしかない訳だが…

 目覚ましの音に気付いて、会社に向かわなければならない
現実に気づかされてから…克哉はニンテンドーDSに似た
二つ折りデザインのゲーム機を開く事が出来ないでいた。
 現実逃避宜しく、今日は仕事に没頭して過ごしていたけれど…
昼休みを告げるチャイムの音を聞いて、克哉はふと…現実に
意識を引き寄せられていった。

(今朝から五時間ばかり放置しているけど…アイツ、怒って
いないかな…?)

 ふと、自分のディスクからこっそりとカバンの方を覗き見て
克哉は溜息を吐いていった。
 いきなり大きく変化してしまった日常に、どうしても戸惑いを
隠せない。
 特に今朝、もう一人の自分に画面を通してキスをしたり…
タッチをしてからというものの妙に腰の辺りがモゾモゾする。
 具体的に思い出すと、妙に意識してしまいそうだったので
意識の外に追いやっていたが、ふと…放っておいた事に
対して怒っていないのか不安になってしまった。

(け、けど…仕事中なんだし、仕方ないよな…。四六時中今日から
一緒にいられるようになったと言っても…俺には仕事があるんだし。
 仕事中に、ずっと相手を構えって言われたって…不可能だし。
ど、どうしたら良いんだろう…?)

 朝の始業時間から、昼休みまでの間は仕事に意識を
向けていればよかった。
 しかし仕事以外の事が許される時間帯に入ったら、見ないように
していた不安感が一気に襲い掛かってくる。
 モヤモヤとディスクの上に座ったまま思考をグルグルさせていると
背後から声を掛けられていった。

「よお、克哉…! 良かったら一緒に飯を食おうぜ!」

「あ、本多…」

「最近、昼時は営業先を回っていたからなかなかキクチ内に
いられなかったからな。今日はゆっくり飯ぐらいは食っていられるから…
良かったら久しぶりに食おうぜ」

「あ、ゴメン…今日は、ちょっと…」

 普段なら、当然のように即答して受けていたけれど…今は
カバンの中のゲーム機が気になって気になって仕方なかった。
 だから申し訳なさそうに首を振ると、本多にあからさまに残念
そうな顔をされていった。

「ええっ! マジかよ…。今日、お前って午後から何か予定が
入っていたっけ?」

「い、いや…ちょっと食欲なくてさ。人気のない場所でゆっくり
休もうかなって思っているから…本当に、ゴメンな」

「ええ、また少し体調でも崩したか? そういう時はカレーでもガッツリ
食った方が良いぞ。カレーって色んなスパイスが使用されているから
内臓の働きを整える効能もあるんだってさ。俺と一緒に馴染みのカレー屋
にでも繰り出すか?」

「いや、良いよ…。カレーを一杯とか食べ切れそうにないし…」

(…体調、悪い時にカレーをがっつりなんて食べたら…却って
胃もたれしそうなんだけど…。流石本多、カレー魔人だ…)

  密かに友人のカレー狂っぷりに苦笑していけば、いきなり
本多がゴソゴソと手に持っていたカバンを探し始めていた。

「あ、そうだ。ならカレー一杯を食べるのが厳しいならこれなんてどうだ?」

「へっ…何これ?」

 いきなり、大きな土産物らしき箱をカバンから取り出していくと
中に入っていたキャラメルを幾つか克哉の手の中に乗せていった。
 鮮やかな黄色の、何となくカレー粉を思わせる色合いの代物だ。

「ああ、この間俺がカレー好きだって知っているお得意の営業先の
上の人から土産に貰ったもんでな。横須賀名物のカレーキャラメルだそうだ」

「は…?」

 いきなり予想もしていなかった代物を手渡されて克哉の頭が
真っ白になりかけた。

「…まあ、俺も最初は微妙と思ったんだが…案外カレーの風味を
感じられて悪くなかったんでな。カレー一杯食べられそうになくても
これなら気軽に食えるだろ。疲れた時は甘い物が良いって言うしな…」

「いや、気持ちだけ受け取っておくよ…じゃあね!」

 何て言うか、本多なりに気を遣ってくれているのだろうが
やはり部内でKYと称されるだけだって、空気読めてない事を
平然とやらかしていった。
 笑顔を浮かべつつ、徐々に後ろににじり寄って…そして
克哉は脱兎の勢いで駆けだしていく。

―何て言うか、お願いだから全てからオレを現実逃避させてくれ…!

 何となくドっと疲れて、心の中で叫びながら克哉は全力で
屋上に続く階段を一気に駆け上っていったのだった!
本日、6月7日にニンテンドー3DSの本体更新した所…ようやく待望のウェブプラウザーが使用出来るようになりました! 後、ニンテンドー3DSウェアも本日から購入可能になったようで…これでまた3DSの可能性が広がりました!  DSiでも無線LANの環境が整っていればサイトを閲覧したり、 チャットしたりフリーメールなどをチェックしたり、 メールを送信したり程度は出来ましたが、3DSのプラウザーは DSiのものより機能がアップしてて…ブログの編集画面に アクセスして更新することまで出来るようになりました! (この記事は本当に3DSから書いています)  …さすがに連載小説はパソコンで書いた方が良いけど… 雑記くらいなら3DSがあれば気軽に書けるようになったのは 個人的に大きいですね♪  しかしブログまでゲーム機で更新出来る日が来るとは… 技術の進歩ってマジで凄いですね(しみじみ)
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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