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鬼畜眼鏡の小説を一日一話ペースで書いてますv
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 とりあえず、GW中はバタバタしておりましたので…書くのが
遅れてしまいましたが…イベントでうちのサークルの
本を手に取って下さった方、そして三日間構ってくれた友人達、本当に
お疲れ様でした。

 イベント参加も相当久しぶりでしたが、お隣が毎度お馴染の
Kさんだったのでその点はほっとしました。
 毎度毎度、ドタバタしている奴で本当にすみません(汗)
 
 三日間、付き合ってくれたYさん、Kちゃん、Hちゃん、Sさん…
それと3日に売り子をやってくれたIさん…本当にありがとうございます。
 そして4日のチケットを都合してくれたMさん、ここにこそっと
感謝の言葉を述べさせて貰います。

 GW中の印象に残った事

・二日の夜の居酒屋での豆腐料理が旨かった
・ビビンバのお焦げが出来なくて不満
・ホテルでみんなでまったり過ごした事
・3DSで皆のMii作って盛り上がった事
・Yさんの当日の本とストラップをめっちゃ凄いと思った
・売り子やっているIさんの友人と結構長い時間初めて会話した
・初めて皆で水上バスに乗った事
・東京駅周辺のmeijiのカフェのチョコロネが美味しかった
・Mさん作のヘッドドレスとヘアバンドはいつ見ても凄い綺麗でした
・Kちゃんが3DSを購入した事
・Hちゃんにやっとヘアバンドと誕生日プレゼントを渡せた事
・Sさんに浅草で、芋きんの美味しい店を教えて貰ったこと
・生まれて初めて間近でスカイツリーを見た

 …と、こんな感じです。
 毎回毎回イベントの度にボケをかましたり…至らない事を
やらかす奴ですが、また機会ありましたら構ってやって下さい。
 ではでは!
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※この話は記憶を一部欠落した状態で生活している設定の
ノマと、真実を隠している眼鏡と閉ざされた空間で生きると
いう内容のものです。
 一部ダークな展開や描写を含むのでご了承下さいませ。

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 お前の大事な人間を守りたかったら、お前の会社の付近にある大きな
公園の中心の街灯の下まで一人で来い

 先程の電話の主が語った衝撃的な内容が、全力で指定された場所に
向かっている最中…克哉の頭の中でリフレインし続けていた。
 克哉にとって大事な人間、という単語に当てはまる存在は本多と
実家に暮らしている家族ぐらいしか存在しない。
 本多と交際するまで、自分は人と深く関わるのを避けて生きて来た。
 だから当たり触りのない付き合いしかして来なかったし、 狭い人間関係の
中で生きてきた。
 プロトファイバーの一件で今、所属している営業八課のメンバー全員は
克哉にとって仲間と言える存在で大事な人間のカテゴリーに入っているが、
電話を受けた時、本多以外の全員が同じオフィス内にいた事から
対象から外れていると言って良い。
 だから克哉の頭の中には該当しているかもしれない本多を案じる
気持ちでいっぱいになってしまっていた。

(本多…! どうか無事でいてくれ!)

 克哉は20分程度の距離をともかく全力で走り続けた。
 周りをゆっくり見る余裕なんてなかった。
 携帯にまた着信が入っていても、取る余裕などなかった。
 もしもこの時、克哉が着信に気づいて取って話せていれば恐らく
この後の悲劇は回避されていたかもしれなかった。
 だが、克哉は不幸にも電話をスル―してともかく現地に向かい続けた。
 気づけば空は完全に曇天に覆われ、駆けている最中にポツポツと
雨が降り始めて少しずつ強くなっていった。
 しかし克哉はそれに構わず、途中で傘を買おうともせずにともかく
走り続けていった。
 そしてついに、指定された街灯の下まで辿りついていった。
 その頃には完全にびしょ濡れ状態になり…スーツやワイシャツの生地が
全身に張り付いてしまっていた。

「こ、ここで…良い、筈だよな…」

 荒い呼吸混じりに呟いて周囲を見回していく。
 だが其処には誰の人影も存在していなかった。
 もしかしたら物陰に隠れて、こちらの様子を伺っているのかも知れない。
 そうとも考えたが、焦っている克哉は苛立ち混じりに大声で
叫んでいった。

「おい…! 約束通り来たぞ! 早く姿を見せたらどうなんだ…!」

 雨脚はこの時点で更に強くなっていた。
 今日が13日の金曜日である事をふと思い出し…克哉は周囲の
様子とその事実に、不吉なものを感じていった。
 日常であるなら、そんなに意識されない事でも…異常事態に巻き込まれた時は
そんな大した事がなくても、不安を高める要素の一つになってしまう。
 雨音に自分の声が掻き消されてしまわないように…そう判断して
大声で訴えかけていくと…一人の人影が目の前に現れていった。

「っ…!」

 だが、克哉は一瞬…目を疑った。
 現れた人影は頭からすっぽり覆い隠すデザインの黒いレインコートと
手に鋭い包丁を持って現れたからだ。
 人影は一人…だが、今まで刃物を突き付けられた経験などない
克哉は恐れを抱かざるを得なかった。

「嘘、だろ…?」

 目の前の現実に、眩暈すら覚えた。
 薄暗いのと、フードを目元を覆い隠す形で隠されてしまっているので
誰だか判別はつかない。
 だが…この状況は、確実に克哉に対しての強い悪意と害意が
色濃く存在していた。

「お前さえいなければ…!」

 黒いレインコートを纏った人物は…憎々しげにそう呟いた。
 正体を隠す為か、こちらと目を合わせようとしない。

(オレは一体、どうしたら良いんだ…? それに本多は…?)

 克哉は一瞬、思考が停止しそうになった。
 これが現実だと理解したくなかった。
 だが…自分の身に危険が及んでいる事よりも、ともかく本多が
どうしているのかの方が心配になり周囲を軽く見回していった。
 其れが相手にとっては絶好の隙になった。

「消えろ…! お前など、いなくなれば良いんだ…!」

「うわぁ!!」

 そして危機が迫って来る。
 一瞬、身体が竦んで動けなかった。
 その途端、誰かに背後から突き飛ばされて克哉は地面に強い力で
叩きつけられていく。

「いつっ…!」

 そしてすぐに立ち上がって体制を立て直そうとした瞬間…
克哉は、信じられない現実を見た。

「う、そだ…」

 其処には、受け入れ難い現実が存在していた。
 彼を助けに来た筈だった。
 無事でいるかどうか知りたくて、其れで此処まで来た筈だった。
 だが…どうして、こんな形で会わなければならないのか。

「本多…! どうして…!」

 そう、襲われた克哉の代わりに…本多が其処にいて、
黒いフードの人物に腹部を深く刺されていた。
 その現実に耐えられず、克哉は絶叫した。

―そしてその直後、黒いフードの人物もまたこの世のものとは
思えない叫びを口から迸らせたのだった―

※この話は記憶を一部欠落した状態で生活している設定の
ノマと、真実を隠している眼鏡と閉ざされた空間で生きると
いう内容のものです。
 一部ダークな展開や描写を含むのでご了承下さいませ。

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 そして本多に対して、不満を訴えて泣き縋った夜から一カ月後。
 克哉は就業時間の間際に、携帯電話に直接…公衆電話からの発信で
一通の電話を受け取った。

(公衆電話から…? 一体誰からだろう…?)

 一瞬、訝しげに思ったが、携帯電話を一人一台持つのが当たり前に
なっているご時世でも、時々充電が切れて公衆電話や自宅電話を使用して…
というケースは少ないが確かに存在している。
 誰からか判らない…という不安は多少なりともあったが、それを押し殺して
克哉が応対していくと…。

「はい、もしもし…佐伯ですが…」

『…お前の大事な人間を守りたかったら、お前の会社の付近にある大きな
公園の中心の街灯の下まで一人で来い…』

「えっ…?」

 全く予想もしていなかった事をいきなり切り出されて克哉の頭は
真っ白になりかけた。
 だが相手は押し殺した声で…こちらの都合など一切構わずに
こう告げていった。

『…決してこの事は誰かに言うな。言った場合はお前の大事な人間の
無事は保証しない…良いな、必ず一人で来い…』

「ちょっと待て…! お前は、一体…!」

 此処が職場である事も忘れて、克哉は声を張り上げていった。
 大事な人間、という言い回しをされたら克哉にとって該当するのは
恋人である本多しかいない。
 今日、彼は外回りで遅くなると言っていた。
 だから今、営業八課のオフィス内にその姿は見えない。
 其れが余計に克哉の不安を煽っていく。

『俺が誰かなど、どうでも良い事だ…。良いな、こちらの言った事を
忘れるな。破った場合は保証しないぞ…』

「待って、待ってくれ…! くっ…!」

 そして克哉の叫びも虚しく、無常にも通話は一方的に断ち切られていった。
 胸の中にどす黒い不安が、急速に広がっていくのを感じていった。

(もしかして…本多に何かあったのか…?)

 たった今、電話の主から告げられた言葉が克哉の頭の中で
グルグルと回り始めていく。
 もしかして本多は、今の電話をしてきた相手に拉致でもされて
しまったのだろうか?
 そう考えた途端、克哉はいてもたってもいられなくなった。

(本多…お前に、何かあったらオレは…! オレは…!)

 もうそれしか考えられなくなった。
 頭の中が、本多が無事でいるかどうか…それだけでいっぱいになってしまう。

「佐伯君…一体、どうしたんですか。今…電話で叫んでいたみたいですし、
それに顔色も…」

「あ、片桐さん…す、すみません! ちょっと…今日、早退させて貰って
良いですか? ちょっと大変な事が起こってしまったみたいで…」

「や、やっぱり緊急事態か何かを告げる電話だったんですか?」

「は、はい…そうなんです。それで取り乱してしまって…其れでちょっと
向かわないといけない場所が出来たので…申し訳ないですが…」

「ええ、そういう事情なら構いません。早く行って下さい…」

「はい、ありがとうございます…!」

 克哉は、電話の内容はあくまでぼかして…片桐が言った緊急事態、という
言葉に乗っかって会話を続けていった。
 そう…今の電話の詳細を告げたらきっとパニックになって余計な
心配を煽るだけだし、それに電話の主には『誰にも告げず一人で来い』と
念を押された以上…誰にも言う訳にいかなかった。
 守った処で安全が保証される、という確信はない。
 けれどもし誰かに話したのが脅迫犯にバレたら…どういう事が起こるか
予測出来ない以上…迂闊な事は出来なかった。
 克哉は強烈な不安を抱えながらも大急ぎで自分の机の上を片付けていくと
荷物を纏めて、オフィスを飛びだしていった。
 電話の主から言われた公園には一つしか心当たりがなかった。

―其れはMr.Rと出会って、あの銀縁眼鏡を渡された公園だった

 その事に奇妙な因果を感じていきながら、克哉は全力疾走で公園まで
向かっていく。
 その頃、都内の空は曇天に覆われて灰色に染まり始め…緩やかに雨の気配が
漂い始めていったのだった―

 

 ※この話はラブプラスを遊んでいて、眼鏡キャラとかでこういうの
やったら面白そうだな…という妄想から生まれています。
 基本、完全にギャグでアホな話なので流せる方だけ宜しくお願いします。
(一話掲載時とはタイトル変更しました)
 
 ラブ眼鏡+   

 
 克哉は渡されたゲーム機の画面を信じられないという様子で
眺めていった。
 何と言うかこんな形式のゲームが流行した…とはどこかで小耳に
挟んだ事はあるが、ポリゴンではなくテレビのように鮮明な画像を
通して、もう一人の自分がしっかりと映し出されている。

「あ、あの…これは一体何なんですか…?」

「ええ、貴方とあの方がいつでも身近にいられるように私がちょっと
戯れで作ったものです。その機械を通して、貴方の無意識下にいる
もう一人の貴方といつでもアクセス出来るようにした物ですよ…。
これで気軽に話したり、コミュニケーションを取ったり出来るようになりますよ…」

「あの~本当に、そんな事が出来るんですか…?」

「ええ、私には朝飯前ですよ(ニッコリ)」

「そ、そうなんですか…(相変わらず謎の多い人だ…)」

 まるで当たり前の事のようにあっさりと言い切られてしまったので、克哉と
してもそれ以上何もいう事は出来なかった。
 見た目も巷で流行っているゲーム機と似た感じで作られているので
感心しながら克哉は外観を眺めていった。

『…おい、いつまでもその男とばかり話していないで少しは俺の方を
見たらどうなんだ…?』

「うわ! またしゃべった! 一体これ、どういう仕組みなんだ…?」

『そんな瑣末な事はどうでも良いだろう。これで今まで殆ど会話したり、
この男の気まぐれがなかったら接点を持つ事が出来なかった俺達が
気軽に話したり、色々と愉しい事をするチャンスが増えた訳だしな…。
もう少しぐらい喜んだらどうなんだ…?』

「あ、ゴメン…その、お前とこうして話せて嬉しくない訳じゃないんだけど…
ちょっと、びっくりして展開についていけなかったから…」

 そう、今まで何カ月に一回ぐらいの頻度でしかもう一人の自分に
会えなかった。
 ついでに言うとザクロを食べた時ぐらいしか会えず、その逢瀬の後は
大抵頭の中がぼやけて記憶が曖昧になる事が殆どだったので
こんな形でやりとり出来るようになったのがとても信じられないのだ。

(しかし確かこういう仕組みのゲームってどっかで見たような…。しかもこの
ゲーム機械だって、一番古い型のDSそっくりだし…。折りたたみ式だし、
もしかしたら下の画面をタッチすると反応するのかな…?)

 最初はびっくりしたけれど、徐々にこの状況に順応していくと…ふいに
そんな疑問が湧き上がってくる。
 眼鏡は今、顔から首の部分が上の画面に。
 首から胸元に掛けてが下の画面に表示されている形になっている。
 恐る恐る、下画面のタッチパネルと思われる部分にそっと手を伸ばし
指先をスライドさせていくと、ビクン…と眼鏡が震えていった。

『っ! 貴様…俺に断りもなく勝手に触れるな!』

「うわっ! ゴメン」

「おやおや克哉さん、それは少し先走り過ぎですよ。まだ説明は全て
終わっていませんのに…。まあ、簡単に説明すればそれは上下の画面とも
触れれば反応が出る仕様になっております。
 今は私が目の前にいるので控えて頂きたいのですが…その画面に表示
されているもう一人の貴方に触れたり、言葉のやりとりを交わして…
気分を最高にまで高めて下されば…その夜、もう一人の貴方様が一晩
ずっといてくれる事でしょう…」

「はぁっ…?」

 それではまるっきりゲームの攻略みたいな感じではないか。
 思いっきりそう考えた瞬間、まるでこちらの心を読んだかのように
答えが返ってくる。

「ええ、そうですよ…これはいわば、もう一人の貴方様をご自分の手で
口説き落とす為のゲームです。期限は三カ月だけ差し上げましょう。
その間に相手を口説き落とす事が出来てずっと一緒にいたいと
思わせるようになったら貴方の勝ち。ですが…それに至らなかった場合は…」

「ど、どうなるんですか…?」

「さあ、どういたしましょうかね…。こんな千載一遇のチャンスを与えても
ダメだった場合はそれ以上の救済処置を与えて差し上げるのは
どうかなって思いますし…」

(そ、それって…成功しなかった場合はもしかして二度と、
もう一人の自分と会えない、とか…?)

 ヒヤリ、としたものが背中を伝っていくのを感じていく。
 
『グダグダと説明は良い。お前はともかく…俺をその気にさせる事を
考えろ。まあ…一応、この画面上では俺は全部は脱げない仕様に
なっているから安心しろ。その状態でお前が俺に上手く接触出来れば
実際に抱きあったり、触れ合ったりする機会もその日一晩だけだが
可能になる。お前が俺に逢いたいならせいぜい頑張るんだな…おっと』

「え、どうしたの…<俺>!」

『そろそろこの機械の充電が切れそうな感じだ。さっさとそいつから
コードを受け取って充電してくれ』

「えええええっ! ちょっと待ってて!」

「はい、克哉さん…こちらを受け取り下さい。では、説明も大体
あちらの方から受けたみたいですから、これで退散しますね」

「えっ、あ…ちょっと待って! っていうか何ですかこれは!
何だか変なものがついていますよ! って…もういないし!」

 電源コード自体の形状は普通だったけど、そのコードの先端部分付近に
どうもエネ○グラに良く似たアクセサリーのようなものが付けられていて
克哉はついツッコミの声を漏らしていった。
 あ、あまりに悪趣味過ぎる! と思ったが充電を切らしたらどうなるか
判らなかったので…とりあえずコードを機械と電気プラグに差していくと…。

『ああ、生き返るな…悪くない感覚だ…』

「…うん、それなら良かったね…」

 と当たり触りのない事を言いながら、ポツリと呟いていった。
 しかしドっと疲れが襲ってきたのも事実だった。

(うう、一体これからどうしていけば良いんだ…!)

 心の中で嘆いていきながら、こうして克哉の眼鏡を攻略する為の
受難の日々がいきなり始まっていったのだった―
 一足先に、無事に香坂のGWは終わりました。
 今日から出勤です。
 4月30日から5月4日の期間中、神奈川の外れの自宅から
東京までを4回往復していたので、ぶっちゃけブログ書く時間とか
取れませんでした。
 ボチボチ、5日(今日)辺りから再開します。

 ただ、スプレーの大文化祭とかイベント後の事とか
語りたい内容はあるので、それらの内容語る時はちょっと過去の日付で
こっそりと追加して投稿するかも。        
 結構密度の濃いGWでした。
 終わってしまったのは残念ですが、楽しかったです。
 では、ちょっくら久しぶりに連載を執筆してきます。ではでは!
 
  とりあえず、5月2日早朝の段階で
本文部分の打ちだしまでは無事に終わりました。
 新刊、今回も無事に発行出来そうです。
 うう、マジで良かった…!(感涙)

 んで、ギリギリの告知になりましたが明日のスパコミの
参加スペースナンバーを掲載させて貰います。

 東6ホール、みー36bです。

 当日の新刊は御克の甘い感じのお話です。
 タイトルは「HAPPY GIFT]
 大雑把に言えば付き合い始めて一年目になるので
記念日にお互いにプレゼントを贈り合う…という感じの話です。
 既刊は以下の通りになります。

オフ本
 
 INNOCENT Blue 克克新婚本1(おまけ本有)  1000円
 LUNA SOLEIL  克克新婚本2           1000円
 幻花繚乱 御克ルート前提の澤村本(シリアス)   500円
 胡蝶の夢  克克泣き系シリアス            500円
 
 コピー本

 聖痕  眼鏡×御堂 シリアス&18禁        300円
 SIREN -呼び声― 克克 切ない&シリアス  200円
 愛の言葉    御堂×克哉   甘ラブ       300円
 小さな祈り  眼鏡×御堂×克哉+秋紀       300円
(以前にサイトで掲載した始まりの扉の続編になります)

 以上の本が在庫ありますので、興味ありましたら気軽に
御手に取って下さいませ。
 では、ラストスパート掛けてきます。
 うおおおお!(気合い!)
 とりあえず、現在開催されている10周年だよ! 
スプレー大文化祭に30日、行って来ます。
 実はこっそり、みささぎ先生のサイン会に応募していたら
当選したので…GWに更に追加で休みを貰うって勇気入りましたけど
頑張って確保して、明日行って来ます。
 …まさか、当選とは思ってなかったんですけどね(ドキドキ)

 とりあえず明日は、クリアファイルのAとBセットを是非…と思っていますが、
抱き枕を買うかどうかは悩み中でした。
  けど克克の濃厚シーンが30分も収録されているのなら…こう、
清水の舞台から飛び降りるぐらいの覚悟を持って買います。
 これが5分や10分程度のものだったら見送りますが…30分なら、
克克愛の為に買います。るーるる~。

 後は原画展も一通り回る予定ですが、記念として全部のイラストが
収録されているというパンフレットも買おうかなって思っております。
 とりあえず、お買い物メモとしてはこんな感じ。
 明日はサイン会、楽しみです。ドキドキ~。

※この話は記憶を一部欠落した状態で生活している設定の
ノマと、真実を隠している眼鏡と閉ざされた空間で生きると
いう内容のものです。
 一部ダークな展開や描写を含むのでご了承下さいませ。

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 克哉がどちらを選ぶか、決断した事によって…夢の世界は崩壊していく。
 罪の記憶を忘れる事によって、一時の癒しを与えてくれていた場所が…
真っ白く、眩いばかりの光に満たされてゆっくりと消えていった。
 眼鏡はとっさに克哉の身体を必死になって抱き締めた。
 克哉もまた…其れに応えていく。
 そして…抱きあった状態のまま、足場すら消えて…二人の意識は…
ゆっくりと光に飲み込まれて、一時…輪郭を失っていった。

―そして…克哉は、発端となる出来ごとの記憶を想い浮かべていく

 二人はそうして…束の間、一つに意識が重なりあい…一連の出来事の
記憶を辿っていく事となった―

                      *

 本多と松浦が、毎週のように金曜日の夜に飲みに行くようになって
三カ月余りが経過した時、克哉は耐えきれずに其れを知っていながら
本多を呼びだした。
 すでにその頃には金曜日に松浦と飲みに行く事は当たり前になっていて、
その日は…克哉に対して、一言断りもしなかった。
 其れがどうしても許せなくて、衝動的に行動してしまった。
 そして二人が良く使用している居酒屋が立ち並んでいる歓楽街に
近い場所にある公園に先に訪れて、悶々としながら待っていた。
 
(…早く来てくれよ。オレに行って来る、と一言言ってくれている内はまだ…
我慢する事が出来たけど、松浦と過ごすのが当たり前になってきているのだけは…
どうしても、許せないんだ…。凄くみっともないって判っているけど…)

 時刻は20時を少し過ぎた辺り。
 いつも通りの流れなら、予約しているのは19時からで…まだ、始まってから
一時間弱と言った処だ。
 こんな時間帯に本多を呼びだすのはマナー違反だって判っている。
 みっともない嫉妬に駆られた行動だっていう自覚はある。
 けれど…松浦と再会してから、金曜日の夜から日曜日の夜まではずっと
一緒に過ごす事は出来なくなって。
 日曜日だって、バレーボールの練習や試合が入れば…克哉と過ごすよりも
本多はそっちに行ってしまう事が徐々に多くなり、耐える事が出来なくなった。
 本多の気持ちが、自分以外のものに注がれている事が許せなくなり。
 そのキッカケとなった松浦に対しても、敵意のようなものが日増しに
強まっていく。

「何、やっているんだろ…オレ…」

 待っている間、ふと正気になって克哉はそう呟いていくのと同時に…
本多の声が聞こえた。

「克哉! 其処にいたのか!」

「…本多、良かった…」

 ようやく本多が来てくれた事で、胸の中のどす黒い気持ちが収まって…
安堵を覚える事が出来た。
 そして、脇目も振らずにこちらからも駆け寄って…強い力でしがみついていく。

「…来て、くれた…。本当に、良かった…」

「お、おい…克哉…一体、どうしたんだ…? 何か、あったのか…・」

「…急に、呼びだしてゴメン。今日だって…いつものように松浦と一緒に飲んでいるのは
薄々知っていたけれど。今夜の事は、オレに一言の断りもなく…当たり前の顔をして
飲みに行こうとしていただろ? それが凄くモヤモヤしちゃって…耐えられなくなっちゃった…。
本当に、ゴメンな…」

「えっ…?」

 克哉が弱々しい表情をしながら謝っていくと、本多は面喰ったような
顔になっていった。
 そんな事、今まで考えもしなかったというのが見て取れた。
 其れが余計に…克哉の心を暗いもにに変えていく。
 その顔を見られたくなくて、とっさに…街灯の下に煌々と照らされているにも
関わらず、本多に深い口づけをして…強い力でしがみついてしまった。

「…ゴメン、これがみっともないヤキモチだって判っているんだ…。
けど、松浦と再会してから…本多、オレと一緒に過ごしてくれる時間が激減したし、
話す内容もバレーボールと松浦と、今のチームの仲間たちの事ばかりで…
そういったものに、本多を取られてしまうような気がして…寂しかったんだ。
其れで衝動的にこんな真似してしまった。…こんな情けない奴で、
本当に…ゴメン、な…」

 薄らと涙を浮かべていきながら、切々と胸の内を語っていく。
 今まで物判りの良い顔をして、何も文句を言わないようにしていた。
 バレーボールの事も仲間の事も、松浦の事も本多にとってはとても大切なものだと
判っていたから…それらに時間を取られる事になっても仕方ないんだって、
納得しようとしていた。
 けれど…日曜日を試合や練習で取られてしまう事は我慢できる。
 だが、自分以外の男と毎週のように二人で会って飲む事だけは…もう
我慢できそうになかった。
 男同士の恋愛が特殊なものだって判っている。
 こんな邪推をしている自分がおかしいんじゃないかって思う部分もある。
 けれど三カ月、ずっと我慢して…克哉はもう限界を迎えていた。
 だから泣きながら、急に呼びだしてしまった事を謝っていった。

「…こっちこそ、ゴメンな。俺が宏明と過ごしたり…バレーに熱中する事で
克哉をそんな風に傷ついていたなんて…今まで、気づいてなかったよ…」

「ううん、本多が謝る事じゃない。オレが…悪いんだよ…」

 そうしてお互いに謝りあっていきながら、抱きあっていく。
 街灯に自分達の姿がくっきりと映し出されている事に気づかぬまま…
二人の世界を作り出して、周りのものは見えなくなっていった。
 其れが…大きな災厄を後に招く結果になるとは気づかずに…。

「いや、俺はお前の恋人だからな…。可愛い恋人をこんな風に寂しい思いを
させちまったのは反省しないといけないな…。今夜、これから時間あるか?」

「うん、あるよ…。だってオレにとっては…本多よりも優先する事なんて
ないからさ…」

「全く、可愛い事を言うな。判ったよ…。それじゃあ今から俺の家に来いよ…。
久しぶりに金曜日の夜を一緒に過ごそうぜ…」

「うん、ありがとう…」

 そうしてようやく、克哉は心からの笑顔を浮かべていき…本多はそんな
恋人の肩をしっかりと抱きしめながら、自宅の方に向かっていた。
 この時、二人はお互いしか見えない状態になっていた。
 だから…物陰に、本多を全力で追いかけていた松浦がいた事も…
自分達のこの日のやりとりを一部始終見ていた事も全然気付かなかった。

 そしてこの日以降、本多は松浦と二人で一緒に飲みに行く事もなく…
日曜日も、克哉と過ごす事を優先するようになった。
 水面下で、大きな流れが生まれていた事に気づかず…克哉はただ、
本多の目がまた自分だけを映すようになった事に満足して、
それ以外の事から目を逸らそうとしていた。

―そしてその日から一カ月後、あの大事件が起こったのだった―
※この話は記憶を一部欠落した状態で生活している設定の
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―オレは、お前を選ぶよ…。もう、本多の手を取る資格はないから…

 泣きそうな顔をしながら、克哉がそう告げていく。
 うっすらと透明な涙が瞳に浮かんで、宝石のように輝いていた。
 克哉が縋るように、眼鏡の方に指先を伸ばしていく。
 それをそっと握っていってやりながら…続きの言葉に耳を傾けていった。

「そう、か…」

 眼鏡は安堵を覚えつつも、克哉の言い回しに複雑な気持ちも
同時に抱いていた。
 資格がない、という言葉に…強い引っかかりを覚えていく。

(もしかして…あいつは、あの日の事をはっきりと思い出してしまったのか…?)

 そう危惧した瞬間、その疑問を肯定する言葉が克哉の口から零れていった。

「だって…本多はあんなに、松浦と仲直りが出来た事を喜んでいたのに…
オレの嫉妬から出た行動のせいで、全てが壊れてしまって…二年以上も
昏睡状態にさせてしまったんだよ? そんなオレが…どうして、あいつの
傍にいられるんだよ…」

「…そうか、お前は其処まで思い出したのか…」

「うん、本多もMr.Rも繰り返し…その事は忘れろ、と言ってくれて
いたけれど…其れは、オレが犯してしまった過ちだから。
そしてしまいにはその罪悪感に耐えられなくて…消えてしまいたくなって、
死にたくなって、其れに本多を巻きこもうとした…。そんなオレに、
どうしてそれ以上…傍にいたいと言う資格があるんだよ…」

「………」

 克哉は、殆どの記憶を思い出したのだろう。
 そして事の詳細を全て辿れば、自分が原因であの事件が起こった事を…
その事で二年以上、自分を責め続けて心が弱り切っていたからこそ…
耐えきれず、本多を巻き込んで心中しようとするまで…追い詰められてしまった。
 眼鏡は、知っている。
 克哉の内側に存在する彼だからこそ、どれだけ克哉がその事で罪悪感を
抱き続けていたか、苦悩していたかを。
 …だから、土壇場でどちらの件でも自分は介入してしまった。
 こんな面倒な事は沢山だ、と思う気持ちもあったけれど…結局、克哉は
自分にとっては鏡の裏のような存在で。
 
―見てられなくて、放っておけなかった…

 結局、その気持ちが勝って…こんな酔狂な真似さえしてしまったのだ。
 泣いてベッドの上に横たわっている克哉を上から覆いかぶさるようにして
抱き締めていってやる。
 そして、静かな声でこう告げていった。
 
「もう良い…それ以上、自分を責めるな。俺だけは…お前がどれだけその一件で
苦しんでいたか、自分を責め続けていたか知っているから…」

「ふっ…うううっ…」

 けれど、その労わりの言葉を聞くと同時に…克哉の双眸からは更に
大量の涙が、堰を切ったように溢れてくる。
 ずっと胸の底に抱えていた罪悪感や、痛みを洗い流して浄化する為に…
ただ、子供のように克哉は泣きじゃくっていった。

「ゴメン、今は…泣かせてくれよ…。涙が、止まらないんだ…」

「…仕方ない。もう少し我慢しておいてやる…」

「…うん、ありがとう…」

 そうして眼鏡の胸に額を擦りつけていきながら、礼を告げて…
嗚咽を殺して、泣き続ける。
 きっと…こうやって誰かに頼って甘える事が出来れば、克哉は心中未遂の方の
事件は起こさなかったのかも知れない。
 けれど元々、人付き合いが苦手な方の克哉には…そうやって甘えられる存在は
本多以外に存在せず、その唯一の相手が二年間も植物人間状態になってしまって
いた事で…追い詰められてしまったのだ。
 労わるように、克哉の身体をベッドから上半身だけ起こさせるようにして…
ポンポンと背中を叩いていってやる。

「…この三カ月で、お前のお守はもう慣れた…」

「そう、だね…。オレはずっと…記憶を失っている間…お前に甘えてばかりだった…。
けど、その時間があったから…オレは、救われたんだ…。本当にありがとう…」

 そうやりとりをしている間に、世界が淡く輝き始めていく。 
 少しずつ、周りの景色が輪郭を失い…光に溶けていくようだった。

(夢の終わりを迎えているんだな…)

 眼鏡は、そう悟った。
 恐らく克哉の方も…其れを感じている事だろう。
 だが、最後にこれだけは聞いておかなければならなかった。
 本多の方を自分は選ぶ資格がない…という理由だけで選ばれたのは
どうしても納得いかなかったから。
 この不思議な世界が終る間際、眼鏡はそっと問いかけていく。

「…最後に一つ聞く。お前は、俺の事をどう思っているんだ…?」

「…大好き、だよ…。お前を選んだのは、それが一番の理由…」

「…判った、なら良い…」

 そうしてこのゆりかごのような世界が終る直前、光に包まれながら
二人はそっと口づけを交わし合っていく。
 そして…相手を見失わない為に、お互いに強く抱きあいながら…
夢の世界は静かに終焉を迎えていったのだった―

 とりあえず、現在原稿真っ最中の香坂です。
 会社で色々あって、ちょっと気持ちは疲れ気味ですが
ボチボチやっております。
 せっかくなのでうちの子自慢させて貰います。
 オレに癒しをくれ…って心境なので、自給自足です。
 
 最近、ラブプラスの彼女三人達と…ニンテンドー3DSで
うちのリブ(子犬)と、ミー&チビ(子猫)と遊んで心を
和ませている日々です。
 うちの飼い猫のアカチャンは生後一年近くを迎えたので
最近じゃすっかり大人になってしまい…一日一回は最低帰ってくるけど、
基本的にお外に出かけてあまり構ったり出来なくなったので、
もっぱら3DSのワンコとニャンコばかり撫で撫でしています。
 一日10分程度、ご飯と水をあげて…ブラッシングをしてあげる程度に
なっている事が多いですが、それだけの時間でも結構心は和みます。
  女なのにラブプラスやるなってツッコミ受けそうですが…元々ギャルゲーの
類は結構好きだし、口説いたり…プレゼントをあれこれ考えるとか、
そういう類の事が好きなタイプなので、結構楽しめるんですよ。

 何て言うか友人と出かける時に、ちょっとした贈り物を用意したり…
相手の好みを考慮して店を決めたり、探したりするのが好きな性分しているので。
  …まあ、思考回路が男性っぽい部分があるので、その辺に起因しているなと
いう自覚ありますけど(苦笑)

 んで、今日はうちのわんことにゃんこの写真をちょっと公開~。

 まず、一匹目はリブ。シベリアンハスキーのオスです。





 二匹目がミー。猫のスタンダートのメス猫(ちょっと太め)です。





 三匹目がチビ、スタンダートのオス猫(普通体型)です。



 三匹とも、可愛く撮れているのを一枚ずつチョイスしました。
 リブは昔じいちゃん家が飼っていた犬をモデルに。
 ミ―は今年亡くなった、じいさんが長年飼っていた猫。
 チビは今、自宅で飼っているアカチャンという猫の兄弟で…
大人になったのをキッカケに野生に戻った子をモデルに
しています。
  
 DS版のニンテンドックスでは兄弟同然に育ったチワワを
飼っていたんですが…3DS版だと、チワワが微妙に可愛くないので
シベリアンハスキーを飼う事にしました。
 後、現在の香坂は犬よりも猫の方が愛着があるので…
猫の割合が非常に高くなっております。
(つか、猫の方が好きなので)

 本物の猫に触れたくなったら、アカチャンを撫で撫でするんですが…
最近、大人の猫になったせいか5分か10分程度構うと恥ずかしそうに
コソコソ逃げるようになったのでちょっとさびしい。
 それでも生身の猫も身近にいる事で癒されている部分も
あるんですけどね。
 香坂の近況はこんな感じです。
 猫ってやっぱり可愛いよね…(ホワワン)
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プロフィール
HN:
香坂
性別:
女性
職業:
派遣社員
趣味:
小説書く事。マッサージ。ゲームを遊ぶ事
自己紹介:
 鬼畜眼鏡にハマり込みました。
 当面は、一日一話ぐらいのペースで
小説を書いていく予定。
 とりあえず読んでくれる人がいるのを
励みに頑張っていきますので宜しくです。
一応2月1日生まれのみずがめ座のB型。相性の判断辺りにでもどうぞv(待てぃ)

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